『ブリジット・ジョーンズ』最新作を観た。1作目を初めて観たのは、Twitterのフォロワー氏が熱烈に推していたためであるが、それから早6年が過ぎた。ブリジットが2児の母となった4作目で強く感じさせられるのも、このような「時の流れ」であった。 本作でまず驚くのは、製作陣の面子である。監督はやはり壮年期の母親を描いた『トゥ・レスリー』のマイケル・モリス。『ベター・コール・ソウル』などにも関与している実力派である。脚本には3人クレジットされている。特に注目したいのは、本作がシリーズ初担当となるアビ・モーガンである。モーガンは映画では『マーガレット・サッチャー』『未来に花束を残して』といった主体的な女…