植民地主義の暗部 浮き彫りにするファンタジー 『バベル』(上・下)

植民地主義の暗部 浮き彫りにするファンタジー 『バベル』(上・下)

アヘン戦争前夜のイギリスを舞台にした歴史ファンタジー。 中国・広東に生まれた主人公は、語学の才能を見出され、英オックスフォード大学の王立翻訳研究所「バベル」の学生となる。 物語の世界には、言語間の意味の差異みたいなものが魔力を生むという設定... 【続きを読む】