山奥で伐採が行われていた。通りかかった私の名は「辻斬り八兵衛」殺せばいい、それだけだった。そうやって逃げ延び、生き延び、齢14年。小屋を訪れた。男が手に持つ獲物は、ただの鉈。私の腰にあるのは、日の目を見ない「妖刀・村正」だから、理由はない。
ニワトリが鳴いて目覚める朝。いつものように家事を済ませれば、少し暖かい日が昇る。季節は初夏。田植えの一番乗りは、また私。学校に行く人と、仕事に行く人も見えた。私は百姓の娘。世間様はよく分からないので、また苗を1つ。 子供達は寝坊するから、い
形作ったものが報われずとも、見届けてくれた人がいる。崩れ去り灰となる時も、貴方は私の目の前に。その存在が確かにあった事は、貴方が証明してくれる。私は1つだけお願い事をしたい、それがお呪いであっても。今や姿なき灰となった想いが、天国へ届いたの
私は主人の荷物持ちだ。奴隷と呼ばれ売り買いされる人身売買が行われている時代の中。今の日課と言えば運搬を手伝う事。道具や装備として与えられてるものは何もないに等しいかも。ほとんど体1つで仕事をしている。歩く足がついているから荷馬車に乗り切れな
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