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すずしろブログ https://suzushiroblog.com/

WEB小説『伊緒さんのお嫁ご飯』を中心に、小説の再現メニューや取材旅行のレポート、物書きの制作舞台裏などのお話をつづります。

三條すずしろ
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2019/04/29

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  • 実務経験ゼロからの出発!「歴史ライター」で“好きをシゴトに”するまでの道のり(わたしのケース)

    WEBライターという選択肢 「リモートワーク」や「テレワーク」という言葉が登場し、副業を容認する企業も徐々に増えてきたことでオフィスに出勤しない働き方もメジャーとなりつつあります。 「複業」と表現されることもあるように、収入源を複数持つというワークスタイルも注目を集めています。 職種はさまざまですが、中でも「ライター」は場所・時間について自由度が高く、特段の投資も必要ないことから人気の仕事となっています。 わたしがWEBライターを始めたのはリーマンショックでの大幅な収入減が直接の動機でしたが、近年ではライティングを取り巻く状況も随分と良い方向に変化してきたように感じています。 そこでこれからWEBライターに挑戦したいという、特に実務経験がまだない方向けに、わたしが辿ってきたキャリアを記したいと思います。 もちろんこうすれば必ずこうなる、という性質のものではありませんが、経験値積み上げ式のモデルケースのひとつとして参考にしていただければ幸甚です。 実務経験ゼロからWEBライターになるまで 学生時代に、所属研究室発行の書籍の一部を執筆させてもらったことがありましたが、経歴としては「未経験」としてしか扱われませんでした。 したがって、「実務経験ゼロ」からのスタートです。 経験の道順は、ざっくりと以下のとおりです。 nanapiにて初のライティング(料理・旅行系統記事メイン)Lancers・CrowdWorksにてタスク案件・プロジェクト案件を実施(ジャンル不問)上記クラウドソーシングサイトにて、得意分野(歴史系記事)のスカウトに対応歴史系WEBメディアのレギュラーライターとして署名記事投稿WEBメディア発行の紙書籍に、共著者として記事が採用上記経歴からスカウト案件を中心に執筆 初めはジャンルと金額にこだわらず、とにかく「実務経歴」を積み上げることに専念しました。 以降は書きたいジャンルや得意な分野をポートフォリオでアピール、徐々に専門のWEBメディアからスカウトが来るようになり、特定分野のライターを名乗るようになりました。 クラウドソーシングを中心とした、経験値積み上げ式の地道な方法です。 それぞれのサイトについて、もう少し詳しく経緯やシステムをご紹介しましょう。 入門に最適、クラウドソーシングのメリット

  • 初日から2日目味の「伊緒さんカレー」! 決め手は"煮切りワイン"に"煮切り梅酒"、ウイスキーや甘酒まで!?

    カレーに深みを与える魔法の隠し味、それは「お酒」! 『伊緒さんのお嫁ご飯』第1話では、みんな大好きカレーライスが登場します。 「初日なのに2日目っぽい味」と評されるそのカレーには、隠し味としてたくさんのお酒が使われていることが語られます。 伊緒さんは赤ワインや梅酒を最初から加えていますが、もしお家のカレーに後から入れようとすると、アルコール分が気になるところ。 そこで、あらかじめ煮切ってアルコールを飛ばしたお酒を使う方法で、伊緒さんカレーを再現してみました。 分量やお酒の種類は味見をしながら、お好みで調整してみてくださいね。 今回は以下の4種をすべて使用しました! 煮切りワイン 安価でたくさん使えるものがおすすめ 一番よく使うのが赤ワインです。 料理酒として惜しみなく使えるような、安価なもので十分です。 今回はカレー4人前に対して大さじ3杯ほどを煮切りました。 ソースに深みが出ますが、同時にフレッシュトマトを思わせるような強めの酸味も加わります。 ジャムやチョコレートなど、甘味の隠し味とのバランスをとりながら使っています。 蒸発した分、嵩が減りますね 煮切り梅酒 梅酒は自家製。2019年もの 梅酒はフルーティーな香りと、コクをソースに与えてくれます。 市販品でも自家製でもOKですが、意外とお砂糖(氷砂糖)がたくさん入っているので、気になる人は量を調整してください。 あとアルコールが高めですが、糖分のせいか煮詰めると早めにトロトロになってしまうので、後入れよりも煮込みの段階で使う方がいいかもしれません。 これも4人前に大さじ3杯ほど使いました。 すぐにトロっとします 煮切りウイスキー アルコール40度くらい。気を付けて! 意外なことに、ウイスキーも料理酒として使うことができます。 わたしはスコッチしか使ったことがありませんが、芳醇で香ばしい香りをソースに与えてくれます。 どちらかというと、スパイスの延長のような隠し味でしょうか。 ただし平均して40度ほどという高いアルコール度数をもっていますので、量には十分注意してください。 可燃性もあるので、火の扱いにも細心のご注意を。

  • 小説執筆でやらかした、3つの「カン違い」について

    意外と自分では気付かない、執筆における「やらかし」 小説を書くとき、作中にはさまざまな仕掛けを施したり、構成でサプライズを企んだり、タイトルに凝ってみたりetc.etc.………。 実に色んな企みを織り交ぜるものですよね。 作者である自分自身は工夫に工夫を重ねて、 「よし、これはぜったいおもしろい!」 と、自信満々で発表しているつもりなのですが……。 気を付けていつつもりでも、結構独りよがりに陥ってしまうこともしばしば。 今回はわたしがやらかしてしまった、そんな3つの「カン違い」についてのお話です。 「最後まで読めばわかる!」⇐✖ 「最後まで読んでくれたら、ぜったいおもしろい!」 そう思って、見せ場を最終局面に集中させたことがありました。 それまでのすべてのエピソードが、クライマックスへと至るための大掛かりな前フリというイメージです。 ところが、これは大失敗でした。 なぜなら、読み手は「退屈」だと感じればその先を読み進める義理などないからです。 書いた本人は「この後すごいおもしろいシーンがある!」と思っていても、そこに至るまでが冗長ならば読むことに苦痛を感じる場合すらあります。 読み手を飽きさせない「見せ場の緩急」への配慮が足りなかったと、反省した次第です。 「タイトルに伏線を絡めたつもり!」⇐✖ 物語のタイトルとは、ものすごく大切なものであることは論を待ちません。 作家はそれぞれの作品に思いを込めて、一生懸命タイトルを考えていることでしょう。 わたしもタイトルへのこだわりが強く、納得するまで寝ても覚めても考え続けるというタイプでした。 ある作品で、物語のラストに登場する象徴的な言葉をタイトルに織り込んだことがありました。 「よし!これだ!!」 と、意気揚々と版元のチームメンバーに提示したのですが……。反応はイマイチ。 「タイトルから想像できるものがほとんどない」 というのがその理由だったのです。 しかし自信満々で発表したわたしは「最後まで読めばわかる!」と、その意見に耳を傾けませんでした。 第一のカン違いにも通じるところですが、読み手が必ず最後まで目を通してくれるというのを前提にしていた大きな失敗だったと思います。

  • 情趣あふれる"古代遺跡感"! 熊野川に面した水陸の要塞「新宮城」をゆく

    熊野速玉大社で有名、和歌山県新宮市の「新宮城」 お城といえば「天守閣」を備えた建築を想像しますが、構造物が失われて石垣のみが残っている城址も、実に風情があるものですね。 荒城にてかつての栄華に思いを馳せ、幾重もの櫓がそびえた往時を想像する――。 歴史のロマンを感じるひと時です。今回は熊野古道や熊野三山の速玉大社で有名な和歌山県新宮市の、「新宮城」についてのレポートです。 新宮城、またの名を「丹鶴城」とは 紀州新宮藩の本拠・新宮城 新宮城は熊野川に面した小高い山に位置しており、平地の山に築かれたいわゆる「平山城」に分類されています。 別名を「丹鶴城(たんかくじょう)」というのは、かつてこの地に住んだ「丹鶴姫」に由来しており、姫は頼朝・義経のお祖父さんにあたる「源為義」とこの地で生活をともにしたと伝わっています。 安土桃山時代には堀内氏が築城し、ついで初期の紀州統治を担った浅野幸長の家臣である浅野氏が築城を行います。 江戸時代には紀州徳川家の初代、「徳川頼宣」の附家老として紀州新宮藩主となった「水野重仲」が城主となり、以降水野氏の居城として代々受け継がれていきました。 まるで古代遺跡!情趣あふれる石垣の重層 新宮城には、天守はおろか一つの櫓も残されておらず、石垣だけが残存している状態です。 整備されているとはいえ、ところどころ崩落して少々危険そうな箇所もありますが、まるで古代遺跡のような得も言われぬ情趣を醸し出しています。 森と一体になった石垣。本丸付近はまるで天空の城 ピークからはかなりの高度差。平山城の名の通り これは熊野川岸の方から見上げた位置。ブルーシートは崩落跡 荒々しい打ち込みハギの石垣。この辺りは発掘によって露わになった 夕景の出丸・本丸跡を望む。本丸跡には与謝野鉄幹の歌碑が 「水ノ手」。船着き場と物資倉庫群跡 新宮城で珍しいと思ったのは、「水ノ手」と呼ばれる設備です。 熊野川に面した立地を最大限に生かし、船着き場と物資の倉庫群を備えていたことがわかっています。 倉庫は「炭納屋」で、紀州特産の備長炭を江戸に輸送していたといいます。熊野川河口域からすぐに太平洋に出られるという、水海運の要として機能していたんですね。

  • 第71回 正倉院展を観に、秋の奈良公園へ

    毎秋の恒例、「正倉院展」 奈良・正倉院。東大寺の倉庫として、いまから1350年ほど前に建てられたと考えられている校倉造りの建物です。 天平時代を中心とした工芸品や文書などが大量に伝えられ、建物本体も国宝に指定されています。 そんな正倉院に納められていた宝物を一般公開する「正倉院展」は、2019年度で第71回を数えます。今回は令和の新元号初、そして東京国立博物館でも38年ぶりの特別展開催ということもあり、大盛況となりました。 毎年の楽しみにしている正倉院展を観に、奈良国立博物館を訪れました。秋の奈良公園の様子と様子と合わせてレポートします。 近鉄奈良駅から、徒歩10分ほど 奈良国立博物館へは、近鉄奈良駅から徒歩で向かうのが一番のお気に入りです。 ゆっくり歩いてもおよそ10分ほど。緩やかな上り坂の右手には、広大な公園敷地や興福寺が見え、シカさんたちが出迎えてくれます。 近鉄奈良駅、博物館最寄りの出入口。近代的な外観 駅前には飛鳥~奈良時代の有名なお坊さん「行基菩薩」の像。在野で民衆救済やインフラ整備に尽力、日本初の大僧正になった方。奈良に来るとまずは「なむなむ」と手を合わせます 博物館に向けてはほのかな上り坂が続きます。早朝でしたが既に大勢の人。海外の方も目立ちました すぐ右手に見えてくるのは興福寺。整備計画で再建された中金堂が見えます シカさん!神様のお使いなので大切にされています シカせんべい。収益はシカさんの保護にも充てられます。見えるところで持っているとシカさんに囲まれます。ニンゲンは食べちゃだめです おしりがかわいい これがいわゆる「鹿の子模様」 シカだまり。だいたいシカさんに足止めをくらうのでなかなか博物館にたどり着けません 街路樹の桂がよく紅葉していました 道なりに行くと博物館の手前でいったん地下歩道へ。公園の芝生を通り抜けていくこともできます トンネルを抜けると、そこは奈良博です 正倉院展は朝一番でも長蛇の列でした シカさんをかまいながら、ようやく国立博物館の近くに。正倉院展は会期が20日程度と短く、全国または世界各地から人が訪れるためたいへんな賑わいです。 夕方以降が比較的空いているといわれていますが、人混みは避けられないと考えた方がいいかもしれませんね。

  • 2019年は第71回。正倉院展の期間中のみ!まぼろしの薬膳中華弁当をいただきました

    正倉院展!年に一度のお楽しみ いやあ、よかったです。正倉院展。 関西に住んでてよかったなあ、と心から思う瞬間のひとつです。 今回は令和初ということもあり、例年にまさるにぎわいだったように感じます。 特に聖武天皇遺愛の袈裟と、文献上でしか知らなかった「絁(あしぎぬ)」に感動しました。 さて、詳しいことは別の機会に譲るとしまして、この度は食べ物のお話です。 正倉院展が行われる期間にしか食べられない、「まぼろしのお弁当」。 ついに食べることができましたので、レポートしてみます! 正倉院展記念特別薬膳弁当 はい。中華料理の「桃谷楼(とうこくろう)」さんが出されている、たっぷりの薬膳を使ったお弁当です。 なぜ中華?と思うことなかれ。シルクロードの終着点といわれる日本列島には、古代より大陸由来の文化が流入してきたことに思いを馳せてみてくださいませ。 素敵な包み!すでに正倉院っぽい(?) お品書き。ふんだんに薬膳由来のメニューが。体にもよさそう とっても豪華。薬膳とはいえ、ボリュームたっぷりです お弁当の包みを見ただけでもテンションが上がりますが、お品書きをよく読んでフタを開けたときの盛り上がりといったらありません。海外からのお客さんも多く、たくさんの人がこのお弁当を手にしていました! 国産牛肉のトウチ風味炒め煮トウチはもろみ醤のような調味料。こっくりといいお味 下段、有頭海老の山東風炒め甘酸っぱい味付けで、初めて食べる料理。おいしい 海老の自家製XO醤炒めぷりぷりして楽しい食感。XO醤の旨味がものすごい 素肉(大豆肉)の黒酢入り甘酢炒め 松の実添え大豆ミートですがまるでお肉!酢豚そのものです! 桃谷楼特製手づくり蟹肉焼売手間暇かけているのが伝わる、食べ応え抜群の一品 南瓜・春菊・エリンギ茸の紅花と発芽金胡麻入り揚げ物とっても凝ったつくりの天ぷら。衣に味が付いています 和の心(大豆肉の山椒煮込み)これも大豆ミートですが、牛肉のしぐれ煮を思わせる一品。実山椒がピリリときいて、お茶漬けしたくなります クラゲの甘酢 クコの実添えコリコリとした食感とクコの甘さがぴったり! 大根の柚子風味漬けやさしくほっとする箸休め。中華の合間に絶妙なアクセント

  • 2019年「大龍馬恋」に行ってきました

    11月15日は龍馬の命日、京都各所で追悼イベント! 京都といえばいまや世界的な人気を誇る土地ですが、歴史好き・幕末好きにとってもある種の聖地であることは間違いありませんよね。 どこを歩いてもみっしりと歴史が詰まった京都ですが、特に11月は我々幕末史ファンには特別な時季となっています。 それは、坂本龍馬の祥月命日が11月15日であること。 みんな大好きな龍馬さんを偲んで、各所でさまざまなイベントが開かれています。 そのうちのひとつが「大龍馬恋(だいりょうまれん)」。龍馬ゆかりの各地より、その土地土地の魅力を伝えに京都駅前広場に集うというものです。その様子を、レポートします! 山口と高知から!長州・土佐のみなさんです まずは長州・山口から、PR本部長の「ちょるるくん 」と、山口県観光フレンズの「杉本瑛美維さん」。そして土佐・高知から、「なるるちゃん」「さかもとりょうまくん」、ミス高知の「柳川若菜さん」の登場です。 山口といえば、維新回天の原動力となった人材を多く輩出した土地。龍馬が奇兵隊隊長・高杉晋作からリボルバーを贈られた話や、三吉慎蔵の助けで寺田屋事件を生き抜いたことはあまりにも有名です。 高知はもう、言わずとしれた龍馬さんの故郷で、激烈な土佐藩士たちの活動は伝説的とすらいえますね。 左からミス高知の柳川さん・りょうまくん・なるるちゃん、山口県観光フレンズの杉本さん、ちょるるくん。 静岡、そして佐賀からも! 静岡の東伊豆からは「ふじっぴーくん」と、ミス雛のつるし飾りの「高瀬真由さん」のご登場。高瀬さんは歌声も披露され、会場をわかせていました! 佐賀からは「壺侍くん」と「ゆっつらくん」が参戦。ゆるい。これは本当にゆるい。ゆるキャラの白眉といって過言ではないでしょう。 伊豆・下田は龍馬の脱藩罪を許すよう、勝海舟が山内容堂に交渉したというゆかりの地。佐賀の嬉野特産のお茶は、龍馬の商社である亀山社中で取り扱った商品だったそう。 時を超えたご縁に、感慨もひとしおですね!

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