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絵と猫とぐだぐだ https://www.motonari.work/

趣味で絵を描いている者です。 絵を描きながら思うことを中心に、雑記的なものを書き綴っています。

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旭川市
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2019/01/25

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  • 止まった時間1 No.117

    あれからの時間 それからの僕は、ろくな人生などは送っていなくて、大体同じようなことを繰り返している。 新たに出会う人や昔から僕を知る人などは、美術大学を出て絵を描いていこうとする僕の人生を、夢があって羨ましいとか言うけれど、そんな羨ましいなどと言われる様な人生ではない。 僕にしてみれば、そういうことを言ってくる人の人生こそ、遥かに羨ましいと僕は思っている。 美術大学を卒業してから相変わらずで、何度絵を描こうとしても、思うような絵はいつまでも描けない。 いつもイライラしていて、過去の嫌な思い出など忘れなければと考えるのだが、それを忘れた日など画学生の頃から1日としてなかった。 僕が美術大学に入学…

  • K先生との手紙とその背景4 No.116

    実家を離れて 北海道を離れて最終的に行き着いた先は岡山県だった。 暫くのんびりしたい気持ちもあったが、何をするにもお金の問題が絡む為、岡山県にある自動車工場へ派遣会社を通して働くこととなった。 行き先なんかも、どこでも良かった。 絵のことも暫く忘れよう…最初はそう思っていたのだが、忘れることなんか出来ず、いつまでもズルズルというかダラダラというか、そんな感じでやはり絵は描こうとしながら、かたちになるものはないまま、時間ばかり進む。 K先生からの手紙 仕事と住む場所が決まったことで、暫く前から実家に届いていたK先生(女子)からの手紙が岡山の住まいに送られてきた。 この時の手紙に関しては、今も手元…

  • K先生との手紙とその背景3 No.115

    最後に送った手紙 引き払った京都の部屋宛に、K先生(女子)から展覧会の案内が来ていて、そこから実家にいるの僕の処へその案内は転送されてきた。 僕はこれ迄に、何度もK先生へ手紙を書きかけては捨てていた。 自分の気持ちや考えがまとまらず、手紙を書くことに時間をかけるほど、自分の悩んでいることを相手にまで押し付けている行為になっているような気もしたり、いつものイライラで苦しんでもいた。 思えば、最後にK先生(女子)へ手紙を出してから、もう半年から1年くらい経過しているのではないか。 この何年かで、自分の納得する絵が1枚でも描けていたなら、今の自分は違った存在で居られただろう。 でも、僕はそれさえも出…

  • K先生との手紙とその背景2 No.114

    北山と木路先生の話 北海道に戻ったばかりの頃、浪人時代に予備校で仲良くしてくれた北山と札幌で会っている。 北山は、1年間の浪人生活を送った翌年、沖縄芸大へ入学し、同大学の大学院も卒業した。 それから、実家のある北海道の札幌に戻っている。 北山との会話の最初に、木路先生が亡くなった事を教わる。 元々身体が弱く、長く生きられない人だったそうだ。 木路先生とは、浪人時代に予備校でお世話になった先生であり、その予備校や札幌のある専門学校等の創設に関わっている人であり、画家であり、批評家でもあった。 浪人時代、幾つかの有名な美術大学の先生から絵を見て貰えたことには、木路先生の尽力もあってのことだ。 僕に…

  • K先生との手紙とその背景 No.113

    K先生(女子)との手紙のやり取りと、その背景の話。 僕からのK先生(女子)へ手紙を送った最後の数回、僕からの手紙は、K先生(女子)側にとっては意味不明の内容だったかもしれない。 それは気を引こうとしたり、おかしなことをしようと考えた訳ではない。 卒業して一年くらい経過してからだったか、僕は『今年は絵で頑張ります』という内容の手紙を出す。 それから半年~一年くらいしてから、K先生(女子)から展覧会の案内と、それについて少し書かれた手紙が送られてきた。 それに対して、僕は『大学時代のことがどうしても忘れられなかったので、このやり取りは、これで終わりにします』という返事の手紙を返し、一方的にやり取り…

  • 卒業後 No.112

    前回の投稿から、少し間が空いてしまいました。 過去の投稿を少しだけ手直しするつもりが、適切な文章にならず、結構な時間がかかってしまいました。 いま書き綴っている画学生時代の話も終盤なので、頑張って終わらせなくてはですね。 話の流れとして美術大学は卒業しましたが、カテゴリーにしている『画学生時代』としての話は、もう数回くらい続けます。 壊れた心 美術大学を卒業してからも僕の心は、大学在学中と同等か、それ以上に壊れていた。 母がくびをくくってしまう悪夢は、頻度は少なくなっていくものの、その後もずっと見続けていく。 大学4年間で受け続けてきた教員や同級生達の暴言は、寝ても覚めても何かをしていても、頭…

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