開業希望者や既存の経営者への支援を得意とする飲食店コンサルタントです。飲食店の入口(開業)から出口(事業承継、M&A)までを支援します。中小企業診断士・行政書士・調理師の資格を有し、自らも飲食店を経営していた実績もあります。
飲食店コンサルタントの中村です。自らも飲食店を2店舗、経営していました。中小企業診断士と行政書士を独学で取得し、自らのキャリアと共に、実務に精通したコンサルタントを標榜しています。実際に店を経営してみると教科書通りに経営できるものではありません。資金繰りに苦しんだり、お客さんからのクレームで嫌気を差したりと大変です。店の経営者様に寄り添い、適時適切なアドバイスを心掛けています。
休日返上で、我が子のような店を守り続けてきたバーの経営者も、今はコロナ感染による営業自粛で店を閉めている。 日々のルーティンもなくなり、気が抜けた状態だが、根が真面目な経営者は、何かせねばと毎日、店の掃除をしている。当たり前のように定められていたお店重視の生活のリズムが狂い体調も悪くなってきた。「病は気から」で精神的なものが大きいようだ。 最初の頃はリフレッシュ休暇と笑っており、まだ余裕があったが、今は経済的にも体調的にも大変みたいた。 先が見えないが、今は耐えるしかないと自らを鼓舞するが、虚しさは隠せない。みんなが「頑張れ」と励ましてくれ、嬉しいものだが、店の経営と自らの生活は自己責任でやる…
コロナ感染による未曽有の経済危機に国民生活が不安状態に陥っている。国や地方自治体の支援策が後手後手に回っているが、この度ようやく動きそうである。 国民向けに一人10万の「特別給付金」、事業者向けに「持続化給付金」「休業要請協力金」などである。 大阪の「休業要請協力金」は、申請して承認されれば50万もらえるが、最大100万もらえる国の「持続化給付金」より提出書類も多く、手続きの負担は大きい。 緊急性が求められる中でも、最低限の与信審査をするようである。 受付が始まったばかりの昨日、質問しようと朝から電話するが、結局繋がらないままで、窓口が終了するといった混乱状態だ。今日も相変わらず繋がらない。 …
不動産賃貸業を営む顧問先から相談があった。 店子の居酒屋からコロナ感染で、2月から経営不振なのに、休業要請を受け更に業績が悪化したので、家賃を引下げて欲しいと要求されたらしい。 困った時はお互い様で貸主と店子の協力関係は事業を展開する上で必須である。 しかし貸主である顧客は普段からこの店子をよく思っていないようであった。その理由は、賃貸借契約を結んで今年で7年目になるが、そもそもスライド家賃方式で契約をしていた。 最初は創業支援として賃料を低く設定し、2年ごとに上げていく予定であった。 しかし上げるどころか、今までも何かにつけ家賃の引き下げを要求してきているのである。 そして去年4月の更新時、…
新型コロナウイルス感染症で、経済活動が停滞している今、国や自治体の緊急経済対策に注目が集まる。国民の命と生活を守り抜き、経済再生へどう舵取りをするか、普段ニュースを見ない人まで注目しているようだ。そんな中、「アルバイト代が激減し生活費がない」「自営業の親の収入がなくなり大学の学費が払えない」と大学生が悲鳴を上げている。我が娘も大学2年だが、学校が休校なのに当然のようにくる授業料の請求には頭を痛める。今、政府で検討してくれているらしいが、支払い期限が今月末なので早く決めて欲しいもの。また施設を使えてないのに満額の学費を払わなければいけないのは納得できない。大学に減額要請などをしてもらいたいと強く…
父が創業し地域で15年続いた門真の居酒屋。3階建て自宅ビルの1階で営業し、サラリーマンのたまり場になり、また地域住民のコミュニティにも利用されていた。家族は創業者の父と母、店の設計をした建築士の長男、有名割烹店で修業し店の調理長を務める次男、の4人家族だ。 調理長の次男は、真面目で責任感があり内向的な性格だが調理人としての技能はかなりのレベルである。修業した店のレベルが高く、関西料理界でも有名な店である。そのキャリアと自らのセンスを注入した創作料理はお客様には高評価であった。建築士の長男も昼は本業の店舗設計に従事し、夜からは店の手伝いと懸命に働き店の繁盛に貢献した。 自社ビルだから通常は必要な…
2月入った頃は、まだ気楽に考えていたコロナ感染。飲食店経営者もその内、終息に向かうだろうと安易に考えていたが、まさかこんな展開になるとは想像してなかっただろう。 解約通知が半年前、原状回復義務としてスケルトン撤退が賃借条件の店などは、売上がない現況からすれば地獄の思いだろう。 廃業するにも金がかかる。資金繰りが苦しいから撤退を余儀なくされるのに、撤収費用がない為に撤退できないのは酷な話だ。 都合良く売却出来ればいいが、買い手がついても今の時期なら買い叩かれるだけ。 自分達の力ではどうしようもない国民の危機的状況を、政府はどうするつもりかあまり見えてこないから皆が不安なのである。 この国難に政府…
近くにある焼肉店。通常は夜だけの営業だが、今は自粛要請の為、20時までしか営業できず、アルコールの提供は19時までだ。資金繰りに苦しく悠長にしている余裕はないので、ランチ営業を始めている。 しかし、外出禁止要請が弊害となりお客様が来られず開店休業状態となっている。月末に支払う家賃や繋ぎ止めている従業員への人件費負担が重いと悩んでいる。持ち帰り弁当や宅配を開始することも検討しているが68歳という高齢から体力的にそこまでできるか不安だそうだ。後継者も不在なので廃業も視野に入れ今後の事を相談に来られた。 消費税増税の時も軽減税率導入によるPOSレジの交換と会計処理が複雑になることでこれを機に廃業する…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として、安倍晋三首相は減収世帯への30万円給付を撤回し、全国民への一律10万円給付を決めた。終息が見えず、長引きそうな不安状態で経済力が著しく低下する事を懸念していたが、自粛を要請する国民に対する不満解消として、取り急ぎ現金を給付する形となっている。先の経済より今の生活支援策をも優先した形となった。 紆余曲折、様々な思惑が混じり合っていた国民への生活保障としての給付金。収入減世帯への30万円が分かりづらく批判されていたから仕方ない事だろうが、随分と無駄な作業に時間と手間をかけ官僚も大変だったと思う。 もちろん政治家たちの都合や変な駆け引きでずっと待たさ…
せっかく息子がいるのに後継者にできない不幸! 大企業に勤める息子が、後継者となる事を決めてくれ喜ぶ小売店社長。だが頭の切り替えができず、大企業とのギャップに適合できない息子。実際に今の商売は自分たちで成り立っていると自負する従業員達。社長もその点を理解していることもあり、その従業員達には遠慮気味である。 そんな時の事業承継。従業員達も社長の息子が入ってくることに警戒する。みんなが結託してその息子を追い出そうと計画しているようだ。現場経験をしていない息子の言うことに事あるごとに反発する従業員。父である社長もその光景を見て間に入ろうと努力するが、自分の仕事もあり限度がある。 自分の会社の重要な事業…
長期化するコロナ感染による自粛でストレスが溜まっている人も多い。自営業者は収入が途絶える中、請求される賃料など固定経費や当然のように引き落としされる住宅ローンや公共料金。いつまでもはっきりしない休業補償や生活保障。 国会議員の身を切る改革に期待したいもので、しっかり頑張って欲しいが期待通りの活動をしない国会議員が多いのが実情である。いつ逮捕されるかわからない立場に置かれているのに、いつまでも居座る河井夫妻やその他大勢の働かない国会議員に支払う歳費や経費を困っている国民に回してほしいもの。 国民感覚と乖離した支援策に国民はあきれるばかりだろう。 中小企業者はただでさえ経営が苦しい中で、休業を要請…
いつまで経ってもマスク不足が解消しない中、異業種メーカーがマスクを製造する動きが活発である。また休業中の飲食店が生き残り策としても手作りマスクを販売し売行きが好調らしい。コロナ感染がいつ収束するか不透明で、この需給バランスの偏りがいつまで続くが不明だが、コロナ感染で労働力が確保しやすい今、この流れは暫く続きそうであろう。 国民みんなが早く生活保障の為の給付金を要望している中、政府は場の空気を読まず、一世帯当たりにマスク2枚支給すると発表した。いかにも国民が喜ぶと思い胸を張って宣言したが、国民から相当なバッシングを受けているのが現実。どちらにせよ給付金の対象や手続きにまだまだ時間を要しそうなので…
4月7日、安倍総理より緊急事態宣言が発出され急に飲食店経営者からの相談が増えてきた。飲食店コンサルタントをしている以上、経営者に寄り添って可能な限り支えていきたいと思っている。 それにしても、現況を伺うと皆さん大変ご苦労をされており、活用できる支援制度を駆使して応援してあげるつもりだ。 昨日の相談者は大阪市内で居酒屋を経営している高齢のご夫婦。後継者不在の中で必死に我が子のような店を守っている。2月後半から客足が鈍り売上が低落傾向にあったが、4月から無客となり、昨日より店を閉めている状態だ。 とりあえず補助金と給付金を申請しつつ、日本政策金融公庫に特別融資を申請する予定。 積極的に事業拡大する…
昔、お世話になった人柄のいい焼肉チェーン店の社長。成長市場と予想すると銀行も前向きな姿勢で積極的に融資してくれ、二人三脚で事業規模を拡大させた。利益を享受し合う両社はWin-Winの関係である。 だが狂牛病(BSE)事件が発生し、事態は急変した。日本人好みの仕様で肥育されていたアメリカ牛に依存していた日本。輸入が止まり在庫がなくなるのは時間の問題となった。急遽、オージービーフに切り替えたが、牧草飼育の赤ベタの肉は日本人の嗜好には合わず、仕入れ価格も高い為、不当廉売もできずにそのままの価格で提供すると、「高い、まずい、話にならん」とあっという間に酷評が浸透した。 牛肉の輸入量ではアメリカとオース…
コロナ感染で売上が激減した飲食店が、資金不足状態に陥った為に、特別融資を代理申請の依頼を受けた。 3月23日に書類一式を日本政策金融公庫に郵送。 翌週30日に担当者から電話があり、今回の経緯についての質疑応答があった。 そして一昨日の4月4日(土)に融資決定の通知が届いた。 申請から承認まで送達時間も入れて、2週間を下回るといった迅速な処理には驚きである。 取引中である事と今の混み具合から、電話面談だけにしてくれたらラッキーだと期待していたがその通りになり、出向く負担も軽減されて助かった。 にほんブログ村 誠に恐れ入りますが、ランキングに参加していますので ポチッと頂ければ嬉しいです。宜しくお…
近くにいつも満席の個人で経営しているお好み焼き店がある。地元で知らぬ人がいないほど業歴の長い老舗店だそうだ。お好み焼という粉もの商品で他店との差別化を図ろうとするのは中々難しい。手っ取り早く価格を下げたり、具材で個性を出したりそてもアピールしにくいものだ。 そんな繁盛店を見て大手お好み焼きチェーンが、この市場に魅力を感じ近くに出店をしてきたのだ。それに対し、迎え撃つ老舗お好み焼き店は焦ることなく余裕しゃくしゃくである。通常、近くに同業態が出来れば、お客さんを奪われるという心配が先に立つものだが、そんなことが一切店の店主にはない。 逆に同業態が出店してきて一人勝ちするより、競争がある方が地域も活…
コロナ感染の影響で、日本全体の会社が疲弊している。 資金面では、中小企業は年度末を何とか無事に終えようと必死に資金確保に奔走している。飲食店などは店の休業を余儀なくされ、資金繰りに困窮する店も多いのが実情である。 その為、無利子融資でるコロナ特別融資で日本政策金融公庫がパンクしているようだ。東日本地震の時も大変だったが、この時は地理的に集中しており、他地域から応援に来てもらえたから対処できたようだが、今回は日本全国一斉だから大変だ。メガバンクに応援してもらうようでもある。便乗して不要不急の申請もあるだろうし、見極めも大変みたいだ。 聞くところによると、日本政策金融公庫の人が嘆いているとの事だ。…
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