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  • 78. 「MOMAS」と名乗っているだけのことはありました - 埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市)

    昭和の頃と令和の今を比べてみると、「電車での移動が楽に、便利になった」とつくづく思います。平成の初めの頃までは、アラカンが住む相模湾沿いから荒川の向こう側まで行くとなると京浜東北線でのんびり行くか、東京、上野2回で乗り換えてちょっとした旅行気分。現在では新宿湘南ラインや東...

  • 77. 神宮外苑の散策とセットがよろしいかと - ワタリウム美術館(東京都渋谷区)

    美術館に行くことそのものを目的として施設へ出向いてきたおかげで、若い頃には興味が持てなかった抽象絵画も楽しめるようになりつつあるアラカンではあるのですが、オブジェとかインスタレーションには未だに馴染めません。今回訪れた美術館でも、また興味が薄れる体験をしてしまいました。か...

  • 76. ほぼ小さな町の美術館 - ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区)

    銀座というと「高級」とか「老舗」といったイメージを抱きがちなのですが、そういうお店は見て楽しむだけにすれば時間を潰すのにお金はかかりません。少しは買い物や飲食も楽しみたければ各県のアンテナショップを巡るのも良いでしょうし、「ライオン」で軽くビールとソーセージを楽しむにして...

  • 75. 「花椿」は化粧品だけじゃありませんでした - 資生堂ギャラリー(東京都中央区)

    東京で用事を済ました後は、JR東海道線で帰るのに便利な銀座で一杯やってから帰宅する事が多いです。そのため有楽町駅から新橋駅間を歩く機会は月に幾度かあるのですが、2023年の正月あたりから人手が一挙に増えたように思っています。休日の歩行者天国は2022年中から再開されていた...

  • 74. 目黒駅から徒歩1分です - 久米美術館(東京都品川区)

    美術館巡りを始めた頃は、国立西洋美術館や東京都美術館で開催されるような大規模な展覧会でも鑑賞時間は1時間もかからず、電車賃を無駄にすまいと2, 3館を梯子するのが常でした。それが最近では1枚の絵の前で「あ〜わからん」とか思いながら立ち尽くすことも増えてきて、大規模な展覧会...

  • 73. 緑のクマさん、白い象さんがお出迎え - 練馬区立美術館(東京都練馬区)

    美術館という名の施設にも色々あって、国立、都立の超本格化から喫茶店の店主が自分の作品を店内の壁に並べているだけのものまであります。訪ねる側の基準であれこれ言っても仕方がないのですが、最近ではSNSでの口コミなどもあって事前にかなりの情報が収集できてしまうので、行かずとも大...

  • 72. 静な里山の美術館 - 徳島県立近代美術館(徳島県徳島市)

    これは個人的な感想なのですが、日本人が洋画を描いたり仏像以外の芸術品としての彫像を造るようになったのは幕末、明治の始まりからのことなわけで、日本の芸術家の作品をコレクション、展示の中心とする美術館は、明示的に名のるかどうかは別として「近(現)代美術館」になりがちだと思われ...

  • 71. 人類が滅んでもしばらくは残るかも - 大塚国際美術館(徳島県鳴門市)

    6月の札幌・小樽観光に引き続き、コロナ第7波が収まるのを待って1泊旅行に行っていきました。待ちすぎて第8波入りの気配もあってチョット焦っちゃいましたが、行く先々で「毎日が日曜日」なアラカンのお仲間世代の集団がわんさか。ここしばらくの観光需要、外国人観光客が戻ってくるまでは...

  • 71. 華やかな飲屋街を越えるのがチョット辛いかな - 町田市立国際版画美術館(東京都町田市)

    アラカンが住む神奈川に一番近い東京というか、神奈川に食い込んでいる東京の街、それが町田市です。小田急線で通り過ぎることは度々あって、車窓から町田駅の近くの公園を眺めては「いつかは遊びに行きたいものだ」と思っていたのですが、町田駅で下車することはあっても周囲に立ち並ぶ無数の...

  • 70. 東京は変わり続けるんだなぁ - SOMPO美術館(東京都新宿区)

    このブログは展覧会や美術館賞の感想ではなく、美術館そのものを訪ねた時の印象をまとめたものです。そのため、同じ施設を複数回にわたって取り上げたことはこれまでなかったのですが、今回は、以前に取り上げた時とは建物が全く変わってしまった美術館のご紹介で、そういうことなら2度目もあ...

  • 69. 牛のお肉(希少部位ですね)とは関係ありません. - たましん美術館(東京都立川市)

    前回でとりあげた「青梅市立美術館」を訪ねた帰り道のことです。まっすぐ帰宅するには時間が余り気味だったものの立川の記念公園に立ち寄れるだけの時間はなく、立川駅の近くの繁華街でも歩いてみることにしました。何か面白いものはないかと揺れる電車の中でスマホを取りだしてGoogleマ...

  • 68. ベッドタウンの市民ギャラリー、でいいのかな?- 青梅市立(小島善太郎)美術館(東京都青梅市)

    青梅はコロナが蔓延する前の2017年くらいに訪れていて、半日程度を遊んで過ごすにはちょうど良い観光地という記憶がありました。今回は開催されていた企画展示に興味があっての再訪で、ついでに紅葉を見て、街をブラブラと歩いて昼食でも取ってと考えていたのですが、ちょっとビックリ。街...

  • 67. お金持ちの道楽の極みを見たかも - DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)

    かつて東京都現代美術館の開館にあたって、石原慎太郎元東京都知事が現代美術に対して辛辣なコメントを発したという話を聞いたことがあります。インスタレーションやマルチメディア作品が苦手なアラカンとしては、ついつい同意しちゃいそうなご意見なのですが、ルネッサンス期やフランス印象派...

  • 66. 美術番組の常連ですね - 根津美術館(東京都港区)

    このブログでは、あまりにも有名で大規模とアラカンが感じる美術館は取り上げてきませんでした。国立西洋美術館とか東京都美術館クラスになると、あらためて感想を書こうと思っても対象が巨大すぎて感想も何もないのです。今回訪れた美術館は小規模ながらも歴史は古く、美術番組で目にする機会...

  • 65. 「巨匠」が自分で開設しちゃった記念館 - 大田区立龍子記念館(東京都大田区)

    アクセス数が1万5千回を越えていました。コロナ絡みの外出自粛期間などありましたが、多くの方に読み続けていただけていることが励みとなって、何とか書き続けることができています。アクセス履歴を見ていて感じたのですが、コロナの新規感染者が増加するとアクセス数が増える傾向にあるよう...

  • 64. 美術館経営に関する本気度がよくわかる気がします - POLA MUSEUM ANNEX(東京都中央区)

    都内の小規模な美術館の中には高級住宅街に建っているものもあって、「もしかしたら相続税対策かな」などと余計な事を考えてしまう事もあるのですが、今回訪れた施設は民間企業が銀座に所有するビルのワン・フロア。近隣のブランド・ショップなどを見ていると、「賃貸ししたらかなり儲かりそう...

  • 63. 坂の上の小さな美術館 - 菊池寛実記念 智美術館(東京都港区)

    この文章を書いているのは2022年8月。行動制限はないながらも4回目のワクチン接種の対象となっている身としては、遠出については色々と考えてしまう感染状況です。持病もなければ肥満でもなく、二十歳を過ぎてからはインフルエンザで発熱したこともないアラカンではありますが、外出は日...

  • 62. 私にとっては未だに謎の人です、柳宗悦は - 日本民藝館(東京都目黒区)

    テレビの美術番組を見ていると、「民藝運動」と「柳宗悦」に関する話題はよく目にします。「民衆が普段使いしている日用品」の中に「美術品に負けない用に則した健全な美」を見出して提示した運動、その提唱者のうちの一人らしいのですが、その生い立ちや人となりを詳しく取り上げた番組は残念...

  • 61. 北海道の「がっちり似鳥さん」と言えば、やっぱり… - 小樽芸術村(北海道小樽市)

    久しぶりの飛行機旅の思い出も今回が最後です。今回はコロナ騒ぎの間に使用していなかったANAのスカイコインとマイルを利用して航空券とホテル代を捻出したのですが、航空業界の苦境を思えばちゃんと現金を払ってチケットを購入した方が良いのではないかと、ちょっと心苦しく思ってしまいま...

  • 60. 若いうちの旅は一生の思い出になりますね - 本郷新田記念札幌彫刻美術館(北海道札幌市)

    まだJR各社が「日本国有鉄道」だった頃、「周遊券」という格安切符がありました。まだ私が高校生だった時の事、貯めた小遣いがそこそこの額になり、北海道全域を移動できる周遊券と食事代くらいは賄えることに気づきました。そこで母親に「函館、札幌よりもっと遠く、稚内、帯広まで行ってみ...

  • 59. 雪と氷の街の白い美術館 - 北海道立三岸好太郎美術館(北海道札幌市)

    美術館へ出かけた帰り道にアルコール、主にワインを飲むことが習慣化していることは幾度か書いたことがあるのですが、札幌でもすすきので「呑めるワインショップ」を見かけたら我慢できなくなり、白ワインとソーテルヌの甘口ワインを楽しんでしまいました。そこで勢いがついてしまい、夕食がわ...

  • 58. 泊まりがけの旅行を再開してみました - 北海道立近代美術館(北海道札幌市)

    北海道に初めて渡ったのは小学校1年生の時、当時札幌に住んでいた叔父の結婚式に参列するために父親に連れられて行った時のことでした。飛行機による移動が一般的ではなく、新幹線はおろか青函トンネルもなかった頃でしたので、小さな子供にはとても辛い長旅だったと記憶しています。しかし、...

  • 57. 「やまたね」と言っても種苗会社ではないのでした - 山種美術館(東京都渋谷区)

    「美術館へ行く」ということを主目的としたブログを続けているおかげで、自分の好みから外れたジャンルの作品にも数多く触れることができています。「西洋絵画に関する知識や鑑賞体験を十分に得て海外旅行をより充実したものにしたい」という理由で美術館巡りを始めたアラカンですので、日本画...

  • 55. 緑豊かな静かな公園の静かな美術館 - 板橋区立美術館 (東京都板橋区)

    50歳を過ぎた頃から個人で海外旅行に出かけるようになったのですが、中欧やカナダの外れの方にある小さな街を歩きながら、「もう一度この道を歩くことは、決してないだろうな」という思いにとらわれたことを懐かしく思い出します。しかし、冷静に考えてみればそのような所は国内にも沢山あっ...

  • 54. 建物そのものに(も)価値があるとのことでした - 港区立郷土歴史館 (東京都港区)

    アラカンが在籍していた大学には戦前に建てられた建物が残っていましたが、キャンパスの移転等で使用されなくなった事もあって、通っていた40年ほど前には「廃墟化」していました。いずれ大きな地震でもきて倒壊したら処分されるのかと思っていたのですが、現在では使えるものは耐震補強等の...

  • 54. 白金台にお住まいだった新橋の社長さんのお宝拝見 - 松岡美術館(東京都港区)

    この文章を書いているのは2022年5月上旬で、オミクロン株の感染状況を横目で見ながら美術館巡りを再開して1ヶ月ほど経過しています。ゴールデンウィークの影響があってか新規感染者数は増加傾向にあるようですが、官房長官から「屋外でのマスク着用は必須ではないと考えられる」とか、「...

  • 53. 静かな公園にある区民のための美術館 - 目黒区美術館(東京都目黒区)

    東京23区には11の区が関与する美術展示の施設があるとのことです。国立、都立の大きな美術館はもとより、各種法人が運営する世界的に有名な美術館も多数存在するのが東京。区立の施設を開設、運営するには区民が納得する妥当な意味づけが必要でしょうし、区民の支持を得続けるための日常的...

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