「平凡な日々を面白く!」何があったって、最後はきっとうまくいく。日々の雑記です。
デンパサール空港からシンガポール空港までおよそ2時間30分のフライト。夜10時過ぎだったこともあり少し仮眠を取ったり、備え付けの機器で映画をみたりして過ごしていたら、あっという間だった。 「着陸体勢に入るのでシートベルトをしっかり締めてください。あと20分程で着陸します」 機内でアナウンスがあったので、乗り継ぎのことを考えて次のチケットを再確認していた時のこと。 【Bording time(搭乗時間) 0:20】 え? 機内の時間を確認すると、今現在が0:20。まだ飛行機は空の上だ。これから着陸におよそ20分かかるという。着陸して0:40。でも着陸後にすぐ動けるわけじゃないから多分10分くらい…
帰りの便は母親が20:00発、自分が21:45発だった。 どちらかの便で一緒に帰れれば御の字なのだが、どうやらそうはいかないらしい。 「今日の便は満席で、今からの予約変更が難しそうです…」 現地のガイドが申し訳なさそうに説明してくれる。もちろん、この人が悪いわけではないのだが。 「…ちなみに『難しそう』とはどういう意味ですか?」 言葉尻で少し引っかかったので聞いてみた。すると、タイミングが悪いことにこの日が日曜日。休みということもあって、搭乗予定の航空会社となかなか連絡が繋がらないのだそうだ。 「ん〜…じゃあ、空港行きませんか?そこで話した方が早くないですか?」 昼ごはんを食べた後は少し観光を…
「あれ?帰りの便が違う」 気付いたのは帰国当日の朝。バリのデンパサールからシンガポールまでの便が母親とズレていることが分かった。自分が一つ遅い便だったのだ。バリから日本まで直行便が無いため、シンガポールを経由して帰国することになっていた。 シンガポールから福岡が同じ便なので、てっきり帰りの行程は母親と全て同じだと思っていたのだ。 「まぁ、別にいいか。福岡に着くのは同じだし」 個人的にはそう思ったのだが、それに対して母親が納得しなかった。 「なんで!?あれだけ旅行会社にお願いしたのに!」 …え、なにそれ。すごくめんどくさい話な気がするんですけど。 今年で母親は61歳。英語のコミュニケーション力は…
「母親の体調が悪いから、この病院へ行きたい」 嘔吐している母親を部屋に留まらせて、ホテルのフロントへ急ぎ拙い英語で伝えた。さっき処方してもらった薬箱に記載してあった病院の住所を指差して、とにかく「ここへ行きたい」と。 始めはポカン顔だったフロントだが、こちらの雰囲気を感じ取ってタクシーを手配してくれた。いったん部屋へ戻り、嘔吐し終わった母親を連れて再度ロビーへ向かう。 タクシーに乗った後も「もしまた嘔吐しだしたらどうしよう」と気が気でない状況が続いた。さっき病院からホテルへ帰ったばかりなのに、また病院へ舞い戻る。なんともやるせない。車窓から見た景色は10分前を逆再生しているかのようだ。何なんだ…
「直接診ていないので、確定診断ではありませんが…」 電話口で話したインドネシア担当の日本人医師は、こう前置きした上で話をしてくれた。 その診断名は【スコンブロイド食中毒】 ---------------------------------------- スコンブロイド食中毒(scombroid food poispning)または略してスコンブロイドは、一般的に腐敗した魚を食べた結果として起こる食中毒である。症状には皮膚の発赤、頭痛、かゆみ、視覚異常、腹痛、下痢、などがあげられる。一般的に中毒の原因となる魚を食べてから10分~60分後に発症し、2日間程続く。稀に呼吸困難または不整脈を引き起こす…
今思えば、親族一同集まった食事の席からおかしな事態は始まっていたのだと思う。 「ちょっと苦しいかもしれないです」 新婦が食事中に体調不良を訴えた。ただ、ウエディングドレスを着たままの食事だったので、ドレスの締め付けがきついのだろう、と推測された。新婦は少しの時間退席し、ドレスをゆるめて戻ってきたが体調は良くなっているようには思えなかった。 なぜか肩から背中にかけて赤い発疹が出ており、「アレルギーありましたっけ?」ウエディング会社からそんな話が出たが、新婦側の家族は皆一様に首を横に振るだけだった。 6月15日。シンガポール バリのウルワツで弟の結婚式が行われた。列席者は、弟夫婦と新婦側の家族3人…
「トット(パパの意味)、ギター弾かないの?」 家の隅に置いてあるギターケースを指差して3歳の息子が言う。 「ん〜…壊れてるんだよね〜」 もう5年も開けていないギターケース。入っているギターは音楽経験者なら一度は聞いたことがある、そこそこ値が張るメーカーのものだ。 もちろん、ギターは壊れていない。壊れていたのは、かつて音楽をやっていた時の自分の気持ちだ。 オリジナル曲を携えて、一人でギターを抱えて、県内外のライブハウスで活動していたのは5年前までのことだ。それまでは仕事の合間を縫って最低でも月に一回はライブをする生活を送っていた。ただ、いつの頃からか音楽を楽しめなくなった。ノルマや集客などの現実…
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