人生は40代からが楽しい。そう思えるような生き方を目指しています。ギター演奏、映画鑑賞、演劇鑑賞、読書、ガジェット等。
1月から始めた「60日間ギター・サーキット・トレーニング」ですが、3月末時点で21日目まで進みました。この教本、節目節目に1フレーズだけでなく楽曲を題材としたレッスンがあるのですが、いきなり難易度が上がるため基本的にスルー(後回し)にしています。新しいフレーズを始めるときは初めはメトロノームのテンポをかなりゆっくりにし、その後少しずつ上げていくと、なんとなく弾けるようになって楽しい気分を味わう、そんなことを毎日繰り返しています。私の場合、ハンマリングはともかくプルオフがなかなか上手くできず鳴りにムラがあります。動画などを見ても、みなさん当たり前のようにやっているのでコツがよくわからなかったので…
2月は随分寒い日が続き、ただでさえ思うように動かない指がかじかんでさらに動かなくなってしまう日々でした。1月から始めた「60日間ギター・サーキット・トレーニング」ですが、2月末時点で12日目まで進みました。やはりメトロノームに合わせながら演奏し、その音を録音して確認するという作業はなかなか効果的です。何よりも、自分の指が鳴らすギターの音を聞くのは楽しい!これからもこの方法で進めようと思います。 さて、前回(先月)のリポートでBOSS JS-8を紹介したばかりですが、ふと魔が差し後継機のJS-10を購入してしまいました。開催がほぼ恒常的になりつつある魔の楽天買い物マラソンでポイント10倍&クーポ…
年明けかと思えば、あっという間に1月も終わり。関東地方は1日だけ降雪に見舞われましたが、それ以外は大体寒くも穏やかな冬晴れの日が続きました。今年は何となく惰性でやりとりしていた年賀状を一旦リセットをしたくなり、失礼を承知ながら年賀状を1枚も出さず、来年からは今年年賀状をいただいた方にだけ送ることにしました。 さて、ギターの方ですが、毎日少しずつ「60日間ギター・サーキット・トレーニング」を最初からやり直しています。前にも書きましたが、もちろん1日の練習時間が30分足らずでは「60日間」で終わるはずがありません。昨年まではYousicianをツールに練習していましたが、今年は自分の音を録音して確…
貧困しか知らずに生まれ、育ち、短い人生を終える 忘れられた人々
1950年 メキシコ あらすじ 1940年代のメキシコシティ。感化院を脱走した不良少年のリーダー格のハイボは、仲間たちがたむろしている広場へ戻ると、年下のペドロにフリオンを連れて来るよう命じた。自分が感化院に収容されたのは、フリオンが密告したせいだと恨んでいたのだ。ペドロが命じられたとおりフリオンを連れて行くと、ハイボは背後から彼を容赦無く殴打した。思い知らせてやったと意気揚々に立ち去ったハイボだったが、間もなくフリオンがそのまま死んでしまったことを知った。さすがにやばいと思ったハイボはお前も共犯だとペドロを脅しきつく口止めした。 育った環境のせいでたまたま不良仲間とつるんでいたペドロだったが…
ギターの練習の記事が久しく途絶えていましたが、実はまだ続いています。 本格的に始めて約3年が経ちました。ご多分に漏れず、仕事が忙しいなどさまざまな理由でまとまった時間がとれないという言い訳をしておりますが、とにかく毎日少しでもギターに触れることを目標にしております。なので、テレビを観たり晩酌しながらの「ながら練習」となってしまっている感は否めません。 最近の練習時間は1日大体30分程度です。 2021年の途中から、これまで私の練習の師匠だったYousicianを離れ、いずれ本格的に取り組もうと思っていたFenderPlayともバイバイしました。 Yousicianの元を離れたのは、自分のギター…
差別はなくならない、これまでもこれからも フルートベール駅で
201年 アメリカ あらすじ 実話ベースの話。 2008年の大晦日。黒人の若者オスカーは2週間前に仕事をクビになったことをことをパートナーのソフィーナに打ち明けられないまま母親の誕生を祝うホームパーティーに向かった。彼はかつてヤクの売人だったが、刑務所暮らしを悔い、母親やソフィーナ、そして娘のタチアナのために真っ当な生き方をしたかった。職を失いくじけそうだったが、彼の更生への決意は固く、努めて人々に親切にふるまっていた。 大晦日は将来への漠然とした不安を忘れさせてくれるつかのまの安らぎだった。ホームパーティーを終えた後、オスカーは仲間たちと市街地まで年越し花火を見に行った。彼は車で行くつもりだ…
1971年 アメリカ あらすじ ドキュメンタリータッチの作品。アメリカ政府が自らの行為が正当であることを証明するために、取材を許可された各国メディアのクルーのカメラ視点でストーリーは展開する。 1950年。国内治安法(マッカラン法)では、大統領は内乱が生じた際は国内治安の緊急事態を宣言することができ、危険人物を証拠なく議会の承認もなく拘束することができると定められている。ベトナム戦争 反対運動の主導者たちがこの法律を根拠に拘束され、各地に設置された緊急国内治安裁判所で地域の有権者たちが被告を裁いていた。被告とされた者たちは弁護の機会を与えられるが形だけのもので初めから有罪は決まっていた。複数年…
それで君たち、これからどうするの? リトル・グローリー 〜小さな栄光〜
2012年 ベルギー、アメリカ あらすじ ショーンの生活は荒んでいた。母親が亡くなり、家族は飲んだくれの建設作業員の父親と小さな妹のジェリーだけだった。父親からはいつも定職についていないことをなじられていた。ある日、父親が酔っ払って作業をしていて墜落し、あっけなく死んでしまった。 父親は生命保険をかけていたが、受取人は自分ではなくジェリーだった。どこまでも自分に冷たい父親に憤りを感じながらも、収入源もなく先立つものがなかった彼にとって保険金は魅力的だった。彼の中では、その金はジェリーのものではなく自分のものだった。葬式のとき、叔母がジェリーを引き取ると言い出した。ショーンは強硬に拒否したが、叔…
2018年 アメリカ あらすじ 実話ベースの話。 イリノイ州ピリモアのアールにとって園芸はまさに天職だった。新しい品種の美しい花々は品評会で受賞し、称賛を浴びていた。もちろん代償はあった。仕事にかまけて、ないがしろにした妻や娘からは見捨てられてしまった。それでも仕事が順調なうちは良かったが、ネット全盛とともに先細りとなってしまい、とうとう全財産を銀行に差し押さえられてしまった。アールは何もかも失ったが、妻も娘もそんな彼に手を差し伸べるつもりはなかった。 唯一残ったオンボロトラックを見た男がアールにブツの運び屋をやらないかと誘ってきた。アールに選択肢はなかった。年老いたアールがブツを運んでいると…
2002年 ドイツ あらすじ 1984年、まだベルリンの壁があった時代。西ベルリンのマッハノフは、モヒカンヘアで無職でドラッグに溺れるアナーキストが跋扈していた。 ティム、フロー、マイク、ネレ、テラー、ホッテは薄汚れたその街で「グループ36」を名乗り政治映画を制作していた。そして爆弾を自製し、資本家の建てた建物の爆破を企てていた。 時は過ぎ去り、東西ドイツ統一、EU加盟とドイツ社会は目まぐるしく変化した。 マッハノフからもアナーキスト達は去っていき、朽ち果てたアパート群が解体を待っているだけだった。しかしティムとホッテだけは、昔と変わらずアナーキズムを捨てずマッハノフに居座っていた。ホッテは、…
2002年 日本 あらすじ 舞台はニューヨーク。レスリーは行きずりの男と一夜をともに、気まぐれな生活を送っていた。 ある晩のパーティーで言葉を交わした女性のバッグの中に入っていた1枚の家族写真が彼女の心にさざなみを立てた。 通りかかった道端で、顔見知りのルカとマルコが車を修理していた。聞くと、仕事をもらうためにペンシルバニアのルカの叔父のところに出発するのだという。それを聞いたレスリーは、一緒に街を出るといって2人の車に強引に乗り込んだ。2人は突然の申し出に困惑しながらも、言われるがままレスリーを乗せてペンシルバニアへと向かった。 長い道のりの末、ルカの叔父のところへ到着したが、働き口は1人分…
2018年 オーストラリア・インド・アメリカ あらすじ 実話ベースの話。 高級ホテルのホテル・ムンバイの従業員として働くアルジュンにとって、その日はいつもと変わらぬ1日だった。まさか、人生最悪の日になろうとはつゆほども知らなかった。アルジュンが上客をレストランでもてなしているとき、街ではボートでやってきたテロリストによって駅を皮切りに無差別殺戮が始まっていた。彼らの最終ターゲットはホテル・ムンバイだった。 ロビーで殺戮が始まった。レストランにいたアルジュンは機転をきかせ、照明を落とすと客達を床に伏せさせた。レストランを通り過ぎたテロリスト達はスイートルームのある上層階に向かうと、次々と部屋から…
2018年 アメリカ あらすじ 実話ベースの話。 1962年ニューヨーク。トニー・バレロンガは働いていたクラブが改装のため長期休業になり、収入源を失った。そんなトニーのところへ、医者が運転手を探していると声がかかった。指定された面接会場はカーネギーホールの2階だった。豪華な広間に現れたのはドクター・ドン・シャーリー。医者ではなく黒人の著名ピアニストだった。仕事の内容は南部ツアーの運転手としてシャーリーをスケジュールどおり会場まで連れて行くことと身の回りの世話をすることだった。待遇はよかったが、黒人差別者だったトニーはシャーリーに雇われることへの抵抗感から辞退した。 しかしシャーリーは諦めなかっ…
自己満足な人生を送る人、付き合わされる人 ラスト・ディール 〜美術商と名前を失くした肖像〜
2018年 フィンランド あらすじ 画商のオラヴィ・ラウニオは、人生の全てを仕事に捧げたが報われそうもなかった。永年守り続けてきた画廊も閉めなければならないくらい、経済的に行き詰まっていた。妻には先立たれ、仕事にかまけてないがしろにしてきた娘とは疎遠になっていた。すっかり年老い、現実を向き合わなければならないことは分かっていたが、最後になんとか一花咲かせたかった。 そんなある日、隣のドゥブロフスキー画廊でオークションの下見会が開催された。自分の店とは違って、ドゥブロフスキーの店は繁盛していた。何気なく店の中をのぞいたオラヴィは、作者不明の1枚の肖像画に心を奪われた。彼はそれが巨匠イリヤ・レーピ…
2013年 デンマーク あらすじ (プロットをかなりアレンジ) 特捜部Qの手柄でカールの上司の課長が表彰された。お祝いムードをよそにカールはただ仕事に没頭していた。チームに新しい秘書としてローセという名の女性が配属されたが、それすらもカールにはどうでもいいことのように思えた。 帰路につくカールは、待ち伏せていた見知らぬ老年の男から事件の再捜査を依頼されたが、カールはけんもほろろに立ち去った。その直後、その老年の男は死体で発見された。自殺だった。 その男の名はヤーアンスンといい、かつて市警の警部だったが、息子と娘を殺害された後、退職していた。カールはその男の遺志で、彼が収集した捜査資料を引き取る…
列車に乗った君たちはいいが、残された家族は? 僕たちは希望という名の列車に乗った
2018年 ドイツ あらすじ 第二次世界大戦後、ドイツはソ連と西側諸国とによって東西に分断された。当時はまだベルリンの壁はなかったが、東ベルリンと西ベルリンとの往来は制限されており、特に東から西側への逃亡に対しては厳罰が課されていた。そんな時代の東ドイツの学生達の実話。 テオとクルトは選抜された優秀な学生が集められた進学クラスの旧友だった。2人とも西側に憧れがあり、祖父の墓参りを口実に西ベルリンに行き映画鑑賞などでその雰囲気を味わっていた。 クルトの父は東ベルリンの市議会議長で、彼が西へ行くのを嫌っていた。 テオの父は工場労働者で、労働者階級の家系で初めて進学クラスに選抜された彼に期待を寄せて…
若者は皆、別々の道を歩まなければならないことにやがて気づく ウィズネイルと僕
1987年 イギリス あらすじ 1969年ロンドン・カムデンタウンで役者を目指していた”僕”は同じく役者志望のウィズネイルと同居していた。ウィズネイルは役者としてうだつがあがらないのを社会のせいにして、いつも酒とドラッグに溺れる自堕落な生活を送っていた。そういう僕も泣かず飛ばずだったけれど。 ウィズネイルには気分転換が必要だと思った僕は、彼の叔父のモンティさんが持っている別荘を借りてしばらくのんびりしようと誘った。ウィズネイルは最初は乗り気でなかったけれども渋々承知した。 別荘を借りにウィズネイルと一緒にモンティ叔父さんの家に行ったが、彼が変人だってことにすぐに気づいた。ウィズネイルがどんな手…
2011年 ベルギー・フランス・モロッコ・ドイツ・アラブ首長国連邦 あらすじ マリクとスフィアンは兄貴分のアラールとともにひったくりなどで小銭を稼ぐ小悪党だった。アラールは刑務所から出所したばかりなのに、相変わらず悪事で成り上がることしか考えていなかった。 ある日マリクは街で見かけた女に恋をした。彼女の名はドゥニア。高級クラブの嬢だった。マリクはなけなしの金をかき集めて彼女のいる店に通った。 マリクの姉アワテフは縫製工場で働いていた。家計の足しにするために、工場から高級ブランドのエンブレムを腹に巻き付けて盗み出していた。マリクはそれを密売組織に売りに行く役目だったが、金を家に入れずにドゥニアの…
俺は気が済むまで事件を手放さない。それが刑事だ。 特捜部Q 〜檻の中の女〜
2013年 デンマーク あらすじ (プロットを一部アレンジ) ~ミレーデが目を覚ますと、そこは真っ暗なタンクだった。スピーカーから男の声で「2barに加圧する、1年後にまた会おう」と一方的に宣告される。地獄の日々が始まった。彼女はなぜそのような仕打ちをうけなければならないのか見当もつかないまま、生き延びるためにただ暗闇と孤独に耐えるしかなかった。~ ……コペンハーゲン警察の殺人課の刑事カールは相棒の言葉に耳を貸さず応援を待たず犯人の家に突入し、待ち伏せしていた犯人に銃で撃たれてしまった。 3ヶ月後に復職したカールは迷宮入りした事件を検証する特捜部Qへ異動を命じられた。書類庫でカビ臭い書類を繰る…
時空が交錯する複雑な世界で迷子になってみませんか?監督と一緒に…… TENET(テネット)
2020年 アメリカ、イギリス あらすじ (この物語の主人公には名前が与えられていないので、”男”とする。) キエフ国立オペラハウスが開演の瞬間を迎えたそのときテロリストがなだれ込み、瞬く間に占拠した。現場に武装警察官が急行してきた。その中に紛れ込み、謎の部隊がオペラハウスに突入した。その中に”男”もいた。彼らの目的はテロリストではなく、テロリストのターゲットとなっていた重要人物の救出だった。その重要人物は変わった形状のパーツを持っていた。”男”は無事重要人物の救出に成功したが、自らは捕らえられ拷問された。”男”は秘密を守るため毒薬を飲み込んだ。 しかし”男”は死ななかった。洋上の船で目を覚ま…
2009年 カナダ あらすじ モントリオール理工科大学で1989年に起きた実際の事件をモチーフにした作品。 女子学生のヴァレリーはエンジニアになることが夢だったが、まだ男性社会だった当時は、その実現のために偏見という大きな障害と闘わなければならなかった。 学校はいつものとおり学生たちの活気で溢れていた。誰もまだ、一人の男によって生涯忘れられない恐怖を味わうことになると知る由もなかった。 その頃、ある男が長年の計画を実行しようとしていた。その男は、フェミニストを憎んでいた。女性の特権を手放すことなく男性の権利を侵食するフェミニストのせいで自分の人生は失敗したと信じていた。その報復として女子大学生…
2018年 フランス あらすじ 映画監督のアニエス・ヴァルダとストリートアーティストJRのコラボ作品。 フランスを旅しながら、JRが人々の写真を壁画のように貼り付ける「ペースティング」作品を制作する様子をフィルムに収める。 JRの作品 www.jr-art.net 取り壊し間近の坑夫住宅、農家の納屋の壁、建築中に放棄された村の朽ちた建物……そこで偶然出会った人々たちの写真を撮り、拡大印刷し、貼り付けていく。 アニエスは老人思いのJRの優しさに好感を持っていたが、彼がトレードマークでもあるサングラスをカメラの前で撮らないことだけは許せなかった。 2人の旅の終着点は、かつてアニエスと親交があったゴ…
なんとなく大丈夫な気がする。だって私だから。 5時から7時までのクレオ
1962年 フランス、イタリア あらすじ 売れっ子歌手のクレオは憂鬱だった。腹部の具合が悪く2日前に血液検査を受けていたのだが、彼女は自分がガンではないかと予感していた。今日の夜、主治医に電話で結果を聞くことにしていたが、死ぬのではないかという不吉な予感と杞憂に終わるのではという淡い期待との間で心が揺れ動いていた。帽子屋でショッピングを楽しんでいるうちは少し気が晴れたが、それも束の間、また悲観的な考えが彼女を支配した。多忙を理由になかなか会いにきてくれない恋人にも、お抱えの作詞家や作曲家に悩みを打ち明ける気にはなれなかった。 気晴らしに一人外出したクレオは友人のドロテに会いに行った。ドロテに包…
アラフィフからのギターレッスン〜どこまでやれるかな?〜vol.2(2021.3 大人の趣味は頑張ってはいけない)
Yousicianがバージョンアップして、UIが大幅に変わりました。中身は変わっていませんが、気分は変わります。大した変更ではありませんが、好印象です。少しずつ改良されていくマイペースさがいいですね。とはいえ、できるだけ早くウクレレなどのコースにも動画に日本語字幕が実装されるといいなとは思いますが。外見の改良だけでなく、iRig2経由で接続した時にハウリングのような現象発生の解消、コードを弾いた時の判定が適正化といった内部にも改良が加えられているような気がします。 3年目になり、相変わらずできることはできる、できないことはできないと進歩を実感しにくくなっていますが、練習自体は楽しんでいます。そ…
70年代に産み落とされた狂気じみたカルトの傑作 時計じかけのオレンジ
1971年 イギリス、アメリカ あらすじ アレックスは仲間とつるんで勝手次第に振る舞う手のつけられない“ワル“だ。 ホームレスを袋叩きにし、他のグループに喧嘩を売る。ある夜の極め付けは文筆家の家に押し入り、彼の目の前で妻を犯すという鬼畜の所業だった。 アレックスの自宅は、彼の地位に相応しくない寂れた市営住宅だった。同居している両親はアレックスを恐れ距離を置いていた。アレックスのお気に入りはベートヴェンだった。学校をサボって大音量でベートヴェンを聴くのが好きだった。 ある日、仲間たちがアレックスの自宅までやってきた。彼らがリーダー気取りのアレックスの暮らしぶりをバカにしているのが見え見えだった。…
「後先など考えずに勢いに身を任せる快感」を味わってみたくありませんか LIFE!
2013年 アメリカ あらすじ ウォルターはグラフ雑誌「LIFE」のベテラン写真整理係だ。彼は同じ社にいるシェリルに密かに恋心を抱いていたが、時折言葉を交わすことが精一杯で告白する勇気などなかった。彼の生活は会社と家とを往復するだけの孤独で地味なものだった。 そんなウォルターに大波が襲いかかってきた。ネットの普及とともに発行部数が低迷していたLIFE誌が、新しい経営陣によって直ちに廃刊されることになったのだ。落ち込む彼のところへ、ベテランカメラマンのショーンから贈り物が届いた。その中にはLIFE誌廃刊を悔やむメッセージとともにネガと財布が入っていた。ショーンによれば、そのネガの一コマがLIFE…
少年少女は正しい道を選ぶ、正しい場所に置いてもらえさえすれば ブランカとギター弾き
2015年 イタリア あらすじ フィリピンの都市サンカルロス。父を知らず、母に捨てられた孤児のブランカは、ストリートチルドレンとして逞しく生きていた。ある日、街頭テレビで裕福な女性が何人もの孤児を養子として引き取っているという番組を目にしたブランカは、隣りで観ていた男にいくら払えば母親を“買える“のか尋ねた。すると男はその女性を3万ドルくらい払えば(娼婦として)“買える“と言う。それを聞いたブランカは、それまでスリなどで貯めた金で母親を買おうと決心した。 住処に帰ると、ダンボールハウスはブランカに反感を持っていた他の孤児達に無惨に破壊されていた。寝床を失ったブランカが街を彷徨っていると、盲目の…
注:ややネタバレあり。2006年 アイスランド あらすじ アイスランド遺伝子研究所の研究員オルンは幼い娘を珍しい脳疾患で亡くした。彼の悲しみは深く、同時になぜ娘がそのような病に侵されたのか疑問を抱くのだった。 舞台は変わり、ある粗末な部屋。老年の男の死体が見つかった。被害者の名前はホルブルグ。頭部を鈍器で殴られていた。エーレンデュル刑事は机の引き出しの裏側に貼り付けられていた墓の写真を見つけた。刑事の部下達の調べでその墓は4歳でこの世を去ったウイドルという名の少女であることがわかった。彼女の母コルブルンはすでにこの世を去っていた。そして父は誰かわからなかった。 刑事はウイドルの母親コルブルンの…
アラフィフからのギターレッスン〜どこまでやれるかな?〜vol.1(2021.2 今更基礎トレ)
昨年まではYousicianから送られてくる週間レポートをアップしていたのですが、あまり面白くありませんし、今年は、Yousician一辺倒ではなく、いろいろ試してみたいと思っているので、新シリーズとして始めてみます。 今年はYousicianとFender Playを中心に練習することにしたのですが、なんとFender Playのアプリがいつのまにか無くなり、Webからアクセスすることになっていました。実際のところWebでも特に支障はないのですが、なんか少しテンションが下がります。 さて、2月に入ってから、YouTubeのRickeyさんのチャンネルで観たトレーニングをやっています。こういっ…
世界王者?兄貴がなれっていうならなってやるぜ ザ・ファイター
2010年 アメリカ あらすじ 1993年マサチューセッツ州ローウェル ディッキーとミッキーは異父兄弟だ。ディッキーは子供の頃からボクシングが強く、ミッキーは兄に憧れていた。ディッキーの自慢はかつて王座戦でチャンプのシュガーレイレナードをダウンしたことだった。結局試合には負けたが。 ディッキーはすでに引退し、兄に続いてボクサーになったミッキーのトレーナーをしていた。引退後もボクシングにかける情熱は健在だったが、ボクシング以外の彼は27回も逮捕歴がある自堕落なジャンキーだった。 ミッキーは憂鬱だった。自分のボクサーとしての限界を感じ、続けるかどうかすら決めかねていた。しかし、ディッキーやマネジャ…
あーあ、何やってるんだろうな、と思うこともある@紛争地域 ロープ-戦場の生命線-
2015年 スペイン あらすじ 1995年バルカン半島の何処かで活動する「国境なき水と衛生管理団」のメンバーとして活動するマンブルゥは、井戸に放り込まれた水死体を引き上げるべく、彼の率いるメンバーと悪戦苦闘していた。すでに和平合意が成立し、国連の平和維持軍が派遣されていたが、紛争中に仕掛けられた地雷の撤去も終わっておらず、地域の水源となる3つの井戸のうち、2つは地雷のために使用できなかった。そして残る1つの井戸に何者かが死体を放り込んだのだ。 マンブルゥ達は、井戸の中で死体にロープを括り付け、車で牽引して引き上げようとしたが、死体の男が肥満体であったため粗末なロープは敢えなく切れてしまった。マ…
2019年 チェコ共和国 あらすじ イヴィタ・ガリア夫人は、かつては裕福な暮らしをしていたが、夫に先立たれ、今はアパートの一室で独り倹しい生活を送っていた。高齢の彼女は孤独で寂しかった。数年前、鍵屋に安全のために必要だとそそのかされて玄関のドアに鉄格子のような頑丈な鍵を取り付けたが、いつも渋くてなかなか解錠できないのも腹立たしかった。 夫人が自分の存在意義を感じることができたのは、教会での聖具保管係としての務めだった。その務めを全うすることが生き甲斐ですらあったのに、異動してきた牧師にあっさりとお払い箱にされてしまった。 落胆して教会から出たガリアにジェンダと名乗る若い男が声をかけてきた。最初…
俺は飼い犬じゃない。ナメんじゃねぇ。 処刑人ソガの凄まじい人生
2009年 ドミニカ共和国 あらすじ ドミニカ共和国は、アメリカから強制送還された犯罪者たちによって蝕まれていた。ルイシトは将軍直属の処刑人として、将軍から渡されるリストにある人物の処刑を請け負っていた。彼は処刑人ソガと呼ばれ、人々から恐れられていた。彼の父親は屠畜を生業にしていたが、彼は動物がかわいそうで屠殺することができない心優しい少年だった。 そんな彼に転機が訪れた。父親がギャングのラファと口論になり銃殺されてしまったのだ。彼は父を殺めたラファを許さなかった。彼はいつかそのラファをこの手で葬る日がくることを願いながら、将軍の僕(しもべ)として冷酷な処刑人としての任務を遂行していた。しかし…
1600人の命が懸かった伝令を命懸けで届ける 1917 命をかけた伝令
2019年 イギリス・アメリカ あらすじ 第一次大戦の西部戦線の話(実話ではないらしい)。 連合軍のブレイクとスコフィールドが突然将軍に呼び出された。将軍直々の司令は前線のデヴォンシャー大隊への伝令だった。大隊は前線から後退をした独軍を追走していたが、それは独軍の罠であることが航空写真から判明したのだ。それを知らない大隊は翌朝総攻撃を計画しており、仮にその作戦が実行されれば待ち伏せする独軍によって壊滅させられることが明白だった。2人はさっそく出発した。大隊までの道程は無人地帯であるとの情報だったが、どこまで信用できるのか分からない。緊張しながら歩を進めた。 途中、頭上で繰り広げられていた空対空…
2016年 アメリカ あらすじ 実話に基づいた作品。 1月14日、ニューヨークのラガーディア空港を飛び立ったUSエアウェイズ1549便は、その直後バードストライク(鳥群との衝突)によって、両エンジンを失った。発地のラガーディア空港にも近隣のケターボロ空港にも辿り着くことができないと判断したパイロット歴42年のサリー・サレンバーガー機長は、なんとハドソン川への不時着水を決行した。 乗客乗員全員の生存が絶望視されたが、機長の操縦テクニックにより機体は無事着水し、全員が生還した。サリー機長の活躍は大きく報じられ、一躍時の人となった。 しかし、国家運輸安全委員会は別の見方をしていた。彼らは、コンピュー…
2018年 ドイツ 注:ラストまで書いてあります。 あらすじ クリスティアンは、ろくでもない連中とつるんで刑務所送りになった。出所した彼は、そんな過去と決別するために大型スーパーマーケットで働くことにした。配属先の飲料部門で仕事を教えてくれることになったのはブルーノという年配の男だった。その店は、かつて東ドイツのトラック輸送人民会社だったが、再統一後に企業買収されて商業施設に様変わりしたという経緯があった。ブルーノやそこで働く年配の社員の多くは、かつてはその人民公社の長距離トラックの運転手だった。 クリスティアンは慣れない仕事に戸惑うが、楽しみもあった。職場の同僚のマリオンに一目惚れしたのだ。…
ワインのように熟成される家族の絆 ブルゴーニュで会いましょう
2015年 フランス あらすじ マシャレリ・シャルレは、有名なワイン評論家としてパリで活躍していた。彼の実家はブルゴーニュのワイン醸造家だったが、後継者になることを強いられることを嫌悪し、親元を離れていた。 順風満帆のマシャレリだったが、妹から実家が破産直前で会社更生法が適用されることになったとの知らせを受けた。驚いたマシャレリが父親のフランソワの元を訪ねるが、フランソワにはもうワイン造りへの情熱が微塵も残っていなかった。マシャレリだけでなく、嫁いだ娘のマリーにも、離婚した妻にも家を出ていかれフランソワは孤独だった。代々継がれ守ってきた畑を手放すつもりはなかったが、ワイン造りに精を出す気力もな…
2007年 イスラエル・フランス・アメリカ あらすじ エジプトのアレキサンドリア警察音楽隊がイスラエルの空港で困惑していた。 イスラエル文化局からアラブ文化センターのオープニングセレモニーでの演奏を依頼され、はるばるやってきたのだが、誰も出迎えに来ていなかったのだ。団長のトゥフィークは頑固だった。大使館に助けを求めようという団員の声に耳を貸さず、不慣れな土地であろうと自力で目的地まで行くと決めた。しかし、バスに揺られて着いたのは目的地の「ペタハ・ハティクヴァ」ではなく、、荒野にある小さな町「ベイト・ハティクヴァ」だった。トゥフィークが、通りかかった小さな食堂の女店主ディナに、自分たちが間違った…
2021年のギターレッスンですが、引き続きYousicianとFenderPlay(時々RockSmith 2014)でいくことにしました。 Yousicianは昨年に引き続きBlackFridayキャンペーンを利用し、一旦プレミアムを解約し、翌日プレミアム契約をしました。全楽器のレッスンを受けることができて10000円弱なので、かなりお得感がありますが、結局ギターしかやる余裕はないと思います。 FenderPlayは2020年後半はあまりやっていなかったのですが、今年は是非有名アーティストの楽曲を弾けるようになりたい!ということで、継続しました。こちらはAppleのAppStoreで自動的に…
2012年 アメリカ あらすじ 高校生のジェイソンとフライは、毎日2人でくだらない悪戯にうつつを抜かしていた。彼らがターゲットにしたのは同級生のベン・ボイドだった。理由などなかった。単に大人しそうでウブに見えたからだ。ベンのフェイスブックのアカウントを見つけた2人は、近所の学校の女生徒をでっち上げてベンに気があるようなメッセージを送った。ベンは易々と2人の企みに乗ってしまい、すっかり舞い上がってしまった。そして、セクシーな写真を送って欲しいと求められると、疑うこともなく他人には見せられないような恥ずかしい写真を送信してしまった。 2人はベンの画像を学校中にばら撒いた。元々繊細なベンの精神は、そ…
2019年 イギリス あらすじ 2001年マラウイ。 乾き切った不毛の土地で作物の栽培に取り組んでいたジョンが突然死んだ。ジョンの農地を継いだのは、意外にもジョンと協働していた弟のトライウェルではなく、ジョンの息子だった。 トライウェルは豊かな人生を送るためには学問の力が必要だと思っていた。だから、僅かな蓄えを切り崩してでも息子のウイリアムを中学校に入れた。 ウイリアムは村人のラジオの修理を請け負うくらい機械をいじるのが得意だった。希望を胸に入学式に出席したウイリアムは、しかし、厳しい現実を突きつけられた。学費を納期までに全額納められなければ、登校は認められないと、学校主任から通告されたのだ。…
2014年 カナダ あらすじ バスルームで、男が女の心臓マッサージをしている。必死に蘇生させようとするが、女はすでに絶命していた。 男の名前はエドガー。そして、彼が蘇生させようとしていたのは妻のメイロンだった。 冴えない中年のエドガーは、外国人で子持ちの女性メイロンと結婚し暮らしていた。エドガーは、メイロンが経済的安定を理由に自分と結婚したことは分かっていた。そして、若く美しいメイロンが他の男に奪われることを恐れていた。メイロンの連れ子のゴーガンもエドガーにとっては厄介者でしかなかった。息子を溺愛するメイロンとしばしば口論になった。 エドガーがメイロンと2人で車で外出していると、ゴーガンの通う…
YOUSICIANを途中解約してみました(2020年11月更新)
(注)この記事は2020.11.23時点での情報です。サービスの内容が変更になっていることがありますので、ご注意ください。 またしても、もうすぐYOUSICIANの年間メンバーシップの更新時期を迎えるのですが、このまま自動更新となると、一番高いPREMIUM+で年会費約2万円の大散財となってしまいます(初回は、特別割引で年間1万円くらいでした)。PREMIUM+は、ギターだけでなく、ピアノ、ウクレレ、ボーカル等あらゆるコースを使い放題なのですが、音楽一家ならともかく、日々の練習時間にも事欠く私には無用の長物で、継続したとしてもギターオンリーのPREMIUMが関の山です(これでも約1.3万円)。…
2009年 フィンランド あらすじ 殺人の罪で終身刑のレイラの元へ弁護士が接見にくる。恩赦で出所が認められたというのだ。さらに用意周到に住み込みの仕事も用意されていた。牧師館で独り暮らしているヤコブ牧師の世話係だった。 罪人として生涯を終えるつもりだったレイラにとって、それは迷惑な話だった。しかし刑務所から出されたレイラに選択肢はなかった。姉しか身寄りがなかったが、押しかけて迷惑をかけるわけにはいかなかった。 牧師館は古く朽ちかけていた。牧師は盲目だった。牧師からは、自分のところへ送られてくる相談の手紙を読み上げ、返事を口述筆記してくれれば良いと言われた。それまでは隣人に頼んでいたが、年老いて…
2018年 アメリカ あらすじ かつて、今は亡き妻とともにミュージシャンとして活躍してたフランクは、今は中古レコード店をやっていた。しかしフランクの日常は味気なく虚しかった。過去を忘れられないフランクは、妻の忘形見のローズと一緒に、もう一花咲かせたいと思っていた。ローズには生来の音楽の才能があった。しかし、ローズは音楽ではなく医学部進学を目指していた。勉強に打ち込むローズを渋々付き合わせ楽曲を作ったフランクは、「バンドじゃない」というバンド名でネットにアップしてみた。ローズの歌声は、すぐに話題になった。 その反応に気を良くしたフランクは、「バンドじゃない」の活動計画を作り、ライブの準備も進めた…
エレキギターの独学を本格的に始めて11月で2年間になります。まだまだ初心者の域を出ませんが、少しずつ上達してきていると自分を励ましながら、なるべく毎日少しでもギターに触れるように心がけています。最近思っていることを、まとまりなく書き留めておこうと思います。決して、これが正解というわけではないし、上達へのコツでもありません。つまらない”初心者の戯言・思い込み”にお付き合いください。 ピックはそのうち飛ばなくなった 最初にうちは、オルタネイティブピッキング等やるたびにピックが指から発射して棚の下に潜り込んだりすることがザラでした。調べるとピックを当てる角度等に注意が必要とのことでしたが、そんなこと…
自分を信じても成功できるとは限らないが、自分を信じなければ成功することはできない シェフ〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜
2012年 フランス あらすじ 料理の腕も知識も確かだが、こだわりがすぎるジャッキーは、レストランを次々と首になり、とうとう失業してしまった。もうすぐ出産を控えている恋人のベアトリスからは、このままでは別れるしかないと言われてしまう。ベアトリスを失いたくない一心で、ジャッキーは塗装のアルバイトを始めた。作業現場は老人ホームだった。窓ごしに見えた入居者たちの食事の貧弱さに呆れたジャッキーは、黙っていられず厨房へ行くと、勝手に有り合わせの食材で料理した。見たこともない洒落た料理に、老人たちは最初こそ拒絶反応を示したが、やがてジャッキーの料理は人気となった。 そのころ、三つ星レストラン・ラガルトのシ…
「メメント」初心者版?「メメント」老人版? 手紙は憶えている
2015年 カナダ・ドイツ あらすじ 年老いたゼヴ・グッドマンは老人ホームで暮らしていた。彼の認知症は酷くなる一方で、1週間前に妻のルースが亡くなったことも思い出せない有様だった。ルースの喪が明ける日、同じホームで暮らすマックス・ローゼンバーグから、ルースが死んだら実行すると決めていたことを覚えているか尋ねられるが、全く記憶になかった。マックスから、そうだろうと思って書き留めておいてやったから、その通りに実行するよう耳打ちされて封筒を渡された。 ゼヴとマックスは、ともにアウシュヴィッツに収容されたユダヤ人だった。ゼヴが実行を誓った計画は、彼らの家族を殺害した当時のブロック責任者のオットー・バリ…
2015年 カナダ・ドイツ・オーストラリア あらすじ デニス・ストックは写真家としての成功を夢見ながら、今はロスで映画俳優の撮影の仕事に甘んじていた。映画監督のニコラス・レイのパーティーに顔を出したデニスは、そこでジェームス・ディーン(ジミー)に出会った。ジミーは初主演作となるエデンの東の撮影を終えたばかりのまだ無名の若手俳優だった。ジミーの醸し出すスター性を感じ取ったデニスは、ジミーの素顔を撮影しLIFE誌に売り込もうと思いついた。しかし彼の思惑に反し、LIFEはまだ無名のジミーの写真に興味を示さなかったし、何よりも被写体であるジミーが乗り気でなかった。 撮影できるかわからないまま、デニスは…
死んでも公務員辞めないから!マジで、ホントに! Viva!公務員
2016年 イタリア あらすじ ザローネの父は、終身雇用と手厚い福利厚生が保証され、あくせく働くことなく悠々自適の毎日を送る公務員だった。そんな姿を見て育ったザローネもまた、父と同じ公務員になった。ザローネにとって公務員とは「公僕」ではなく、国から手厚い恩恵を受けられる特権階級以外の何ものでもなかった。 そんな生活を満喫していたザローネの身に突然の不幸が襲った。大臣の改革の一環で、公務員の大リストラが始まったのだ。リストラ候補者が退職金の上乗せを条件に次々と辞職願を提出したが、ザローネは公務員の地位に執着し、ただ一人拒否した。リストラ責任者であったシローネ部長は、ザローネを辞職に追い込むため、…
Yousicianが悪いわけではないけれど Yousicianは音認識が優れていて、アンプから出る音もかなり正確にiPadのマイクで拾って正しい音か判定してくれます。その精度は某アプリと雲泥です。 www.basco.tokyo しかし周囲の雑音やアンプのボリュームによっては、うまく拾ってくれないことがあります。疑惑の判定にイラッとさせられることが時々あったので、より正確性を高めるためにiRig2を使って有線接続してみました。 便利アイテムiRig2とは IKMedia社のiRig2は、エレキギターをiPadやPCに接続するためのインターフェイス機器で、アプリでエフェクトをかけることもできるの…
余命宣告された僕たちは、海に向かって、ひたすら車を走らせた。 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
1997年 ドイツ あらすじ ギャングのボスが経営するナイトクラブに呼び出された手下のヘンクとアブドゥルは、ボスからベンツを大ボスのところまで運転する任務を命じられた。ボスからは、何があっても車から目を離すなと厳命された2人は、どちらが運転するか揉めながら出発した。 その頃、偶然同じ日に同じ病院で検査を受けていたマーティンとルディは、それぞれの主治医から余命僅かであると告知され、そのまま偶然同じ病室で入院することになった。常識人のルディは、病室でも平気で喫煙するマイペースな性格のマーティンに眉をひそめていた。しかし、お互い余命僅かであることが分かると、たちまち仲間意識が芽生えた。 2人は病院の…
俺たちはこの町で生まれ育って死ぬんだ。当たり前だろ?そんなこと ゴッド・タウン
2014年 アメリカ あらすじ ゴッドポケットという小さな町の住民達の殆どは、生涯、町の外の世界を知ることはない。そして皆んな小悪人で卑怯だ。 ミッキーは、ジーニーと再婚するためにゴッツ・ポケットに引っ越してきたばかりだった。ジーニーには、レオンいう名の前夫との間にできた息子がいた。レオンはドラッグをやり、勤務先の工場では人種差別的な発言を繰り返す鼻つまみ者だった。 ミッキーは冷蔵車で肉を運搬する仕事をしていた。仕事は肉屋のバードからもらっていた。そのバードはマフィアから多額の借金で首が回らない状態だった。 ある日、レオンが勤務先の工場でいつものように黒人の同僚を罵っていると、その男に頭部を棒…
霧の中を彷徨うような人生に、陽が差すことは……多分 ビューティフル・デイ
2017年 イギリス あらすじ ジョーは売春婦として売られた少女の奪還屋だった。売春宿に単身乗り込み、護衛を殺害して奪還するという大胆な仕事ぶりだった。私生活では秘密主義を徹底し、年老いた母と二人で静かに孤独に生きていた。彼にはトラウマがあった。幼い頃父親に虐待されていたのだ。そのせいか、彼にはビニルを被って窒息感覚を味わうという自虐的な趣味があった。仕事の時に、凶器として金槌を使うのも父の影響かもしれなかった。 ある日、州上院議員アルバート・ボットの依頼で10代の娘ニーナを奪還する仕事を引き受けた。いつものように周到に準備をし、高級売春宿からニーナを奪還した。そこまではいつもどおりだったが、…
YousicianWeeklyReport 2020.8.10-8.16
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 練習日数7日間、練習時間2時間59分でした。 このレポートが、5月以降中断してしまいましたが(Yousicianから届かなかったり、気づかなかったりで)、ギターの練習は続けています!Yousicianの認識率を上げるために、iRig2(もう売っていないみたいです)という機械を途中に噛ませてみたのですが、どうもYousician(又はアンプ)との相性がイマイチでストレスが溜まってしまいました。そのことについては、またの機会に。 演奏精度はまだまだながら、最近演奏が楽しくなってきました。以前とは違ってクリアすればいいというのでなく、きちんと…
2015年 インド あらすじ スラム街で暮らす幼い兄弟の話。彼らの父親は刑務所に入れられていて、家計は火の車だった。だから学校にも行かせてもらえず、生活費の足しにするため、毎日二人で線路上に落ちている石炭を集め買い取ってもらっていた。貧しかったけれど、兄弟は少年らしく明るく元気だった。 ある日、スラム街のすぐ脇にあった空き地が閉鎖され、工事が始まった。何ができるのかスラムの住民たちはみんな興味津々だった。やがてそこに現れたのはピザ屋だった。オープニングセレモニーには国民的スターがゲストでやってきた。兄弟はスターが美味しそうに食べるのを見て、すっかりピザに魅了されてしまった。 その日から二人はピ…
フランス人は洒落た人生を送っている?パルドン? ティエリー・トグルドーの憂鬱
2015年 フランス あらすじ 長年勤めた工場をリストラされたティエリー・トグルドーは、何もかもが嫌になっていた。職業訓練センターの勧めでクレーンの免許を取ったが再就職の役に立たなかった。採用面接の練習をしたがことごとく不採用になった。生活費を工面するために海辺のトレーラーハウスを売却しようとしたが足元を見られて値切られた。それでも妻子を養うために投げやりになるわけにはいかなかった。 なんとかスーパーの監視員の仕事にありついたが、生活に困って万引きする客や不正をする店員を非難する気になれなかった。少しでも魔がさせば、自分だって彼らと同じ側になるような気がしてならなかったからだ。仕事とはいえ、少…
どうします?さらに犬のこと大好きになっちゃいますよ 僕のワンダフル・ジャーニー
愛犬がいれば抱きしめたくなってしまうこと必死。犬を飼いたいなと思っていた人は翌日には犬を新しい家族として迎え入れてしまうかも知れない。そんな作品だ。犬の一生は短く、その10歳は人間の年齢にすると55歳くらいだと言われる。イーサンが少年から老年になるまでの間に、ベイリーは何度も転生輪廻(なぜか犬にしかならないが)を繰り返し、そして最後にずっと大好きだったイーサンと再会を果たすというストーリーは斬新。そして、「吾輩は猫である」よろしく犬の一人称視点も非常に効果的。犬好きから犬嫌いまで是非観て欲しい。そして犬を飼おうと思って人は、できればペットショップではなく、シェルターに行って保護犬を引き取ってもらいたい。うちもシェルターから譲ってもらった犬を飼っているけど、本当に利口(したたかでもある)で可愛い相棒だ。この作品を観て、こいつも昔私が飼っていた犬の生まれ変わりかもと、随分前に旅立ったその犬の名で呼んでみたところ、ちょっと意味深な表情で振り向いた
とにかくキレて吠えて噛みつく、今までもこれからもそれがオレの人生 思秋期
2011年 イギリス あらすじ 5年前に妻に先立たれたジョセフは荒れていた。それまでも荒れた生活だったが、拍車がかかって自暴自棄になっていた。唯一の家族の愛犬すらも、博打で負けた腹いせに思わず蹴り殺してしまった。 ある日パブで楽しそうにビリヤードをやっている若者達にムカつき喧嘩を売ったジョセフはリサイクルショップに逃げ込んだ。そこにいたのがボランティアのハンナだった。信仰心の厚いハンナは見ず知らずのジョセフにも親切に接しようとするが、ジョセフには、裕福なハンナがお情けで恵まれない人々に親切にしているように思えて面白くなかった。 実際ハンナは高級住宅地に住み、経済的には不自由していなかった。しか…
粋がってみるのは若者の特権。その始末は大変。 スリ(PickPocket)
1959年 フランス あらすじ パリに住む貧しい若者のミシェルは、スリをしようと決意し、その数日後競馬場で決行した。うまくやり遂げたと思ったのも束の間、すぐに警官に逮捕され連行されてしまった。しかし剥き出しの現金しか持っていなかったことからすぐに釈放された。味をしめたミシェルは地下鉄の乗客をターゲットにスリを繰り返した。犯罪に手を染めているのに薄々勘付いた友人のジャックに、職を見つけるよう忠告されるがミシェルは耳を貸さなかった。それどころか他のスリ師とともに集団スリを行うようになった。そうしてミシェルは犯罪の世界にどっぷりと浸かっていくのだった。 ミシェルには寝たきりの母親がいたが、彼は後ろめ…
2016年 イギリス・カナダ・アメリカ あらすじ 9歳の少年ルイ・ドラッグスは原因不明の事故で8回も死にかけた”事故多発少年”だった。 そして両親と9歳の誕生日を祝うために海辺の渓谷にピクニックに行ったときに崖から転落してしまい昏睡状態に陥ってしまった。その日はルイの誕生日を祝うために、別居中の夫のピーターも一緒にピクニックに来ていたが、事故後消息をくらませたピーターに容疑がかけられた。 小児昏睡の専門医であるパスカルがルイを担当することになった。パスカルは、愛する我が子の不運を嘆くナタリーを慰めているうちに、いつしか彼女の美貌に心を奪われ、越えてはいけない一線を越えてしまう。 容疑者のピータ…
平和な日常も一歩踏み外せば暗黒社会に真っ逆さま それでも夜は明ける
2013年 アメリカ あらすじ 1840年代。アメリカ南部では、まだ黒人を奴隷とすることが認められていた時代の話。 自由黒人として認められていたソロモン・ノーサップは、ニューヨーク州でバイオリン奏者として働き、家族と幸せに暮らしていた。ある日ソロモンは、サーカスを主宰しているという男たちから、サーカス団に帯同してバイオリンを演奏して欲しいと依頼され、引き受けた。仕事が順調に思えたのも束の間、勧められるがままに深酒してしまい、目覚めた時には廃屋の一室にいた。そしてそこにやってきたのは、なんと奴隷商人だった。身ぐるみを殆ど剥がされてしまい自分の身元を証明できるものはなにもないソロモンは、同じように…
政府による情報統制下のイランから、何とか市井の人々の日常をお届けします…… 人生タクシー
2015年 イラン あらすじ テヘランの街を走るタクシー。その運転手、実は映画監督のジャファール・パナヒだ。ダッシュボードに取り付けたカメラに車中の様子を収めている。彼のタクシーには様々な人が乗り込んでくる。彼のファンだというビデオレンタル業の男、正午までに金魚を泉に戻さなければ死んでしまうと騒ぐ老姉妹、事故で瀕死の重傷を負った男とその妻…。パナヒは途中で姪のハナを迎えに行く。まだ幼い彼女の夢は自慢の叔父のような映画監督になることだ。車中で、パナヒとハナはイランの公開できる映画の厳しい条件について語り合う。イランでは、まだ表現の自由や人権が制限されているのだ。イランの市井の人間模様を描いただけ…
1963年 フランス あらすじ かつて若き実業家だったアラン・ルロワは、アルコール中毒の治療のため、パリにある療養所の豪華な個室で、不自由がない、しかし空虚な時間を過ごしていた。主治医はアランにすでに治癒しているのだから退院してニューヨークの妻のところへ戻るべきだと勧告するが、アランは自分の病気はまだ治っていないと抵抗した。 彼は2年前に結婚していたが、女性に依存する性向は変わらなかった。ニューヨークから来た不倫相手から小切手を受け取ると、それを換金するために街に出た。かつて住まいがわりに使っていた馴染みのホテルを訪れると、従業員達に歓迎されるが、落ちぶれたアランに同情している本心が透けて見え…
1995年 アメリカ あらすじ 米陸軍伝染病研究所の職員サムは、元同僚で今は上官のビリーから、ザイールのとある村で発生したLEVEL4の伝染性出血熱の調査を命じられた。現地に急行したサムのチームは、壊滅的な惨状を目の当たりにする。モターバと名付けられたそのウイルスはエボラやラッサとは比べ物にならない感染力がある非常に危険なものだった。 当初、モターバはザイールで封じ込められたと思われていたが、アメリカのシーダー・クリークという町で、モターバの感染者が発生した。サムはウイルスの宿主を突き止めようと奔走するが、何故かビリーを初め軍の動きは鈍かった。実はモターバは30年前から陸軍が開発してきた生物兵…
大怪我するかどうかではない、いつするかだ! プレミアムラッシュ
2012年 アメリカ あらすじ (ここでいう”バイク”は自転車のことです。日本語のバイクは英語ではモーターサイクルです。) ニューヨークには1800人のバイクメッセンジャー(自転車配達人)がいる。彼らにとって歩行者は脅威でタクシーは敵。頑張って働いても稼ぎはせいぜい1日80ドル。法学部大学生のワイリーもその1人だ。彼にとってバイクメッセンジャーの仕事は、一時のモラトリアムといったところだ。 恋人のバネッサとはうまくいっていない。そのバネッサを同僚のマニが狙っている。マニはワイリーへのライバル意識を隠さない。 ある日の夕方、ワイリーは会社から指名の仕事が入ったと言われ、自分が通う大学へ向かった。…
2016年 アメリカ あらすじ パターソンは、バス運転手の詩人だ。または、詩人のバス運転手だ。 彼は夢見がちな妻のローラと犬のマーヴィンと小さな家で暮らしている。 彼の世界は詩で満たされていて、その他のこと-仕事、妻と犬との暮らし、その他一切合切-は、その世界を包む薄皮の外側にある。 だから、いまいち妻と噛み合わなくてもこだわらない。彼女のことを愛おしい、それだけで十分だ。彼の精神はいつも凪いだ海のようだった。 月曜日から始まる1週間。同じことの繰り返しのようで、少しだけ昨日と違う今日。 凪いでいた海も突然荒れ狂うことがある。土曜日、妻との外出から戻ると留守番させていたマーヴィンが彼の全ての作…
1941年 アメリカ あらすじ 新聞王チャールズ・フォスター・ケーンが、ザナドゥと称された空前絶後の大豪邸で死んだ。 ケーンは幼い頃に雪国で民宿を営む両親の元から銀行家のところへ養子に出された。彼の成功は小さな新聞社の買収から始まった。タブロイド紙まがいのスキャンダラスな記事で売り上げを伸ばすと、全米の新聞社を次々と買収し、新聞王に成り上がった。そして新聞で世論を操作し、政治にも大きな影響力を及ぼす存在になった。政界進出も目論み、出馬した知事選挙で当選が確実視されたが、スキャンダルで余儀なく撤退するという苦渋も舐めた。生涯2回の結婚と2回の離婚を経験した。2番目の妻のオペラ歌手になりたいという…
これを観て”若気の至り”の代償を知れ! ミッドナイト・エクスプレス
1978年 アメリカ あらすじ 1970年10月6日トルコのイスタンブールで起きた事件を題材にした作品。 ビリー・ヘイズは金欲しさに旅先のトルコから米国にハシシを密輸しようとしたが、搭乗直前に捕まってしまった。そして状況がよく飲み込めないまま、警察に拘留された。毛布も与えられない牢獄で裁判を待つビリーのところへ、はるばる彼の父が面会にやってきた。父は必ずここから出してやると約束してくれたが、状況はそう簡単ではなかった。ビリーは米国に身柄を引き渡されることなく、そのままトルコで裁判を受けることになった。判決は懲役4年半の刑だった。 異国の地での刑務所暮らしは過酷だった。同郷の囚人ジミー、エリック…
1955年 フランス あらすじ 舞台はフランスにあるデュラサール夫妻が運営する寄宿学校。 資金を拠出していたのは妻のクリスティーナだったが、校長に君臨していたのは夫のミシェルだった。クリスティーナは専横的なミシェルと離婚し、学校を自分の手に取り戻したいと思っていた。ミシェルは女教師のニコル・オニールと堂々と不倫までしていた。しかしクリスティーナにとってニコルは、夫の浮気相手であると同時に、共に夫の暴力の被害者であり、頼れる相談相手でもあるという不思議な関係だった。 離婚は罪だと躊躇うクリスティーナに、ニコルは恐ろしい計画を持ちかけた。三連休にニオールにあるニコルの実家でミシェルを殺害しようと言…
2016年 アメリカ あらすじ 米軍スナイパーのマイクは、トミーとともに北アフリカでテロ組織のボスの狙撃を命じられていた。しかし崖上で待ち構える2人の目の前で始まったのは結婚式だった。司令部からは構わず作戦を遂行するよう命じられるが、マイクは引き金を引くことを躊躇った。そうしているうちに敵に発見され、追われる。なんとか敵をやりすごしたものの、指定された救出ポイントまで砂漠を歩き続ける羽目になった。 道中、トミーは母国にいる息子に会いたいと身の上話をするが、マイクは黙ったまま語ろうとしなかった。マイクの脳裏にあったのは、恋人ジェニーとギクシャクした関係のまま別れてしまった日のことだった。 突然、…
1934年 フランス あらすじ フランス。村の娘ジュリエットが嫁いだ相手は船乗りのジャンだった。村人たちに見送られ、ジュリエットはジャンが待つ貨物船アタラント号に乗船した。アタラント号は河川を運行する小さな船で、船員は船長のジャン、老年の副船長、若い見習い船員の3人だけだった。 アタラント号 ジャンと副船長そして見習い船員 最初は船の上の新婚生活を楽しんでいたジュリエットだったが、次第に狭い船上での暮らしに飽きてきた。しかしやがて船が憧れのパリに立ち寄ることを知り、期待に胸を膨らませるのだった。 喜びに満ちたジャンとジュリエットの新婚生活 しかしパリに着くと早々に副船長が下船して街に繰り出して…
生まれながらに幸せになることを許されない命がある バルタザールどこへ行く
1966年 フランス あらすじ ジャックとマリーは幼なじみで、子供の頃から将来を約束し合うほど仲が良かった。農場で生まれたロバはバルタザールを名付けられ、2人に可愛がられた。 可愛がられる幼いバルタザール そんな幸せな日も長くは続かなかった。大きくなったバルタザールは、当時の他のロバと同じように荷馬車を引かされるなど過酷な労働を強いられた。以前からマリーに想いを寄せていた不良のジェラールは、バルタザールを利用してマリーに近づいた。周囲の反対を無視し、マリーはジェラールと一緒になるために家を出た。 ジェラールに尾に火をつけられ必死で走るバルタザール 恋愛ごっこに夢中のマリーとジェラールにろくに世…
ケン・マイルズという不遇のレーサーがル・マンで放った短くも鮮烈な光 フォードvsフェラーリ
2019年 アメリカ あらすじ 1959年ルマンで、イギリスのアストンマーチンチームの車に乗るアメリカ人のキャロル・シェルビーが見事に優勝し、一躍母国のヒーローとなった。シェルビーは心臓に持病を抱えていたこともあり、その後レーサーを引退し、自動車販売業に乗り出していた。 ちょうどその頃、アメリカを代表する自動車メーカーであるフォード社は深刻な業績不振に陥っていた。社長のフォード2世に対し、販売部門の責任者だったアイアコッカが提案したリバイバルプランはレース参戦だった。アイアコッカは手っ取り早く成果を挙げるため、当時ルマンで5年で4回優勝していたフェラーリに買収を目論んだが、エンツォ・フェラーリ…
YousicianWeeklyReport 2020.5.3-5.10
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 練習日数6日間、練習時間3時間14分でした。 最近、やや行き詰まり感があります。楽しいんですけどね。上達曲線が頭打ちというか。これを乗り越えれば、また新たな上昇気流に乗れるはず、と思い頑張ります。
2012年 パラグアイ あらすじ 2005年パラグアイのメルカル・クアルド市場が舞台。 テレビタレントを夢見る少年ビクトルは市場で荷車で荷物運搬を請け負う仕事をしていた。ある日、精肉店の店員のグスから7つの箱を運ぶよう仕事を依頼される。普段その店ではネルソンという男が請け負っていたのだが、その日たまたま遅刻したためにビクトルが指名されたのだった。 一足遅く店にやってきたネルソンはビクトルに仕事を横取りされたことに腹を立てた。腹を立てたのは彼だけでなかった。グスの雇い主であるダリオもまた、信用できるかどうかわからない運搬屋に大事な荷を託したグスに腹を立てた。ダリオの命令でビクトルから荷を奪い返そ…
YousicianWeeklyReport 2020.4.27-5.3
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 練習日数6日間、練習時間3時間27分でした。 下の画像はFenderPlayから送られてきたメールです。練習前のウォームアップに試してみようと思います。
ミッドライフ・クライシス(中年の危機)は万国共通 家族にサルーテ!イスキア島は大騒動
2019年 イタリア あらすじ ピエトロとアルバの金婚式を祝うため、親族一同が夫婦の住むイスキア島に招待された。ピエトロはレストラン経営で成功し、今は息子のカルロと娘のサラに商売は任せて、妻のアルバと共に悠々自適の隠居生活を送っていた。 とにかく大勢に集まって欲しいという夫妻のたっての希望で、カルロの前妻と2人の間にできた娘まで招待された。 一同は久しぶりの再会を喜び合いながら、連絡船に乗り込み島に向かった。夫妻の金婚式を祝福するかのように空も晴れ渡っていた。教会での金婚式とパーティーを終えたところまでは良かったが、強風のため帰りの連絡船が運休となってしまい、急遽全員島に泊まることになった。予…
2017年 アメリカ あらすじ 女子大生のトリーは高慢で自分勝手な女だ。決して褒められた性格ではない。 誕生日の朝、泥酔してカーターという名の見知らぬ男子学生の学生寮の部屋で目覚めた。昨夜の記憶は全くなかった。礼儀知らずのトリーは泊めてもらった礼も言わずに自分の寮に戻った。そしてルームメイトのローリーからプレゼントされたお手製のバースデーカップケーキも、口もつけずにゴミ箱に捨てててしまう。トリーは大学病院の医師グレゴリーと不倫していた。そのことをローリーから諫められるがトリーには馬事東風だった。。 その夜、トリーはパーティーに向かうためにキャンパス内を一人で歩いていた。そこへ突然現れたアメフト…
2015年 デンマーク・ドイツ あらすじ 終戦により5年にわたるナチス占領が終わったデンマーク。 デンマーク軍は、ドイツ軍が連合軍の侵入を防止するため海岸線に埋められた220万個の地雷の撤去をドイツ軍の少年兵に行わせることにした。ラムラスン軍曹には、即席の地雷訓練を終えた12人の少年兵が割り当てられた。 1日6個の地雷を撤去すれば3ヶ月で解放される計算だと軍曹から説明を受け、少年兵達はわずかな希望を胸に作業を始めた。しかし、占領時にドイツ軍から受けた仕打ちに対するデンマーク軍の恨みは根深かった。少年兵達は、食事もろくに与えられないまま、海岸の小さな小屋に詰め込まれ、くる日も来る日も灼熱の海岸を…
どうする2020年のGW 不要不急の外出を控えるようアナウンスされる最近。「不要不急」かどうかは人それぞれの価値観だろうと粋がってみるのもいいが、治療方法があろうがなかろうが病気になって辛い思いをするのは自分なのだから、ここは大人しくしておくのが賢明だろう。 最初のうちは家にいるのも悪くないと思うかもしれないが、それも束の間、何日も経たないうちに時間と体を持て余すことになる。ただ無為に時間を浪費しても仕方がない。開き直って、「思い出」探しに興じてみてはどうだろうか。 今回提案したいのは、映画鑑賞。誰でも昔観た思い出の映画があるはずだ。 ネット配信サービスが普及した最近では、AmazonPrim…
不都合な真実を知るよりも心地よい幻想に包まれたい、はず。 グッバイ、レーニン!
2002年 ドイツ あらすじ 1978年8月26日、東ドイツ人のS.イエーンが初めて宇宙へ行く姿を、まだ幼かったアレックスはテレビで観て感動し、祖国を誇りに思った。ちょうどその頃、アレックスの父は西ドイツの女と駆け落ちして行方をくらませた。彼の母はショックで入院したが、やがて退院すると東ドイツの社会主義浸透に心血を注ぎ始め、ついには祖国功労勲章まで与えられた。 それから11年後の1989年10月、アレックスは宇宙飛行士の夢を諦め、テレビ修理工として働いていた。その頃東ドイツは凋落の一途を辿っており、国民の間では東西ドイツ統一を望む声が高まっていた。アレックスも母に内緒でそのデモ行進に参加してい…
YousicianWeeklyReport 2020.4.20-26
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 練習日数7日間、練習時間1時間31分でした。 (今週の気付き) コードが押さえにくいときは、ギターの角度が原因の場合も。ネックを斜め45度前方に向けると、手首が自然な角度でフレットを抑えることができます。手前にテーブルなどがある場所で練習していると知らず知らずのうちに体と並行になってしまうことがあります。
ボビー・サンズという男が体現した「覚悟」の結末 HUNGER
2008年 イギリス あらすじ 1981年北アイルランドでの話。 英国政府は獄中のIRA暫定派の活動家から政治犯としての身分を剥奪。彼らは毛布を服がわりにしたり自らの糞尿を使い抗議(ブランケットプロテスト、ダーティープロテスト)していた。当時監房の壁は一面活動家たちの手で便が塗り付けられて、ウジが湧く劣悪な衛生環境だった。 自宅や街中で活動家達に日頃から命を狙われていた看守達も、彼らを政治犯扱いどころか目の敵にし、容赦ない暴行を繰り返していた。 活動家達は必死の抵抗を続けていたが、事態は一向に進展する気配すら見せず、膠着状態にあった。このままでは自分たちが求めている統一アイルランドの建国が果た…
宇宙服だけでブラックホールから生還した男の話 インターステラー
2014年 アメリカ あらすじ クーパーは元NASAのエンジニアだった。 地球環境は荒廃し、毎日のように発生する巨大な砂嵐で作物も育たなくなってきていた。 地球規模で食糧危機が発生する中で、多くの人々が農業に従事し、必死に生きていた。NASAは解体され、今やクーパーも2人の子供と父とともに農業家として働いていた。 ある日、娘のマーフが最近自分の部屋の本棚から勝手に本が落ちると言い出した。彼女はそれがモールス信号ではないかと自分の仮説を訴えるが、少し変わり者の娘の話を、最初はクーパーも聞き流した。しかし、間もなくクーパー自身も実際にその現象を目の当たりにし、それが単なる自然現象ではないと勘付いた…
YousicianWeeklyReport 2020.4.13-19
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 久しぶりにレポートの報告です。 練習日数7日間、練習時間2時間52分でした。
YousicianWeeklyReport 2020.4.13-19
Yousicianから先週のレポートが送られてきました。 久しぶりにレポートの報告です。 練習日数7日間、練習時間2時間52分でした。
ギターの練習どうなった? Yousician & FenderPlay 4ヶ月目
Photo by Oleg Ivanov on Unsplash 最近ギターの話を全然していませんね。前回この話題に触れたのは元旦でした。 www.basco.tokyo いよいよ上達しない自分の不器用さ加減に愛想が尽きた…わけではなく、実はほぼ毎日練習を続けています。 しばらくの間は、FenderPlayで憧れの名曲を演奏したりして楽しんでいたのですが、やがて自分にはまだ基礎的なスキルが絶対的に欠けていると感じ、そういえばYousicianで習ったなと復習し始めました。そして気づいたのです。Yousicianでやり残したことがまだまだあると! Yousicianは間違いが続かない限り、かなり…
2016年 アメリカ あらすじ 1961年。アメリカでは当たり前のように黒人差別が行われていた。 NASAには計算室という部署があった。そこでは計算が得意な黒人女性が集められ、各部署からの要請に対して計算係として派遣されていた。キャサリン、メアリ、ドロシーもそこで働いてた。 当時ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていた米国ではNASAに対して議会から厳しい目が向けられていた。 目下のNASAの目標は周回軌道飛行計画(マーキュリー計画)の成功だった。そのために何度も無人テストをしていたが失敗続きだった。計画を担当するスペース・タスク・グループに検算のために臨時で派遣されたキャサリンは、最初のうちは…
2013年 パレスチナ あらすじ パレスチナ人のオマールはパン職人として働く真面目な若者だ。 幼なじみのタレク、アムジャド、そして何よりも愛するタレクの妹ナディアに会うために、危険を冒して分離壁を乗り越えることが日課となっていた。オマールの夢はナディアと結婚することだった。そのためにお金も貯めていた。 ある日、3人はリーダー格のタレクの指揮のもと検問所のイスラエル兵を狙撃する。作戦は成功するが、オマールはイスラエルの秘密警察に捕まってしまう。収監されたオマールは、主犯格をタレクと睨んでいた捜査官のラミに、彼を引き渡すよう取引を持ちかけられる。 オマールは取引に応じるふりをして釈放されるが、仲間…
2016年 イギリス・アメリカ あらすじ デボラ・リップシュタットは、ホロコーストを専門とする名門エモリー大学の教授だ。 ある日、彼女は自著の中で批判したホロコースト否定論者の歴史著述家デヴィッド・アーヴィングから名誉毀損で訴えられる。それもデボラが住むアメリカではなくイギリスで。それはアーヴィングの謀略だった。イギリスではアメリカとは違い”被告”が名誉毀損の事実がないことを立証しなければならないのだ。 ホロコーストという出来事はユダヤ人が捏造したデマカセだというアーヴィングを許せなかったデボラは、裁判を受けて立つことにし、ロンドンの弁護士事務所に弁護を依頼する。しかし、当然自分自身の言葉で正…
どんなに大切にしても壊れてしまう儚いもの、それが"恋愛" Blue Valentine
2010年 アメリカ あらすじ ディーンは幼い頃に両親が離婚し、貧しいながらも音楽の才能に恵まれた父の元で育ち、高校は出ずにフリーターをしていた。 シンディは両親の夫婦関係は破綻していたものの中流家庭で不自由なく育ち、医師になることを夢見る高校生だった。 仕事先でたまたま会ったシンディに一目惚れしたディーンが、彼女を探し出して口説いたのが馴れ初めだった。その頃シンディは同級生のボビーという男子生徒と付き合っていたが、彼の不用意なセックスによって妊娠してしまう。どうしても中絶することができずに途方に暮れるシンディにディーンがプロポーズする。不安に駆られていたシンディがディーンの言葉に頷き、知り合…
ドイツの半分が共産圏だった時代を覚えて(知って)いますか? 東ベルリンから来た女
2012年 ドイツ あらすじ (注・ラストまで書いてます。) 女医のバルバラ・ヴォルフが首都東ベルリンの病院から田舎の病院に赴任してくる。医師のライザーが彼女を迎える。彼はバルバラに、ベルリンからやってきたというだけでやっかまれるから、振る舞いに気をつけるように助言するが、彼女は耳を貸そうとしない。それどころか親切なライザーに対してつれない態度をとる。それには理由があった。彼女は西ドイツの男性の恋人がいて、彼の手引きで国外へ脱出する計画があり、一見親切そうなライザーを当局の監視役だと疑っていたのだ。 少女漫画に出てきそうな整った容姿のニーナ・ホス 赴任して間もなく、病院にステラという名の少女が…
アーティストは表現し続ける。なぜならアーティストだから。 ペルシャ猫を誰も知らない
イランでインディーズロックを演っている若きミュージシャン、アシュカンとネガルは自由に演奏活動できない母国を捨て、国外に活動の場を見つけようとしていた。知り合いのレコーディングエンジニアのババクに相談しナデルという男を紹介してもらう。ナデルは乗り気でなかったが、デモテープを聴いて2人に才能を感じ、希望を叶えるために協力することにした。 その日から、ナデルの御膳立てで2人の海外での活動準備が始まった。偽造パスポートの手配、バンドメンバーの人選、渡航前の国内ライブの許可の申請など、イラン当局の規制に邪魔されながらも、計画は着々と進められた。 しかし最後に不運が訪れた。計画の要となる偽造パスポートのブローカーが警察に逮捕されてしまったのだ。その事実を最初に知ったナデルは、強いショックと自責の念にかられ、行方をくらませてしまった。 一方、そんなことを知らないアシュカンとネガルは、ネガルと連絡がとれなくなったことに一抹の不安を感じながら、間もなく実現する海外での音楽活動に夢を膨らませながら、最後のライブの準備を進めていた。 ライブ当日、アシュカンのところへネガルの行方がわかったとの知らせが入る。アシュカンとネガルは、その場所へ急行するが……。
自分を責め続けることでしか、自分を赦すことができない マンチェスター・バイ・ザ・シー
ボストンで便利屋として独り働くリー・チャンドラー。家の修繕、雪かき、ゴミ捨てを繰り返す毎日。そんなリーの元へ故郷マンチェスターの病院から電話が入る。兄のジョーが亡くなったのだ。 ジョーは鬱血性心不全で余命が5~10年と診断されていた。目立った症状がないまま進行し、やがて突然死が訪れる病気だった。そして遂に最後の時が訪れたのだ。 知らせを受け、リーはずっと避けていた雪解け間近の故郷を訪れた。そして、残された一人息子のパトリックにジョーの死を告げる。最後に見た時、まだ幼かったパトリックは高校生になっていた。 ジョーの遺言を弁護士から知らされたリーは動揺した。ジョーはリーが故郷に戻ってくることを前提としてパトリックの後見人に指名していたのだ。リーはこれに強く抵抗した。故郷に帰れない理由があったのだ。 かつてリーも故郷で妻と3人の子供と暮らしていた。しかしまだ若かったリーは、ドラッグや酒をやりながら仲間たちと馬鹿騒ぎをする生活を止められなかった。ある日、いつものように馬鹿騒ぎをした後、火の不始末で火事を起こしてしまい3人の子供を焼死させてしまった。なんとか逃げ出した妻からは激しく罵倒された。取り返しのつかない過ちを犯したリーは故郷を去ったのだった。 パトリックにボストンに引っ越すよう提案するが、故郷を離れることを拒絶される。ジョーも故郷に戻るつもりはない。しかしながら世話になったジョーの息子を見捨てるわけにもいかない。雪解けが始まり春が訪れる前に、リーは打開策を見つけることができるのだろうか。
2015年 カナダ・イギリス あらすじ 若き日のチェットは売れっ子で自信に満ち溢れていた。しかしその自信は、超一流のジャズクラブ「バードランド」でのステージを、憧れのマイルス・デイビスから酷評されたことで打ち砕かれた。 それから十数年後の1966年、チェットは自身が主演する自伝映画の撮影現場で共演者のジェーンを口説き交際を始める。その頃チェットは既にヤク中で、ドラッグがらみのトラブルを何度も起こしていた。チェットはジェーンを誘ってボーリング場に遊びに行くが、ドラッグの代金を支払っていなかったために売人に襲われ、トランペットを吹くために必要な前歯を折られてしまう。ミュージシャンとしての前途を失っ…
若者は「不可能」という言葉の意味を信じない 君を想って海をゆく
イラクからロンドンへ一家で亡命した恋人ミナを追いかけてイラクを脱出し、3ヶ月歩き続けてフランスのドーバー海峡沿いの街カレまで辿り着いた青年ビラル。カレにはビラルと同じようにイギリスへ密入国するために多くのイラク人が滞在していた。ビラルは仲間とともにトラックの荷台に潜伏してイギリス入国を試みるが、失敗に終わり逮捕される。
超ハイセンスロードムービー、なのか? レニングラード・カウボーイズ モーゼに会う
トンガリリーゼントにトンガリシューズがトレードマークのバンド、それがレニングラードカウボーイズ。ツンドラの荒野で活動するが、そもそも観客がいない。成功を夢見て、悪徳マネージャー・ウラジミールに命じられるがまま、一行はアメリカへ旅立つ。 アメリカに到着して早速関係者に売り込むがロシア民謡が受け入れられるはずもない。お情けでもらったメキシコの結婚式での演奏の仕事のために、中古車を買ってアメリカ大陸縦断の旅が始まる。道中、ロックンロールなど新たなレパートリーを加えながら、飛び込みライブで日銭を稼ぎながら旅を続けるが、全てウラジミールに搾取されメンバーはロクな食事も与えてもらえない。
ツンドラの荒野が産んだ最強のビジュアル系バンド レニングラードカウボーイズ・ゴー・アメリカ
トンガリリーゼントにトンガリシューズがトレードマークのバンド、それがレニングラードカウボーイズ。ツンドラの荒野で活動するが、そもそも観客がいない。成功を夢見て、悪徳マネージャー・ウラジミールに命じられるがまま、一行はアメリカへ旅立つ。 アメリカに到着して早速関係者に売り込むがロシア民謡が受け入れられるはずもない。お情けでもらったメキシコの結婚式での演奏の仕事のために、中古車を買ってアメリカ大陸縦断の旅が始まる。道中、ロックンロールなど新たなレパートリーを加えながら、飛び込みライブで日銭を稼ぎながら旅を続けるが、全てウラジミールに搾取されメンバーはロクな食事も与えてもらえない。
「生ききった」と思いながらこの世を去りたい 幸せなひとりぼっち
人は皆、いずれ老い、天寿を全うする。目の前にいる老人も、かつて赤ん坊であったり若者だったときも当然あったはずなのに、年下の者は視覚に惑わされ、そのことを忘れてしまいがちだ。この作品ではオーヴエという一人の老人の半生を垣間見ることで、そのことを思い出させてくれる。オーヴエの人生を俯瞰すると幸せな時期よりも不幸な時期の方が多い。しかしオーヴエ自身はとても幸せな人生だと思いながら、この世を去ったことだろう。ラストを観ればその理由はわかる。しかし敢えてここでは書かない。是非皆さんの目で確かめて欲しい。 そうそう、老人ホームでまるで幼稚園のように絵を描かせたりしているのを見ると、人生を経験してきた先人を蔑んでいるようにしか思えない。私がホームに入らざるをえなくなる頃には、日中は個室で映画鑑賞など好きなように過ごさせてもらい、夕方からは酒が飲めるバーがあるようなホームができていて欲しいものだ。そんなヤツはホームに入る必要がない?確かに一理あるが孤独死はイヤだなと思うのだ。将来AppleWatchに孤独死お知らせ機能がついていれば、そんな心配とも無縁になるが。
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