『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』(橋爪大三郎)

『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』(橋爪大三郎)

【目次】 カルトとは何か、何が該当するのか 「政教分離」にどこまで含めるか 日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す (集英社新書) 作者:橋爪大三郎 集英社 Amazon カルトとは何か、何が該当するのか 自民党との関わりが指摘される生長の家・日本会議、旧統一教会の教理や歴史、政治との関わりを紹介しつつ、「カルトとは何か」「政教分離はどのようにあるべきか」を論じた本です。 まず冒頭で、カルトを「信徒の実生活と両立できないほどの貢献を求める宗教」と定義付けます。 その上で、生長の家がアメリカの相対主義的な思潮「ニューソート」の系譜で成立し、その可変性の高いあり方ゆえ戦時中に皇国主義と結びついた…