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2019/03/12

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  • ■ 現代さんとポッキー♡

    「そうだ。 昨夜、あの坊やが失踪した。 現在は行方不明中だ」 「え・・・」 雪城史苑が失踪? 廿楽がわずかに眉を寄せる。 「昨日の夕方辺りにキャリーケースらしきものを持った坊やを見かけた人間がいる。 そして廿楽さん・・・あなたは数日前にあの坊やと接触しているはずだ」 口調は淡々としたままだが、語尾の断定的な言い回しがすでに裏を取っていることを暗に強調している。 …

  • ■ 手直し終わりました。

    「時郎は確かにおまえの子孫であり、黄金の花だ」 「それはさっきも聞いた」 「ではそれがなぜか・・・おまえにわかるか?」 「何?」 「時郎が黄金の花たる所以(ゆえん)だな」 「そんなこと知るか。 俺だってあんたたちから同じことを言われるが、その理由など全く知らないんだ」 「ならば言い方を変えてやろう。 厳密には決して物理的な話だけではないのだが・・・」 どこ…

  • ■ いい意味でどうでもいい

    「どれも私好みのビンテージだ、あれはきみの趣味か?」 「・・・」 秋一郎は小さく頷いた。 「あの時計も商品か?」 「あれは違う・・・ディスプレイだ」 「だろうと思った」 言いながらまた男はくすくすと笑った。 とてつもなく感じの悪い男だ。 「こういったセンスで雑貨だけでなく家具も仕入れてくる業者を探しているんだが・・・ きみ、誰か知らないか?」 「・・・知…

  • ■ 近況報告をば・・・

    壁に手をかけ、目を閉じて耳に神経を集中させてみる。 もしも本当にここにゲートがあるのならば、その独特の音が聞こえるはずだ。 「チッ」 思わず憎々しい舌打ちをしてしまう。 店内の気持ち悪い音楽が邪魔をして何も聞こえない。 どうやら時郎の集中力を乱すこの曲は、異世界の楽器で奏でられているようだ。 意識が分散してしまい、力が使えない。 「おや、気が付いた? この曲には…

  • ■ 忙しくなってきました

    「・・・まあいい、どうせあっちはろくに自己紹介もしなかったんだろう。 俺は高階時郎(たかしなときお)。時間の時に、郎と書いてトキオだ。あんたのひ孫にあたる。 先にあんたが会ったのは“ときお”・・・俺と身体を共有しているもうひとつの人格のほうだ」 「やれやれ、記憶喪失の次は二重人格か。おまけにひ孫だと?馬鹿らしい。俺にそんなものはいない」 いい加減にしてくれと…

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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
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