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2018/11/24

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  • 決断主義に陥らないために/『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎)

    暇と退屈の倫理学(新潮文庫) 作者:國分功一郎 新潮社 Amazon 「人は退屈とどう向き合うべきか」との問いを切り口に、多くの哲学者の考えてきたことや経済史の知見を追いながら、著者と一緒に思索の旅をする一冊です。話題になった本なので、読んでいなくてもタイトルは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。 著者も言うように、通読することに楽しみや意味がある本だとは思いま須賀、結論に近い部分だけをかいつまんで言うと、ハイデガーの決断主義的な退屈論の枠組みを批判的に用いつつ「退屈だからといって決断(すること/した内容)の奴隷になるのではなく、うまく気晴らしを楽しめたり、外部のいろんな刺激を…

  • 「インナーサークル」による外交とその後/『近代日本外交史』(佐々木雄一)

    近代日本外交史-幕末の開国から太平洋戦争まで (中公新書 2719) 作者:佐々木 雄一 中央公論新社 Amazon ペリー来航からポツダム宣言受諾までの近代日本外交の歩みを概説した本です。「政治外交史」でなく「外交史」として、各時期の国内における外交アクター-その意思決定方法や国際秩序観-により着目した議論となっている点が興味深いです。 具体的には、第一次世界大戦ごろまでは特定のメンバー*1が外相・外務次官・主要国の大使を歴任するインナーサークルを形成しており、彼らは基本的に当時の国際秩序を一定程度信頼し、その中で日本が発展することは可能と見做していました。当時の価値観における自国の正当性を…

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