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2019/05/13

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  • 資本主義の毒が人間関係を高価にしている

    3年前の今頃、フリーランスとして欧州の物価に耐えられるだろうという手応えを得て、オランダ移住計画を実行に移した。 オランダに移住する手順で、一番最初の関門が家探しである。 まだ居住するビザがないのはもちろん、物理的に日本にいるにもかかわらず、インターネット越しにオランダの家を借りる手続きに入るのだ。マジで大丈夫なんだろうか。さすがに不安だったのをよく覚えている(=^・・^;=) それで予算は少しオーバーしたものの「運河沿い」という希望に合った物件が見つかったので、今住んでいる家に決めた。実は運河ではなく、ゴミが浮きまくりのドブ池の一部であることが、移住してからガッツリ判明するんだが…。 まぁ何にしても、学生時代にバックパッカーとしてゲルマン言語圏をウロウロしていたため、ロッテルダム駅前が中華街であることは覚えていた。きっと中華系オランダ人が固まって住んでいるに違いない。 ならばシンガポールで培った対人関係のノウハウが役立つだろう。完全に孤立することはないだろう。 そんなアヤフヤな期待で不安を吹き飛ばし、何だかんだ今でも住んでるこの街とご縁ができたのだった。 まさかのイスラム ところがどっこい実際に住んでみたら、日常的に遊ぶ友達はイスラム教徒の移民ばかり。 決して中華系オランダ人が付き合い難いとかじゃなく、イスラム圏である主にモロッコ系とトルコ系の移民および末裔たちの包容力が半端ないのだ。 「ニーハオ!え、日本人なの?まじか。偶然じゃん、俺っちトヨタ車乗ってんの。暇?今から一緒に筋トレするぞ!」 彼らの人間どおしの距離感はデフォでこんなノリで、まぁ何も考えず、とりあえず異物を取り込んでみたいっぽい。「レアポケモンが来たぞ」という噂が広がり、実際に黄色いライオンは希少種であることも相まって、意味わからんくらいいろんな人からお誘いを受けた。 もちろん、そのほとんどが顔を見たら挨拶する程度の「知り合い」に落ち着いていくのだけど、中には本当に僕のことを気に入ってくれて、毎週一緒に筋トレしたり、週末に大人の社会科見学に出かけるような「友達」が数人残ってくれた。 こういうと、日本人的には時節柄、それって宗教の勧誘なんじゃないの?と思うかもしれない。実際に少し仲良くなると、イスラム教徒の定番である「神様を信じているか」的な質問は必ず飛んでくるし、イスラムの壺はまだ登場してないけど、僕自身、宗教勧誘が目的の半分くらいなんだろうなと

  • 日常を壊して身体を自動操縦しないと発達障害の幸福度が上がる

    うつ病になって自分が発達障害だと気付いてから、脳のザワザワを静めようと努力してきた。脳のザワザワっていうのは、たとえば目を閉じて何も考えないようにしても、湧き上がってくる考えや記憶の断片である。 「腹減ってきたな。コンビニ行こうか」 「そういえば新作のプリンが美味いと同僚が言ってたっけ」 「まてまて今朝ちゃんと家の鍵を閉めたっけか?」 みたいな感じで、頭の中を空っぽにするって意外と難しいというか、ほとんど不可能に近い。しかもこの無駄な脳の働きは、無視できないレベルで脳のエネルギーを消費している。だからザワザワが酷い日は、本当にやるべき仕事や勉強に身が入らず、何もしていないのに疲労し、帰宅して寝ることだけを楽しみに雑に過ごすことになる。 脳のエネルギーを雑念に奪われて、日常をしっかり生きるのに必要な集中力や思考力が沸いてこないのだ。 ザワザワとした雑念の強さ(酷さ)は、前日にとった睡眠の質に強く影響される。だから根本的に症状を改善するなら発達障害的な睡眠障害に取り組むことになるのだけど、これには時間がかかる。 一方、もっと短期的な効果を見込める対策として、瞑想やマインドフルネスがある。この瞬間の身体の感覚(呼吸で出入りする空気の流れなど)に意識を集中することで、雑念を振り払おうというわけだ。 ところが、これが難しい。 僕はうつ病で精神科に通院していた時に「認知行動療法」というを紹介され、それ以来10年以上、瞑想の練習を日課にしている。我ながら、なかなか真面目なもんだ。 それでまぁ10年もやれば、さすがにある程度「あ、この状態が瞑想なんだろうな」という感覚を得られるまでにはなったけど、いまだに発展途上であることは間違い。 よく言われる人生観が変わったとか、多幸感に包まれるとか、そういう劇的な効果がほとんどないばかりか、かなり頑張って瞑想状態を維持しない限り、脳のザワザワだって依然そのまま僕の脳内に巣食っている。もし上手に瞑想に入れた場合には、頭の雑念を排除して静寂を楽しむことができる。でも少しでも集中が途切れると、たちまち雑念の洪水に飲み込まれてしまうのだ。 脳のザワザワに振り回されず、考えるべきことに集中力と思考力を注ぎ込むには、どうすればいいのだろう。 身体の自動操縦モード 目を閉じると雑念が押し寄せてくるというのは、瞑想指南本を読めば必ず書いてある現象であるため、きっと人類普遍の困りごとなのだろう。 ところが発

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