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  • 建部神社のケヤキ

    今日の酒田は朝は天気が良かったんですが、早い時間から曇り始め、午後には雨が降り出しました。そんな中、旧余目町(現在は庄内町)の沢新田という集落の建部神社にあるケヤキの巨木を見に行ってきました沢新田は周囲を水田に囲まれた80軒ほどの暮らす集落で、建部神社は集落内の細い通りの奥にあります鳥居の右側に御神木の大ケヤキが見えます結構な高さまでまっすぐ立ち上がっているのが印象的です案内板がありました。樹齢350年というと江戸前期ですね指定記念物の杭が根元にありましたこの角度が一番大きさが伝わるでしょうか建部神社の本殿ですこの神社には他にも大きなケヤキの木があり、御神木と参道を挟んで反対側のケヤキも結構な大きさです境内の裏手にも大きなケヤキがあるんですが、雨が強くなったのでうまく撮れませんでした神社の境内にケヤキの巨...建部神社のケヤキ

  • 傾城壇の一本杉

    先日紹介した「石動神社の大スギ」は新庄市で一番大きな杉でしたが、石動神社から車で数分の水田地帯に「傾城壇の一本杉」という変わった名前の杉がポツンと立っています。天気が良くない日だったのでイマイチですが、道路から少し離れた水田地帯の横の畑の中に立っています幹回りは5m強、高さもそれ程ではありませんが、ロケーションがいかにも「一本杉」にふさわしいとは言えますまわりがさえぎるもののない平地の水田地帯ゆえに絵になる杉であるのは確かですさて、「傾城壇」とは何でありましょうか?「傾城」とは、歌舞伎では最高位にいる遊女のようですし、「傾国・傾城の美女」といえば楊貴妃を思い浮かべますこの地方の言い伝えによると、京の遊女(傾城)が愛しい男を追いかけてきたが、その思いは男には届かず命を絶った。その傾城をこの場所に弔ったのが、...傾城壇の一本杉

  • 羽黒山の宿坊街 ➁

    今日の酒田は最高気温が28度で、天気予報では曇りだったんですが、日中は晴れて良い天気になったので前回紹介できなかった羽黒山の宿坊街を歩いてきました。まずは丸い窓が印象的な「善蔵坊」です続いては最大150名も宿泊できる「奥井坊」こちらは宿坊ではなく「出羽三山教本部」だそうです170名も宿泊できる「宮田坊」敷地内に大きな鳥居がありますが、奥の建物は「三山宮」?でしょうか宿坊街について書かれた案内板隣にある精進料理についての案内板宿坊街の途中に正善院の本堂と重要文化財の黄金堂があります本堂重要文化財の「黄金堂」山門には沢山の草鞋がぶら下がっていました黄金堂についての案内板です山門の道路を挟んで反対側にはこんな建物があります「羽黒山修験道總本部」だそうです宿坊に戻って、茅葺屋根が印象的な「太田坊」檀家専門で70名...羽黒山の宿坊街➁

  • 石動神社の親スギ

    今日の酒田は最高気温が27度ほどで朝は雨が降っていたんですが、午後からは曇りの天気でした天気はイマイチでしたが、とりあえず何処かへ行こうということで、7月の大雨で未だに片側交互通行(高屋駅付近)の国道47号線を通って新庄へ行って来ました。酒田は曇りだったんですが、庄内町の狩川あたりから雨になり、どうしようかと思ったんですがせっかく一時間ほどかけてきたので、目的地へ行ってみることにしました。さて、新庄市の北部にある萩野地区にある「石動(いするぎ)神社」には新庄市で一番大きな杉があります。神社の方から見ていますが、この神社へ向かう道路には立派な鳥居があります石動神社は大きな神社ではありませんが、歴史のある神社のようで、参道にも大きな杉があります案内板がありましたこちらは参道にあるスギですが、結構な巨木です参道...石動神社の親スギ

  • 福地神社のハルニレ

    先日、羽黒山の宿坊街を訪ねた折、さほど遠くない場所にハルニレの巨木があるのを思い出し、ちょっと寄ってみました。ハルニレというのは何のことはない楡の木のようで、日本全国で見られる普通の樹木ということでした福地神社は旧羽黒町((現在は鶴岡市))にある神社で、ちかくには「あねちゃの店」という産直があります以前に同じハルニレで三川町の天然記念物に指定されている「青山神社のハルニレ」を紹介しましたが一見した印象では明らかにこのハルニレの方が巨木であるように感じられます福地神社の御神木ということですが、細い幹が何本も集まったような独特の形状も印象的です根に近い部分ですが、幹回りは5.7m程で、青山神社のハルニレと同じくらいでしょうかハルニレの場合、杉やケヤキのように10mを超える巨木はないようで、このサイズはかなりな...福地神社のハルニレ

  • 羽黒山の宿坊街

    今日の酒田は最高気温が34度と、えらく暑い一日でしたが、せっかく天気が良いので、羽黒山まで足を延ばしてみました。羽黒山の近くには「手向宿坊街」と呼ばれる宿坊が沢山集まった通りがあるんですが今回は随神門から比較的近い場所にある宿坊だけ紹介したいと思います。ここが羽黒山の入口でありまして、すぐの所に随神門があります以前も紹介しましたが、随神門の前には杉の巨木「夫婦杉」があります二本の杉の合体木のようにも見えますが・・・入口の鳥居の前の通りを右へ行くと茅葺屋根が印象的な「神林勝金」がありますこの佇まいは他にはない魅力なのは確かですここの斜め向かいには「いでは記念館」がありますが、今回はパスして反対方向へ戻ります山門の一番近くにある宿坊「大江坊」です大江坊の前の通りを北へ進んでいくと、通りの両側にいくつも宿坊があ...羽黒山の宿坊街

  • 白山島へ行く

    今日の酒田は最高気温が35度を超え、恐らく今年一番の暑さだったように思いますが明日以降は天気の良くない日が続きそうだったので、思い切って鶴岡市由良にある「白山島」へ出掛けてみました。由良漁港と白山島です由良漁港の説明板がありました数日前の海水浴シーズンまでは有料だった駐車場に車を置き、歩いていくと白山島は横から見ると「亀」か「ひょっこりひょうたん島」のような形をしています砂浜に建てられて鳥居から白山島へ赤い橋が架けられていますこの景観から「東北の江の島」と呼ばれているとかいないとか・・・ちなみに「白山島」は周囲が436m、高さが70mの小島で、島へ向かう白山橋は170mほどです日本の渚100選に選ばれていますので、水はとても綺麗です向こうに見えるのは由良温泉のホテル八乙女です橋を渡り終えると釣り堀がありま...白山島へ行く

  • 新着伊万里(吹墨色絵菊文五寸皿)

    しばらくぶりで伊万里を入手しましたので紹介したいと思います「吹墨色絵菊文五寸皿」比較的作例の少ない中期((享保あたり?)の吹墨色絵の五寸皿です吹墨が特に好きと言う訳ではないんですが、この品は一見した時点で「ぜひ入手せねば」と感じた品です。見込み部分には大きな菊文が金彩と緑だけで絵付けされており、この組み合わせもあまり見かけないように感じます落款は比較的上手が多い「大明萬暦年製」で、裏面には表に使われていない赤が使われています惜しむらくは裏面が部分的に甘手ではあるんですが、それが故に安く入手できたというのも現実です。以前に書いた「吹墨の伊万里」を見ると判るように、今回の品はウチにとって四枚目の吹墨皿ですが今回の品と同様の色絵の品は、落款も同じ「大明萬暦年製」であることを思うとこの小皿も同じ窯で似たような時代...新着伊万里(吹墨色絵菊文五寸皿)

  • 藤井ひまわり畑

    今日の酒田は最高気温が30度ほどで、この時期らしい良い天気でしたそこで、毎年行っている遊佐町白井新田の藤井地区にある「藤井ひまわり畑」へ行って来ました。実は10日ほど前に一度行ってみたんですが、その時は全く咲いておらず、「今年は遅いのかな・・・」と思っていたんですがネットの情報で、そろそろ満開とあったので、早速行ってみた次第です。今年はあまり背の高くならない品種に替えたらしいですまさに今が満開という状況でした以下、同じような画像が続きますが、青空とヒマワリの組み合わせはまさに「夏」という感じがします今年は今までになく良いタイミングで訪れることができましたここのひまわり畑は上下二段に分けて植えてあり、こちらは下段です花の数は例年より随分と多いように感じますが、気のせいでしょうか・・・青空をバックにずっと向こ...藤井ひまわり畑

  • 立谷沢の砂防堰堤

    今日の酒田は最高気温が34度とかなり暑い一日でしたが、とりあえず良い天気でしたそんな中、どこか涼しい雰囲気の場所はないかと思い、以前から気になっていた庄内町立谷沢(旧立川町立谷沢)の砂防堰堤に行くことにしました。「砂防堰堤」というのは調べたところ、「河川に設置されるダムの一種。特に土石流による土砂災害被害の軽減や河床の過度な洗堀を防止することを目的として設置されるダムである」と書いてありました。立谷沢地区にはいくつか砂防堰堤がありますが、↓が玉川第六砂防堰堤です近くへ行ってみるとこんな感じですこの時期なので水量は多くないようです白糸のような水が涼し気ではありますこの堰堤の両端には「龍神」が描かれています龍神信仰について説明板がありました小さいので見づらいですが、龍神信仰の説明部分だけ切り取ってみましたこの...立谷沢の砂防堰堤

  • 墓掃除

    東北地方は明日から台風が接近(通過?)することで荒れた天気になるということなので例年は13日の早朝に行っている墓掃除を早めに済ませてきました。我が家のお墓は歩いて5分もかからない場所にあるんですが、墓地へ向かう道の途中のお宅に百日紅が咲いていました。こちらは夾竹桃でしょうか(良く知らない・・・)さて、墓地へ向かう坂道の横にあるこの木が重要ですこれはエノキらしいですが、この木には↓のような小さな実がなります(画像は借り物です)この木が何故重要かというと、ワタシが子供の頃、この実を細い竹に詰めて飛ばす「いのみ鉄砲」というのを作って遊んだんでありますネットで調べると、どうやら「えのみ鉄砲」というのが正式な名前のようで恐らくある時代までは全国的に行われていた遊びと推測されます。ワタシの子供時代は、年長の子供が年下...墓掃除

  • 月山高原ひまわり畑

    今日の酒田は最高気温が32度で天気も良く、まさに真夏の一日でしたそんな中、旧羽黒町(現在は鶴岡市)の「月山高原ひまわり畑」が明日オープンするというの情報をゲットしたのでとりあえず一日早く行ってみました。こんな感じで準備万端整っておりました上の画像ではスケール感が伝わりませんが、相当な本数のひまわりが植えてありますここは高原というだけあって、標高は300m以上ありますので、眺望が良いのは言うまでもありません良い景色です青空とひまわり、まさに夏ですひまわり畑はここからさらに進んだ月山高原牧場(牛さんがいました)の先にもありますがこちらはまだこれからのようでしたとは言え、このあたりは北海道のような気持ちの良い景色が広がっています見頃はお盆過ぎあたりのようですが、人出の少ないうちに堪能することができました。月山高原ひまわり畑

  • 元滝伏流水2024

    今日の酒田は最高気温が32~3度、まさに真夏の天気でしたが、毎年二回は行っている、にかほ市の「元滝伏流水」に今年はまだ一度も行っていなかったことを思い出し、日曜日で多少人出のあることを覚悟して出かけました。にかほ市も先月下旬に大雨が降ったんですが、そこは100%湧水(伏流水)なので一点の濁りもない澄んだ水が流れていますヒグラシの合唱する中、奥の方へ進みますさらに進むと霧のようなものがたちこめてきます水温がほぼ10度で一定しているのに対し、外気が30度以上ありますので、こんな感じになりますさらに進むと幻想的な風景が広がります一番奥の方の有名なスポットはこんな感じですこのあたりはとても涼しく、何時間でも居れそうですそんな中、女の子が二人今から50数年前にマッシュマッカーンというグループの「霧の中の二人」という...元滝伏流水2024

  • 夏本番

    酒田も梅雨明けし夏本番といった天気になっておりますとは言え、先月の大雨で八幡地区(真室川へ向かう青沢方面や玉簾の滝、さらには鳥海高原ラインも)で道路の崩落等により通行止めが出ておりさらに最上川沿いの国道47号線もあちらこちらで寸断という状況が続いており、遠出は不可能といった感じになっております。という訳で、鶴岡市の由良あたりから湯野浜にかけての海岸沿いを走ってきました。まずは由良の白山島近くの坂の画像ですが、今回の画像はすべてドライブレコーダーからの切り出しですので不鮮明ですドラレコの映像なので多少色の誇張が見られますが、海の青さが伝わるでしょうか海水浴シーズン以外は無料の駐車場ですが、この時期は有料となり、普通車は1000円だそうです奥に見えるのはもちろん鳥海山で、手間に見えるのは湯野浜温泉のホテル街で...夏本番

  • 百円札

    先日の大雨で山形県内はあちこちで道路が寸断されており、とても遠出できる状況ではありませんので昔のガラクタを整理していたら、昔懐かしい百円札が出てきました。この紙幣が発行されていたのは昭和28年から昭和49年までで、昭和32年以降は百円硬貨と併用されています。ちなみに、百円硬貨の変遷は以前にコチラで紹介しています百円札自体は現存数が多いということもあってか、古銭としての価値は低く、特殊な番号とか以外はさしたる値段はつかないとか。ワタシが子供の頃は普通に使われていた百円札ですが、同時代、やはり百円硬貨を使うケースが圧倒的に多く百円札を使った記憶はあまりないのは確かです。先日、新紙幣が発行されましたが、お国としてキャッシュレスを推進するために予算を使っている中新たな紙幣を発行するというのは矛盾しているように感じ...百円札

  • 酒田で大雨

    全国ニュースでも流れていますが、今日の酒田は大雨で大変なことになっていますウチのあたりは特に被害はないんですが、朝から市内各所で道路が冠水、さらに午後に入ると八幡地区で荒瀬川が氾濫さらに夕方には酒田市北部(ウチから4kmほど先)の日向川が氾濫との情報。一部のスーパーやショピングモールは営業を中止したとのことでした。会社の同僚で八幡地区に住んでいる人によると、隣家が浸水したとのことで、とりあえず避難所へ向かうことになったとか。山形県内は内陸部でも雨が降っていますので、最上川は明日以降さらに増水する可能性もあり現在は雨が上がっていますが、今後どうなるのか心配なところです。酒田で大雨

  • 新着古伊万里(染付山水文四方小皿)

    ヤフオクで時代のある小皿が出品されていましたので、こんな値段では落札できないだろうという値段で一度だけ入札したらなぜか落札できてしまいました。(少々傷物ではありますが)「染付山水文四方小皿」正保期によく見られるタイプの品で、近年はこのあたりの品も初期伊万里として売られている場合が多いですがワタシが伊万里に興味を持ち始めた頃は「前期藍九谷」などと呼ばれていました。縁文様も見込みの山水文も、この手の品に良く見られるものですので、特別な魅力はありませんが、間違いない品という印象はあります。惜しむらくは縁にいくつかホツが見られる点ですが、370年も前の品であることを思えばワタシ的には許容範囲ですこのタイプとしては珍しく高めの高台で、盛大に砂付きが見られます意外な見所が裏面でありまして、唐草文が大胆に絵付けされてい...新着古伊万里(染付山水文四方小皿)

  • さみだれ大堰

    今日の酒田は最高気温が32度と、えらく蒸し暑い日でありましたが、とりあえず近場で涼しそうに見える場所ということで庄内町の最上川にある「さみだれ大堰」へ行ってみました。こんな感じの場所です洪水の防止と農業用水の安定的な供給を目的とした、全長200mを超える日本最大級のゴム堰だとか対岸の施設には実際に川を泳いでいる魚が見れる「フィッシュギャラリー」があるんですが、残念ながら閉鎖中でした施設のある側は酒田市ですが、大堰は庄内町ということのようです梅雨時なので水量はかなり多いようです深さがどれくらいあるのかは判りませんが、この流れに落ちたら・・・上流側です最上川の横を国道47号線が続いており、戸沢村を経て新庄へ続きます下流側、河口のある酒田へと流れて行きます気分だけは多少涼しくなりましたさみだれ大堰

  • 踊る菩薩

    酒田はこのところ梅雨時らしい天気で、昨日の午前中はかなりの雨で一部で道路も冠水というひどい天気でしたそんな訳で出かけるには向かない天気でしたので、とりあえず本を読んで過ごすことにしました。「踊る菩薩/一条さゆりとその時代」という作品で、昭和30年代~40年代前半に「ストリップの女王」と呼ばれた一条さゆりさんの評伝です。ワタシは普通の小説よりもこういった実在の人物の評伝や伝記物が好きなのでとても興味深く読めたんですがワタシの世代では一条さゆりさんについては名前しか知らない(彼女が猥褻関連の裁判で話題になったころは中学生)というのが現実ですが、この作品では彼女の人生を追いながら、その時代に起きた出来事も交えて描いています。ストリップの世界では警察の手入れで逮捕されることは日常茶飯事だったようで、ほとんど罰金を...踊る菩薩

  • 勝地の大スギ

    今日の酒田は曇りがちで最高気温が30度ほどあり今一つな天気でしたが、先週から計画していた旧櫛引町(現在は鶴岡市)にある「勝地の大スギ」を見に行ってきました。大スギだけにそこらの道路沿いにある訳ではなく、こんな感じの林道の先にありますしばらく進むと、右側に他の植林された杉とは明らかに違った異形の杉が見えて来ます昭和57年に当時の櫛引町の天然記念物に指定されています以前に紹介した皇壇スギのような圧倒的な異形ではありませんが、それでも普通のスギとは全く違った姿をしています樹齢400年、幹回り8mを超える立派な巨木です根に近い部分ですが、さすがに存在感があります上の方はこんな感じですずっと前からこの森の主として君臨していたんでありましょうか走行しやすい林道ですが、何せUターンできる場所がありませんので、今回は30...勝地の大スギ

  • 上郷温水路群

    今日の酒田は曇りで気温は27~8度でした。とりあえず雨の心配はなそうだったので、久々に県境を越えて秋田県方面へと向かいました目的地である「上郷温水路群」へ向かう途中に「栗山池公園」へ寄ったところアジサイが結構咲いていましたが、やはりこの時期はネムの木の花が目立ちますアジサイとネムの木珍しい花ではありませんが、特徴的な形の花であることは確かですね数キロ先の上郷地区へ向かうと、58号線沿いに温水路群についての案内板がありました案内板のあるすぐ横にある温水路ですとても綺麗な水ですが、その温度の低さ故に考案されたのが温水路ですもう少し進むと反対側にも温水路が現われますこの道をさらに進むと、ワタシが大好きな獅子ヶ鼻湿原にたどり着きますが今回は時間的に無理なのでパスしました帰りに途中の交差点から左に入ると、ここにも温...上郷温水路群

  • 柳久瀬皇太神社の大銀杏

    梅雨時なので思うように出掛けることができませんが、梅雨の晴れ間を見て旧藤島町(現在は鶴岡市)の柳久瀬地区にある「柳久瀬皇太神社の大銀杏」を見に行ってきました。集落の端にある神社は大正十三年の建立のようです鳥居に向って左側に案内板がありました目通り(地上1.2mの幹回り)が5.72mなので、先日紹介した「砂川の乳銀杏」のようなサイズではありません社殿の後ろに大きな木があるのが見えます画像ではイマイチ伝わりませんが、かなりの巨木であることは確かですこの角度だと社殿との対比でスケール感が伝わるでしょうか上の枝分かれしている部分を見ると、乳根が見られますちなみにこの大銀杏は雌株のようで、秋には銀杏がなるとのことです。神社のすぐ裏を藤島川が流れており、川の反対側は旧羽黒町になります。柳久瀬皇太神社の大銀杏

  • 土門拳記念館のアジサイ(7月5日)

    金曜日に「暮坪の棚田」を見に行った帰りに土門拳記念館に寄ってアジサイを見てきました今シーズン3回目ですが、まだまだ楽しめるようでしたので、下手な画像を貼っておこうと思います。わりと上手く撮れた一枚、建物が水に映っているのがミソでしょうかアジサイの満開感はいいんですが、建物がうまく撮れません木がなければ良いポジションですが、どうやら露出オーバーか?以下は同じような画像が続きます印象的な色のアジサイですヤエタマアジサイも満開ですアジサイらしくない(?)アジサイこれもアジサイのイメージとは違うような・・・今週はずっと曇り~雨といった予報なので、今年のアジサイは今回で打ち止めといった感じです。土門拳記念館のアジサイ(7月5日)

  • 暮坪の棚田へ行く

    今日の酒田は最高気温が30度、曇りで時折陽が差すといった天気でしたがここしばらくは梅雨空が続きそうなので、以前から行こうと思っていた、旧温海町(現在は鶴岡市)の「暮坪の棚田」へ行ってみました。まずはこの地区にある奇岩「立岩」です国道7号線沿いにあるので、とても目立ちます近くの道路わきにはこんな奇岩も棚田は平地にあるわけではないので、当然のように山道を登ることになりますがまずはこのトンネルをくぐりますトンネルの入り口の案内板がありました車でも行けるようですが、恐らく軽乗用車1台しか通れない道で、対向車はこないと思われますが来た場合は恐怖を味わいそうなので、とりあえず歩くことにしました。↓のような道をしばらく上ります登り坂を20分ほど歩くと書いてあったんですが、そこを15分で登ったら途中で息切れが・・・途中で...暮坪の棚田へ行く

  • 鳥海高原ライン

    今日の酒田は最高気温が30度近くで曇っていました雨は降らないようだったので、ふと思いつき、鳥海高原ラインを走ってみました(鳥海高原ラインはイヌワシの生息環境を守るため除雪しないようです)まずは登り口から少し進んだ場所ですが、暖冬だったとは言え2200mを超える山ですのでまだ雪があります振り返ると山並が途中にある鶴間池、モリアオガエルがの繫殖地としても有名ですあちらこちらにこんな花が咲いていますが、植物には疎いワタシには判りませんピンク色の花も咲いています拡大するとこんな感じです花の向こうに雪を抱く山が終点(標高1200m)から見るとこんな感じです終点の少し下の場所にはニッコウキスゲが咲いていましたニッコウキスゲの後ろには雪渓が群落に入って撮影する訳にはいきませんので、道路の近くの藪に咲いていた一輪のニッコ...鳥海高原ライン

  • 皇壇スギ

    前回はマツとは思えない真っすぐに成長したアカマツを紹介しましたが今回はスギとは思えない枝ぶりのスギを紹介します。以前に紹介した旧朝日村大網(現在は鶴岡市)の古刹、大日坊の境内にある巨木です。大日坊の境内といっても、地図で見るとお寺の本堂から数百メートル先の山中にあることが判ります以前にこのお寺を訪れた時に住職から聞いた話では、以前はもっと山の上の方にお寺の本堂があったのだが昭和11年に発生した地滑り(この辺りは地滑り多発地帯だとか)で、現在の場所に移ったということでした。お寺の前を通り過ぎて山道を少し上り右へ曲がると、案内表示がありました確かに大日坊境内と表示されています。ここからさらに徒歩で山道を行きます。こんな感じの道を進みますが、さすがにクマさんが怖いのでラジオを流しながら進みますすると開けた場所が...皇壇スギ

  • 三栗屋のアカマツ

    山形県もついに梅雨入りしましたので、巨木を求めてあちこち行くには不向きな時期になりましたがとりあえず先日訪れた旧朝日村(現在は鶴岡市)の「三栗屋のアカマツ」を紹介します。国道112号線を左に入ると、梵字川にかかる三栗屋橋の横にひときわ高い木が生えています幹回りは4m程ですが、アカマツとしては大きな木のようですアカマツの後ろの方に神社が見えますスラりと伸びた赤い樹皮が印象的です実はこの神社が建っているのは絶壁の上で、橋の上からのぞくとこんな景色が広がっています(下流側)昔、三栗屋橋はこの梵字側峡谷の下に架かっていたようで、往来が極めて大変だったので戦後に現在の場所に橋が架かったということのようです。川向うの集落へ行くために崖を河原まで下りて橋を渡り、再び崖を登る・・・昔の人の苦労がしのばれます。↑は上流側の...三栗屋のアカマツ

  • 土門拳記念館のアジサイ(今日の状況)

    今日の酒田は最高気温が30度を超え暑い一日でしたが、夕方に土門拳記念館のアジサイの様子を見てきました同じような画像が続きますが、とりあえずご覧くださいかなり咲いてきています陽当たりの良い所は七~八分咲きといった感じでしょうか品種によってズレはあるのかも知れませんが、そこそこ楽しめるところまで咲いたようですこのあたりは満開?こんなアジサイもあります満開になったら見ごたえがありそうですこれもアジサイなんでしょうか?今年は菖蒲はアカんようです酒田は日曜日以後3~4日は曇り時々雨の予報なので、やはり見頃は来週末かも知れません。土門拳記念館のアジサイ(今日の状況)

  • 新着古伊万里

    かなり久しぶりに古伊万里を買いましたなんのことはない、安かったので購入したというのが理由で、良し品はあっても高いので、この品に落ち着いたということだったりします。「色絵椿文うがい碗」直径15cmほどの典型的なサイズのうがい碗で、個人的に椿文が好きなのも購入理由かも知れませんあまり良い土は使われておらず、見た目よりも手取りが重いことから想像すると、中期の波佐見系の窯の品でしょうか見込み中央の周囲をよく見ると円周状の縞があり、明らかに重ね焼きされた量産品であることが判ります。うがい碗といえば国内需要のみだったと思われますが、中には色絵柿右衛門の素晴らしく上手の品も存在しますので(確かDr.k氏のコレクションにあったような)そういった品は皇族や貴族層で使われ、今回のような品は庶民に使われたんでありましょうか(根...新着古伊万里

  • 堂ノ下熊野神社参道のケヤキ

    庄内町狩川にある堂ノ下熊野神社の森については去年の秋に紹介しました今回はその時に紹介できなかった参道にある大きなケヤキの木を紹介したいと思います。なぜ同じタイミングで紹介できなかったか?、↓の地図をご覧ください中央上に「堂ノ下熊野神社」があり、中央下に参道の入口があります距離的には直線で300m程ですが、よく見るとその間に陸羽西線の線路があり昔は繋がっていた参道が鉄道の開通によって分断されたことが判ります。(踏切はないので、通り抜けられない)そんな歴史を辿った熊野神社の参道ですが、↓が入口です(横には普通の民家があります)熊野神社の由来が書いてありました参道へ入ると、赤い鳥居とその後ろにケヤキの木が見えます結構な巨木で、幹回りは6m近いようです結構な高さもあるようですいかんせんツタが目いっぱい絡まっている...堂ノ下熊野神社参道のケヤキ

  • 土門拳記念館のアジサイ(あまり咲いていません)

    今日の酒田は朝から曇りがちで、午後には雨になりましたとりあえず雨が降る前にということで、土門拳記念館のアジサイの様子を見に行ってみました。去年も6月16日に行っており、当時の画像を見ると間違いなく7割以上咲いているんですが今年はせいぜい1~2割しか咲いていません。暖冬の上に雨が少なかったということが考えられますが、去年とのあまりの違いに驚いたのは確かです以下同じような画像が続きますが、何分にも咲いているアジサイが少ないのでうまくいきませんアジサイではありませんが、こんな花も咲いていました(何の花でしょうか)ガクアジサイですねここは菖蒲もあるんですが、菖蒲も咲いているのはまばらで、見る影もありません最後に、マルバウツギと土門拳記念館ですマルバウツギは結構香りがしますので、「夏は来ぬ」の歌詞を思いしました。あ...土門拳記念館のアジサイ(あまり咲いていません)

  • 長倉(角川)の大杉へ行く

    今日の酒田は最高気温が26度ほどで、朝は曇っていましたが昼頃にはとても良い天気になりましたそこで以前から行こうと思っていた、「長倉(角川)の大杉」を見に行くことにしました。「長倉の大杉」はウチから一時間ちょっとの戸沢村の山深い場所にありますが、2017年には火野正平さんが「こころ旅」で訪れています一台だけ置ける駐車スペースがありますが、その横にはこんなのぼりが事前に調べてはいましたが、やはりちょっとビビりますのぼりの横の草の道を行くと案内板がありました樹齢1200年、期待が高まります坂道を少し上るとありました、「長倉の大杉」は想像を超える巨木ですまさに山の神の如く周囲を圧しています高さ5m付近から分岐していますが、基本的に杉らしく威風堂々と直立しています根に近い部分ですが、ロープを張ってある杭と比べると太...長倉(角川)の大杉へ行く

  • 砂川の乳銀杏

    乳根が発達していることから「乳銀杏」と呼ばれる庄内地方のイチョウは、今迄に庄内町の「三ヶ沢の乳銀杏」そして鶴岡市の「湯田川の乳銀杏」を紹介してきましたが今回紹介するのは旧朝日村(現在は鶴岡市)にある「砂川(すながわ)の乳銀杏」です。事前に場所はストリートビューで確認してはいましたが、道路から入る場所が判りにくいので、八幡神社の鳥居が目印です鳥居をくぐった右側にイチョウの巨木がありますとなりにある小屋と比べると、その大きさが判るでしょうか案内板がありました案内板に書かれているように山形県内のイチョウでは最大の巨木で、圧倒的な存在感です乳根も見事です上の方はこんな感じです正直なところ、今まで見たイチョウの巨木とは比較にならないほどの巨木という印象です(さすがに県下一の銀杏)ちなみに、八幡神社の境内の中にあるよ...砂川の乳銀杏

  • あつみ温泉

    前回紹介した「あつみ温泉バラ園」ですが、あつみ温泉と言えば山形県内でも人気の高い温泉地です今回は温泉に行ったわけではないんですが、とりあえず温泉街の一部だけ紹介したいと思います。無料の駐車場として利用できる「森林組合」のところに案内板がありましたまずは足湯で、「あんべ湯」と呼ばれていますが、なんと道路の真ん中にありますもう少し進むと温海川にかかる橋があり、橋から見るとこんな感じで涼し気です橋の向こうには、3つ星ホテルで日本の宿ランキングでいつも上位に入っている「萬国屋」があります(もう一本下流の橋から撮影しています)お客様をお出迎え中でした一本下流の橋の真ん中には飲泉所がありますが、今回はパスしました手前が萬国屋で奥が4つ星ホテルでこちらも日本の宿の上位の常連の「たちばなや」ですホテルの対岸はこんな感じで...あつみ温泉

  • あつみ温泉バラ園へ行く

    今日の酒田は最高気温が23~4度、曇っていたのでそれほど暑さは感じませんでしたそこで、6月1日から「バラまつり」が開催されている「あつみ温泉バラ園」まで一時間程かけて行って来ました蛇足ですが、山形県でバラ園というと、村山市(最上徳内の出身地です)の「東沢バラ公園」が有名なんですがウチからだと2時間近くかかるので、今回は近場にしてみました。無料の駐車場から10分程歩くとバラ園へ続く階段が見えて来ます案内板です入口です入口横のフェンスの色鮮やかな赤いバラ傾斜地を利用して階段状に植えてありますもう少し咲くとバラのトンネルになるんでありましょうか以下、似たような画像が続きますが、何せバラの品種までは覚えられませんでした定番の赤このバラ園には黄色系のバラは少ないようでした薄紫色の品の良いバラこれも定番の眩しい白バラ...あつみ温泉バラ園へ行く

  • 小国熊野神社の杉

    先日、木野俣熊野神社の杉の巨木群を紹介しましたが、そこから3~4km先にある小国集落にも立派な杉のある熊野神社があります鳥居の後ろに大きな杉が何本もあるのが判ります神社は山間の集落のはずれにあり、ここから先は民家がないようです。(未確認)鳥居に近づくと、参道の両側に立派な杉が生えているのが見えます中には結構な太さの杉も見られます参道の途中にある立派な杉さらに進むと拝殿に向う石段が見えてきますが、登り口の両側にある杉はかなり立派です熊さんは出ないらしいですが、時間的に熊さんの活動が盛んになる午後3時を過ぎていたのでとりあえず拝殿まで登るのはパスしました石段を登った左側の杉が一番太く、幹回りは7m近いようですこの小国という集落は、江戸中期に庄内から越後へ続く街道の重要な拠点で関所のある宿場町として栄えたという...小国熊野神社の杉

  • 松山歴史公園のスイレン

    今日の酒田は午前中から雨で、午後も降り続いておりましたが、2~3日前のローカルニュースで「松山歴史公園のスイレンが見頃」と放送されていたので、とりあえず行ってみました。ここはお城のお堀だった場所で、スイレンは昔から自生していたようです池の中がスイレンの花でいっぱい、という訳にはいきませんが200以上咲いているらしいです雨だったこともあり、天気の良い時より瑞々しく色鮮やかな感じがします花びらに雨のしずくが・・・咲いた時期の違いか、微妙に色が違います今年は暖かい日が続いたせいか、平年より一か月も早く開花したようですちなみに、2022年6月10日の様子は↓のような感じでした二年前とは違うデジカメで撮影しているのと、雨天なので色合いが違いますが・・・こちらは今年の様子ですついでながら、スマホでスイレンを撮影する美...松山歴史公園のスイレン

  • 木野俣熊野神社の杉

    今日の酒田は午前中は小雨だったんですが、午後には上がったので、旧温海町(現在は鶴岡市)の山間の集落にある「木野俣熊野神社の杉」を見に行ってきました。木野俣熊野神社は国道345号線沿いにあり、赤い鳥居が目印です案内板がありました案内板をよく見ないで登ったら急な階段が169段もあることに後から気付きました(結構キツい)一番下の方にある杉ですが、なかなかの大きさです「山五十川の玉杉」もそうでしたが、途中から階段が曲がっています鬱蒼とした中をさらに登りますようやっと本殿にたどり着きましたが、本殿の周りに杉の巨木が何本もありますいずれも存在感のある杉の巨木ばかりです多少枝打ちされていますが、今にも襲いかかってきそうな姿です本殿の向かい側の森の杉の巨木杉の本来の姿でありましょうか本殿に向って左側にあるスギも巨木です山...木野俣熊野神社の杉

  • 元禄柿右衛門と十二代柿右衛門

    ヤフオクを見ていたら、ウチにある元禄期の色絵柿右衛門(立派な傷物)と同じ図柄の十二代柿右衛門作品が出品されていたまずはヤフオクに出品されている十二代柿右衛門の作品です(画像は勝手に借りています)続いてはウチの傷物の元禄柿右衛門です明らかに同じデザインですが、現物を見て写したのか絵手本や図録のようなものから写したのかは判りません調べたところによると、十二代酒井田柿右衛門という人は1953年に江戸期から途絶えていた「濁白手」素地技術を復活させた人のようで、そういった意味では現代における柿右衛門の祖と言うべきかも知れません。画像だけでは判りにくいのは事実ですが、こうして見ていくと延宝~元禄期の技術がいかに優れていたかを感じざるを得ませんが、それを復活させた十二代もまた偉大だったということでしょうか。ちなみに、十...元禄柿右衛門と十二代柿右衛門

  • 酒田が舞台

    今日(5/27)と来週(6/3)の二週にわたり、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」の酒田編が放送されるようです。どんな内容かは判りませんが、ヒマな方は見ていただければと思います。酒田が舞台

  • 日本一の大柳(津谷の大ヤナギ)

    今日の酒田は最高気温が22度ほどで、日差しも強くなかったので、先週から計画していた「日本一の大柳」を見に出掛けました。日本一の大柳は先日紹介した「幻想の森」と同じく戸沢村にあるんですが、「幻想の森」は最上川の西側にあるのに対し「日本一の大柳」は最上川の東側(距離的にもそこそこ離れている)にあります。鮭川の土手の下にある田圃の端の方に立っています大柳の左の方にある建物は「金打坊地区簡易給水施設」です大柳の近くへ行ってみました北西の方向へ向かって傾いたいますが、幹の太さは柳とは思えません案内板がありました幹回り7.7mというのは杉やケヤキだとしても結構な巨木です旧環境庁の巨樹巨木調査で日本一と認められたことから「日本一の大柳」と命名されたようです幹の下の方の部分ですが、さすがに老木であることが判りますこんな感...日本一の大柳(津谷の大ヤナギ)

  • 初めて買った焼物の本

    昔買った本を見て、思えば今から30年ちょっと前には骨董や焼物には全く興味がなかったことを思い出しました。以前にもちょっと書いたかも知れませんが、骨董との出会いは30代になった頃、何の気なしに足を踏み入れた地元の一般向け骨董入札会でありました。今にして思えば、この入札会の会場が行きつけのパチンコ屋さんの近くだった、これが最大の理由だったかも知れません。その後、何故か焼物、中でも伊万里だけに対して興味が深まり、いつのまにか30年が経ったというのが現状ですさて、ワタシが初めて購入した焼物の本が↓の「やきもの蒐集入門」です(1990年初版)この書籍はやきもの全般について紹介されているので、思えばこの本で志野や安南、さらには天目茶碗といった知識を得たものでしたが、そんな中に伊万里もあった訳です。この書籍の最初の方に...初めて買った焼物の本

  • 岩神権現杉と岩神権現のクロベ

    今日は天気が良くかったので、大蔵村にある巨木「岩神権現杉と岩神権現のクロベ」を片道1時間ほどかけて見に行ってきました。山形県森林管理署が設置した表示板です多くの場合、巨木は単独で立っていることが多いですが、ここでは違った種類の巨木が並んで立っています書くまでもなく、左がスギで右がクロベの巨木です真ん中に別の低木が生えているので判りにくいですが、一本の木です裏側へ回ってみるとこんな感じで、一見すると二本の木に見えますが、一本の木のようですクロベの木としては日本有数の巨木であることから、林野庁の「森の巨人たち百選」に選ばれています続いては岩神権現杉ですこちらも樹齢800年、幹回り7mを超える堂々たる巨木です比較するものがないと大きさが伝わりませんが、標柱と比べると多少判るでしょうか岩神権現杉の表示板は薄くなっ...岩神権現杉と岩神権現のクロベ

  • 庭の花

    今日の酒田は午前中は雨と強風というひどい天気で、県内の一部では木が倒れたり屋根が剥がれたりといった被害が出たようですそれでも午後になると天気落ち着いてきたので、とりあえずウチの庭の花を撮ってみました。白のツツジは終わりかけていますが、ピンクは今が見頃のようです後ろに見えるエニシダも満開です下の方にはこんな花も咲いていました最後に、これはウチの花ではないんですが、真室川へ行った時に国道344号沿いの川縁で見かけた花ですウツギでしょうか?(植物はよく判らない・・・)庭の花

  • 幻想の森から土湯沢林道

    幻想の森から土湯沢林道先日行った戸沢村の「幻想の森」のスライドショーと、帰り道の「土湯沢林道」の走行動画です。新緑が眩しい時期ですが、何分にも林道ですので、それなりに揺れますBGMはJazzピアノのビル・エヴァンスとドン・フリードマンですが、イマイチ映像と合っていないかも知れません。幻想の森から土湯沢林道

  • 川上神社の藤の花と高坂の大カツラ

    今日の酒田は朝から曇りがちでしたが、夜には雨になるというので、旧八幡町(現在は酒田市)の川上神社の藤の花を見に行ってきました。この時期はあちらこちらで自然に咲いている藤の花を見ますが、この神社の藤はひときわ目立ちます。道路沿いにある小さな神社ですこの神社を覆うように藤の花が咲いています手前がパーキングエリアなので撮影するには便利です自生している藤とは言え、見事なものです青空なら良かったんですが・・・国道344号線(通称青沢越え)を進み真室川町へ入ると、高坂ダムへ行く道(現在は通行止め)の途中に大好きな巨木「高坂の大カツラ」があります幹回り16mを超える日本有数の巨木のひとつで、幹の周りにある細い枝のようなものは「ひこばえ」というもので根元や切り株から生えてくるようです。山形県には幹回り20mと言われる「権...川上神社の藤の花と高坂の大カツラ

  • 幻想の森へ行く

    今日の酒田は最高気温が20度程と過ごしやすく、しかも良い天気だったので、昨年から計画していた戸沢村にある「幻想の森」へ行くことにしました。「幻想の森」は何年か前のJR東日本のCM(吉永小百合さんが出演)で有名になった場所ですが何せ車が1台しか通れないデコボコの林道(土湯沢林道)を2.8kmほど走り標高260mあたりまで登るので乗用車でも行けるんですが、「根性」がいるのは確かです。で、平日なので対向車には出会わず、「幻想の森」の入口までたどり着きました掲示板ですここが入口ですが、すでに不思議な形の巨木が見えます右を見ても左を見ても不思議な形の杉の巨木ばかりですこんな形やこんな巨木も人間の手が触れないとは言え、自然の造形は不思議ですこんな感じでウッドチップの敷かれた道を行きますこの森で一番の巨木でこの森のシン...幻想の森へ行く

  • 藍九谷竹虎文皿

    ヤフオクを見ていたら、藍九谷の名品として図録には必ずと言っていいほど掲載されている「竹虎文皿」が出品されていました。この捻じり縁の超有名品はときどき出品されており、去年の9月に出品された時は70万円を超える高額で落札されていました。前回の品の真贋はともかく、今回の品は捻りが甘く、さらに絵柄が微妙に違い時代色が感じられないようには見えますちなみに、とても判りやすい写し物はコチラで確認できます。ワタシは17年前の東京ドームプリズム骨董祭でガラスケース越しにこの品の現物を見たことがありますが、70万円オーバーで落札された品の真贋はわかりません。(当時は300万円のプライスが付いていた)こちらの東京の一流業者のHPに掲載されている品は間違いなく本物ですが、古くより名品として知られた品ですので贋作や写し物が登場する...藍九谷竹虎文皿

  • 旧藤島町の藤の花

    今日の酒田は気温が27度くらいまで上がり、さすがに少々暑かったんですが、とりあえず近場ということで旧藤島町(現在は鶴岡市)の藤の花を見にいってきました。その旧町名からも判るように、この地域では藤の花を大切にしており、町内の体育館の周辺に藤棚があります。「ふじの花まつり」は来週のようですが、すでに結構咲いているとのことで、とりあえず行ってみた次第です。体育館前の通りの藤棚にはピンクの藤が咲いていました普通の藤もありますピンクの藤は枝垂れ桜のようにきれいです通りを渡ると体育館がありその敷地内に藤棚があります全体はこんな感じですここにもピンクに藤がありました見事な藤が沢山あります藤の回廊といった感じです藤の花と月山うまく撮れる場所がありませんでしたが、藤の花と遥か遠くに鳥海山ですさほど遠くないのに、藤の花の見頃...旧藤島町の藤の花

  • いこいの村チューリップ畑へ行く

    今日の酒田はすばらしく天気が良く、しかも最高気温は20度くらいという行楽日和でしたとは言え、連休中なのでどこへ行っても観光客が多いので、鶴岡市にある「いこいの村庄内」のチューリップ畑へ行ってみました。連休中ということで、家族連れやカップルが多数来場しておりましたチューリップの小径こんな感じで沢山のチューリップが植えられており、今が見頃です定番の赤いチューリップ黄色もたくさん咲いています小さな子供連れで色とりどりのチューリップを楽しんでいました花や植物には疎いワタシではありますが、綺麗なものであります紫色の八重咲のチューリップがひときわ目立っていましたアップにしてみましたこちらは赤いチューリップの八重咲こちらもアップにしてみました黄色の八重咲もありましたこのチューリップ畑の良い所は島状に植えることで、より多...いこいの村チューリップ畑へ行く

  • 骨董掘り出し人生

    「骨董掘り出し人生」は2007年に朝日新聞社から刊行された中島誠之助氏の自伝本です中島氏は骨董関係の著作を何冊も書いておられますが、個人的には「古伊万里染付入門」や「古伊万里赤絵入門」といった陶磁器関連の専門的な著作よりもエッセイとかの方が好きだったりします。この本では中島氏の半生が綴られていますが、一歳で両親を共に失くし養子に出され、裕福な養家で優しい養母に育てられたものの戦後になると裕福だった養家は没落、小学三年生だった中島氏は自らトラックに飛び乗り、父親の兄で骨董商をしていた叔父のところへ行きます。ちなみに養母はとても美しい人で、観世流の能をたしなむ人だったようですその後も紆余曲折のある人生を送りながら、骨董の世界で成功していくことになりますが特に幼少期から骨董商として独立するまでのエピソードは必見...骨董掘り出し人生

  • 近くを散歩

    今日の酒田はとても良い天気でしたとは言えGW中ということもあって、どこへ行っても混んでいそうなので、ウチの近くを散歩することにしました。思えば2月に骨折して以来、まとまった距離を歩いていなかったので、どれくらい復活しているか試す意味もありました。まずはウチの近くの坂を登って万里の松原へ向かいます。画像ではイマイチ伝わりませんが、この坂は結構急で長い坂ですリュウキュウツツジはまだ咲き始めでした遊歩道が整備されています山桜はさすがに終わっていましたが、八重桜は咲いていました万里の松原を適当に散歩しようと思っていたんですが、急遽変更して酒田北港緑地にある展望台を目指すことにしました。酒田北港は豪華客船も寄港しますが、近くにはセメント工場があります画像では伝わりませんが、かなり大きな建造物です緑地公園へ向かう道路...近くを散歩

  • 鳥海ブルーライン開通2024

    鳥海ブルーラインがGWを前に今日(26日)開通しました今年は初めて開通初日に走ってきましたので、とりあえず小野曽の桃源郷付近と標高1000m付近の大平山荘から鉾立駐車場までの走行動画をお楽しみください。小野曽の桃源郷は見頃を迎えていました。鉾立駐車場より天気は悪くないんですが、花曇りといった感じです上の方はまだ冬ですねにかほ高原の名物でもある風力発電の風車群もその先の日本海も、かすんで見えません鉾立駐車場では県外ナンバーの方から、にかほ市の「元滝伏流水」や遊佐町の「小野曽の桃源郷」の場所を尋ねられました。鳥海ブルーライン開通2024

  • 栗山池公園へ行く

    酒田周辺では桜は終わってしまいましたが、今日は天気が良かったので秋田方面ならまだ咲いているのではと思いにかほ市にある「栗山池公園」へ行って来ました。本当は同じにかほ市でもより北の方にある「勢至公園」へ行こうと思ったんですが、秋田県でも屈指の桜の名所ですので日曜日ということもあり結構な人出だろうと勝手に思い込み、ウチから30分そこらで行ける「栗山池公園」で我慢することにしました。駐車場入口の桜は満開でした枝垂れ桜も満開です淡いピンク色の花がきれいですこんな感じで池の周囲に桜が咲いています一周1.2kmほどの遊歩道が整備されており、公園の中にはゲートボール場がいくつもあります水面に桜この公園は桜と鳥海山を同時に撮影できるポイントなので、あちこち鳥海山を写せるポイントを探して撮影してみましたこのポイントは鳥海山...栗山池公園へ行く

  • 小野曽地区の花桃

    今日の酒田は小雨模様で最高気温も11度そこらという肌寒い天気でしたそんな中、先週から気になっていた遊佐町小野曽地区の民家にある枝垂れ桜の様子を見に行って来ました。ほぼ満開といった感じでしょうか裏側の通りからだとさらに良く見えます小野曽地区はこの時期、花桃のが一斉に咲き、誰が呼んだか「桃源郷」と呼ばれているようです鳥海ブルーラインへ向かう途中の道沿いの民家には必ずと言って良いほど、花桃の花が咲いていますピンクと白の花が一本の木に咲くタイプの花桃も多く見られますこの辺りはあくまでも私有地ではあります天気が良ければ真っすぐに鳥海山が見える有名なスポットですが、いかんせん天気に恵まれません以前に紹介した小野曽神社へ向かう道の角にある枝垂れ桜ですこのような景色がそこここにあります畑のそばにも美しい景色が・・・地域の...小野曽地区の花桃

  • 新着古伊万里(色絵くらわんか五寸皿)

    前回は小皿の図録を紹介しましたが、今回は伊万里の小皿を紹介したいと思います「色絵くらわんか五寸皿)色絵といっても緑と赤だけですが、この濃い発色の赤で絵付けされたインパクトのある図柄が印象的な品ですサイズのわりに手取りが重く、しかも灰色っぽい生地の品で、このあたりはいかにも、くらわんかといった感じで、お約束の釉剥ぎもみられます。それにしても何を描こうとしたのかは判らないものの、見込み中央に赤で書かれた勢いのある文様はかなりインパクトがあるのは確かです。この品の裏側を見ると、特長的な点として兜型の成形になっている点、そして高台内中央に渦巻き形の窯印(?)があるのが判ります色絵くらわんかとしては絵柄をも含め、珍しいタイプの品なのかも知れません。実はこの品の存在は20年以上前から知っており、↓の画像は「小さな蕾」...新着古伊万里(色絵くらわんか五寸皿)

  • 小皿・豆皿の図録

    ウチの伊万里は五寸サイズまでの小皿が圧倒的多数を占めますが、これは経済的な理由が大きいと言わざるを得ませんが世の中には小皿や豆皿の専門コレクターも居るようですし、小皿・豆皿を中心に扱う有名業者さんもあります。という訳で、ウチにある小皿・豆皿の図録を紹介したいと思います。一冊目は2002年に刊行された「小皿・豆皿・小鉢1000」です。監修しているのは、鑑定団でもお馴染みの中島由美さんで、文様の種類ごとに整理されており、なかなか良い図録です1000も掲載されている割にはウチにある品は2つしか掲載されておらず鍋島の竹笹文皿そして、帆立貝形皿だけでしたこの他では、別冊太陽にも「小皿豆皿1000」という図録があり、こちらは1995年の刊行です伊万里以外の品も掲載されていますが、こちらは大橋康二氏が「小皿に見る伊万里...小皿・豆皿の図録

  • 庭の花

    酒田周辺では桜が満開なので、見事な枝垂れ桜の木がある遊佐町の民家の近くへ行ってみましたがさすがにまだ咲いておらず、あと10日くらいかかりそうな感じでした。↓の画像は去年の4月16日のものですので、やはり3月が寒かったので少し遅れているようです。という訳で、ウチの庭に咲いている花と隣家に咲いている花の画像を貼っておきますまずはウチに咲いているツツジ(?)の花です続いては隣家に咲いている木瓜の花ですが、思えば去年の今頃、普通なら飛んでいるはずのない黒い蝶を見たのがこの花でした。庭の花

  • 桜点描

    今日の酒田は最高気温が19度ほどでとても良い天気でしたそこで桜の名所を三か所ばかり巡ってみました。まずは、毎年行っているのに満開の時期にあたったことがない遊佐町の名所「中山河川公園」です2~3日前に開花宣言が出たばかりなので、予想はしていたものの、やはり三分咲き程度でした今年はいつもより満開までの時間が遅いとかとは言え、雄大な鳥海山をバックに桜が見れる絶好のスポットなのは確かです橋の向こう側は少しだけ開花が早いようです続いては遊佐町の中心部を流れる八ツ面川河畔の桜ですこちらは中山河川公園と違いすでに八分咲き~満開といった感じです左の白い建物はフルーツサンドが有名な「グリーンストア」の裏側ですハツ面川も水の綺麗な川です次は酒田の「手蔵田堤」の桜です八分咲きといった感じでしょうかここからは田園風景の中に鳥海山...桜点描

  • 桜の季節

    酒田でももうすぐ桜が満開になるようですが、古伊万里の文様としては桜はメジャーとは言えません柴コレで見ても、梅の1/4程度しか出て来ません。これは桜の主力品種であるソメイヨシノが全国に広まったのが幕末に近い時代だったことに関係があるのは確かでしょうか。という訳でウチにあるたった2枚の桜が描かれた品の桜の部分だけを紹介したいと思いますまずは中期の桜花散らし文の六寸皿です桜の花の文様自体は大雑把ですが、散らし方に魅力のある品です続いては平戸で、恐らくは明治時代の品で、「桜川の図」七寸皿です平戸らしい白い土に明るい染付の発色が美しい品ですが、桜の花が流れに散る姿はまさに日本人の美学みたいなものでしょうか。桜の季節

  • 玉杉を目指して

    一昨日に行った「山五十川の玉杉」は本当に見事な巨樹でしたという訳で、今回は行く途中の景色を紹介したいと思います。とはいえ、ドラレコ映像の切り出しですので画像はイマイチです。まずはホテルが林立する湯野浜温泉です途中で右へ曲がり三瀬海岸へ向かうと、県内屈指の繁盛ラーメン店、「琴平荘」(本来は旅館)があります調子に乗って琴平荘の前の道路を直進すると、車1台がやっと通れる細い海岸沿いの道路に出てエラい目にあいますこのトンネルの前から右に入ると、クラゲでは日本一の加茂水族館へ行けます海沿いをしばらく進むと由良温泉があります(中央の建物はホテル八乙女)さらに進むと山五十川と表示された標識が出てきます左に入って少し進むとこんな景色になりますさらに進むと右側を川が流れている細い道がしばらく続きます↑のような道がかなり続く...玉杉を目指して

  • 山五十川の玉杉

    今日はとても良い天気で、最高気温も12度ということでお出かけ日和でしたそこで、去年から計画していた旧温海町(現在は鶴岡市)の山五十川にある巨樹、「山五十川の玉杉」を見にいくことにしました。ウチから山五十川までは50km近くあり、途中、温泉で有名な湯野浜、さらにはクラゲで有名な加茂水族館さらにはラーメンで有名な琴平荘の近くを通り過ぎ、途中から山手に入っていきます。とりあえず案内板のある駐車場までたどり着きました案内板には太根の影響で熊野神社の拝殿が傾いていると記載されていますが、その後拝殿は少し離れた場所へ移設されたようです鳥居の先を見るとかなりの段数の急な石段が目に入りますとりあえず登り始めますが、ペースを間違えると一の坂(勝手に命名)で息切れします一の坂の上から下を見るとこんな感じですここから二の坂、ま...山五十川の玉杉

  • 玉簾の滝へ行く

    今日は良い天気で暖かかったので、2週間ほど前に残雪のため断念した、玉簾の滝へ行って来ました鳥海山はまだまだ冬です滝へ向かう道は人が歩くところだけは雪がありません木立の間から見える「玉簾の滝」です今年は暖冬でしたが、そんなことは関係ないという感じの水量と勢いです水しぶきが凄いので滝壺には近づけません青空がのぞく姿もなかなかです最期に、デジカメで撮影した動画を載せてみましたが、なんとか雰囲気が伝わるでしょうか。玉簾の滝へ行く

  • 下日枝神社の梅

    今日の酒田は午前中は雨でどうしようもありませんでしたが、午後になって雨が上がったので、下日枝神社へ行ってみました。日和山公園では桜祭りの準備が進んでいましたが、開花するにはあと10日以上かかる感じです日枝神社の参道の左側にある浅間神社の梅はこんな感じでした下日枝神社参道の左手側斜面にある梅ですが、白梅が霞みのように咲いています境内の梅偉そうな狛犬と梅天気はイマイチですが、いい感じで咲いています本殿右側の梅この辺りは何度も歩いていますが、今まで気づかなかった明治時代に発生した庄内地震の記念碑の説明書きです桜祭りの頃には良い天気になって欲しいものです下日枝神社の梅

  • 鑑定の鉄人

    最近は骨董や伊万里の専門書を読むことはなくなりましたが、古伊万里に興味を持ち始めた頃には書店で古伊万里や焼物関連の書籍があれば、とりあえず買って読んだものでした。そんな頃に読んだのが、お馴染みの中島誠之助氏の著作「鑑定の鉄人」でしたこの書籍は1995年の刊行で、「なんでも鑑定団」の放送開始が1994年であることから考えると中島氏が「いい仕事」で有名になり、蛸唐草を中心とする古伊万里のブームが盛り上がっていった時代に書かれたことになります。当時のワタシはとりあえず知識を仕入れて、という時代でしたので、この本はそれなりに役に立ったのかも知れませんが骨董というヤツは、結局のところ身銭を切って購入しないと自身の勉強にはならないと悟るのは、ずっと後のことでした。で、この本の第五章に「鉄人の伝授する鑑定の鉄則」という...鑑定の鉄人

  • 湯田川梅林公園へ行く

    今日の酒田はとても良い天気で、気温も12度まで上がり、もうすぐ春といった感じでしたそこで、酒田のお隣の鶴岡市にある「湯田川梅林公園」へ行って来ました。来週の土日が「梅まつり」なので、ある程度は咲いているのではという期待はしていましたが、まだ3~4分咲きといった感じでした。この細い路地の先が梅林公園への階段です案内板梅林公園は高台にあるので、この急な階段を登らないといけませんちなみに、左の方へ行くと少し遠回りになりますが、それほど急ではありません(何故か皆さん急な階段を上るようで・・・)上にたどり着くとこんな感じです以下は同じような画像が続きます鳥海山が見えます白梅の方が早く開花しいているようです陽当たりの良い場所はそこそこ開花していますこの階段を上ると一番高い場所へ行けますが、立派なカメラを構えた高齢者や...湯田川梅林公園へ行く

  • 同手に金彩と赤を加飾した皿(古平戸)

    久々にヤフオクを見ていたら、ウチにある「沢潟に鷺文六寸皿」に金彩と赤を加飾した品が出品されていましたコチラの品です。鍋島として出品されているのはご愛嬌ですが、ワタシは以前にも同じ品が出品されたのを見たことがありますが(随分前ですが)今回、まじまじと見比べてみると、やはり金彩と赤で華やかな雰囲気にしようとした意図は判りますがやはり同じ絵柄でありながら絵付けの弱さ(特に濃みのグラデーション)を補うことは出来ていないような印象です。もっとも、ウチの品も昔、裏と表の出来栄えが違うので怪しい、という話が出たこともありましたがその時は「裏と表で絵付けした職人が違うのでは」という先輩コレクターの言葉で救われた記憶があります。染付けだけの品が出たら、是非もう一枚欲しい品ではあります。同手に金彩と赤を加飾した皿(古平戸)

  • 悩ましきもの汝の名は大聖寺

    伊万里に興味を持ち、地元の骨董祭や入札会に顔を出すようになるものの、いかんせん現物を知らない素人だった頃綺麗な品だと思って購入してしまったのが大聖寺でした。今から20年以上前、最初に購入してしまった(?)大聖寺は↓の小皿です現在なら間違えようもない「大聖寺」なんですが、その頃ヤフオクでは東京のまともな業者さんが「古伊万里」として出品していました。大聖寺というと最初に連想するほど多く作られた品で、今なら1枚千円そこらだと思います。(当時はもっともらしい値段で売っていた)で、重要なのは高台の部分ですざらついた感じの土で、高台が斜めに切られています。勿論当時はそんなことは知りませんので、「お~古伊万里」と思っていた愚かなワタシです。染付の色もベロ藍のような色をしています。次に購入した大聖寺は↓の元禄写しの七寸皿...悩ましきもの汝の名は大聖寺

  • 久々のちょっとだけ遠出

    2月に骨折して以来、さすがに通勤以外では車で出かけられなかったんですがとりあえずギプスも取れたので、往復50kmばかりのプチ遠出をしてきました。行先は市内の「玉簾の滝」だったんですが、↓のように雪がそこそこあり、駐車場から歩けなくはないもののやはり長靴などの冬装備でないと厳しそうだったので、今回はパスしましたちなみに、↓が滝から流れてくる川にかかる橋なんですが、見ての通り、橋の向こうは人が歩いた道しかありませんこの橋と同じ幅の舗装路が続いているんですが、車では誰も通らなかったようで・・・「玉簾の滝」はパスしたので、途中にある開運出世の滝としてお馴染みの「不動滝」に寄ってきました。(車で横付けできます)三月に入って雪の日がありましたが、さすがに雪は少ししか残っていません暖冬とは言え、この時期なので水量はそこ...久々のちょっとだけ遠出

  • 新着古伊万里(染付芋葉文皿)

    ここ一か月半近く骨折でどこにも行けなかったので、ガソリン代も最小限、休日は家でDVDとTVを見る日々でしたので普段よりお金が掛からなかった(と思う)ので、またまた安い伊万里を買ってしまいました。「染付芋葉文皿」柴コレのⅦ-196に、同手に赤と金彩を加飾した品が収録されている五寸サイズのお皿です寛文期の品にはこうした染付の品に加飾(金銀彩や色絵)をした作例が見られますが、個人的には染付けのみの品が好きです。芋葉文は寛文~延宝あたりでしか登場しない文様のようで、この品の場合は濃みの技術が上がっていますので延宝に近い時代の品なのかも知れません。落款は「嘉」盛期伊万里の優品の多い落款に、四角で囲まれた嘉という落款がありますが何か関係があるのかは不明です。典型的な寛文期の伊万里の高台ですが、個人的にはこれが「痺れる...新着古伊万里(染付芋葉文皿)

  • 骨折その後

    足の指を2本骨折してから38日目、ようやっとギプスを外すことになりました整形外科のお医者さんがレンドゲンを見て曰く、「この白くなっているところが、新たに骨ができたところだ」小指の剥離骨折(骨の一部が欠けて離れている)については、「手じゃないからいいか」というお話で走ったり力を入れたりしなければギプスを外しても良い、という診断となりました。一か月以上、ヘンテコな歩き方をしていたので違和感はありますが、とりあえず慣れるしかなさそうです。で、思い出したんですが↓が骨折した時の様子です玄関で1m数十センチの古い脚立で作業中にバランスを崩します左は傘立て&サッシ戸で、そちらへ倒れたらかなりヤバかったと思われますし後ろは玄関の土間ですから、こちらへ落ちてもかなりヤバそうです。正直なところバランスを崩した瞬間のことはは...骨折その後

  • 染付の瓢箪形皿

    先日、故玩館を運営しておられる多方面のジャンルに明るい先輩コレクターの遅生さんが大珍品の「染付瓢箪形皿」をUPされましたが確か何かの図録で染付の瓢箪形皿を見たことがあるのを思い出し、探してみたらありました1999年に刊行された「はじめての染付骨董」というMookに掲載されておりました。かの中島先生が監修しておりますので、娘さんが学芸員をしておられた戸栗美術館の名品が結構掲載されています。そんな中にありました、「山水人物文瓢形皿」見ての通りの祥瑞文様の品で、サイズは24cmとかなり大きいことが判ります江戸前期ということになっていますが、特注で作られた品なんでありましょうか。ちなみにこのMookには古美術店で実際に売られている品も値段付きで掲載されており↓の魚形皿も掲載されていました江戸後期の品となっています...染付の瓢箪形皿

  • 古伊万里自分史 ⑦ 昔よく見た図録

    古伊万里に興味を持ち、勉強を始めますが、田舎では立派な古伊万里を見る機会には恵まれず出張のついでに戸栗美術館へ行く機会には恵まれましたが、結局のところ図録や研究本に頼ることになります。そんな古伊万里初心者の時代によく見た図録が↓の「別冊太陽染付の粋」です(1997年刊行)伊万里を中心として世界各地の染付磁器について解説している図録で「伊万里染付の変遷」の部分を書いておられるのは、陶磁研究家の大橋康二さんで、他に九陶の館長の鈴田由紀夫氏も書いておられます。この図録では「初期伊万里」、「寛文様式」、「延宝様式」、「元禄様式」、「宝暦様式」、「天明様式」、「文政様式」といった感じで分類しており、それぞれの時代の様式の特長について図録付きで解説しています。当時のワタシには「藍九谷」や「藍柿右衛門」といった分類より...古伊万里自分史⑦昔よく見た図録

  • 古伊万里自分史 ➅(藍柿って何だろう)

    さて、古伊万里に興味を持って30年ほど、初心者時代に理解するのに時間の掛かったことについて書こうと思います。まずは↓の品をご覧ください。五寸サイズの美しい元禄期の深皿で、ワタシが初めて購入した「藍柿」です。古伊万里に興味を持ち、図録や入門書を買い込んで勉強という歴史をだとりましたがそんな中、古伊万里の書籍や図録には必ず「藍柿右衛門」が登場しますワタシにはこの「藍柿右衛門」が理解するのに時間が掛かったんであります。ワタシが最初に購入した↓の書籍には「藍柿右衛門」について、次のように解説されています藍九谷の次に来る藍柿右衛門は、染付としても伊万里磁器として最初の、かつ最高の達成を示す。それは磁器制作に必要な技術的条件が、全ての工程に於いて、文字通り完成したことを意味する。いかにも研究者が書いたという感じがする...古伊万里自分史➅(藍柿って何だろう)

  • 古伊万里自分史 ⑤

    前回はHPで知り合った先輩コレクターの導きで、初めて「骨董ジャンボリー」に参加したところまで書きましたがHPも2年近く続けると手持ちの品は枯渇し、なんとかヤフオクで調達を試みるものの、そこはオークションですので限られた予算で安定した仕入れを行うことは不可能で、あっという間に自転車操業状態に陥ることとなりました。それでも、Dr.kさん、ミーコさん、いに渋夫妻が毎月1日HPを更新しておられたので、妙な意地でワタシも1日に更新しておりました。初めての骨董ジャンボリー参加から1年経った2006年8月、再び骨董ジャンボリーに参加する機会を得ました。前回は「見てるだけ」で終わってしまったので、今回は安い品で良いので何かひとつ、という思いの中で購入したのが↓の小皿です少々傷のある品でしたが、前回も待ち合わせ場所にしてい...古伊万里自分史⑤

  • 新着古伊万里(染付鳳凰文六寸皿)

    このところ「古伊万里自分史」を書いていますが、あと2~3回で終了しそうなので暫くぶりで新着古伊万里を紹介します。「染付鳳凰文六寸皿」二羽の鳳凰を見込みいっぱいに描き、その隙間に宝珠(?)や瑞雲(?)といった吉祥文を描いています鳳凰文は伊万里では人気の高い文様だったようで、初期から後期まで多くの品の描かれています(ウチにもそこそこありますが)この品の場合はデザイン化はされているものの、やや雑然としており、盛期の品ではないのが判ります。表だけ見ると中期(享保~宝暦)あたりの品のような印象もありますが、裏面を見るとそうではないことが判りますこのタイプの裏文様は寛文後期~延宝あたりに見られるもので、無落款である点も特徴のひとつでしょうか。特別な魅力のある品ではありませんが、人気のある文様の描かれた「無難な品」と言...新着古伊万里(染付鳳凰文六寸皿)

  • 古伊万里自分史 ④

    さて、2004年6月15日に自分のHPを立ち上げたのですが、手持ちの古伊万里はさほど多くなくしかもまだまだ初心者、当時の状況を考えれば、せいぜい2~3年も続けば関の山といった感じでした。それでも、HPを通じて、Dr.kさん、ミーコさん、いに渋夫妻、猫の蔵夫妻、hibariさんといった先輩コレクターを交流を持つことになりました。HPを始めてから1年程たったある日、7月にビッグサイトで「骨董ジャンボリー」が開催されることを知りました今となっては記憶が定かではありませんが、いに渋夫妻より「骨董ジャンボリーでオフ会を」というお誘いを頂きました。いに渋夫妻は見事な名品を蒐集されている大コレクターで、ワタシはまだまだ初心者、かなり気後れはしたものの日本最大規模の骨董祭を見てみたいという欲求に負けて参加することにしまし...古伊万里自分史④

  • 古伊万里自分史 ③

    前回はtaimei氏の「古伊万里に魅せられて」で取り上げてもらうことで、ネット上の古伊万里コミニュティに参加したところまで書きました今回は自分でホームページ(以下HP)を作るに至った経緯です。当時同じ会社の先輩で早くからHPを運営している方がおり、この方とは趣味の音楽でも懇意にしていたこともあり「HPを作ってみたらどうか」と勧められ、「ホームページ作成王」なるソフトを買い込み、試しに作ってみたのが最初でした。HPのタイトルは「MyFavoriteThings」というもので、このタイトルはJazzのジョン・コルトレーンのアルバム・タイトルから名付けました。(今も残骸だけは残ってますが)そんな頃に入手したのが、柴コレにも収録されている↓のお皿です残念ながら甘手ですが、典型的な寛文期の染付皿で、ワタシが最初に購...古伊万里自分史③

  • 古伊万里自分史 ➁

    前回は初めて自分でも「古伊万里」と理解した品を購入したところまで書きましたが当時のヤフオクは現在ほどの出品数ではなく、古伊万里の出品もそれほど多くなかったように思います。(2001年頃?)そんな中、前回紹介した染付七寸皿を扱っていた業者さんが蝶の文様が入った染錦の七寸皿を出品しました「いつまでこの趣味が続くか判らないが、とりあえず色絵も一枚」ということで落札したのが、↓の「染錦牡丹蝶文皿」です。宝暦あたりを中心にみられる典型的な染錦手の品ですが、業者さん曰く、「黒釉が使ってあるのが珍しい」ということでした。さて、この品を落札した後に、ちょっとした出来事が起こります。この品を出品していた業者さんがヤフオクの評価で「悪い」を間違えて付けてしまったんであります勿論、業者さんからはお詫びのメールをいただき、評価は...古伊万里自分史➁

  • 古伊万里自分史 ①

    ワタシは日記をつけるような人間ではなく、購入した伊万里についても値段や日付も記録していませんま~、ここまで読んだだけで、実にテキトーに収集を続けてきたことが判りますがとりあえず、思い出せる範囲で、古伊万里収集初期まで自分史を少しだけ書いておこうと思い立った次第です。第一回目は骨董品に興味を持ち、なにがしかの品を購入するあたりまでです昔、酒田に「アメ横」という八百屋さんや魚屋さんなどが複数入居していた店舗がありましたこの「アメ横」は市の中心商店街にあった「柳小路マーケット」が老朽化に伴い解体され、その代わりに少し離れた場所に建設されました。↓柳小路マーケット、ウチの母と祖母はここで八百屋していましたで、たまたま休日にこの「アメ横」に行ったら「骨董品入札会」の看板を発見、入札会は建物の2階で行われており興味半...古伊万里自分史①

  • マイクロカー

    先日、車関係のTV番組を見ていたら、マイクロカーの特集をしていましたその中で、「あれ、この車の画像がどっかにあったはず」とイウマイクロカーが登場しておりました。そこでPCに保存されている画像をあちこち探したらありました。それが↓の車ですこの車は富山市にあるカケオカ自動車が製造している「アビー」というマイクロカーでホンダ製の50ccエンジンを搭載しており、全長は2.15m、全幅が1.14mというまさにマイクロカーで車重は160kg、リッターあたり40kmも(メーカー発表)走るようです。普通免許がないと乗れないという点はどうしようもありませんが、最高時速は60kmということで、街乗りには良いかも知れません。最近の車はやたらと大きくなっていますので、前後に大きな車がいると怖いのかも知れませんが屋根の付いたスクー...マイクロカー

  • 自分の車が写ってました

    ここ2年ほど、季節柄の良い時期には近場をあちこち(去年は巨木巡りでしたが)行きましたがその折に撮影した画像の中に自分の車が写っている画像が数枚あることに気付きました。自分の車を入れたアングルで撮影することはしないんですが、撮影の対象の近くに車を止めることができた関係で写り込んだようですま~、これも思い出の一部ということで、ちょっとだけ貼ってこうと思います。まずは旧藤島町の六所神社の大ケヤキと一緒に写っている画像ですここは神社の前の通りが細かったので、こんな感じになりました続いては、旧余目町(現在は庄内町)の「深川のツキ」と一緒に写っていまし「深川のツキ」は反対側から見ると大きな空洞になっていますが、個人的には大好きな巨木です続いてはほんの一週間ほど前に山形県指定民俗文化財の「黒森歌舞伎」が開催された「黒森...自分の車が写ってました

  • 春のような陽気

    今日の酒田はとても良い天気で、最高気温も18度と2月とは思えない春のような陽気です正直なところ、いかに暖冬とは言え、2月でこの陽気はほとんど記憶がありません(骨折中のワタシとしては大助かりですが・・・)そんな訳で、ちょっとだけ鳥海山を撮影してみました。朝は雲ひとつない快晴だったんですが、午後になって雲が出てきました15倍程度のズームで撮影すると水墨画のような景色が・・・陽気に誘われて散歩する人が一人火曜日くらいまでは高い気温が続きそうですが、その後は平年並みに戻るようです。春のような陽気

  • 二段の鎬が入った中期古伊万里

    ぽぽさんのところで、二段の鎬が入った色絵柿右衛門の小皿がUPされていましたのですでに掲載済みの品ではありますが、ウチにある二段鎬(一般的に菊形皿として売られている)の品を引っ張りだしてみました。いずれも延宝~元禄という「盛期伊万里」と思われる立派な傷物です。①「染付唐獅子文六寸皿」です盛期伊万里らしい白く上質な土と繊細な筆致、そして発色も見事です(でも傷物)裏はこんな感じで、外側の鎬は裏側からも判ります➁「染付龍文六寸皿」ですこちらも絵柄は違うものの、明らかに同タイプの品で、これも立派な傷物で、染付はやや暗めの発色です裏面はこんな感じで、唐獅子文の品よりも一段目の鎬がはっきりしています裏文様が画一的な唐草繋ぎではないことを考えると、こちらの品の方が若干古い(延宝期?)と想像されます。ちなみに➁のお皿は、山...二段の鎬が入った中期古伊万里

  • モエルネリイマネシアゲハ

    最近入手したちょっと古い本に「地球絶滅昆虫記」という書籍があります1988年に刊行されていますので、今からざっと36年前の昆虫に関する書籍ですこの書籍の中で絶滅種として取り上げらている中で、今世紀になってから再発見された蝶がいますそれが「モエルネリマネシアゲハ」(Papiliomoernerimoerneri)ですこの蝶はニューアイルランド島(パプアニューギニアのビスマルク諸島にあるらしい)の特産種で1919年に1頭目が採集され、1924年に2頭目、そして1938年に3頭目が採集されてから採集された記録がありませんでした↓はこの書籍に掲載されている美麗な生態画ですこの書籍が刊行された時点で50年も採集されていなかったので、絶滅種として取り上げられたいるんですがニューアイルランド島の環境がそれ程損なわれてい...モエルネリイマネシアゲハ

  • 新着古伊万里(古九谷金銀彩向付)

    先週末は骨折騒動で大変でしたが、とりあえず落ち着いたので古伊万里をUPすることにしました。「古九谷金銀彩水仙文向付」四寸半サイズの深皿というか向付で、惜しむらくは甘手ですが、見込みの水仙文の金銀彩はよく残っています水仙文の描き方が典型的な寛文期を感じさせますが、変わっているのは成形で縁の部分が内側に折り返されています正直なところ、伊万里でこのような成形は珍しいように感じます手の込んだ品であることは裏面にも感じられ、これも金銀彩の品ではあまり見かけない瑠璃釉で塗られていますとは言え、真っすぐ立った高台はやはり寛文期の特長が出ているとは言えますそしてこの赤で絵付けされた落款もワタシは初見です同時代の伊万里とは違った特徴を備えていますので、正直なところ「?」な印象もあるんですが個人的には寛文期に焼成された異色の...新着古伊万里(古九谷金銀彩向付)

  • 骨折

    ちょっとしたことで、人生初の骨折を経験しました骨折したのは右足の薬指と小指で、最初は痛みもなかったんですがやがて内出血が広がって来たので、こりゃマズイかと思い整形外科を受診すると「指も動くし触っても痛くないようだが、内出血が広範囲なのでレントゲンを撮りましょう」と言われ撮影してみたところ、「薬指と小指に骨折が見られます。薬指はもう少しひどいと粉砕骨折になったかも」というありがたいお言葉。ギプスで固定され、包帯でぐるぐる巻きというミイラ男状態になってしまいましたお医者さん曰く、「これだけ折れていれば痛いはずなんだが、きっと痛みに強い体質なんだろう」という嬉しいような、なんとも言えないようなお言葉をいただきました。骨折

  • 防虫剤の入替

    今日は久々に蝶の標本箱の防虫剤を入替ました伊万里だとこんなことはやらなくてもいいので、やはりワタシには蝶の標本の収集は向いていないようです。今日入れ替えたのは青い金属光沢を持つことで有名なモルフォ蝶の箱で、ついでなので、箱の蓋を開けた状態の画像を残すことにしました今から10年近く前にちょっとだけ集めた標本で、14頭入っていますが、いじれも違った種類で、すべてオスの標本です(モルフォのメスのほとんどは青くありません)種類に関しては少々記憶が怪しいですが、一番左の列の上から順にキプリス、ゼフィリテス、エガ、ポルティス(?)2列目は、ディディウス、ヘレナ、ゴダルディ3列目は、メラネウス、カキカ、アナクシビア4列目は、ユーゲニア、アマトンテ、オーロラ、スルコウスキーとなっています。この標本箱に入っていないモルフォ...防虫剤の入替

  • ブラックアイスバーン

    今年の酒田は暖冬ですが、今日は少し雪が降り最高気温が2度そこらの寒い1日でした午後7時前に会社から帰ろうとしたら、国道が渋滞しているのでよく見たら、道路がブラックアイスバーンでツルツルでした。ウチの前の道路はこんな感じです一見するとただの濡れた路面に見えます↓は路面の部分を少し拡大した画像です状況は伝わらないかも知れませんが、表面に氷の膜が張ったような状態になっています日中に降った少量の雪がいったん解け、さらに夕方になり気温が氷点下になりしかも風が強かったことで路面になった訳ですが、地元民は判っているのでノロノロ運転となります。こうなると、ちょっと強めにブレーキを踏むとABSが効きまくりになりますがワタシらの世代はABSや横滑り防止なんていう装備のない時代が長かったので便利な時代になったと感じるのは確かで...ブラックアイスバーン

  • ブラックアイスバーン

    今年の酒田は暖冬ですが、今日は少し雪が降り最高気温が2度そこらの寒い1日でした午後7時前に会社から帰ろうとしたら、国道が渋滞しているのでよく見たら、道路がブラックアイスバーンでツルツルでした。ウチの前の道路はこんな感じです一見するとただの濡れた路面に見えます↓は路面の部分を少し拡大した画像です状況は伝わらないかも知れませんが、表面に氷の膜が張ったような状態になっています日中に降った少量の雪がいったん解け、さらに夕方になり気温が氷点下になりしかも風が強かったことでこんな路面になった訳ですが、地元民は判っているのでノロノロ運転となります。こうなると、ちょっと強めにブレーキを踏むとABSが効きまくりになりますがワタシらの世代はABSや横滑り防止なんていう装備のない時代が長かったので便利な時代になったと感じるのは...ブラックアイスバーン

  • 40数年前に乗ってみたかった車

    ネタがないので車ネタとなっておりますこれから紹介する車は今から40数年前、ワタシが18~19歳頃に現役で販売されていた車で(何年か古い車と新しい車もありますが)当時、そのカッコ良さに憧れ、いつの日か乗ってみたと思いながら、未だに乗る機会を得ない国産車です。まず最初は、ジウジアーロの繊細なデザインが美しい、「いすず117クーペ」です初期モデルはプレスで作れず、職人さんがボディを叩き出しで作っていたとか続いては日本を代表するスポーツカー、「日産フェアレディZ」(画像は240ZG)です。会社の先輩がこれと同タイプの赤のフェアレディZに乗っておりました次も日産車で、当時大人気でスカイライン史上最も多くい売れた通称「ケンメリ」です当時は随分と大きな車に見えたんですが、今時の車と比べると小さいことに驚かされます。次は...40数年前に乗ってみたかった車

  • 伝説の蝶を求めて

    ずっと読みたいと思っていた本を入手しました「伝説の蝶を求めて女帝ポンテンモンキチョウ」です。1999年の刊行された書籍で、作者は原弘という方ですこの本で取り上げられている「ポンテンモンキチョウ」(Coliasponteni)というのは世界に8頭しか標本が存在せずしかも160年以上(場合によっては250年以上)採集された記録がないというまさに幻の蝶です。世界にある8頭の標本のうち5頭は大英博物館に、残り3頭のうち2頭はスウェーデン自然史博物館、1頭はルンド動物学研究所にあります↓はこの書籍の裏表紙ですが、上から5頭は大英博物館、下の3頭はスウェーデンにある標本のようです。大英博物館の標本は以前から知られていたようで、1768年~1771年かけてキャプテン・クックがエンデバー号で行った世界一周の航海の時に一緒...伝説の蝶を求めて

  • 伊万里百趣

    「伊万里百趣」というのは平成五年(1993年)に里文出版から刊行された伊万里の書籍で骨董雑誌「目の眼」の創刊200号記念して刊行された書籍です。ワタシが入手したのは平成12年頃で、確か八重洲ブックセンターで購入した記憶があります。この書籍に収録されている古伊万里は、読者が愛蔵品を応募した中から選ばれた品で、一般的な名品を集めた図録と違い蒐集した人の好みや美意識が色濃く出ているのが特徴だと思われます。(中には金銘の有名な品や色鍋島、松ヶ谷、初期の名品も収録してありますが)当時はまだ伊万里に興味を持ち始めたばかりの頃で、「いつの日かこの図録に載っているような品を入手できれば」と思ったものでしたがその日はこの書籍を購入した数年後にやって来ました。その品が↓の「兎文小皿」ですすでに何度か購入していた神戸の業者さん...伊万里百趣

  • 土門拳 骨董の美学

    「土門拳骨董の美学」というのは1999年に平凡社から出版された書籍です良く知られているように、土門拳は酒田市の出身(と言っても7歳頃に東京に移住しているが)で、酒田には土門拳記念館があります土門拳は骨董収集家でもあり、伊万里でも初期伊万里や色絵古九谷を収集していたようです。そんな土門拳自身が書いた文章の中に「まぼろしの古九谷」という部分がありますので、ちょっとだけ紹介したいと思います。日本色絵磁器の王者古九谷は、加賀百万石の支藩大聖寺藩で焼かれた。その窯址と目されるものは。大聖寺川の上流、石川県江沼郡九谷村の谷間に、こんもりとした杉林におおわれてある。(中略)写真は失敗だったし、陶片も拾えなかったけれども、古九谷窯址をこの目で見ただけで、僕の気はすんだと云えなくもない。なぜなら、古九谷窯址は大聖寺川の氾濫...土門拳骨董の美学

  • ランボルギーニ・アヴェンタドール

    地元のモーターショーやクラッシックカー・ミーティングも開催されなくなって久しいですが遊佐町で開催されていたクラシックカー・ミーティングの中で最も強烈に印象に残っている「ランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスター」の画像をちょっとだけ貼って残しておこうと思います。この車は2018年・19年と同イベントに参加しており、田舎ではまずもって見かけないそのド迫力に驚いたものでしたまずは2018年の時の画像です真横からですが、車高を一番下まで落としているので地面に付きそうな感じです正面からですが、横に立っている人と比べるとその低さが判るでしょうか斜め前から、隣のS30Zも大好きですが同じく斜め前からですが、こちらは2019年の画像ですリヤの部分リヤ部分の拡大ですが、ド迫力のホイールです運転席の部分です地元のイベン...ランボルギーニ・アヴェンタドール

  • 新着古伊万里(染付如意頭文五寸皿)

    手頃なお値段の品があったので、今年初めて伊万里を入手しました「染付如意頭文五寸皿」寛文期の品には三方に同じ文様を描いたデザインの品がよく見受けられますがこの品は三方に如意頭文を描いてはいるものの、その左右に別々の文様を描いているのがちょっとだけ個性的です。如意頭文の左側は濃い呉須で文様を描いた上から塗りつぶしています右側は朝顔のような花が墨弾きで描かれています典型的な寛文期の様式と言える品で、特に面白味のある品ではないんですが何分にもこの時代の品が好きなので、見かけると欲しくなるという、ま~「藍九谷病」かも知れません。落款は一般的な「角福」で、裏白というのも寛文期らしい特長ですね個人的にはもっと薄く鋭い高台の品が好きなんですが、350年の歴史を生きてきた品には違いありません。もう少し時代が下がり、延宝期に...新着古伊万里(染付如意頭文五寸皿)

  • 古伊万里の図録

    ここ一週間ほど、数年ぶりに風邪をひいて(幸いにしてコロナでもインフルでもなかった)体調不良でありました悪化することもないんですが、治るのも遅いというのは、やはり年齢に関係がありそうです・・・。さて、私にとって古伊万里の大師匠であるDr.kさんが、小木先生の代表的な著作である「新集成伊万里」を入手されたようなのでウチにある小木先生の書籍を2冊ばかり紹介したいと思います。「伊万里の変遷」昭和63年に刊行された図録で、定価は一万円ですが、ワタシが入手したのは10年ほど前で、2千円くらいだったでしょうか図録というよりは研究本としての性格が強いようで、昭和の終わりごろの伊万里研究の状況が伝わってきます。続いては、「伊万里誕生と展開」ですこちらは平成10年の刊行で、定価は「伊万里の変遷」と同様に一万円です(もちろん中...古伊万里の図録

  • 多福院のイチョウ

    今日の酒田は午前中は天気が良かったんですが、昼前から曇り午後には雨になりましたそんな中、酒田のお隣の三川町にある曹洞宗の寺院「多福院」へ行って来ました。このお寺に来た目的は、境内にある幹回り5mを超えるイチョウを見るためです。道路の反対側にある駐車場からですが、とても目立ちます禅宗本堂の斜め前に素晴らしい存在感で鎮座していますある程度刈り込まれているのかも知れませんが、とても姿の良いイチョウですさらに近づいてみると、小さな乳根らしきものが見えます大きさと言う点では、以前に紹介した「三ヶ沢の乳イチョウ」や「湯田川の乳イチョウ」には及びませんがロケーションも含めとても見栄えのするイチョウですので、季節毎に訪れたい場所です。ちなみに、国の天然記念物の「文下のケヤキ」はここから橋(蛾眉橋)を渡ってすぐの場所にあり...多福院のイチョウ

  • 今日の鳥海山

    今日の酒田は朝からとても良い天気でした鳥海山がとても綺麗に見えたので、会社の窓から撮影してみましたま~、会社の窓からの撮影なので、余計なものが沢山写っていますが中腹に雲がかかり、朝日の当たった鳥海山は霊峰といった趣です。明日の午後辺りからは天気が悪くなるようで、さらに日曜日あたりからは雪の予報になっています。昨年末に降った雪は消えましたが、あと二カ月近くは「冬」が続きます。今日の鳥海山

  • 元旦に地震

    日本海側は能登半島を震源とする地震でエラいことになっていますが酒田も震度4ということで、そこそこ揺れました。津波警報は出たままになっていますが、今のところ30cmの津波が観測されています満潮時刻が20時10分のようなので、そのあたりの時間まで注意が必要のようです。外ではヘリの飛ぶ音がしていますが、海上保安部が確認しているのかも知れませんウチの会社で導入している安否確認システムによると、特に被害らしきものはなさそうですが津波の浸水危険区域に住んでいる社員は一時避難しているようです。まだ地震は頻発しているようですが、このまま収束して欲しいものです。元旦に地震

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