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  • 白の花弁にほんのりと紅をさした紅でまり(紫陽花シリーズ29)

    紅でまりは真っ白な装飾花が次第に紅色にそまっていく過程を楽しむアジサイである。花弁の末端から紅をさしたように赤くなるのを観察する毎日が楽しめる。もちろん真っ白でも十分に美しいのだが。(2019-06東京都神代植物公園)紅でまりヤマアジサイ:ベニテマリ(紅テマリ)学名:Hydrangeaserrata'Benitemari'タイプ:ユキノシタ(アジサイ)科ハイドランジア(アジサイ)属の耐寒性落葉低木樹高:100~150cm開花期:6月~7月植付け適期:2月~5月用途:庭植え、鉢植え日照:日向~半日陰向き白の花弁にほんのりと紅をさした紅でまり(紫陽花シリーズ29)

  • くっきりとした青紫が目を引くサルビア・ガラニチカ

    サルビア・ガラニチカは園芸種だが、今ではどこでもみかけるようになった。くっきりとした青紫は日本の野草にはあまりみられない色なので、好まれるのだろう。南米由来というが、日本の風土に新しい色彩を加えてつけくれた。なおメドーセージとも呼ばれるが、こちらは地中海原産で別の花である。念のため写真をつけておく。(2019-06川崎市路傍)メドーセージは似ているが、少し青が薄い。サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)開花時期7月、8月、9月花の色青、紫分布原産地は南アメリカ生育地庭植え植物のタイプ多年草大きさ・高さ100~150センチ分類シソ科アキギリ属学名Salviaguaranitica花の特徴花の大きさは3~5センチくらいと大型で、濃い青紫色をした筒状の花をつける。葉の特徴葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。実の特徴...くっきりとした青紫が目を引くサルビア・ガラニチカ

  • 白の八重の装飾花がゴージャスなスノーフレーク(紫陽花シリーズ28)

    スノーフレークはカシワバアジサイの園芸種である。ふつうのカシワバアジサイとは異なり、白の八重の装飾花がゴージャスな感じを与える。昨日のプレジオサの上に咲いていたのも、スノーフレークだ。スズランに似たスノーフレークとは大違いのどっしりとした豪奢な花である。(2019-06東京都神代植物公園)カシワバアジサイ科名ユキノシタ(アジサイ)科学名Hydrangeaquercifolia原産地北アメリカ東部大きさ1.5m~2m主な開花期6月~7月耐寒性つよい北アメリカ東部原産のアジサイです。葉は大きくて深い切れ込みが入り、その姿がカシワの葉のように見えるところからこの名前があります。6月から7月に白い一重の装飾花を円すい形にまとめて咲かせます。花房は自重で枝ごとうつむくこともあります。特に八重咲きの品種は雨で水を含むとかな...白の八重の装飾花がゴージャスなスノーフレーク(紫陽花シリーズ28)

  • はっきりとした紅色で一目で見分けられるヒメヒオウギズイセン

    藪の中で咲いていても、そのはっきりとした紅色で一目で分かるのが、ヒメヒオウギズイセンだ。園芸種だが、今では野生化して、どこでもみかけるようになった。葉がヒオウギに似ていて、花がスイセンに似ていて、小型なのでヒメと呼ばれるようになったらしい。(2019-06川崎市路傍)ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)[姫檜扇水仙]分布フランスで交配によって作出された園芸品種交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ)で、どちらも南アフリカが原産地日本へは明治時代の中期に渡来現在は野生化生育地庭植え草地植物のタイプ多年草大きさ・高さ50~80センチ分類アヤメ科ヒメトウショウブ属学名Crocosmiaxcrocosmiiflora花の特徴花茎から3~5個の穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。花...はっきりとした紅色で一目で見分けられるヒメヒオウギズイセン

  • 色変わりが好まれたプレジオサ(紫陽花シリーズ27)

    プレジオサは本アジサイとヤマアジサイをかけ合わせた品種らしい。手鞠型のまとまった花はいかにも本アジサイらしいが、装飾花の形はガクアジサイを思わせる。ヨーロッパでは厚みのあるどっしりした装飾花の花弁と、白、ピンク、赤と、夏から秋まで、色変わりしながら長く咲き続けるところが好まれたらしい。(2019-06東京都神代植物公園)プレジオサヨーロッパに渡ったヤマアジサイの実生からの作出といわれていますが、真相は不明のようです。花は手まり型で、花色は咲き始めのクリーム色から薄紫~赤紫へと少しずつ変化していきます。イメージとしては、アジサイとヤマアジサイの中間的な感じがします。とても育てやすいので、在来のヤマアジサイは難しそう、と二の足を踏んでいる方は是非この品種から始めてみてはいかがでしょうか。Hydrangea'Prez...色変わりが好まれたプレジオサ(紫陽花シリーズ27)

  • 匂いたつ花は遠くからも見分けることができるクチナシ

    クチナシの花は咲き始めると一気に咲いて、すばらしい香りを放つ。花が終わるのも早いが、終わってからもその香りは長く残る。捩じれて開く蕾もかわいい。写真は近くの神社で植えられていた木のもの。いまかいまかと毎日待ちあぐねていて、最初に開いた花をやっと写すことができた。すぐそばに蕾も控えている。俳句の世界では匂いの強さがとくに注目されているようだ。「くちなしと教えて女子学生帰るときよく匂う荻原井泉水」の句で最後に匂いを放っていたのは山梔子の花か、それとも乙女か。(2019-06川崎市寺社)クチナシ(梔子、巵子、支子、学名:Gardeniajasminoides)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。乾燥果実は、生薬・漢方薬の原料(山梔子・梔子...匂いたつ花は遠くからも見分けることができるクチナシ

  • ヨーロッパでは人気のアルトナ(紫陽花シリーズ26)

    アルトナはサルトルの戯曲を思い出す名前だが、土壌の酸性度によって「フレンチブルーかピンク・レッド」の大きなまとまった花を咲かせる。神代植物公園では土壌の酸性が強いのか、きれいなピンクではないが、ヨーロッパでは好まれているアジサイのようだ。ヨーロッパでは日本と違った好みでさまざまな品種が作りだされていて、風土の違いを思わせておもしろい。(2019-06東京都神代植物公園)Hydrangeamacrophylla'Altona'QUICKOVERVIEWAmediumtotallvarietyofgoodconstitution.Largemopheadsofrosepink,andonacidsoilavividdeepblue.Theoldflowerheadscolourwellinautumn,produc...ヨーロッパでは人気のアルトナ(紫陽花シリーズ26)

  • コーラスしているような花の形が面白いトウフジウツギ

    神代植物公園でみかけたトウフジウツギ。幼い鳥が空を向いて、母鳥に食べ物を催促するような形の花が面白い。フジウツギの中国名の酔っぱらい魚の花という名前も妙に訴えかけてくる。鯉がパンの餌を催促しているみたいだ。いろいろと面白い花が多くて、楽しめる。(2019-06東京都神代植物公園)トウフジウツギ唐藤空木[別名]リュウキュウフジウツギ、シマフジウツギ[中国名]醉魚草zuiyucao[英名]Lindley'sbutterflybush[学名]BuddlejalindleyanaFortuneゴマノハグサ科Scrophulariaceaeフジウツギ属世界中で広く栽培され、沖縄やUSA南東部などに野生化している。数種の園芸品種がある。低木、高さ1~3m。若い木枝、葉の裏面、葉柄、花序に密に銹色の短毛と星状毛、腺毛がある。...コーラスしているような花の形が面白いトウフジウツギ

  • 梅雨の時期に海の青を思わせる花が咲くマリンブルー

    青がきれいなマリンブルーは、ブルースカイという、ガク咲きタイプのアジサイ変種らしいが、両性花は退化してほとんどみられない。四枚の花弁の一重咲きの装飾花が手毬状にあつまって咲くかれんさに人気が集まる。花弁の先がとがっているのが特徴。梅雨の時期に海の青を思わせる花が咲くのは、楽しいことだろう。(2019-06東京都神代植物公園)梅雨の時期に海の青を思わせる花が咲くマリンブルー

  • どこか異国を思わせるキョウチクトウ

    キョウチクトウはその花の華々しさのために庭に植えられることが多いが、毒性の強さのために庭師も手入れしたがらないという。風に揺れる夾竹桃の赤い花は、どこか異国と激しい情熱のありかを思わせる。そのためか俳句の世界でも日本の風土と異質な要素を導入するためによく使われるようだ。「夾竹桃しんかんたるに人をにくむ加藤秋邨」とか。あるいは「夾竹桃花のをはりの海荒るる桂信子女身」とか。(2019-06東京都神代植物公園)キョウチクトウ(夾竹桃、学名:Neriumoleandervar.indicum)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木。和名は、葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることから。分布インド原産。日本へは、中国を経て江戸時代中期に伝来したという。特徴葉は長楕円形で、両端がとがった形。...どこか異国を思わせるキョウチクトウ

  • 真っ白な一重の花弁が次第に頬を染める紅デマリ(紫陽花シリーズ24)

    大きな一重の装飾花が最初は真っ白で、次第に紅色をおびていく。その移り変わりがきれいだ。手毬状に集まるところもうつくしいし、よく見ると真ん中に青い色がみられるのも妙だ。(2019-06東京都神代植物公園)ベニデマリ紅でまりヤマアジサイナデシコ弁、一重、大型テマリ咲き白花が次第に赤みを帯びて変化してゆく真っ白な一重の花弁が次第に頬を染める紅デマリ(紫陽花シリーズ24)

  • 早咲きのひまわりのようなキクイモモドキ

    キクイモモドキは名前も姫ひまわりと呼ばれるキク科の小さな花だが、この時期にたくさん花を開いている。植物園で名札がついていなかったならば、類似の多数の花と区別がつかなかっただろう。明治期に渡来した花らしいが、こうした多くの外来の花が日本の風土を彩ってくれる。(2019-06東京都神代植物公園)キク科の植物~キクイモモドキ(姫ひまわり)とキクイモキクイモモドキ(ヘリオプシス)が沢山花を付けました。キク科キクイモモドキ属(ヘリオプシス属)の多年草、北アメリカ原産です。ヘリオプシスは「太陽+似た」という意味でこの名前でも流通しています。太陽は、向日葵の意味です。別名ヒメひまわり(ヒメ向日葵)、日本には明治時代中期に観賞用として渡来しました。7月から10月にかけて元気に沢山花を付けてくれて、高温多湿にも強い宿根草です。茎...早咲きのひまわりのようなキクイモモドキ

  • 繊細な作りの花が集まって咲く「てまりてまり」(紫陽花シリーズ23)

    てまりてまりは立体感のある小さな装飾花が集まって咲く品種である。一つ一つの花もよく見ると繊細な作りで、魅力的である。花弁の色のグラデーションも繊細できれいだ。(2019-06東京都神代植物公園)てまりてまりテマリ状の八重咲でかわいらしい丸弁。一輪の花は小型だが、ひとつづつの花が八重咲になっていて、近くで見るととても可愛らしく見飽きない。作出当初は「花手鞠」と命名したが、後に事情により「てまりてまり」と改名した。木はガクアジサイタイプで枝葉とも山アジサイ系と比べ大型。やや樹形がまとまりにくいタイプなので、地植えではなるべく日当たりの良いところに植え付けたほうが良い。繊細な作りの花が集まって咲く「てまりてまり」(紫陽花シリーズ23)

  • 芳香を放つ巨大な白い花がみごとなタイサンボク

    しばらく前になったが神代植物公園でタイサンボクの多数の花を観賞した。タイサンボクの木の多くは樹高が高くなり、巨大な花も高いところに咲くので、下から眺めるしかないものだが、神代植物公園には多数の木が植えられていて、そのうちの一つの花が地面すれすれに咲いていた。写真はそれを真上から撮影したものである。タイサンボクの花の写真を撮りたくて、多くの場所を駆け巡ったが、ここの「マグノリア園」が最高だった。生田緑地のたった一本だけのタイサクボクの花もまた捨てがたいものがあったが。巨大で芳香を放つタイサンボクの花については、俳句でも好まれている。「ばらりずんと泰山木の花崩る日野草城」などは、花の落ちる様子を巧みに描いている。「泰山木咲きつぎ死にゆくもの柔らか金子兜太」の句も忘れ難い。(2019-06東京都神代植物公園)【タイサ...芳香を放つ巨大な白い花がみごとなタイサンボク

  • 手毬状の白い装飾花がことさらに目立つアナベル(紫陽花シリーズ22)

    本アジサイの品種の一つのアナベルは、真っ白な装飾花が手毬状に咲くので、とても目立つ。両性花は委縮してほとんど目につかないという。少し黄色を帯びてみえる白の花の塊がいかにもアジサイらしい花の形とともに、アジサイ園のなかでもことさら人目を惹く。(2019-06東京都神代植物公園)アジサイ【アナベル】学名…Hydrangeaarborescens‘Annabelle’和名…アメリカノリノキ科名…アジサイ科属名…アジサイ属(ハイドランジア属)原産国…北アメリカ東部花色…白、ピンク樹高…1m~1.5m日照…半日蔭~日なたアナベルは、北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキ(Hydrangeaarborescens)の変種を品種化したアジサイです。園芸品種として作出されたものではなく、イリノイ州のアンナ市の近くで発見された...手毬状の白い装飾花がことさらに目立つアナベル(紫陽花シリーズ22)

  • 花がまとまって咲くので目立つキリンソウ

    六月の神代植物公園に、ベンケイソウ科の花の一つのキリンソウが群れて咲いていた。この科の植物は似たものが多いが、キリンソウはまとまって咲くのが特徴だ。変種名のfloribundumが、「花の多い」を意味するのも、よく理解できる。俳句の世界でも麒麟草という名前にひかれてか、好まれているようだ。「湖めぐり来て麒麟草咲ける宿村山故郷」のように、ごく普通にみられたのだろう。(2019-06東京都神代植物公園)キリンソウ(麒麟草、Phedimusaizoonvar.floribundus)は、ベンケイソウ科に属する多年草である。和名は「黄輪草」と表記されることもある。特徴茎は太く高さ5-30cm。葉は肉厚で、長さ2-7cmの倒卵形または長楕円形で互生する。葉の縁は中央から先端にかけて鋸歯形状となる。茎の先端が平らな集散花序...花がまとまって咲くので目立つキリンソウ

  • 淡い青がきれいなシンプルなアジサイ済州島(紫陽花シリーズ21)

    済州島は韓国のリゾート地の済州島からもたらされたアジサイ。特別なところはなく、薄い青がきれいなガクアジサイである。技巧の極みをみせられた後では、こんなシンプルなアジサイもいいかも。(2019-06東京都神代植物公園)済州島済州島に分布するアジサイです今日は予報通り、気温が高くなりました。暑かったが、久しぶりの青空でとても気持ちがよかったです。でも、夕方になると、なぜかもやっとした天気に変わりました。どうも、この青空は長く続かないようです。いよいよ梅雨入りですね。さて、今日は「済州島(サイシュウトウ)」というアジサイを紹介します。済州島は韓国の最南端のあるリゾート地として有名な島で、比較的温暖な気候の火山島です。そして、このアジサイに、その島の名前がついているのは、このアジサイの自生地が済州島周辺で、1980年代...淡い青がきれいなシンプルなアジサイ済州島(紫陽花シリーズ21)

  • 地面にびっしりと生えて元気なマルバマンネングサ

    マンネングサの仲間はよく似ていて、区別しにくいことがある。このへんで一番多くみかけるのはツルマンネングサだが、どれも小さな空き地の片隅でもがんばって花を咲かせるので、愛着がわく。マルバマンネングサは名前どおり、葉が丸いので区別できる。区別の仕方は「マンネングサに似た仲間」のページを参照されたい。園芸用も増えている。グラウンドカバーに適した植物だが、増えすぎで困ることも。(2019-06川崎市路傍)マルバマンネングサ(丸葉万年草)常緑多年草本州/九州の山地の岩上や石垣に生える。小型のロゼットで越冬する。花茎は基部がはって分枝し、先は斜上して高さ8/20cm。葉は対生し、倒卵形またはさじ形で長さは7/10mm、先は丸く基部は柄状になる。茎頂に集散状の花序をだし、黄色の花をつける。花弁は5個、披針形で長さ4/5mm、...地面にびっしりと生えて元気なマルバマンネングサ

  • 茎の色に注目したユニークな黒軸アジサイ(紫陽花シリーズ20)

    斑入りアジサイのように葉に注目するアジサイはあるが、黒軸アジサイのように茎に注目したアジサイというのも珍しい。たしかに黒い軸が白の装飾花や青の両性花とマッチして、よく目立つ。花が手毬状になるものもあるらしい。リンクの写真にみられるように、それもまたユニーク。(2019-06東京都神代植物公園)黒軸アジサイアジサイ(黒軸アジサイ)2018年06月15日 nokoの花図鑑学名:Hydrangeamacrophyllaf.mandschurica科名:アジサイ科(ユキノシタ科)属名:アジサイ属樹高:1m程度の落葉低木黒軸アジサイ茎が黒くなるので黒軸アジサイと呼ばれます。古くからあるアジサイの一種で花と葉と茎のコントラストはもちろん黒い茎はお庭のアクセントとして存在感アリです。黒軸紫陽花(クロジクアジサイ):若枝がすべ...茎の色に注目したユニークな黒軸アジサイ(紫陽花シリーズ20)

  • 蕾の間も、開花してもワクワクさせてくれた巨大なアザミの花アーティチョーク

    食用として知られているが、アーティチョークは観賞用の花もある。アザミの化け物のような花が豪快に咲くのをみると、ひたすら感嘆する。咲いている間は、近くを通るのが楽しみだった。蕾の間も、何か神秘的なことが始まろうとするかのようなワクワク感を抱かせてくれた。花期は10日ほどだったが、これほどの楽しみをもたらしてくれるこの花を植えてくれた人に感謝したい気持ちでいっぱいだった。(2019-06川崎市路傍)アーティチョークアーティチョーク(Artichoke、Globeartichoke、学名:Cynarascolymus)は、キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)。若いつぼみを食用とする(花菜類)。地中海沿岸原産。特徴高さは1.5-2mで、葉は50-80cmに達し、つぼみは8-15cmに達する...蕾の間も、開花してもワクワクさせてくれた巨大なアザミの花アーティチョーク

  • 両性花が脱落することで装飾花の美しさが強調される美方八重(紫陽花シリーズ19)

    この八重のアジサイ「美方八重」は、両性花が脱落するのが特徴らしい。ガクアジサイがガクの装飾花の美しさを重要なポイントとするものだとすれば、両性花がなくなるのは一つの究極の理想だろう。写真の装飾花はかなり悲惨な状態だが、ほんらいは青の発色のきれいなガクアジサイだという。リンクの写真を比べてみていただきたい。(2019-06東京都神代植物公園)美方八重(ヤマアジサイ)兵庫県美方郡鉢伏山産の八重咲き種。装飾花は青色の星型で、とても美しい品種です。株の丈は比較的小型な方なので、コンパクトに育てられます。両性花が脱落することで装飾花の美しさが強調される美方八重(紫陽花シリーズ19)

  • お盆の花としても有名なミソハギ

    六月末の神代植物公園の水生植物園は、半夏生とこのミソハギが目立った。湿地に多数の紅紫色の花を咲かせて、映えていた。お盆の花にも使うらしい。そのためボンバナとかショウリョウバナとも呼ばれる。「千屈菜の供華をゆたかに父の墓横原律子」。千屈菜の名前は中国名で漢方でもこの名前を使う。きれいな花なのに、これまで知らなかった。(2019-06東京都神代植物公園)ミソハギ(禊萩)ミソハギ(禊萩、学名:Lythrumanceps)はミソハギ科の多年草。特徴湿地や田の畔などに生え、また栽培される。日本および朝鮮半島に分布。茎の断面は四角い。葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向に出る。お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。ミソ...お盆の花としても有名なミソハギ

  • 装飾花そのもののうちで立体感がでている伊豆の華(紫陽花シリーズ18)

    写真のものはまだ装飾花がまばらにしか咲いていないが、やがては八重の装飾花がきれいに咲きそろうはずである。名前の通りに伊豆で作られたガクアジサイだが、立ち上がった八重の萼片がみごとだ。リンクしてあるページの写真をごらんいただきたい。また内側の萼片が小さくなっているために、個々の装飾花そのもののうちで立体感がでているのも妙である。(2019-06東京都神代植物公園)伊豆の華(ガクアジサイ)静岡県伊東市八幡野付近産のガクアジサイ。紺色の八重ガク咲き。装飾花は細弁で、花房全体のバランスからすると小型です。派手さはありませんが、とてもきれいなガクアジサイです。装飾花そのもののうちで立体感がでている伊豆の華(紫陽花シリーズ18)

  • 橙色の南国風の花を咲かせるノウゼンカズラ

    橙色の南国風の花を咲かせるノウゼンカズラは、平安時代に到来したという。中国名は凌霄花で、天を凌ぐ花という勇ましい名前だ。そんなに高くなっている株はみたことがないが、勢いのある花なのだろう。「その子ずけずけ亡父を語るのうぜんかずら金子兜太」という句はこの勢いと傲慢さをうたったものだろうか。もう花が終わった株が多いようだが、まだちらほらと見かける。日本には珍しい元気な花の色を楽しみたい。「のうぜんのもと踊り子の待ち合はす大野林火潺潺集昭和四十年」。(2019-06川崎市路傍)ノウゼンカズラ開花時期6月、7月、8月、9月花の色オレンジ名前の読みのうぜんかずら分布原産地は中国。日本へは平安時代に渡来。生育地庭植え植物のタイプ樹木大きさ・高さ2~5m分類ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属学名Campsisgrandiflo...橙色の南国風の花を咲かせるノウゼンカズラ

  • しっとりと優雅な趣をかもしだすダンスパーティー(紫陽花シリーズ17)

    ダンスパーティーは名前どおり八重の装飾花がホールのあちらこちらでみごとなダンスの技を競い合っているようなイメージを作りだす。八重の萼片の色あいが微妙な違っているために、立体感がでてくる。柄が長いために個々の花の独立感が強まることもうまく作用している。ピンクの花もいいだろうが、青紫の花もまたしっとりと優雅な趣をかもしだしている。(2019-06東京都神代植物公園)アジサイ【ダンスパーティー】学名…Hydrangeahybrida'DanceParty'科名…アジサイ科属名…アジサイ属(ハイドランジア属)原産国…アジア、北アメリカ花色…ピンク、ブルー樹高…30~150㎝日照…日なた~半日蔭難易度…星USDAHardinessZone:6to9ダンスパーティーは、日本に分布するガクアジサイとアメリカの園芸種を掛け合わ...しっとりと優雅な趣をかもしだすダンスパーティー(紫陽花シリーズ17)

  • ゴージャスな大ぶりの花をひっそりと咲かせるケハギ

    しばらく続けていたマメ科の花の続きで、今日はケハギ。ミヤギノハギかとも思ったが、五月の末から咲いていたので、ケハギだろう。葉の形もあっている。誰も入ることが想定されていないような林の奥まったところに大きな株があった。ひっそりと咲いているにしてはゴージャスな大ぶりの花で、萩の一種とは思えず、発見したときは驚いたものだ。(2019-06川崎市林間)ケハギ毛萩[別名]ダルマハギ(達磨萩)、サミダレハギ(五月雨萩)、ヤマミヤギノハギ、ウワゲケハギ[中国名]展枝胡枝子zhanzhihuzhizi[学名]Lespedezathunbergii(DC.)Nakaisubsp.patens(Nakai)H.OhashiLespedezapatensNakaiLespedezathunbergii(DC.)Nakaivar.ob...ゴージャスな大ぶりの花をひっそりと咲かせるケハギ

  • 清楚な白の装飾花が特徴的な静香(紫陽花シリーズ15)

    静香という名前は義経が愛した白拍子の静御前がとられたものだろうか。清楚な白の装飾花が静御前のイメージにあうかも。小さめな丸い装飾花が数多く咲く。(2019-06東京都神代植物公園)静香(ヤマアジサイ)静岡県富士山周辺産で一重ガク咲きの白花種。装飾花は丸弁で、半テマリ咲きではないかと思うほど数が多いです。また、花色が緑色からクリーム色、白色と色が変化します。清楚な白の装飾花が特徴的な静香(紫陽花シリーズ15)

  • 刀のような形の赤い花をつけるサンゴシトウ

    昨日のアメリカデイゴの仲間に、同じくマメ科のサンゴシトウという花がある。これもアメリカデイゴに劣らず、あるいはさらにどぎついほどの赤い花をつける。花の形は刀のようで、葉の形はアメリカデイゴのように丸くなく、ひし形に近い。そこでヒシバデイゴとも呼ばれる。アメリカデイゴをベースとした交配種らしい。近くを通ると自然に目がひきつけられる。いかにも植物園の好みそうな花ではある。(2019-06東京都神代植物公園)サンゴシトウマメ科エリスリナ属学名:Erythrina×bidwillii別名:ヒシバデイゴ、珊瑚紫豆、珊瑚刺桐原産:交配種マメ科エリスリナ属の落葉中高木で、オーストラリアのシドニー植物園で、アメリカデイゴ(カイコウズ)♂とErythrinaherbacae♀を人工的に交配して作られた雑種です。高さは2.5~4m...刀のような形の赤い花をつけるサンゴシトウ

  • 装飾花と中性花の色合いのバランスがよい蜜柑葉アジサイ(紫陽花シリーズ15)

    蜜柑葉アジサイは、葉がみかんに似ているところから名付けられたようだが、装飾花もまた美しい。不規則で大きな鋸歯は蝶を思わせるし、花柄が長くてすっくと立ちあがるところも優雅だ。また装飾花の色は薄青で、中性花は紺色というのもシックだ。その意味では、葉の形だけに注目する蜜柑葉アジサイという名前は片手落ちではないか。もう少しこの花に似合った命名がほしいところだ。(2019-06東京都神代植物公園)蜜柑葉アジサイ(ガクアジサイ)伊豆諸島伊豆大島産のガクアジサイ。花は一重ガク咲きで両性花は紺色、装飾花は薄青色です。また、装飾花は花柄が長く、不整形で鋸歯があります。装飾花と中性花の色合いのバランスがよい蜜柑葉アジサイ(紫陽花シリーズ15)

  • いかにも南国にふさわしい真っ赤な花を咲かせるアメリカデイゴ

    アメリカデイゴはいかにも南国の花で、江戸時代に渡来したらしい。原産地は南アメリカだが、江戸末期の「アメリカ」という名前は、当時の黒船の脅威を思わせる。こんな真っ赤な花をみたらだれでもびっくりするだろう。それでも鹿児島県の県の木になっているし、沖縄ではこの名前のもとになった梯梧の花が江戸時代にインドから伝えられて、県の花になっている。メキシコでは花を食用にするらしい。どんな味がするのだろう。それとも彩を楽しむだけなのだろうか。(2019-06東京都神代植物公園)アメリカデイゴ・豆科。・学名Erythrinacrista-galliErythrina:デイゴ属crista-galli:ニワトリのとさかErythrina(エリスリナ)は、ギリシャ語の「erythros(赤)」が語源。花の色に由来。・開花時期は、6/1...いかにも南国にふさわしい真っ赤な花を咲かせるアメリカデイゴ

  • 立ち上がりながら開く八重の装飾花がきれいな城ケ崎(紫陽花シリーズ14)

    城ケ崎は「静岡県伊東市の城ヶ崎海岸産のガクアジサイ」だそうである。少し立ち上がりながら開く八重の装飾花がきれいだ。それに中性花との色合いのバランスもシックだ。(2019-06東京都神代植物公園)城ケ崎城ヶ崎(ガクアジサイ)静岡県伊東市の城ヶ崎海岸産のガクアジサイ。八重ガク咲き、花色は土の酸性度次第で桃色~薄紫色~薄青色に変化します。多くの八重咲き園芸アジサイの交配親にもなっている品種で、薄青色に咲かせた場合には城ヶ崎の雨という名前で売られていることもありますが、花色が違うだけで同じ品種です。立ち上がりながら開く八重の装飾花がきれいな城ケ崎(紫陽花シリーズ14)

  • ショウマの仲間に似たきれいな花を咲かせるチダケサシ

    チダケサシは識別のまぎらわしい花だが、神代植物公園の表記による。近くにアスチルベも生えているために紛らわしい。名前の由来は書かれているとおりだが、どうも血なまぐさいイメージで、できれば改名してほしいくらいだ。ショウマの仲間に似たきれいな花なのだが。(2019-06東京都神代植物公園)チダケサシちだけさし(乳茸刺)ユキノシタ科分類:草学名:Astilbemicrophyllaチダケ(乳茸)またはチチタケと言うきのこを採ったら、この茎に刺して持ち帰ったと言われるように、茎が細くて強い植物で、比較的標高の高い草原に群生しているのが見られます。仲間にはハナチダケサシ、タンナチダケサシがある枯れたようにみすぼらしくなるチダケサシの実。乾燥すると殻が割れ、小さな種が飛び出す虫眼鏡で見て5枚の花びらがあることがやっとわかるく...ショウマの仲間に似たきれいな花を咲かせるチダケサシ

  • 天城峠に産するシンプルな白の天城アマチャ(紫陽花シリーズ12)

    天城アマチャはシンプルな白のアマチャ・アジサイ。天城峠あたりでみられるものらしい。装飾花は先がとがった剣形なのも珍しい。葉も花と同じように先がとがっているのも面白い。アマチャだが、甘くない種類のものもあるらしい。(2019-06東京都神代植物公園)天城甘茶(ヤマアジサイ)静岡県伊豆半島の天城峠周辺産の一重ガク咲きのヤマアジサイ。装飾花、両性花とも白色で、装飾花は剣弁です。この天城甘茶は葉が細長いところが特徴で、神奈川県箱根から伊豆半島にかけて自生している細葉小額の系統のヤマアジサイになります。天城峠に産するシンプルな白の天城アマチャ(紫陽花シリーズ12)

  • すっくと立ちあがって花をつけるアカンサス・モリス

    ハアザミと呼ばれるアカンサス・モリスは園芸種であるが、どこでもみかけるようになった。大きな株が多く、すっくと立ちあがって花をつける。花そのものよりも紫がかったとがった苞葉が目立つ。アカンサスはギリシャ語で棘という意味であるが、アザミの葉のとがった形をいうものだろう。古代ギリシャでは菊の葉にも似たこの葉の形がアカンサス模様として、多く用いられた。現代のギリシャの国花らしい。(2019-06東京都神代植物公園)アカンサス模様ウィリアム・モリスのデザインアカンサス・モリスアカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊)は広義にはキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属Acanthus)の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培されるA.mollisを指す。その名前にはギリシア語で「トゲ」と言う意味がある。アザミに似た...すっくと立ちあがって花をつけるアカンサス・モリス

  • 装飾花がピンクで、鋸歯のないタイプの桃色ヤマアジサイ(紫陽花シリーズ12)

    桃色ヤマアジサイは、装飾花がピンクのガクアジサイ。写真のは残念ながらもう終わりかけのもの。これと似ているが、装飾花が角ばっていて、鋸歯があり田の字型のものがあり、こちらは「モモバナ(桃花)ヤマアジサイ」として区別されているらしい。違いなどについては、「モモイロヤマアジサイ」のサイトの写真を参照されたい。(2019-06東京都神代植物公園)装飾花がピンクで、鋸歯のないタイプの桃色ヤマアジサイ(紫陽花シリーズ12)

  • ほんとうに朝鮮から到来したチョウセンキハギ

    チョウセンキハギは、マメ科の灌木で、萩とは違って、樹木に分類される。普通はチョウセンという名前がついた植物は、南アジアから到来したチョウセンアサガオのように、たんに外国からやってきたことを意味するが、このチョウセンキハギはほんとうに朝鮮から到来したものらしい。神代植物公園では花が終わりかけていた。ちょうど咲き始めた萩の花と入れ違いになっていた。(2019-06東京都神代植物公園)ほんとうに朝鮮から到来したチョウセンキハギ

  • 白と黄色の班が不規則に入るところが目を引くレモンウェーブ(紫陽花シリーズ11)

    花そのものよりも、葉に白と黄色の斑が入って、緑と合わせて三色になるところが注目されたレモンウェーブ。斑入りガクアジサイと同じように、斑入りのアジサイが好まれる傾向はかなり強いようだが、この品種は二色の斑入りであるところが好まれているようだ。(2019-06東京都神代植物公園)レモンウェーブレモンウェーブモンウェーブは、ガクアジサイ型で一重咲きの品種。葉に入る斑に黄色い部分が多いのが特徴です。学名:Hydrangeamacrophylla'LemonWave'タイプ:ユキノシタ(アジサイ)科ハイドランジア(アジサイ)属の耐寒性落葉低木樹高:100~150cm開花期:6月~7月植付け適期:2月~5月用途:庭植え、鉢植え日照:日向~半日陰向き白と黄色の班が不規則に入るところが目を引くレモンウェーブ(紫陽花シリーズ11)

  • 日本人の心のうちに深く根付いた萩の花

    秋の七草のひとつの萩の花も日本の文化的な伝統に深く根を下ろしている。万葉集には142首も掲載されているということであり、秋の七草のうちではもっとも多い。「枕草子」の描写も心に残る。九月ばかり、夜一夜よ降り明かしつる雨の、今朝はやみて、朝日いとけざやかにさし出でたるに、前栽の露こぼるばかりぬれかかりたるも、いとをかし。透垣の羅文、軒の上などは、かいたる蜘蛛の巣のこぼれ残りたるに、雨のかかりたるが、白き玉を貫きたるやうなるこそ、いみじうあはれにをかしけれ。少し日たけぬれば、萩などいと重げなるに、露の落つるに、枝のうち動きて、人も手触れぬに、ふと上ざまへ上がりたるも、いみじうをかし、と言ひたることどもの、人の心にはつゆをかしからじと思ふこそ、またをかしけれ。また台風の後の萩の花の描写も忘れ難い。野分のまたの日こそ、い...日本人の心のうちに深く根付いた萩の花

  • シンプルで味わいのある伊予桜(紫陽花シリーズ10)

    愛媛県で開発されたガクアジサイ系の伊予桜。写真は咲き終わりつつある時期のものだが(花盛りの様子はリンクを参照されたい)、四枚の装飾花のガク片が少しずつ重なり合う様子がよくみえる。シンプルで味わいのある品種だ。(2019-06東京都神代植物公園)伊予桜伊予桜(ヤマアジサイ)愛媛県産の一重ガク咲きのヤマアジサイ。装飾花は円弁の大輪で淡桃色。両性花は淡桃色と淡青色の複色になります。また、ガク片はそれぞれが重なり、表面の脈が目立ちます。シンプルで味わいのある伊予桜(紫陽花シリーズ10)

  • 不思議な趣のある花を咲かせるヤブレガサ

    早春の頃の芽と若葉の形が破れた傘に似ているというので名付けられたヤブレガサ。たしかに傘に似ているが、破れた傘というよりは、畳んだ傘にみえる。そんなヤブレガサでもちゃんと花を咲かせる。不思議な味わいのある花だ。この時期には目立つ花があまりないので、野原で異彩を放っている。ヤブレガサの若葉は野草として珍重されるらしい。天ぷらにしたらおいしいのかも。(2019-06東京都神代植物公園)ヤブレガサヤブレガサ(破れ傘、学名:Syneilesispalmata)は、キク科ヤブレガサ属の多年草。特徴若い個体は根出葉1枚のみで、花茎が出ない。年数が過ぎ、栄養が蓄積されると花茎を出す。茎は直立し、分枝せず、高さは70-120cmになる。根出葉は1枚。茎葉は2-3枚で互生し、下方の葉は長い葉柄を持ち、葉柄の基部は茎を完全にとり巻く...不思議な趣のある花を咲かせるヤブレガサ

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