2025.06.20 一日一季語 鯰(なまず《なまづ》) 【夏―時候―初夏】 梅雨鯰日に四五回は怒られる 佐山哲朗 わなん【和南】 佐山哲郎句集 – 西田…
2025.1.1 一日一季語 初富士(はつふじ) 【冬―地理―新年】
2025.1.1 一日一季語 初富士(はつふじ) 【冬―地理―新年】 初富士の裾野入れたる海の音 中原道夫 平成一〇年「銀化」創刊主宰この句の景は、初富士の…
2024.12.31 一日一季語 大晦日(おおみそか《おほみそか》) 【冬―時候―暮ー仲冬】
2024.12.31 一日一季語 大晦日(おおみそか《おほみそか》) 【冬―時候―暮ー仲冬】 大年の暮れぎはにして深霞 能村登四郎 後記「有為の山」は…
2024.12.30 一日一季語 凍土(いてつち) 【冬―地理―三冬】
2024.12.30 一日一季語 凍土(いてつち) 【冬―地理―三冬】 瘡蓋の如く凍土を剥がしけり 斎藤信義 『瘡蓋(かさぶた)』というのは、傷口からしみ…
2024.12.29 一日一季語 狐火(きつねび) 【冬―地理―三冬】
2024.12.29 一日一季語 狐火(きつねび) 【冬―地理―三冬】 狐火に大中小やわれは中 堀田季何 句集『人類の午後』 邑書林、2021年8月6…
2024.12.28 一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】
2024.12.28 一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】 数へ日となりたる空の深さかな 黛執 令和二年十月二十一日に亡くなら…
2024.12.27 一日一季語 冬晴(ふゆばれ) 【冬―天文―晩冬】
2024.12.27 一日一季語 冬晴(ふゆばれ) 【冬―天文―晩冬】 寒晴れや空気のことと空のこと 渡辺誠一郎 角川俳句 2025年1月号新年詠10句 よ…
2024.12.26 一日一季語 天狼(てんろう) 【冬―天文―三冬】
2024.12.26 一日一季語 天狼(てんろう) 【冬―天文―三冬】 シリウスや人を吸ひ込む東口 五島高資 この東口は、作者の住む宇都宮駅であろうか。宇都…
2024.12.25 一日一季語 蜜柑(みかん) 【冬―植物―三冬】
2024.12.25 一日一季語 蜜柑(みかん) 【冬―植物―三冬】 蜜柑買いすぎ愛しさという病 瀬戸優理子 愛の深さ、感じます。しかし、よほどの蜜柑好…
2024.12.24 一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】
2024.12.24 一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】 ケーキから小さき聖樹そつと抜く 金子敦 『音符』 金子 敦、 第五句集。ふらんす堂 発行…
2024.12.23 一日一季語 寒鯉(かんごい《かんごひ》) 【冬―動物―三冬】
2024.12.23 一日一季語 寒鯉(かんごい《かんごひ》) 【冬―動物―三冬】 寒鯉や人手に渡りたる屋敷 片山由美子 句集 飛英 片山由美子「狩」…
2024.12.22 一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―生活―仲冬】
2024.12.22 一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―生活―仲冬】 柚子のみな静かにまはる柚子湯かな 仙田洋子 仙田洋子句集『はばたき』仙田洋子の第四…
2024.12.21 一日一季語 鶴(つる) 【冬―動物―三冬】
2024.12.21 一日一季語 鶴(つる) 【冬―動物―三冬】 舞う鶴の夢果てし無く旅寝 マブソン青眼 第79回現代俳句協会賞自選30句句集『妖精女王…
2024.12.20 一日一季語 落葉(おちば) 【冬―植物―三冬】
2024.12.20 一日一季語 落葉(おちば) 【冬―植物―三冬】 落葉すやこの頃灯す虚空蔵 芝不器男 村上鞆彦著『芝不器男の百句』(しばふきおのひゃっ…
2024.12.19 一日一季語 水鳥(みずとり《みづとり》) 【冬―動物―三冬】
2024.12.19 一日一季語 水鳥(みずとり《みづとり》) 【冬―動物―三冬】 水鳥はみずのかたちを眠りをり 木村和也 香天 2024年12月 通…
2024.12.18 一日一季語 おでん 【冬―生活―三冬】
2024.12.18 一日一季語 おでん 【冬―生活―三冬】 ちくわぶの陸地に横たはる太さ 佐山哲朗 わなん【和南】 佐山哲郎句集著者:佐山哲郎 年月:…
2024.12.17 一日一季語 雪折れ(雪折れ) 【冬―植物―三冬】
2024.12.17 一日一季語 雪折れ(雪折れ) 【冬―植物―三冬】 来し方は雪折れ竹のごと撓み 沼田布美 句集 瑠璃色の潮 沼田布美序 星…
2024.12.16 一日一季語 冬の雲(ふゆのくも) 【冬―天文―三冬】
2024.12.16 一日一季語 冬の雲(ふゆのくも) 【冬―天文―三冬】 髭胸毛ゆたかに達磨冬の雲 岸本尚毅 岸本尚毅 「天為」「秀」同人第六句集『雲は…
2024.12.15 一日一季語 ラグビー 【冬―生活―三冬】
2024.12.15 一日一季語 ラグビー 【冬―生活―三冬】 木のやうな音してラガーぶつかりぬ 木暮陶句郎 木暮陶句郎1961年生まれ。93年にホトトギ…
2024.12.14 一日一季語 冬の月(ふゆのつき) 【冬―天文―三冬】
2024.12.14 一日一季語 冬の月(ふゆのつき) 【冬―天文―三冬】 寒月も出でよ刃文の山なみに 正木ゆう子 羽羽 正木ゆう子句集 春秋社天をゆく翼…
2024.12.13 一日一季語 煤払(すすはらい《すすはらひ》) 【冬―生活―仲冬】
2024.12.13 一日一季語 煤払(すすはらい《すすはらひ》) 【冬―生活―仲冬】 てつぺんに塩酸の壜煤払ひ 今井聖 俳句年鑑 2025年版カラー口絵2…
2024.12.12 一日一季語 【無季】 海とどまりわれら流れてゆきしかな 金子兜太 水の歳時記365日 俳句あるふぁ編集部編 エッセイ川上弘美無季海…
2024.12.11 一日一季語 冬の夕焼(ふゆのゆうやけ《ふゆのゆふやけ》) 【冬―天文―三冬
2024.12.11 一日一季語 冬の夕焼(ふゆのゆうやけ《ふゆのゆふやけ》) 【冬―天文―三冬】 冬夕焼けしばらく水を流れをり 岸原清行 水の歳時記3…
2024.12.10 一日一季語 隙間風(すきまかぜ) 【冬―生活―三冬】
2024.12.10 一日一季語 隙間風(すきまかぜ) 【冬―生活―三冬】 隙間風さぞや海女小屋トタン張り 森田純一郎 令和3年10月 第3句集 『旅懐』…
2024.12.9 一日一季語 鷹(たか) 【冬―動物―三冬】
2024.12.9 一日一季語 鷹(たか) 【冬―動物―三冬】 上棟の餅や鷹舞ふ島の天 千々和恵美子 月刊―俳句界12月号巻頭3句上棟式でお餅をまくのは、…
2024.12.8 一日一季語 湯ざめ(ゆざめ) 【冬―生活―三冬】 湯ざめして鏡の裏に棲むご
2024.12.8 一日一季語 湯ざめ(ゆざめ) 【冬―生活―三冬】 湯ざめして鏡の裏に棲むごとし 松野苑子 角川俳句年鑑2025年版合評鼎談総集編女性的…
2024.12.7 一日一季語 波の花(なみのはな) 【冬―地理―晩冬】
2024.12.7 一日一季語 波の花(なみのはな) 【冬―地理―晩冬】 激しかれ能登鎮魂の波の花 西嶋あさ子 俳句年鑑 2025年版カラー口絵2024…
2024.12.6 一日一季語 冬(ふゆ) 【冬―時候―三冬】
2024.12.6 一日一季語 冬(ふゆ) 【冬―時候―三冬】 王リアの如き冬帝なら恋わん 寺井谷子 第24回現代俳句大賞 寺井谷子自選30句 「夏至の…
2024.12.5 一日一季語 霜(しも) 【冬―天文―三冬】
2024.12.5 一日一季語 霜(しも) 【冬―天文―三冬】 さくさくと生者が通ふ霜の道 斎藤信義 『光る雪』 斎藤信義第5句集月刊ー俳句界 12月号ピ…
2024.12.4 一日一季語 熊(くま) 【冬―動物―三冬】
2024.12.4 一日一季語 熊(くま) 【冬―動物―三冬】 熊の出た話わるいけど愉快 宇多喜代子 365日入門シリーズ 鳥獣の一句 奥坂ま…
2024.12.3 一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】
2024.12.3 一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】 畳替へて鳥の高さにまろびけり 安里琉太 安里琉太 第一句集『 式日』…
2024.12.2 一日一季語 雪起し(ゆきおこし) 【冬―天文―三冬】
2024.12.2 一日一季語 雪起し(ゆきおこし) 【冬―天文―三冬】 雪起し死者も起して戻すべし 高野ムツオ 月刊―俳句界12月号 特集 たくさんの…
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2025.06.20 一日一季語 鯰(なまず《なまづ》) 【夏―時候―初夏】 梅雨鯰日に四五回は怒られる 佐山哲朗 わなん【和南】 佐山哲郎句集 – 西田…
2025.06.19 一日一季語 プール 【夏―生活―三夏】 ほほゑんでプールに浮かぶ阿呆われ 堀田季何 小学校では、初夏にプール開きを行う。プールを楽し…
2025.06.18 一日一季語 虹(にじ) 【夏―天文―三夏】 虹立ちし大森海岸逝く地なり 大牧弘 大森海岸あとがき(抜粋)昨年は忘れることのできな…
2025.06.17 一日一季語 下がり花(さがりばな) 【夏―植物―初夏】 喪の家の咲き継ぐちからさがり花 上地安智 月刊―俳句界 2025年6月号俳句界…
2025.06.15 一日一季語 田植(たうゑ) 【夏―生活―仲夏】 あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか辻桃子/著 葬列の長き田植の中を行く このままだと「葬…
2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2025.06.04 一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―三夏】 明日渡る島の聖地や夏の潮 橋本順治 月刊―俳句界 2025年 6…
2025.06.03 一日一季語 すててこ 【夏―生活―晩夏】 ステテコや男盛りも疾うに過ぎ 市堀玉宗 月刊―俳句界2025年6月号 作品10句 より…
2025.06.02 一日一季語 守宮(やもり) 【夏―動物―三夏】 寂寞とオフリミッツの夜の守宮 上地安智 月刊―俳句界2025年6月号俳句界 NOW …
2025.06.01 一日一季語 灼く(やく) 【夏―時候―晩夏】 ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな 中村和弘 第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題…
2024.6.22一日一季語 梅雨晴(つゆばれ) 【夏―天文―仲夏】 梅雨晴れ間長生きをして長電話 芝尚子 昭和七年生まれの母。今の地に引っ越してきたの…
2024.6.21一日一季語 黴(かび) 【夏―植物―仲夏】 黴の壁外人ヌードピンナップ 塩見恵介 大学生の頃の友人の下宿など思い出します。週刊誌の特別…
2024.6.20一日一季語 合歓の花(ねむのはな) 【夏―植物―晩夏】 枝も葉も風の揺り籠ねむの花 林翔 夜になると小葉が閉じて垂れ下がることが知ら…
2024.6.19一日一季語 桜桃忌(おうとうき《あうたうき》) 【夏―行事―仲夏】 ぐい呑みの志野に紅さす桜桃忌 神蔵器 志野焼は、室町時代の茶人…
2024.6.18一日一季語 夏の雨(なつのあめ) 【夏―天文―三夏】 夏の雨ラジオ体操休息日 市橋香 小学校の時、学校や、近くの公園へ早起きをして…
2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】 きぬぎぬの白鷺さほど白くはなし 河西志帆 きぬぎぬ 衣衣 後朝衣を重ねて掛けて共寝をし…
2024.6.16一日一季語 夏シャツ(なつしゃつ) 【夏―生活―三夏】 漁具店の魚拓に並ぶアロハシャツ 北島和奘 実際に見た景なのであろう。トローリン…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…