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2018/11/23

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  • やっぱり円安に賛成! 「どうすれば日本人の賃金は上がるのか」をさらに考えた

    「どうすれば日本人の賃金は上がるのか」で野口悠紀雄は日本人の賃金が上がらず、しかも最近の円安がその賃金の下落を加速しているとして嘆いているが、やっぱりわしは円安に賛成である。円安に賛成なことはここに書いた。 www.hetareyan.com バブル崩壊以降、日本の企業は30年間に渡って日本国内に投資してこなかった。その代わり、海外に投資している。その結果が、経常収支の所得収支の黒字になって現れている。つまり、日本で作って輸出するよりは、海外の現地に投資していたということである。 なぜこんなことをしていたかというと、そのほうが儲かったから、としか言いようがない。つまり、端的に円が高すぎたのであ…

  • どうすれば日本人の賃金は上がるのか

    野口悠紀雄 日経BP 2022.9.8読書日:2022.11.17 日銀や政府のやっている通貨緩和政策は日本の安売りであり、賃金を上げるには一人あたりの創出する付加価値を上げる以外はないと主張する本。 野口悠紀雄はこれまでも日銀と政府の通貨緩和政策を非難してきた。この本でも野口は、円安政策は日本の安売りであり、経済成長と高付加価値企業化政策を行わなかったことが間違いだったと指摘している。わしは円安政策が間違いだったとは思わないが、高付加価値企業がほとんど生まれなかったことは確かだろう。 そこで成長を促し、高付加価値企業が誕生するために野口が提唱するのが、(1)変化対応型社会にするために、年功序…

  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

    ジェフリー・ミラー タッカー・マックス 監訳・橘玲 訳・寺田早紀 河合隼雄 SBクリエイティブ 読書日:2022.11.13 進化心理学者のミラーとモテ男のマックスが協力して、モテるためには進化心理学の知見に従うのが最強と主張する本。 原題は「MATE:What Women Want 」である。つまり女性がパートナーとしてどんな男性を選ぶかという話である。それを知っていれば、男性としてはそうなるように努力すればよい。ここで進化論が入ってくるのは、女性は自分の子供が生き残ってさらに子孫を残すようにパートナーを選ぶからだ。そのような選択を女性は何十万年も繰り返してきて、その結果生き残ったのがわしら…

  • 恐るべき子供 リュック・ベッソン『グラン・ブルー』までの物語

    リュック・ベッソン 訳・大林薫 辰巳出版 2022.6.25読書日:2022.11.15 フランスの映画監督リュック・ベッソンが孤独な少年時代を過ごしたあと、グラン・ブルーを発表して、ようやく何者かになるまでの自伝。 わしは社会人になりたての90年代、年末には地方の実家に帰っていた。といっても何もすることがないから、大晦日にはおもにテレビで映画を観ていて夜を明かすことが多かった。そのときひどいと思ったのは、毎年、同じ映画が流されることだ。少しはバリエーションを増やせよ、と思うのだが、地方の放送局だから年末の深夜映画にそんなに力は入っていないのである。そしてなぜかグラン・ブルーが流されることが多…

  • なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論

    野村泰紀 講談社ブルーバックス 2022.4.20読書日:2022.11.6 カリフォルニア大学バークレー校教授の野村泰紀が、ビッグバンからマルチバース宇宙までを解説する本。 わしは現代宇宙論についての本をときどき読むことにしている。量子力学に加えて、わけがわからない学問の筆頭ですからのう。この本では個々の理論の解説については、まあ、通常のものと変わりはなかったが、いろいろ細かい表現のところがわしには面白かった。 例えば、星が無限個あるのなら宇宙はなぜ暗いのか、という問いがある。普通は宇宙は膨張しているからとか、そういう説明がされることになっているが、野村泰紀さんによれば、宇宙はぴかぴか光って…

  • 人口革命 アフリカ化する人類

    平野克己 朝日新聞出版社 2022.7.30読書日:2022.10.31 アフリカの人口増加率は1950年代から2%以上であり、世界のどの地域よりも高く、未曾有の人口膨張を続けており、21世紀の後半には人口の半分がアフリカ人になってしまい、人類はアフリカ化すると主張する本。 アフリカの人口が増え続けているというのは知っていたが、人類の半分がアフリカ人になるということは大変なことである。人類がアフリカ化するというのは具体的にどんなふうになるのだろうか…という答えを知りたくて、本書を手にとったのだが、実はこれが結論であって、どうなるかまでは書いてないのだった。あれま。(苦笑) その代わり、書いてあ…

  • プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ

    ピーター・ポマランツェフ 訳・池田年穂 慶應義塾大学出版会 2018.4.25読書日:2022.11.5 2006年から2010年までロシアのテレビ局に勤めてドキュメンタリーを制作した著者が経験したロシアでのプロパガンダの実際を述べた本。 著者のピーターはロシアからイギリスに亡命した一家で育ったが、プーチン政権下のロシアにチャンスを見出してロシアに渡り、TNTというテレビ局に入る。なにしろ当時のモスクワでは、ロンドンから来たというだけでありがたがられ、何の実績もない著者がいきなりディレクターになって、制作の予算がついたそうだ。西側的な感性があるはずと重宝され、いろんな会議に招かれて意見を求めら…

  • リセットを押せ ゲーム業界における破滅と再生の物語

    ジェイソン・シュライアー 訳・西野竜太郎 グローバリゼーションデザイン研究所 2022.6.20読書日:2022.10.30 アメリカのゲーム業界では、制作スタジオの誕生と破産が日常茶飯事で、ほとんどのゲーム制作者は2、3年に一度レオオフを経験しており、その不安定なキャリアの現状を報告する本。 本を読んでいて、この話は本当にアメリカか、と何度も思った。それくらい日本のアニメ産業のアニメーターたちの不安定な生活とオーバーラップした。 ゲームクリエイターたちは本当にゲームが作りたくてこの業界に入ってくるが、長時間労働と低収入にあえいでいて、しかも作品が完成すると、その作品が成功しても失敗してもレイ…

  • 押井守のサブぃカルチャー70年

    押井守 東京ニュース通信社 2022.4.20読書日:2022.10.25 押井守が映画以外の70年間のサブカルチャーエンタメ遍歴を語る本。 押井守に映画を語らせるとむちゃくちゃ面白いのは分かっているが、それ以外のサブカルチャーにも耽溺しているから、こっちもむちゃくちゃ面白い。 しかし、さすがにラジオドラマのことはへーとしか言いようがない。赤胴鈴之助が好きで、どんなに外で遊んでいても、家に帰って聞いていたんだそうだ。もうそれしかエンターテイメントがなかったから。赤胴鈴之助は、元祖メディアミックス作品でマンガ、映画も作られている。そして元祖「友情・努力・勝利」の物語でもあるそうだ。 押井守の父親…

  • 習近平最後の戦い ゼロコロナ、錯綜する経済ーー失策続きの権力者

    福島香織 徳間書店 2022.6.30読書日:2022.10.23 習近平はなんら功績のない凡庸なリーダーで、その政策は失策ばかりであり、第22回党大会で3期目のトップの党書記になれないかもしれない、と主張する本。 これを読み始めたのは、ちょうど中国共産党の党大会が始まった頃で、書いているいまは結果がどうなったのか知っている。習近平が3期目の党トップになり、しかもトップのチャイナ7を自分の子飼いの部下でそろえて、盤石な体制を築いたわけで、福島香織の願いは外れたどころか最悪の結果になったわけだ。 福島香織によれば習近平はプロパガンダの自家中毒にかかっているのだそうだ。 なので、プロパガンダと異な…

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