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囲碁漂流の記 https://blog.goo.ne.jp/fumi-bow1956

週一で囲碁を楽しむアマ有段者が、級位・高段を問わず幅広く楽しめる話題を提供します。アマ目線の素朴な疑

囲碁漂流の記
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2019/01/19

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  • 時の流れは残酷である

    2016年8月の誕生日の翌月還暦になったのを機に地域の囲碁同好会に入会した〝週一で碁を楽む習慣〟がこれで確立できたのである当初は、土曜日が近づくのが楽しみで当日朝はワクワク感でいっぱい「月~金は仕事、土日は趣味」と生活のリズムがはっきりし〝時間割〟に満足していた――その間、いろいろな出来事があり今は例会参加意欲が減退基調であるワクワクしていた気持ちがなくなりむしろ、ちょっとした負担を感じる根本問題は、碁会の棋力水準の低下であるわたしより強い人の多くが姿を消してしまったことで対局相手がすぐに見つからない以前、八段のセンセイ役(故人)がひとり棋譜並べをしていた姿を見て痛々しい気持ちになったことがある「例会に行き、対局できない」のはどんなに寂しいことか級位・初二段の頃には思ってもみなかったことが現実になりつつあ...時の流れは残酷である

  • 一日に1000問を解く!?

    「以前、『一日』に解いた詰碁は最高で1000問ぐらい』と話しましたが、約3000問の日があったことを思い出しました」(上野愛咲美プロ)凄いですハンマーパンチ娘(21)の「強烈な努力」に感服いたしました一問に1分費やしたとしても16時間以上掛かる計算ですさらに、一日3000問って、どんなスピード?マトリックス世界か超一流の証しとされる三大棋戦リーグ入りも視野に入っています勝っても負けても剛速球一本勝負でさらなるブレイクを!一日に1000問を解く!?

  • 唐突に大声が響く瞬間

    【「3級」「初段」が強くなれないのは何故か?】相手の石を10個取るより自分の石を20個取られない方が勝つためには重要である級位者がなぜ勝てないのかなぜ昇格できないのかと悩んでいるとするその根本問題はスバリ「守りが弱い」ためである相手の石を「殺す」のが面白くいつもそればかり考えるが自分の石が「生きる」ことにあまりに無頓着すぎるこれがアマの傾向である遅まきながら今ごろになりようやく実感しているがわたしの弱みもここにある人にアレコレ言う資格はないな小さい石を取るのに大きい石を取られるだから負けるのである何故こんなことになるのか?ひとつには、「隅の死活」を教えることに偏しているためではないか?囲碁本の多くは「殺し」「サバキ」に紙数を裂くが「生き」「シノギ」の扱いが小さい後者は地味で面白味がないためだろうプロの石は...唐突に大声が響く瞬間

  • 杓子定規といわれたら本意ではない

    【素人碁の反則(待った・打ち直し)について】このところ繰り返し投稿しきた「打ち直し」について細かいことを云い出すとキリがないが現実にはケースバイケースだと思っているわたしが赦せないのは「棋力同等」か「棋力上位者」がヤラカス場合である会に入会した時点でわたしは「三段」だった初めての大会で、相手は「四段」彼は三回ほど「打ち直し反則」をやらかしたさらに負けた腹いせに「考える時間が長すぎる」と文句を言う始末である彼の方が長考だった、と思う年下しかも新参者だからといって与しやすしと思ったようであるもうひとりの相手は「五段」だった序盤から猛攻を受けて守勢一方で劣勢のわたしは渾身の勝負手を放った相手は受け間違っただが、次の瞬間「あ、これは」といって打ち直したのだ最初に打った手が悪手だが打ち直した手が上手い受けで勝負手は...杓子定規といわれたら本意ではない

  • 〝一碁一会〟のススメ

    【正しく美しく碁が打てるようになりたい】「一期一会」は茶道由来のことばだが橋本宇太郎や藤沢秀行ら往年の名棋士もまた座右の銘としてきた標題の「一碁一会」は棋士と記者の二刀流・一力遼が執筆するコラムのタイトルである「一期」は仏教用語で人が生まれてから死ぬまでの間の意一局の碁の道程も長くマラソン競争ようの人生にたとえられる相手に勝つことだけが勝負の世界の全てではない一局一局を大切にし正しく美しく打てるよう研鑽を積んでいきたい◇「一局打てば打ち解ける」碁の魅力は、これに尽きると、わたしは思う十年弱、碁盤を囲んだのは二百人か、三百人だったか何局も打った人もいれば1局だけの人もいるまた打ちたい人もいれば二度と打ちたくない人もいるさて、相手にとってわたしはどっちだったか他人をやかましく批判するのは翻って自己矯正に役立つ...〝一碁一会〟のススメ

  • 自分の流儀以外は全てが気に入らない

    歳を取ってくるとだんだん潔癖癖が強くになり頑固・意固地になりがちである「自分の流儀以外は全てが気に入らない」「若い人のやることなすことが一々気に障って腹が立つ」こういう傾向は危険な兆候である心当たりがないだろうか◇街の囲碁クラブではあり得ないことだが地域碁会は任意団体であり妙なローカルルールがある「持碁は黒番の勝ち」とか「コミは最初に石を渡す」とか「同率は年長者が優勝」とか誰が言い出したのか不明でもいったん決まってしまえば非常識が、会の〝常識〟となる依然に属していた碁会でも待った(打ち直し)を禁止するか認めるか、認めるなら何回までかというマヌケな議論が起きた五段の某氏が言い出し、喧喧諤々の議論が沸き起こりああでもない、こうでもないと着地地点が見つからないアホくさい話に疲れた頃、牢名主のような高段者(八段)...自分の流儀以外は全てが気に入らない

  • 初二段の悪いクセ2

    【親睦碁会のタブーを斬る】意外に思われるかもしれないが地元のいくつかの公民館碁会で所作・マナーが悪いのは一部の有段者であるこれは当地だけの問題ではない特に三段前後がいけない負けたと思ったらいきなり石を一方的に崩す人がいる相手には不快行為の筆頭だこんな非常識は論外としても待った・打ち直しの「ハガシ癖」や碁笥に手を突っ込んで「石ジャラ」なども、多くはこの階層である悪癖はまん延するためだろうか「そんなことを云うのはお前だけ」と逆ギレされたことがあるが、こうなればつける薬がない何人かの碁友(高段者)に訊いても誰もが「三段前後(が問題)」と答えるそういえばプロの世界も、昭和の頃は行儀がよろしくなかった見苦しいほどのボヤキや扇子をバタバタやるなどみっともない光景がブラウン管画面で大写しされていたいまトッププロの多くは...初二段の悪いクセ2

  • 初二段の悪いクセ

    ▲盤面をじっくり見詰めて考える人碁笥に手を突っ込んだままどこに打とうか迷っている人碁石が空中に漂い続け、なかなか碁盤に置けない人遠くから見ても、棋力はだいたい想像できるこのところ初段あるいは二段と碁盤を囲むことが増えている初段には5子置いてもらい二段には4子置いてもらうお渡しするハンディは石一つに「12目以上」なので初段には60~70目見当二段には50~60目見当この差をどう詰めていくかが「白番の面白さ」であるこちらが大石を撲殺し大差で終わることもあればうまく凌がれてヨセで追い掛けざるを得ずいい勝負になることもあるわたしが勝てば、相手の勉強不足でありわたしが負ければ、昇格可能性ありということになろうかつまり僅差で負けるのが収まりがよいといえようさて前置きが長くなったがこのクラスつまり低段者の「克服すべき項...初二段の悪いクセ

  • 初段の壁を考える2

    もしも、あなたが十年、二十年と碁を続けていてそれでも未だ初段になれないとしましょう楽しけりゃ、それでいいという顔をしていてもいつかは初段になりたいと願わずにはいられないでしょうそうはいっても詰碁に取り組むのは面倒だし囲碁本で勉強するのも御免で「実戦だけ」で強くなりたいと思っているとしましょうそんな虫のいい話があるかといえば、それはあるとわたしは思いますはっきり申し上げて死活があいまいであっても四段ぐらいまでなら実戦だけでなれます◇ポンポンと感覚的に打つだけなら1000局打っても無理と思います一局、一局をそれなりに考え慎重に打つことをオススメします勝負の岐路ではじっくり考え相手がどう思うかは別として「最後まで打って整地する」ことが大事です下手の考え休むに似たりとイヤミを云う相手とは打たないのがよろしいどんな...初段の壁を考える2

  • 初段の壁を考える

    囲碁も他の習い事と同じでステップアップしないことには長続きしないものである昭和の頃は素人碁打ちの平均棋力が「5級」といわれたが今はどこでも認定が随分と甘くなっていて「上級(1~3級)」あたりになると思うここまでくれば初段まであと一歩俄然やる気が出るというものだこの時期に何かをつかめば初段になりそうでなければ足踏みが続くとしたものだそして、碁が面白くてたまらないのがこのあたりの〝中途半端な棋力〟であり対局数がやたら多い人が少なくない「1000局打ったら初段」といわれるが習うより慣れよ、という意味だと思うこれはある意味、的を得ているが、残念ながら、全てではないここで何かをつかむか、つかめないかがその後のステップアップに影響するわたしは、ポンポン打って中終盤に勝った負けたザザッと石を崩すの繰り返しではいつまで経...初段の壁を考える

  • こう打たれたら困ります

    きょうは公式戦(リーグ戦)相手として三段のYさんと時間をあわせて対局3子置いてもらい、2目勝ちでした終盤の目算では5、6目勝てそうだと楽観していましたが、なかなかどうしてヨセ合いでしぶとく受けられて辛くも勝ちをひろいました終局直前でようやく逆転です週4回も打っているそうで研究・勉強に余念がなく四段、五段になるのは確実ですリーグ戦Aグループ(3段以上)は16人が対象で「一人と1局ずつ対局」ようやく半分消化したことになります5勝3敗とまずまずの成績で残り2、3局ほど打って対局数を二桁に乗せて打ち止めにしようかなと思っています◇コロナ渦で高段者が次々と退会し全体に棋力水準が低下していますどうしても5子とか7子とか数の多い置かせ碁の対局が増え互先対局がほとんどないのが現状ならば、初二段、三段クラスにもう少し強くな...こう打たれたら困ります

  • 普通にやればええんよ

    【ダメ虎がチーム再建に成功したワケ】岡田語録はいろいろあれど〝アレするにはコレが一番〟ということですねともかく、おめでとう!さて、わたしたちが碁盤を囲んで「普通にやる」とはどういうことでしょうか?ファインプレーはないよりあった方がいいですがその前に基本に忠実なプレーができているかを考えてみます囲碁規約を隅から隅まで読んで碁を打っている人はいませんがちょっと気を付けておけば人から馬鹿にされることは少なくともなくなるでしょう■絶えず「盤面をよく見て」打つコレが出来そうで出来ない自省も込めてのはなしです相手の手番のときにボーとしているのかよそ見しているのか考え事をしているのかとにかく集中が切れがちですでは、コレが出来ていないとどういう事態に陥るかといえば以下の通りです相手が打ったことに気が付かずどちらの手番かが...普通にやればええんよ

  • 〝君子のたしなみ〟

    むかしは、一部特権階級の遊びだった囲碁も今は誰もが楽しめるようになりましたお互いにいい気分で打てるよう絶えず盤面をよく見て打ちましょう一度打った石を剥して置き直したり石をオモチャにして雑音を立てたり相手を論評したりしてはいけません場の雰囲気を悪くする行為や相手を不愉快にさせる行為はあなたの評判を落とします〝君子のたしなみ〟

  • 強けりゃエライのか

    専門家の碁は〝争いの碁〟であり素人の碁は〝楽しみの碁〟である〝職業の碁〟と〝趣味の碁〟をそもそも混同してはならない〝争碁〟と〝楽碁〟は別物でありイコールにしてはいけないわれわれレベルの碁会でプロの真似事をして「級」「段」を設定するのはお遊びであり、ご愛敬であるオママゴトといってもいい大多数は免状を持っておらず勝手に名乗っているだけだ先生とか高段者とかいっても所詮「素人ではマシ」のレベルそう考えると強くなること、勝つことをけしかけるのは何故だろうちょっと違和感を感じないかリーグ戦やトーナメント戦を同好会の行事とするとき「あなたは上級だ」「オタクは中級に回れ」とグループ分けしてしまうそんなことをすればいつまで経っても初学者や級位者は本当の碁を覚えることなく肩身が狭いままであるいつも同じ人物が優勝しその他大勢は...強けりゃエライのか

  • 自宅限定といたしましょう

    わたしの結論まった・打ち直し、石ジャラ、おしゃべりの類いは自宅で気の置けない人とのお遊びで碁盤を囲む時だけにいたしましょう碁会や大会などで知り合ったばかりの人にやらかせば「なんだ、この人は(怒)」となります社交の場には絶対に相応しくありませんひとたび失墜した名誉は回復するすべなどありません本人真空のうちに噂は広まります自宅限定といたしましょう

  • 〝見逃し穏健派〟にも責任がある

    【ズルをして優勝しても賞金が出るのかしらん?】碁の反則や所作・マナー違反についてブログでアレコレ書いてきましたが普段のわたしは〝見逃し穏健派〟です自由対局で指摘することはほぼほぼありません賞金賞品の掛かった大会でも声高に指摘するほどの気骨も元気もありませんいいえ、たった一度だけ「それは反則ですよ」と指摘したものの、事もあろうに逆ギレされて閉口した経験があり今でもトラウマになっています基本「気が弱く小さい」のですですからかつて不快な思いさせられた人から対局申し込みがあったとしても何か理由を付けて逃げてきましたそんな思いはもう御免だからです◇いま話題の芸能スキャンダルで「知っていて報じなかった」とされる報道機関にも責任があるとの声がありますが、それを云うなら捜査機関はどうでしょうか?法に基づく正義を云々するな...〝見逃し穏健派〟にも責任がある

  • もうあなたとは打たない

    【趣味の世界だからこそ、悪癖・悪習慣を絶滅させたい】囲碁本によると初手「空き隅」への一着の価値は「20目見当」といわれている中盤のある段階から一手「25目」になり「10目」になるだんだん価値は小さくなっていく最後は「2目」「1目」そして「ゼロ目(ダメ)」が詰まって手入れが正しく行われ打つ場所が全部なくなり双方がパス(着手放棄)してようやく終局となるこれが現代の慣習であるこの説明だけだと単なる陣取り合戦なのかと誤解されるが、そうではないある局面で一手の価値が「40目」「50目」に跳ね上がる瞬間がある黒地だと思っていた陣地が真っ白に変わる、あるいはその逆「大石のトン死」という大事件だこうなると一発で勝負が決まるパンチを喰らった方はたまらないパンチが入った方はやめられないさて、海外では「打ち直し(待った)」をす...もうあなたとは打たない

  • わたしの夏、終わる

    屋外50㍍プールの最終日午前9時過ぎから小一時間計1㌔ほど泳いで、すっきりこの夏は計22回で打ち止めおかげ様でこんがり焼けた午後一番、いつもの碁会へ設営作業を手伝った後四段の先輩(90)と目が合って2子置いてもらって打つゴリゴリした手を封印してジリジリと追走したもののあえなく19目負け先輩、うれしそうだ夕食後眠くて眠くて仕方がないナンセンス漫画を手にまどろむブログに特筆すべきことは起きずでも、なんとなく、ちょっぴり、いい一日わたしの夏、終わる

  • 何事もほどほどに

    【屋内外での三つの趣味について】この夏も海に行かなかった屋外50㍍プールに21回通った昨日は400㍍一本、200㍍一本そして100㍍4本、計1000㍍烏の行水よろしく小一時間ほどさっと行って、さっと帰る単車で往復するから自由気まま独りで全て完結する趣味である脚も腕も顔も真っ黒になった料理教室通いを再開し月3回ほど京都に通っているこれも単車で片道一時間コース先生も生徒も大半が年下女性でこれでも、それなりに気を遣うでも、せっかく上級コースで学びに行っているのだから新しい事をひとつは吸収しようと、貪欲に手と頭を動かす1時間余りの濃密な時間はさながら格闘技を想起させる囲碁だけはそうはいかない盤を囲めば一局だけで1時間強頭の中が激しく動くだけだが社交もあってストレス少々相手があり勝手気ままではない退屈しのぎにはもっ...何事もほどほどに

  • 大規模碁会のウイークポイント

    【高段には義務がある~碁のイロハを誰が手解きするのか】小さな碁会たとえば数人あるいは10人台であれば高段者がひとり、ふたりいればこれがセンセイ役になります碁の所作やルールから始まり「碁盤全体を見ないといけません」「石を持って考えてはなりません」「待った・打ち直しは厳禁です」などはもとより、棋力アップのコツまで「訊かれたら答える役目」を担いますお手本を示す役目も負わされます五段以上にはそれが〝義務〟であり暗黙の了解事項、不文律であります大規模碁会たとえば五十~百人であれば実は、ここがあいまいになります都会と田舎の人間関係の濃淡のごとしセンセイから細かなことを聞く機会も少なく初学者や級位者は正しい知識が身に付かず「覚えるべきこと」を知らないまま過ごします整地ができない人が多いのも驚くべきことではありますが大規...大規模碁会のウイークポイント

  • ある碁友の想い出

    昨年まで同じ地域碁会に属し一緒に役員をやったり時折碁盤を囲んだりしたNさんの訃報が届いた既に葬儀も済ませたとあり昨日朝、玄関先で奥様にお悔みを申し上げた享年76何かにつけ意見の相違が多々ありとても親交があったとはいえないが基本的に気の良い好漢であるひとつ深く感心していたのは「いつも相手を褒める姿勢」である対局中に突然「ああ、これはやられた」「いい手ですねえ」「強いですね」「参りました」などと云う対戦成績は打ち分けでこちらが苦戦することが多いのだが褒められて腹を立てるワケもなく勝っても負けても楽しい碁である自分の手を悔やむ人は多いが相手の手を褒める人は稀であるこういう碁打ちはなかなかいないある碁友の想い出

  • 碁は錯覚のゲームである

    架空のはなしとして想像の翼を広げてみる待った・打ち直しや不要のオシャベリをローカルルールにより公に認める碁会が仮にあったとしよう全員がそれをやりだしたらあなたは碁を楽しむことが果たしてできるだろうか?「あ、ちょっと待っておくれ」「(碁石を剥して)こっちにするよ」何度でも打ち直しが効くならそりゃ便利は便利でしょうよ打ち間違えてしまうから碁なのであって過去を塗り替えられる人生がないのと同じ上手くいっても一局しくじっても一局雑味のない人生はあり得ないし波風の立たないゲームは味も素っ気もない正しく打つより、楽しく打とう碁は錯覚のゲームである

  • 二度と打たない理由

    これまで何度も何度も反則や所作・マナー違反をこのブログで書いてきた地域碁会の一部には軽い気持ちでやらかして相手を不快にさせてはほっかぶりし続けて陰口を言われている例が少なくない親睦目的の地域碁会は趣味を楽しむための集まりだ〝正直者が馬鹿を見る〟という不条理をなくしたいと思うからである知り合ったばかりの人間がとても良い人であるなどと思ったりしてはならない人には規範と指導が必要であるルールを守れない人は会にとって有害であるだが鈴を付けるのは難しい二度と打たない理由

  • 深くて昏い河がある

    このぐらいの勝手なら堅いこと言わず赦してもらい同じく人にも認めてやる、という考えがあったとしよう気の置けない者同士が合意ならもちろん全く問題ないだろう待った碁やおしゃべり碁も「合意さえあれば」何も言うべきことではない二人だけの世界で存分にやっておくれ碁会場や地域碁会は口さがない社交の場みんながみんなズルを容認する甘い世界ではないあなたがやらかしても相手はやらないものだあなたの不調法みんなが知っていて見て見ぬふりをしている陰口に戸は立てられぬひとたび失墜した名誉は回復するすべがない深くて昏い河がある

  • 整地の練習帳8

    ダメツメから整地までの流れですこれもまたわたしなりにやってみました一例として眺めてみてください数えようとした個所を青線と赤線で囲んでいます228手完数え碁では「短手数」ですから残った空間(陣地)が大きい碁ですどのあたりを数えるかを盤面全体を見て、考えてから整地作業をスタートしましょう黒アルファ碁マスター白柯潔(カケツ)九段2017年1月オンライン対局=この項、今投稿でひとまずお開きとします整地の練習帳8

  • 囲碁も野球も時代遅れ?

    元野球小僧の端くれに言わせていただくならプロ野球の「死球」は故意であろうとなかろうと「退場」「罰金」を科すべきだとの思いを年々強くしていますビーンボールを与えたら一カ月出場停止ぐらいが適当で二度めはワンシーズン出場停止でどうでしょうか実質引退勧告です相手の健康を損なうような行為を曖昧にしては野球界にもマイナス球速が速くなる一方ルールが旧態依然ではいつケガをするか分かりません過去には死亡した選手もいました危険なスポーツというレッテルを拭い去ることができないのです同じくオールドエコノミーの囲碁も「待った碁」や「おしゃべり碁」をご愛敬という雰囲気が残っていますわたしは複数回待ったをされた相手と二度と碁盤を囲むことはありませんおしゃべり碁(嫌味な口三味線)のエセ高段者はさらに不快です人間の性格は修正が効かないもの...囲碁も野球も時代遅れ?

  • 整地の練習帳7

    ダメツメから整地までの流れですわたしなりにやってみました一例として眺めてみてください取石をいきなり埋めていくのではなく盤面の石をざっくり整理して数えようとする部分を残すのがコツです黒朴廷桓(パクジョンファン)九段白アルファ碁マスター2017年1月オンライン対局▼270手完その後、わたしがダメを詰めて「完全に終局した」のがこの図です全体を眺め、「整地の計画」を立ててから、整地をスタートしましょう数えやすいと思ったスペースに、青線と赤線を付けてみました整地の練習帳7

  • 整地の練習帳6

    半目勝負の超細碁を整地してみましょうテキストは昭和の名局です基本パターンさえ頭に入れておけばやっていくうちに洗練されていきます総じて云うならば習うより慣れよです◇いつもの対局を途中で投げてはモッタイナイです学びの素材は整地だけではありません終盤はダメが詰まりオイオトシやウッテガエシ手入れなど大事な要素がいっぱいありますここに碁の御馳走がたっぷりあります▼一流棋士同士の対局この図で、終局ですまだ打つべき地点が残っています「終わりですね」と呑気なことを云わずダメを詰めてしまいましょう▼「手入れ」と「ダメ詰め」が終わりました境界線が決まりました▼死んだ石(アゲハマ)を、碁笥(ごけ)の蓋に全部入れます蓋に入っていない石はカウントせず、元の碁笥に戻しておきますアゲハマを蓋に入れず、手に持ったまま埋るのはやめましょう...整地の練習帳6

  • 整地の練習帳5

    おさらいです終局図を眺めて碁笥のフタの中の取石の数を確認しどこを数えるか?どこを埋めるか?整地を始める前に構想を固めます▼まず、空間が大きく「2列」「3列」「5列」になりそうなところはどこですか?数えやすい場所を見極めましょう取石で埋めずに、盤上の石を移動するだけで、ざっくり整形してみましょう▼黒の陣地は、左辺と右辺に「3列」ができそうですざっくり整形できたら、1目、2目の小さな所は、最初に埋めていきます▼白の陣地は中央に「5列」の大きな空間が作れそうです残りの小さな地は、石の移動か取石で埋めていきましょう上辺か、右辺中央よりか、どちらかにも「2列」が作れそうです整地は、いきなり石を埋めていくのではなく終局後に「まず方針を決める」のがコツです行き当たりばったりでは、上手くいきません方針を決める(構想する)...整地の練習帳5

  • 整地の練習帳4

    黒一力遼白河野臨コミ6目半▲低中国流と二連星の出だし▲左下隅で黒のパンチが入りました▲劣勢の白はジリジリとヨセで詰めていく作戦でした▲右上隅はセキになっています▲死んだ石はいったん全部、フタに入れてしまいます取石をそのまま移動して埋めていくのはやめた方がいいですねズルをしてはいまいか、と嫌がる相手もいます▲ここで、盤全体を見渡します▲方針が決まれば、あとは形を整えていきます▲10目形、20目形、30目形、40目形、残りは半端という形が整い、後は足し算です最後にコミ6目半を白に足して完了!コミがない碁の持碁(引き分け)は、白勝ちです実際に盤に現われない「半目」というのは、これを意味しますなんか変ですが、現代のルールです整地はやり方がいろいろありますがあとは実際にやってみて、だんだん出来るようになれば良いので...整地の練習帳4

  • 整地の練習帳3

    これより実地に入ります昨春のテレビ早碁(NHK杯)準決勝黒番は一力遼、白番は河野臨序盤で形勢が傾いたのですが最後まで最善のヨセが続く美しい棋譜です終局は219手手数が少なく双方の陣地が広い取石も少ないこのあたりを頭に入れて整地の方針をまず決めましょう整地の練習帳3

  • 整地の練習帳2

    整地の基本パターンとして「良い例」と「悪い例」を作ってみました盤面の左半分が「良い例」です盤面の右半分は「悪い例」となります左下の「10目形」左辺の「20目形」どちらも対称系です形でパッと理解できます何より、中に入っている石の色でどちらの陣地か、はっきりわかります覚えておくと便利ですよ次に右下の「10目形」は全くダメですね最後に残った「6目形」もいただけません境界線に黒と白の石が入り組んでどちらの陣地か、はっきりしません「ここって、どっちだったっけ?」整地が苦手な人にありがちでトラブルが起きかねません上辺はどうでしょうか?左は「10目形」が二つあり、20目ですひと目で分かりますから、良いでしょう右は「22目」ですが、数えるのが面倒ですこれは悪い例です、やめましょう右上から右辺にかけて、一列が「12目」とい...整地の練習帳2

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