2019年5月
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2)』(豊田悠/スクウェア・エニックスガンガンコミックスpixiv)感想【ネタばれあり】
豊田悠先生の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2)』の感想です。 今回も社員旅行に、黒沢の美人の元カノ(?)登場や同居話など内容盛りだくさん。 二人の仲の進展具合は亀の歩みですが、そのもどかしさに返ってニヤニヤしてしまいます。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1)』(豊田悠/スクウェア・エニックスガンガンコミックスpixiv)感想【ネタばれあり】
豊田悠先生の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1)』の感想です。 pixivコミックスで連載中の作品。 社内一のイケメン・黒沢と、30歳まで童貞で触れた人の心を読める力を手に入れてしまった地味っ子・安達が繰り広げるラブコメディ。 黒沢の色々な濃い本音を読んでしまい、時にときめき、時にドン引く安達の慌てぶりが面白い。
『S宿二丁目ラブアワー』(露久ふみ/オーバーラップリキューレコミックス)感想【ネタばれあり】
露久ふみ先生の『S宿二丁目ラブアワー』の感想です。 女装男子・京子(仮名)×(元)バリタチ・泉のラブコメディ。 見かけと中身にギャップのある肉食系な攻めと、負けず嫌いだけれどちょろい受けのやり取りが面白い。 京子の甥・秀一×年上の幼馴染・旭の物語も収録。
『ただいま、おかえり ーかがやくひー』(いちかわ壱/ふゅーじょんぷろだくとTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)感想【ネタばれあり】
いちかわ壱先生の『ただいま、おかえり ーかがやくひー』の感想です。 オメガバース設定のほのぼの家族物『ただいま、おかえり』の続編。 新たな家族・陽も加わって、藤吉家はさらに賑やかに……。 そして、今回は真生がずっと避けていた故郷へ里帰りする事になります。 真生はずっと抱いていた愁いを払拭する事ができるでしょうか?
『ただいま、おかえり』(いちかわ壱/ふゅーじょんぷろだくとTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)感想【ネタばれあり】
いちかわ壱先生の『ただいま、おかえり』の感想です。 オメガバース設定の物語。 オメガバース設定に関しては、本作冒頭でも説明されているので、オメガバース物を初めて読まれる方もご安心を。 本作に関してはとりあえず、男女の他にα、β、Ωという二次性がある世界で、Ωは男女問わず出産できる事等を事前知識として持っていれば問題ありません。 弘(α)×真生(Ω)夫夫と、彼らの間に生まれた子供・輝の日常を描いたほのぼの家族物。 とにかく輝の可愛らしさに癒されます。
『食べてもおいしくありません』(山田2丁目/リブレビーボーイコミックスデラックス)感想【ネタばれあり】
山田2丁目先生の『食べてもおいしくありません』の感想です。 世界人口の9割を占める「オニ」と、希少種になってしまった「ヒト」が繰り広げる異種族間ラブコメディ。
『くそくらえ純愛』(風緒/竹書房バンブーコミックス 麗人uno!)感想【ネタばれあり】
風緒先生の『くそくらえ純愛』の感想です。 「同じ相手とは二度と寝ない」主義を持っていた峯谷と滝野。 しかし、彼らは単に身持ちが緩い人間ではなく、どちらも過去に拭いきれない心の傷を負っています。 そんな二人がトラウマにケリをつけ、徐々に歩み寄っていく物語です。
『ホテル王はそれを我慢しない』(慧/KADOKAWAフルールコミックス)感想【ネタばれあり】
慧先生の『ホテル王はそれを我慢しない』の感想です。 ホテルマン達の恋を描いた『エリートの理性も限界だ』のスピンオフですが、こちら単体でも楽しめます。 ラスベガスのホテル王×フロントクラーク。 攻めがホテル王という事で、もっと浮世離れした物語を想像していたんですが、地に足の着いた手堅い作品になっていると思います。
『交渉人は疑わない』(榎田尤利/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】
榎田尤利先生の『交渉人は疑わない』の感想です。 相変わらず口八丁と度胸でトラブルを乗り越えていく芽吹の生き様が痛快。 そして今回、芽吹は兵頭が過去に逮捕された経緯を知る事になります。 際どいながらも、今まで一線超えなかった二人の関係に変化も。
『僕のおまわりさん(2)』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】
にやま先生の『僕のおまわりさん(2)』の感想です。 両想いになってから季節は巡り、とうとう同棲生活を始めた誠治と晋。 前巻よりもさらにラブ度がアップ。 誠治の友人で『無邪気なわんこと猫かぶり』で主役を務めた赤坂×八木もたくさん登場し、晋×誠治を盛り立ててくれます。
『交渉人は黙らない』(榎田尤利/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】
榎田尤利先生の『交渉人は黙らない』の感想です。 発売されてからかなり立ちますが、商業BLの中でも十指に入るほど大好きな作品のひとつ。 辛い過去を持ちながら、時に飄々と、時に熱く依頼人のトラブルを解決していく美貌の交渉人・芽吹章。 高校生の頃から彼を芽吹の事が欲しくてたまらない、後輩でヤクザの若頭・兵頭寿悦。 彼らのベタベタしないけれど、互いの力量をきちんと認めている関係が秀逸。
『DOGS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】
里つばめ先生の『DOGS』の感想です。 同じく里先生の『GAPS』シリーズのスピンオフ作品。 この作品単体で読んでも支障はありませんが、もちろん『GAP』を事前に読んでいた方がより一層楽しめます。 片桐の腐れ縁である強面刑事・矢島千紘が主人公。 ただでさえハチャメチャな片桐に振り回されがちな矢島なのに、恋愛面でもそんな厄介そうな男に行ってしまうとは(笑)。
『GAPS apples and oranges』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】
里つばめ先生の『GAPS apples and oranges』の感想です。 前作で自分の片桐への想いに薄々気づき始めている長谷川が、片桐の貞操観念のなさなどが気になり、どうしても素直になれない。 一方片桐は、なかなか落ちない長谷川を手に入れるために、ある一手に出ます。
『GAPS RISKY DAYS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】
里つばめ先生の『GAPS RISKY DAYS』の感想です。 会社では王子様、しかし実態は欠点を上げたらキリがない自分勝手な部下・片桐から迫られる普通の会社員・長谷川。 そこへ片桐に負けず劣らず強烈なキャラをしている「第三の男」が現れ、長谷川の生活はさらに波乱に満ちていく。
『囀る鳥は羽ばたかない(6)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】
ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない(6)』の感想です。 肉体関係を持った後、矢代に置いていかれた百目鬼。 百目鬼の存在を振り払うように、全てにケリをつけるために動く矢代。 平田との抗争にいよいよ決着の時。 そして、矢代と百目鬼の関係は新たなステージへ……。
『GAPS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】
里つばめ先生の『GAPS』の感想です。 今年37歳になる会社員の長谷川は、平穏な毎日を送りつつも、身に降りかかる衰えを感じ始めていた。 ある日、彼は会社の後輩で仕事もできるイケメン・片桐の、とんでもない秘密を知ってしまい……。 破天荒な片桐と、彼に振り回される、お人好しな片桐の関係が秀逸。
『俺が好きなら跪け』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】
里つばめ先生の『俺が好きなら跪け』の感想です。 銀行員である同僚同士の物語。 受け攻め共に一筋縄ではいかないカップル。 二人が折に触れては繰り広げる駆け引きに大興奮。 また、お仕事物としても読み応え有り。
『OFF AIR イエスかノーか半分か』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】
一穂ミチ先生の『OFF AIR イエスかノーか半分か』の感想です。 『イエスかノーか半分か』シリーズの同人誌収録作品や、付録ペーパーやブックレット、ブログに掲載された短編&ショートショートまで集めた作品集。 甘々から少し切ない物語まで作風も豊富。 大変ボリューミーで、ファンには嬉しい一冊。
『その恋、自販機で買えますか?』(吉井ハルアキ/三交社Charles Comics)感想【ネタばれあり】
吉井ハルアキ先生の『その恋、自販機で買えますか?』の感想です。 個人のSNSから人気に火のついた作品。 自動販売機補充員(28)×会社員(32)の年下攻め。 アラサーが滅茶苦茶可愛い恋愛しています。
『おうちのありか イエスかノーか半分か3』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】
一穂ミチ先生の『おうちのありか イエスかノーか半分か3』の感想です。 今回は、今までいつも計を支えてくれた潮が窮地に陥ります。 明かされた潮の意外な過去。 計を守るために、別れを決意する潮。 果たして、計は潮を取り戻す事ができるのか?
『恋するインテリジェンス ultimate (1) ペーパーワーク集』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス ultimate (1) ペーパーワーク集』の感想です。 武笠×深津の「恋するインテリジェンス class:rookie 003」や針生×眞御の「恋するテーブルマナー~愚かにならぬ「恋」など「恋」ではない~」などをはじめ、カラーイラストやショートショート、付録ペーパーなどに掲載された4コマを集めた一冊。 とにかくボリューム、カップリングの多彩さ、クオリティが凄まじい。 『恋するインテリジェンス』にハマった読者なら大満足できる事請け合い。
『世界のまんなか イエスかノーか半分か2』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】
一穂ミチ先生の『世界のまんなか イエスかノーか半分か2』の感想です。 前作からおよそ1年が舞台。 「ザ・ニュース」の裏番組「ニュースメント」とタレント・木崎了の出現により、仕事への葛藤や潮への苛立ちを覚えてしまう計。 それが一段落したかと思ったら、とんでもない展開が計と潮を待っていました。 今回も前作に負けず劣らず、ラブストーリーとしても、お仕事小説としても絶品。
『恋するインテリジェンス(6)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
恋するインテリジェンス (6) (バーズコミックス リンクスコレクション)作者: 丹下道出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2019/03/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る恋するインテリジェンス (6) (バーズコミックス リンクスコレクション)作者: 丹下道出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2018/11/24メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 丹下道先生の『恋するインテリジェンス(6)』の感想です。 今回は第118期官の先森篠雅と柳介次の物語。 先森大好きな柳に対して、なぜ先森があれほどまでに塩対応なのか? また、秋草室長をはじめと…
『イエスかノーか半分か』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】
一穂ミチ先生の『イエスかノーか半分か』の感想です。 クレイアニメーション作家×キー局のアナウンサー。 冒頭から、主人公・計の性格&毒舌がインパクト抜群ですが、ただのギャグと勢いの作品ではありません。 お仕事小説としても優秀で、主人公である計と潮が、それぞれ一人の人間として如何に仕事と真剣に向き合っているかが伝わってきます。
『恋するインテリジェンス(5)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(5)』の感想です。 今回は志山円の上司で、財務省関税局の課長・差形怜司と、彼と19年付き合っている同じく財務省主計局の課長・古賀親國の物語がメイン。 差形はいつも円と土門をからかったりと飄々とした印象でしたが、この巻を読んで、それがガラリと変わりました。
『蜜通』(エナリユウ/笠倉出版社CROSS NOVELS)感想【ネタばれあり】
エナリユウ先生の『蜜通』の感想です。 初恋の男の息子にアラフォー弁護士が迫られる超年下攻め。 かなりアクが強いですが、深みのある人物造形や緻密な心理描写を求める方におススメの作品。
『恋するインテリジェンス(4)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(4)』の感想です。 今回はいよいよ武笠×深津のルーキーカップルが、てんやわんやの末に結ばれるまでが描かれます。 美しい外見とは裏腹に、恋愛経験のない深津が可愛くて仕方がない。 武笠のために、なけなしのお金をはたいてプレゼントを用意したり、手料理をご馳走したり……。 これは武笠ならずとも、メロメロになります。
『ジョシュ・ラニヨン短編集 So This is Christmas』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『So This is Christmas』の感想です。 表題作であり、アドリアン・イングリッシュの完結編「So This is Christmas」。 かつて一度だけ肉体関係を持った、元泥棒とFBI捜査官のクリスマスの再会を描く「雪の天使」。 FBI捜査官が、行方不明になった束の間の恋人だった行方不明の刑事を捜す「欠けた景色」。 他にショートショート二編を含む短編集。 表紙イラストの、アドリアンとジェイクの笑顔を目にしただけで幸せになれる一冊。
『恋するインテリジェンス(3)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(3)』の感想です。 今回、国際情報統括官組織のメンバーが一気に増加して目の保養。 あと凄い特殊性癖も次々に炸裂。 萌えるというよりも、口をあんぐり開けて、ひたすらページを追う事しかできませんでした。
『アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ』の感想です。 心臓疾患の手術を受け、健康を徐々に取り戻しつつも、ずっと自分の人生を諦観してきたアドリアンは、返って戸惑いを隠せずにいた。 そして前作のカミングアウトにより、家族うs地位も失ったジェイクもまた、迷いながらも新たな一歩を踏み出し始める。 互いに愛し合っているにもかかわらず、宙に浮いたような二人の関係。 最後に二人が出した答えとは?
『恋するインテリジェンス(2)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(2)』の感想です。 男達の欲と野望が渦巻くKヶ関の恋愛模様を描いたオムニバス形式の本シリーズ。 断言しますが、1巻はまだ序の口でした。 2巻は弾け具合がさらにパワーアップしています。
『アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死』の感想です。 ジェイクと別れてから作中内時間で二年。 今現在、アドリアンは前作で出会ったガイと付き合っていた。 だが、あるパーティーで起きた殺人事件がきっかけで顔を合わせてしまったアドリアンとジェイク。 一度は分かれた二人の道が、再び交差を始めます。
『恋するインテリジェンス(1)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(1)』の感想です。 架空の国・N国に所属する官僚達の恋を描いた表題作他、短編2編と描き下ろし3編を収録した作品集。 耽美な絵からは想像できない奇抜な設定と勢いで、読者を独特の世界に引きずり込む作品の数々。 様々な作品が集う、百鬼夜行のような(?)ボーイズラブ作品群の中でも、その個性はピカ一だと思います。
『アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐』の感想です。 クローク&ダガー書店のパート・タイマーであるアンガスが殺人容疑をかけられた事により、カルト的な連続殺人に巻き込まれていくアドリアン。 さらに表紙イラストでも表されています通り、微妙だったジェイクとの関係もターニングポイントを向かえます。 読者である私達は、彼の怒涛の人生をただただ見守る事しかできません。
『恋人を可愛がる方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】
青山十三先生の『恋人を可愛がる方法』の感想です。 前作で危機を乗り越えた柳浦と鬼塚。 特に大きな事件は起きませんが、その分、二人のバカップルぶりを楽しめる一冊。
『アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き』の感想です。 第一巻『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』で縁を結んだアドリアンとジェイク。 今度の舞台は、かつてゴールドラッシュに沸いたカリフォルニア州ソノラ近郊の街。 そこで再び事件に巻き込まれてしまったアドリアンと、彼を追ってやって来たジェイク。 不気味な事件のみならず、時々刻々と変化する二人の関係にも注目。
『恋人を口説く方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】
青山十三先生の『恋人を口説く方法』の感想です。 前作で友情から変化した恋情を成就させた柳浦と鬼塚。 やっと体を繋げたり、鬼塚の家族のような同僚達に挨拶したりと順調に交際を進めていきます。 ところが、意外なところから火種が生じ、サラリーマンである柳浦はジリジリと追いつめられていく。 二人は危機を乗り越える事ができるのか?
『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』の感想です。 高校時代からの友人を殺害された書店主&作家のアドリアンが、自分もまた事件へと巻き込まれていくスリリングなサスペンス。 第1作に関しては、恋愛面よりもミステリ面に比重が置かれがちですが、ゲイとして生きるアドリアンの日常が読み応え有り。 物語構成や文章力も、こうしたジャンルでは群を抜いており、多くの方に是非手に取っていただきたい作品の一つ。
『友達を口説く方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】
青山十三先生の『友達を口説く方法』の感想です。 靴屋に勤める男達と客の恋を描いたオムニバス・恋する靴屋シリーズのスピンオフ作品です。 しかしこちら単体でも十分楽しめます。 強面刺青彫師×人間関係に不器用なサラリーマンの友情から始まった恋の行方。
『殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ』(ジョシュ・ラニョン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】
ジョシュ・ラニョン先生の『殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ』の感想です。 FBIの生きる伝説といわれる上級特別捜査官と、上昇志向の強い捜査官の急造コンビによる、アメリカを舞台にした本格ミステリ。 男性同士の恋愛をテーマにした作品で、ここまでのガチミステリはそうそうお目にかかれません。
『僕のおまわりさん(1)』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】
にやま先生の『僕のおまわりさん(1)』の感想です。 同じくにやま先生作の『無邪気なわんこと猫かぶり』のスピンオフ。 今度は『無邪気な~』で主人公二人のキューピット役(?)を務めた誠治が主人公となっています。 前作とは違ったタイプのわんこ系攻めも登場。 本作単体でも読めますが、もちろん『無邪気な~』を読んでいた方がより一層楽しいです。
『無邪気なわんこと猫かぶり』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】
にやま先生の『無邪気なわんこと猫かぶり』の感想です。 素直で飾らないわんこ系攻めと、好きな人の前で理想を演じ続けて疲れてしまったアラフォー受けによるラブコメディ。 変に奇をてらわず、25歳×39歳の可愛い恋を楽しめます。 随所に散りばめられた笑いや、受けである八木の友人・誠治の存在が、二人の恋愛に花を添えてくれます。
『遠い岸辺』(英田サキ/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】
英田サキ先生の『遠い岸辺』の感想です。 イラストはZAKK先生。 表題作の他に、事件が解決した後の二人の平穏な日常を描写した「夢の岸辺」、また電子書籍版にはショートショート「番犬も時には猫になる」を収録。 ある事件がきっかけで、身をやつした元刑事・射場と、人生の虚しさを味わいつくした切れ者・日夏。 過去に因縁を持つ二人が、共に暮らす内に関係を深めていく。 甘さと苦さのメリハリが絶妙。 また、日夏が狙われる事件も二人の関係に彩りを加え、サスペンス好きの方にもおすすめ。
『ただれた恋にはいたしません!』(らくたしょうこ/オーバーラップリキューレコミックス)感想【ネタばれあり】
『ただれた恋にはいたしません!』の感想です。 チャラ男と地方から出てきたばかりの少年によるラブコメディ。 勢いとテンポの良さ、とぼけた会話で、読者を笑わせてくれます。
『構いたくなる背中』(ゆいつ/一迅社gateauコミックス)感想【ネタばれあり】
構いたくなる背中【電子限定描き下ろし漫画付き】 (gateauコミックス)作者: ゆいつ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2019/04/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る構いたくなる背中 (gateauコミックス)作者: ゆいつ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2019/04/15メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 『構いたくなる背中』の感想です。 恋人に去られ、男達との刹那的な関係に慰めるサラリーマンと、彼を放っておけない同僚。 二人が互いに惹かれ合っていくプロセスを追った王道ラブストーリー。 『構いたくなる背中』(2019年4月15日発行) あらすじ…
『愛しのXLサイズ』(重い実/一迅社gateauコミックス)感想【ネタばれあり】
『愛しのXLサイズ』の感想です。 タイトルと表紙、正直キワモノ臭がしますが。 でも、そこで尻込みしていては勿体ない良作ですよ、皆さん。 シュールなギャグ、ストーリー、エロの塩梅が絶妙。 騙されたと思って、お試し版だけでも読まれる事をおススメします
『隣の嘘つき』(画:須坂紫那・原作:安西リカ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】
『隣の嘘つき』の感想です。 安西リカ先生の原作を、須坂紫那先生がコミカライズした作品。 己の性癖を認められなかった主人公・高瀬が、ゲイである友一を通して変わっていく話。 原作付きという事もあってか、高瀬の心情変化や二人の距離が縮まる過程が丁寧に描写されています。 性描写もきつくなく、クセのない絵柄で、ボーイズラブ初心者の方にもおすすめ。
2019年5月
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