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2019/01/15

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  • 番外編600. 再びフィルム機材!

    YouTubeを見ていると、フィルムカメラの紹介動画が目につく。えっ!、キャノンF1!、何々!!ニコンF2フォトミックだって!!!・・・。それはノスタルジーだけではなく、フイルムが表現素材として再評価されている。デジタルでは、フィルムの粒子が存在しないといった具合に、フィルムでしか撮れない画像も存在する。特にアート分野で版画を勉強していればフィルムの考え方は馴染みがあるし、例えば17世紀中頃にオランダで開発されたアクアチントという技法は、今でもアートスクール版画科で技法の1つとして教えられており、廃れたという話を聞かないぐらいだから、20世紀に興隆をみたフィルム機材がなくなるとは考えにくい。そんな例をみるとアーティスティックな表現ツールとしてフィルム機材は、これからも使われてゆく可能性がありそうだ。以前大...番外編600.再びフィルム機材!

  • 番外編599. 商店街復活の鍵!?

    京都市内は朝から雨。予報では終日続く。寒いから雨の古都はよいですよ!、などと書く気分ではない。できれば寒いから外には出たくないぐらいだ。しかし家の門灯の電球が切れた。家のストックをみたら口金が26mmの一般的照明器具用電球じゃいか・・・。欲しいのは口金口径17mmのミニ電球なのだが・・・。以前ならば寺町電気屋街にゆけばよかったが、EDIONがここに進出して以来、電気屋街の店舗をすべて消滅させたあげく、四条烏丸角のビルに出ていってしまった。おいおい!、電気屋街を元に戻してから出て行けよ・・・!!、と思った頃にはすでに遅かったのである。ならば、ヨドバシかぁー・・・と絶望感だ漂う。雨の中を地下鉄に乗ってででかけた挙げ句売り場まで足を運ぶのが面倒な上に、たった1個の電球を買うという大変効率が悪い時間の使い方だ。私...番外編599.商店街復活の鍵!?

  • 番外編598. 郵便局の空間量

    トップ画像は、時折フィリピンへ送る救援物資。といっても相手は被災者ではなく日本の食材が食べたいと強欲な胃袋の救援だが・・・。日本製のカップヌードルとチョコレートは東南アジアで評価が高いジャパン・ブランドだ。すくなくともアジアの平民の間ではだが・・・。そこでEMS用最大サイズのダンボルールに日清のシーフード・ヌードルを上下入れ子にして入れると物流単位の1カートンが1段で収まる。それを2段。それから菓子問屋で調達した日本製チョコレートと叔母さんのリクエストであるドリップ珈琲を入れると調度段ボール一杯になる。これらの食料品は、あのトムハンクス主演の映画「キャスト・アウェイ」に登場してくる国際宅急便フェデックスでは送ることが出来ない。何故なら食料品は扱わないからだ。そういえば映画の中で離島に流されたトムハンクスが...番外編598.郵便局の空間量

  • 番外編597. ウィンドウズのトップ画面。

    この世にパーソナルコンピュータが登場してから私はMacだ。というのもこの世にはまだWindowsが存在していなかった。後からWinがノコノコやってきて、apple仕立てのマウスを使い、役所もWinを採用するようになって、世の中が便利になったかというと実はそうではない。面倒な仕事が増えただけ。そのスタンスは、Macとは真逆の方向へ進んでしまった。特に英文ソフトwordを役所が複雑な罫線が入った日本語書類に使い出すものだから、収拾がつかない混沌とした環境を呈している。いつも私は、あれやめたらどうですか。それほど罫線書類をつくりたきゃIndesignを使うべきでしょうがぁー・・・と思い続ける。そんなwordやexecelのたった2つのソフト使いの名手になってサラリーマン社会が動いていたのか。大方の事務系がやれる...番外編597.ウィンドウズのトップ画面。

  • 番外編596. 深夜の心地よさ

    昨日のブログで深夜の執筆が心地よいと思わず書いてしまった。昼間の仕事が終わり水割りウィスキーを飲みながら書く、ブログの心地よさ。まして今日は金曜日の晩だ。明日は、ジムにゆかなければならないから夜更かしはできない。これが国内のラジオ放送などかけようものなら夜更かしにはまりそうだ。さて困ったのが本日の画像がない。うーん、女子高生がお寺の前を歩いている画像・・・つまらんなぁー。やはりPhilippineの夜かな。三ヶ月前からクリスマスで夜通しはしゃぎまわる人達だ。NIKKAが送ってくれた画像にしよう・・・。朝の光の中の弟の嫁と赤子の散策画像があった。低湿地帯の風景が朝の光で綺麗だ。私はうかつにも彼女の歳を尋ねそびれたけど、多分二十歳ぐらい。チャンドラーという女の子を産んで1年も経っていない。今はマニラに引っ越し...番外編596.深夜の心地よさ

  • 番外編595. 私の同世代の感性

    私と同じ歳のアーティストというと、つい先日亡くなられた坂本龍一さんや1月に亡くなられた高橋和宏さんがいる。現役では2つ年下に喜多郞さん、そして3つ下の世代に松任谷由実さんがいる。若いときから散々聞いてきた曲ばかりだ。だから私の感性もこのあたりの感覚ですーっと頭に入ってきた。そしていまだにこの感性を愛でている。なにしろ学園紛争最中の高校卒業式の音楽が、ローリングストーンズの「サティスファクション」だった。だから私の感性の出発点はそこにある。つまり辛気くさいことが嫌いなのだ。そんな歳になって世の中を見回すと、年寄りを子供扱いする社会ができていた。年寄りもそれに甘んじてわがままになってゆく。あらっ!、こんなくだらない社会はどこからでてきたんだい。少なくとも私の感性とは絶対に合わない。私の世代はジッと我慢しない輩...番外編595.私の同世代の感性

  • 番外編594. EMSのWEBサイトは、バカじゃないの?

    海外へ書類や荷物を送ろうとするとき郵便局が扱っているEMSが経験上確実に到着する。というのもフィリピンでは、通常の封書は各家庭まで配達されないから郵便局までとりにゆく必要がある。その理由は、各家庭に宛先人が住んでいるとは限らないからだ。僅か100円程度のクリスマスカードは船便だから、いつ届くかは解らないし、届く頃に私の記憶がない。ならば書類や物品などの送付も金額はすこぶる高いけれど日本郵便が扱っているEMSの一択だけである。WEBサイトから申込用紙の記入ができる。ここまで書いたらデジタル時代だと思うのは早計だ。つまり元役所のWEBサイトは情報リテラシー欠如で、インターフェイスのデザインが悪い。もちろん大変使いにくいというよりは、使える代物ではない。彼らはバカじゃないの!?。トップ画面で使いにくさの一例を紹...番外編594.EMSのWEBサイトは、バカじゃないの?

  • 番外編594. デジタルデータのフローとストック

    時々だが、このフログのために昔の画像を引き出す事がある。せっかく引き出したのだから閉じる前にフログで使おうと考えた。というのもMacの写真というソフトに全ての静止画を入れている。これが曲者。何年も放置された写真ソフトだと、Macに読み込むのに相当の時間がかかり、その挙げ句に読込エラーになる。がっかりだ!!!。インテルプロセッサー搭載の古いMacが言うことを聞かないようだ。そんなわけで古い画像ファィルを閉じたら、またしばらくあけられないというわけだ。一番良いのは、一切の写真ソフトを使わずに画像をすべてをそのまま保存すること。もちろん一覧は大変だけどもたつくことがないし安心感がある。そう考えると、デジタルって保存が苦手なんだ。つまり私達の仕事を永遠に保存する事はできるが、その取扱いが面倒だ。先日FBから古い記...番外編594.デジタルデータのフローとストック

  • 番外編593. 学術論文、そしてクリエイション

    フィリピンから送られてきた画像を見ながら冬の話。日本では2月に入っても寒い日が続く頃、フィリピンのNIKKAが朝のジョギング時の画像を送ってきた。同時刻にフィリピンは、乾季だからすがすがしい朝を迎えている。日本から4時間下るだけの小さな地球でも気温の差異は大きい。その頃こちらは、締め切り迫る学術論文の原稿が書き上がった頃だった。締め切りまで12日の時間がある。世の中の人はこういうだろう、12日も前に書き上がったら楽勝じゃんと。しかし12日間で推敲を重ね、文章を手直しし、全体の論旨がこれで良いかどうかをチェックするために1週間執筆論文を放置する。その後に客観的な意識で自分の論文がチェックできる。だからこのブログの官能小説執筆なんか格好の気分転換になっている(*^▽^*)。その結果致命的な論理上の欠点を発見し...番外編593.学術論文、そしてクリエイション

  • 番外編592. 年度末・早朝の景

    今日も冬の話である。フィリピンから朝の画像が送られてきた。調度こちらは1月25日の大寒波が到来の気温-1℃の最中だった。大寒波は奄美大島あたりまでしか降りてこない。この頃フィリピンでは乾季に入り半袖では、すこし風の冷たさを感じるけど22℃の気温は心地よさげた。ブラカンの風景は、増水すれば水没しそうな低湿地の土地だ。人間の感覚や意識は気候に支配されている。こちらが冬の寒さを自明のこととして生活にしているときに、そんなものとは無関係な土地もある。人間はケッペンの気候区分の奴隷といってよい。その土地の風土で感性や意識、そしてライフスタイルや生活習慣までもが気候区分で定まってくる。だから寒さの中で、半袖ですごしている画像を眺めてため息をつく。だから私はフィリピンへ逃げ出しておけば日本の冬を回避できたのだが、あいに...番外編592.年度末・早朝の景

  • 番外編591. フィルムをデジタル化するツール

    冬の話・・・京都の酷寒の寒さは嫌だけど撮影はしたい。それも荒れた画像で冬のやるせない空気や温度差を静止画で表現したい。デジタル機材で撮影を試みphotoshopで補正したが綺麗すぎる。フィルムではないから難しい。でも少しだけコツはわかった。コントラストの階調をものすごく狭めて撮影すればよい。つまり露出補正を-2〜-3位に設定しモニターに被写体が写らないぐらいに暗ーく撮影しておき、photoshopで色調補正すれば少し冬らしくなるか・・・。もとろんフィルム・トライ-Xだと粒子も荒れて冬らしくなる。ところで最近YouTubeを見ていると、フィルムカメラの使用者が増え出した。街でも時折見かけが・・・。フイルムだからプリントすれば作品的な価値がありそうだ。だからフィルム機材は手元で大切に扱おう。それにフィルムをデ...番外編591.フィルムをデジタル化するツール

  • Fieldwork791. 京都・仲春の色彩

    雛祭りの日の翌日の土曜日、夕方いつもの散歩にでる。今日は色彩をテーマにしようと考えた。だからCarlZeissMacroPlanar100mmZFという単焦点レンズを使った。撮影セオリーでは、長焦点レンズ(150mm相当)だし映像だから三脚は必須だという撮影のセオリーを無視した。というのもできるだけ多くのショットを撮りたかったからだ。三脚など操作しているうちに被写体は消えちゃうさ。しかしソフトの手ぶれ補正にも限度がある。そうなると撮影グリップぐらいは必要だと思われた。そんな思いで徘徊した仲春の頃の京都の色彩かなあ・・・。ツァィスのレンズは、シャープでボケ方が綺麗だげと、大きく重く大変使いにくい。それでも時折使って見たくなる悪魔的なレンズだ。もっというならば映像ではレンズ交換なんか面倒でしませんから、長焦点...Fieldwork791.京都・仲春の色彩

  • Fieldwork790. 天使突抜道をさがる

    3月3日、雛祭りの頃は、私の一級建築士事務所登録の更新手続きで一日中忙殺されていた。午後遅く書類を送り時間が空いた。そうだ!、天使突抜道(てんしつきぬけみち:東中筋通)は、どうなっただろうか。私は4年前に訪れていた。この通りを軸にしてその周辺界隈を寄り道しながら南へさがっていった。やはり古い民家の数が少なくなってきている。とくにコロナ過を堺にして建て変わっているところが多いし、残された古民家も人の気配がないところが目立つ。住む人が変われば街の構造も変わる。昔と異なり、住み慣れた場所を離れ全国各地に人々は散らばってゆく。そして街の構造も変わってくる。それは近年特に加速し、そして自明のことのようだ。天使突抜といユニークな名前は、今でも町名として残されている。それだけが往事の名残であろうか。この通りを下がってゆ...Fieldwork790.天使突抜道をさがる

  • Fieldwork789. 春初、月初

    春初(はるはじめ)、凡人に初春と読まれたら、言葉を探した人間としては心外である。こんな言葉があったのか・・・。漢字で書くとこちらの方が字面が綺麗だ。意味は3月から立春までの間の事。といってコートがないと心許ない夕方の気温。そして3月の月初めでもある。今日は、映像用のカラーモードを使用した。ピクチャープロファイル(PP10)を用いた。結果は色の過度の飽和がなくトーンが揃っているようだが、どのみち編集ソフトで色は再設定するから、あえて使う必要があるかなぁー!?。ひとしきり撮影するとマクドナルドで映像チェック。マックのテーブル配置上どうしてもジンバルに乗せたカメラのレンズが、向かい側の人に向くので、いつもレンズキャップをしている。それに映像チェックをしていると眠くなる。ふと誰かに声をこけられて眼が覚めた。突然店...Fieldwork789.春初、月初

  • Fieldwork788. 寒明けの暖かさ

    2月28日は昼間の気温が15℃近くと暖かい午後だった。寒さがゆるんで嬉しいような、寂しいような感覚。寒明けの暖かさである。今年はウクライナの戦争や世界経済の不況、インフレなど難儀な冬だった。久しぶりの洗濯日。一気に洗濯を干し、夕方から散歩に出た。一日中パソコンの前で仕事をしているから眼の保養のためにも散歩が不可欠だ。日の入り時刻を調べたら17時51分。そうなると清水さんから夕焼けか!。そう決めてしまうと簡単。実際、愛宕山が沈む太陽に照らされ少し赤味かがった色彩が綺麗であり、どうやって絵具でつくろうかと考えてしまう。撮影機材は、どこでファィンダーを覗くかでボディのデザインが決まってくる。静止画は目で直接覗くが、映像は腰の位置で構えるからハンドルが必要になる。それに動画だからジンバルが不可欠だ。このジンバルの...Fieldwork788.寒明けの暖かさ

  • Fieldwork787. 麗月の終わり頃

    日本語では読みも意味も同じで書体が違うことがある。だから麗月と令月は同じだと思っていた。WEB辞書によれば意味も違うようだ。麗月は感銘するほどに美しい、令月は旧暦2月を指す。しかし京都の町屋の上に半月が輝き、そして明日から3月だ。どちらもあてはまりそうな夜の散歩だった。エアロビクスの夜の教室後の帰りだった。途中の王将で食べてからゆくか、いや阪急河原町までゆき、その足で散歩するかとたわいないことを考えていた。結局その足で散歩に出て、遅い夕飯は家で食べることにした。というのもエアロヒグスの30分以内に食事をすると太るし、30分以後だと痩せるとする説にのっとったわけだが・・・。ところで新型肺炎流行下でエアロビクスに励み、体重が9kg減量し標準体重となり、従って高血圧も完治してしまい薬も服用しない、ということは以...Fieldwork787.麗月の終わり頃

  • ドローイング722.小説:小樽の翠634. 幕間ドローイングの描き方4.

    4月10日の私のブログにアップさせたイラストの解説です。さて透明水彩絵具のもう一つの絵具といってもよいのが水だ。画面を湿らしたり、水滴にしたりと、水分量次第で溶いた絵具が描き出す文様が美しい。これを活かさない手はない。樹木を描こうとするときは、描く範囲を水で湿らせておくと絵具を垂らすだけで、そのまま自然の樹形や枝振りになってしまう。もちろん樹木だけではなく海の波などもこの方法で描くことができる。このように透明水彩絵具は、絵具と水とのせめぎ合いの中で表現できるところが面白い。そうした面白さを絵を描いてゆく過程で多数発見し、これを何に見立てるかと感性で判断しながら加筆してゆく。だから最初に描こうとしたランドスケープとは違ってくる場合もあり、例えば湖を描いたつもりが、リアルな公園の池になってしまうことだってある...ドローイング722.小説:小樽の翠634.幕間ドローイングの描き方4.

  • ドローイング721.小説:小樽の翠645. 幕間ドローイングの描き方3.

    小説では「ナンタルの小さな店で遅い昼飯と午後の時間を過ごしていた。リュウ君がこれ持ってきたよといって津軽のリンゴをくれた。」と書いた。そのナンタルに幾つかある小洒落たカフェのあたりから坂道を下ると、明治初期に小樽の街が最初に開かれたところになる。このあたりは、当時の港には北回船が行き来し、荷役や倉庫の機能があり、遊郭もあったとされている。今、そうした昔の街の面影は皆無。僅かに残された古い民家や酒蔵から往事を忍ぶぐらいだろうかな。だから街の姿はスケッチにしていない。だが青森のリュウ君が林檎をくれた津軽林檎のスケッチを4月1日のブログにアップさせた。その林檎を描いた制作プロセスを映像にしてみた。林檎は冬ならば容易に入手出来るモチーフだ。ドローイングしていても面白い球状の立体だ。林檎の姿を観察すれば鉛筆書きした...ドローイング721.小説:小樽の翠645.幕間ドローイングの描き方3.

  • ドローイング720. 小説:小樽の翠644. 幕間ドローイングの描き方2.

    4月8日にブログにアップさせたイラストの描き方について映像化しました。小説では翠の家から目抜き通りの入船通りへゆく途中に、函館本線の踏切がある。時折昔の蒸気機関車のような警笛をならしながら新千歳航空行きの電車が通過する。その音はいかにも北国の厳しい音色だ。これを渡るとツカモッチャン先生の家があり・・・といった具合に最初の頃に小説のロケハンをイメージしていた。トップ画像をみると、ZEISSレンズのシャープさに意識が傾くが・・・。他方で現実の風景に付き合っていたら小説の面白さが半間する!、という見方もできる。むしろランドスケープのドローイングは、googleの地形図を見ながら、この辺だったらこんな風景もあるだろうとする考え方で描いている。そんなわけでここでは、写実的というよりも創造の要素があるドローイング方法...ドローイング720.小説:小樽の翠644.幕間ドローイングの描き方2.

  • ドローイング719. 小説:小樽の翠643. 幕間ドローイングの描き方

    トップ画像は小樽の街らしい古い民家であり、小説ロケ場所に設定させていただいている。翠とアチキの家だ。さて小説の幕間だから、私流ドローイングの技法を紹介しておこう。4月5日アップのブログのイラストの描き方である。私の技法、といってもデザイナー目線で描いているので、絵画の人達の目線とは少し違うが透明水彩画の使い方は大きく変わらない。ここで何を表現したかというと、一番の主目的は、雪の積もる大きな空間を表現しかった。そのための要素として地平線や遠景の山々、中景の土が露出した盛土、近景の折れた樹木を用いた。最初のポイントはシャープペンシルによる下書き。あまり書き込まないこと。あたりをとる位でよいだろう。2番目は、最初に水刷毛で水彩紙の空の部分だけ水を塗っておく。それから彩度の低い水分たっぷりの絵具と紙の水分とを混ぜ...ドローイング719.小説:小樽の翠643.幕間ドローイングの描き方

  • ドローイング718. 小説:小樽の翠642.名残あり山の雪

    夕べは翠と燃えていた。人間は、何で悦楽の時間が恋しいのだろうか。それは考える事ではなく、人間の生理本能なのだろう。燃え尽きた朝は寝坊してしまった。既に翠は病院へ出勤していったし、テーブルの上には「気をつけていってらっしゃいませ!!!💋」と書かれたメモがある。今晩のフライトで名古屋の大学へ出稼ぎなんだな。できるだけ授業を固めてあるので、毎日ゆかなくてすんでいる。というか毎日出かけざるを得ない仕事など大学には存在しない。だが今は大学も新学期か・・・。どうせ出かけるならば昼間は少しだけ時間がある。いつもの高原へレンタカーで出かけてみよう。もう吹雪で車が走れないという日はなくなっている。そして高原に来てみれば名残雪ある山の雪だ。山には雪がのこっているが、平地は少なくなってきた。すでに水温む頃だ。ひとしきり描いて街...ドローイング718.小説:小樽の翠642.名残あり山の雪

  • ドローイング717. 小説:小樽の翠641.スカーレットレッド作戦

    春遠からじの小樽だ。スカーレットレッドの絵具が切れた。この色は下地によく使うからしばしば切れる。いつもの画材屋へ行こう。春休みだから明菜姉ちゃんがバイトをしている。明菜「いつものスカーレットレッド?・・」「はい、それ1本!」明菜「そういえばスカーレットレッドな話題があるよん!」「なにそれ?、スカーレットレッド色の話題って?」明菜「2月14日のバレンタインデーの日から3月31日までが、先輩達のスカーレッドレッド作戦だったんだ」「その期間はチョコレートをばらまき続けるのかなあ?」明菜「少し当たり大いに外れ。だってさあ高校3年生って卒業したらみんなバラバラになるじゃん。社会にでたって職場の彼氏ぐらいしか選択肢がないじゃん。そんなの回りからはやし立てられたり、おべんちゃらで結婚するみたいじゃん。そんなつまんない社...ドローイング717.小説:小樽の翠641.スカーレットレッド作戦

  • ドローイング716. 小説:小樽の翠640. 春の予感

    春遠からじの小樽だ。翠も朝病院へ出勤していったし、今日はレンタカーで羊蹄山の麓にある小さな湖の半月湖にゆこう・・・。標高が少し高いからまだ雪が少しは残っているだろう。雪道だから国道5号線の往復で良いか。羊蹄山がちゃんと見えて、小さな湖もほどよく収まって・・・。そんなアングルは容易にないから適宜つくっちゃおう。そんな屋外でスケッチしていると山はまだ寒い季節のままだ。早々に車に戻り暖をとる。さて小樽でお昼にするか・・・。・・・定番なら三角市場の滝波食堂や味処たけだか・・・。でも外で絵を描いていたから暖かい昼飯にしたい。すると中華の桂苑か龍鳳のあんかけ焼きそばか、あるいは藪半のうにとじ蕎麦か。いやいや麻ほろのラーメンもある。でっ、結局若鶏のなるとに出向いてざんぎ定食にした。なぜならば車の運転をしていたし、立ちっ...ドローイング716.小説:小樽の翠640.春の予感

  • ドローイング715. 小説:小樽の翠639. 冬の終わり

    札幌市内も雪が溶けた。というよりは除雪車が頻繁に入ってきたので、力づくで排雪したという感じだ。美希姉ちゃんと直人君のワンルームアパートにも、春の気配が始まりそうだ。二人とも3月は春休み、しかも今日はバイトも休み。朝寝坊するのには調度よい。直人君はまだ寝ている。美希姉ちゃんが起きようとすると、直人君の手が骨盤を抱え込んだ。美希「なんだぁー起きたの?」直人「随分前に眼が覚めたけど、まどろんでいた」美希「起きる?、まだ寝ている?、朝ご飯をつくろうか?」直人「美希を食べたい!」美希「夕べ私アルバイトで遅かったからねぇー。そのまま寝ちゃた。飢えてる?」直人「もちろん・・・」美希「じゃ、すっか・・・」美希姉ちゃんが直人君のスウッとの下に手を滑らせて・・・美希「なんだあ!?、立ってないよーーーー」直人「立たせてよ!・・...ドローイング715.小説:小樽の翠639.冬の終わり

  • ドローイング714. 小説:小樽の翠638. 終日・・・

    日曜日、文さんの店は定休日だ。今朝方、馬喰の健さんが帰ってきた。文「もう帰ってくるなり、おねだりだもんねぇーー。いつもいないのにさっ。お店は健さんがつくってくるステーキの燻製で食べてゆけるから、そんなにきつい仕事をしなくてもいいのにさぁー・・・、」健さん「これが俺の生業さ・・・」そう言いながら、文さんは健さんのペニスをクネクネと揉んでいる。健さん「文も揉むのが旨くなった」文「そりゃいつも健さんのを揉んでいればツボがわかってくるもん」健さん「女の細い指の手触りが心地よいのさ・・・」文「じゃあこうしてみる」といって文さんが2本の指でつまんだ包皮を下に沈めた。切っ先が天井にそそり立つ。健さん「ウグッ!、でちゃいそうだよ・・・・」文「そうおーー」健さんのペニスがビクビクしている・・・文「尿道の根元をおさえて寸止め...ドローイング714.小説:小樽の翠638.終日・・・

  • ドローイング713. 小説:小樽の翠637. アチキの主夫業

    午後も過ぎた頃、翠は準夜勤で病院へ出勤していった。翠は、出勤が遅いので朝早く起きる必要がなかったから、夕べも熱く萌えていた。確か湯上がりにベッド上で翠が鼠径部を突き出して、いれてぇーとおねだりしていた。悶えている女の鼠径部、そこだけが別の生物のようであり、背後の子宮からの命令を受けたようにうずうずしていた。そういう意識ではコントールできない女の自然の摂理の光景に結構男はしびれるのだけど・・・。女の身体も不思議なもので、男がいなければそれはそれで静かだし、いればいたでおねだりをする。それは排卵日のピークとはあまり関係なく、無造作にやってくる。多分身体が精神的な安定感を求めているのだろうか、とまあ男は勝手に想像するが・・・。世の中の女達は、みんなそんなおねだりをしながら暮らしているのだろうか。小樽のような寒い...ドローイング713.小説:小樽の翠637.アチキの主夫業

  • ドローイング712. 小説:小樽の翠636. カップル達の進路相談

    雪は随分溶けたけど、まだ寒い日が続く小樽だ。明菜姉ちゃんは高校の授業が終わったので春休み。画材屋のバイトがないときは同級生の彼氏の家と愛の時間を過ごしている。彼氏の家は夫婦ともに仕事にでているから、昼間は高校生のカップルの時間というわけだ。それが若かろうが熟年であろうが、好きになったら年齢は関係ないのだろう。・・・彼氏「今日は激しく燃えたね!?。膣に吸い込まれる感じ・・・」明菜「最近すっごく感じるようになったんだ。身体がガクガクと収縮する感じがしてさ・・・」彼氏「燃え尽きたって感覚かなぁー」明菜「いっちゃうと男がすっごい好きになる感じ・・・。もう一時も側を離れたくない感じになるんだな・・・、離れたら側次の男になるかもよ・・・・」彼氏「一生ラブラブですごせたら、愉しいだろうね」・・・明菜「君は受験はどうする...ドローイング712.小説:小樽の翠636.カップル達の進路相談

  • ドローイング711. 小説:小樽の翠635. バーゲン価格!

    毎月定例のクロッキー教室だったから、翠の実家のマサヒロ君のアトリエに出かける。あっ、今日もモデルさんはアメリカ人のジェシーか・・・。贅沢は言えないというよりは、こんなスレンダーなモデルさんが小樽まで来てくれることの方がありがたい。マサヒロ「彼女はモデルクラブに所属していないから、うちのアトリエだけなんだってさ・・・。だから呼びやすいですー」そんなわけでクロッキー教室は盛況だ。アチキなんか前にいる人達の頭の間からクロッキーを描いていた。・・・ジェシー「アチキ!、駅まで送れ!!、道わかんない!!!」「(*^▽^*)、じゃアトリエに来るときはどうしたんだい?」ジェシー「(*^▽^*)、肉屋に案内しろよ!!」「ハイハイ、今夜もラブラブですね!?」ジェシー「OKもち!。最近気がついた!。昔の日本人は奥さんを愛さない...ドローイング711.小説:小樽の翠635.バーゲン価格!

  • ドローイング710. 小説小樽の翠634. 釈然としない天気

    小樽の春は初夏と一緒にやってくるようだ。だから4月というのは、平均気温で2℃〜9℃の間であり、まだ寒い。寒ければ食傷気味だけど石狩鍋でもしようか。というよりすでに帰宅した翠がキッチンで準備をし始めている。翠「アチキー・・・、お風呂沸いてるよ!。先に入りなよ・・・!!」そういわれて風呂から上がるとお鍋の準備と熱燗が用意してある。翠「わたしも風呂に入ろう」「一寸追い焚きしてねぇー」そういいつつ熱燗をちびりながらテレビのニュースをみている。まだ寒いから冬の暮らしが続いている。・・・食後、炬燵で湯上がりの翠の足がアチキをつついている。しようよ!、というサインだ。ならば、翠を抱えて二階へゆく。翠の湯上がりの香りを嗅ぎながら、スウッとを剥いでゆくというのも、矛盾する話だが。翠の唇が厚くアチキの唇を吸い込んでゆく。「今...ドローイング710.小説小樽の翠634.釈然としない天気

  • ドローイング709. 小説:小樽の翠633. 午後の光で林檎が輝いている

    青森のリュウ君が精力剤をもらいに小樽の病院へ来ていたから、ナンタルの小さな店で遅い昼飯と午後の時間を過ごしていた。リュウ君がこれ持ってきたよといって津軽のリンゴをくれた。午後の光の中で眩しそうに輝いている。リュウ「先日は、kikも喜んでいたよ。ひさしぶりに賑やかになったというので・・・」訪問して泊まって喜ばれる家庭というのも、今の日本では少なくなった。つまり今の普通の家では、第三者がはいってきてほしくない世界ができている核家族世帯ばかりなのだ。といってじゃあ夫婦ラブラブかというと、実はそうではなく娘達から、あれは仮面夫婦だとさげすまされているのが現実。つまりそれぞれが自分の部屋である蛸壺に籠もっていたいからなのだろう。これを蛸壺家族といっておこうか。しかしリュウ君の家は違うのだ。「今時の家庭で歓迎されるの...ドローイング709.小説:小樽の翠633.午後の光で林檎が輝いている

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