そなたがそうであるように、われらには、われらの立場で為すべきこと、 われらの立場できることが必ずある。それをただひたすらしてゆくのだ。こんな時代に生きているからこそ。 混乱と荒廃に満ちたこの世の中で、それでもできることがある。 だから俺、辰巳は今日も誰かの手助けをする。都の路上と西鴻臚館を行き来
前編:それでもまた、やり直せる。 「あの子は・・・・あの子は俺の腕の中で・・・・・」 満天の星たちが煌めく空の下で、俺は女にすべてを告白した。 ●打ち続く飢饉と洪水で村を捨て、都に出てきたこと。 都で僕隷として貴族に仕えたが、病を理由に〈死の穢れ〉恐れられ、見捨てられたこと。 ●それでも都
Video in America♪ Hand in hand,across the west japan♪ Video in America♪ Whoa,I feel good♪ 今日もすごいぜ!絶好のビデオインアメリカハッピーデイだぜ。 京内を散歩して北大路堀川を北上し、大徳寺のすぐ正面にそれ
みなさんこんにちは。本日、私はここ、イオンモール北大路店は4階にある大垣書店のブックcafeに来ています。皆さん、ちょっと聞いてくださいよ。ここはまさに、本を買った後やお昼時、そして3時のおやつ時にちょうどいい時間が過ごせる場所なのであります。 ほら、見てくださいこの店内を。 このような店
ああ、今日もなんていい天気なんでしょう。晴天にめぐまれて何よりです。 見てください、河原町通りは今日もたくさんの人で賑わっています。お車も、タクスィーも、ビュンビュン行き交ってますよ。元気がいいですね!(うるさいって意味じゃないですよ)最高だ。 おや、あそこに見えるのは京都BALではないで
「ブログリーダー」を活用して、くらま天狗さんをフォローしませんか?
そなたがそうであるように、われらには、われらの立場で為すべきこと、 われらの立場できることが必ずある。それをただひたすらしてゆくのだ。こんな時代に生きているからこそ。 混乱と荒廃に満ちたこの世の中で、それでもできることがある。 だから俺、辰巳は今日も誰かの手助けをする。都の路上と西鴻臚館を行き来
よ~し、今日はここでめっちゃ!美味いと評判のバイキングさまで美味しい料理をた~っぷりと頂くとしようではないか。 MKボウル上賀茂 ここの社食は一般の人にも開放されていて、平日は700円、休日は1000円で、1時間食べ放題になっている、のであります。どんなお料理かといいますとですね、たとえばこんな
「あの角のさくら見てみ!」 いきなり振り向かれ、面食らう。 「入学式に合わせて咲いたんやろうな」 「さくら見たいなら、平野神社え。ここからすぐや」 と、有り難い観光案内を見知らぬお姉さまから乗り合わせたバスの中にて頂戴しました。 あまりの桜の見事さに興味がわき、平野神社について調べてみました
旅行の際のお土産を選ぶのは楽しみのひとつですけれど、帰路に就くとかさばったり重かったりして疲れてしまうことも多いと思います。 実は、京都には荷物が増えるのも重くなるのも心配せずに持ち帰れて、しかも美味しい名物があるのです。 [ad] それが七味唐辛子。都には客の好みに応じて目の前で七味を調合して
「あの角のさくら見てみ!」 いきなり振り向かれ、面食らう。 「入学式に合わせて咲いたんやろうな」 「さくら見たいなら、平野神社え。ここからすぐや」 と、有り難い観光案内を見知らぬお姉さまから乗り合わせたバスの中にて頂戴しました。 あまりの桜の見事さに興味がわき、平野神社について調べてみました
京都のお酒や豆腐がおいしい理由のひとつと言われるのが水の存在、京都の地下水や琵琶湖の水は軟水のため日本酒や豆腐の原料の味を引き出すから名品が出来ると言われています。 京都盆地の地下には、なんと琵琶湖に匹敵するほど膨大な量の水がため込まれていると予想されており、昔は井戸を利用して地下水をくみ上げ
なるほど。ここがかの地蔵菩薩が本尊として安置されているお寺さんらしいですよ。地獄の姿を伝えたという地蔵菩薩が本尊のお寺、矢田寺がここです。 商店の立ち並ぶ寺町三条を少し上がったところに建ち、地元の人々からは矢田地蔵の名で親しまれています。賑やかな繁華街に建ってはいるものの、ひとたびその境内に足
旅行の際のお土産を選ぶのは楽しみのひとつですけれど、帰路に就くとかさばったり重かったりして疲れてしまうことも多いと思います。 実は、京都には荷物が増えるのも重くなるのも心配せずに持ち帰れて、しかも美味しい名物があるのです。 [ad] それが七味唐辛子。都には客の好みに応じて目の前で七味を調合して
おお、ここも凄いな。 私はその日、あまりの賑やかさに圧倒されていた。いや、と言うよりは、なんとも楽しい気分になったと言った方がいいだろうか。 何とも明るい京都市役所前の地下街。そこをさまざまな人たちが行き交う。「ゼスト御池」は、今日もまことに賑やかな雰囲気をつくりだしている。 「ゼスト御池」
後編:だからこそ生きてゆく、こんな時代の真ん中で。 荒れはてた京の都に祀られし、生々しく向かい合う男の女の神像。 人々は今、これを岐神(ふなどのかみ)、あるいは御霊(ごりょう)として東西の京の四つ辻に祀ることで邪悪な霊の侵入を除こうとしているだろうか。しかも男女の性行為の精気という、きわめて生々
前編:怨霊跋扈と岐神(ふなどのかみ) 「いつもすまんのう、若いの」 俺、辰巳はその日も、西鴻臚館(にしこうろかん)で共に時を刻んでいる貧者や病者たちのお世話をしていた。 空也様が東市で乞食行をして得てきた食べ物や薬をこの者たちに与え、回復するまで面倒を見るのである。お邑やレン、空也様や蓮性様の日々の
皆様、新年あけましておめでとうございます! 海野です~ 2月にもなって新年のあいさつをしている人なんて、きっと僕だけだろうと思います(笑) 本当は1月中にブログを書こうと思っていたのですが、なんとなくやる気が出なくて(オイッ!)そのまま1月が終わってしまいました(汗) さて、2024年にな
善きかな、善きかな、絶景かな。 比叡山根本中堂 この日、齢123歳の誕生日を迎えたわしは、自らの生誕123周年記念の誕プレとして久方ぶ~りんに天台宗の総本山、比叡山延暦寺に足を運んでいた。なぜかって?なんとなくじゃ。理由などいらん。 延暦7年(788)に最澄さんが平安京の北東(丑寅)の比
みなさんこんにちは。今日も寒いですね。こんな寒い日は屋内で過ごしたくなります。というわけでありまして、本日、私はこのような場所に来ているので、あります。 京都文化博物館 見てくださいこの建物を。博物館は別館と本館の2つがあるのですが、掲載している写真は別館のものです。これは旧日本銀行京都支店
後編:許される道は必ずある 「すべてはそこから始まるのだ。己の罪を自覚し、懺悔することから。そこから善の道を求める心が生まれ、その心が明日への道を照らすのだよ」 空也様は、ゆっくりとやさしく、それでいて力強い言葉で俺にこう言ってくれた。 「辰巳、そなたは今までずっと一人きりだった。たった一人で
皆さん、お元気ですか、お元気ですと何よりです。スサノオ(スサノヲ)様の、代々御生みになられた、ご子孫の話の続きをしましょう。 オホトシノカミ(大年神)、ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)の二柱の神様の兄に当たる、ヤシマジヌミノカミ(八嶋士奴美神)様がオオヤマツミノカミ(大山津見神)様(イザナギ、イ
前編:明日への道を照らす心 「今日もいい天気ですね」 俺、辰巳はその日、太陽の光が降り注ぐ青い空の下で、鴻臚館(こうろかん)の外に設置されている木製の長椅子に腰掛けて過ごしていた。隣には空也様が共に腰掛けており、地面では気持ちよさそうに大きい白犬の小太郎が寝ている。この犬は普通の犬よりも遥
都会の喧騒の中にありながら、この場所もやはり静かな雰囲気が辺り一帯を支配している。境内に入った瞬間、外の世界と隔絶されてまったく別の、静かな世界に誰もが足を踏み入れる。 不思議だ。まったくもって不思議だ。 雲林院。それが僕が今いるお寺の名前。このお寺はもともと淳和天皇(在位823~833)の離
皆さん、お元気ですか。落ち武者です。スサノヲ様は、須賀の地にクシイナダヒメ様とお住まいなさるお宮に、クシイナダヒメ様を守るために、八重の垣根を張り巡らせるとお歌いになりました。それではお話の続きをしましょう。 スサノオノミコト(素戔嗚尊)様がお宮を御造りになり、歌を歌われた後、アシナヅチ(足名椎)
ある休日の日、京都駅の地下にある京都ポルタをお散歩していたら、なんだかすごく美味しそうなお店を見つけた。 それが、ここだ。 やきとり屋さんのようだが、 ウィンドウを見るとどうやらそれだけではないらしい。 立て看板を見てみると、 やきとりのほかにこんな豪華なランチメニューが。
皆さん、お元気ですか、落ち武者です。祇園祭で有名な八坂神社の御祭神は、とても有名なスサノヲ様とその御妃様であられるクシイナダヒメであられる事はご存知の事と存じます。では、スサノヲ様のお話の続きをしましょう。 これらの事の後に、スサノヲ様は仰られ(おっしゃられ)ました。「諸々の神たちが我(われ)を追
前編:悪業の果て 妻である摩耶と娘である沙羅に隠していたこと。それは、俺が盗人として都で活動していたことだった。もちろん二人にはそんなことは一度も話していない。かつて摩耶に助けられた時も、それは言わなかった。二人には宮仕えをする侍(貴族に従う従者)と身分を偽り、その実は盗人として夜な夜な貴族の家々
「わあ~!すごいね、おとっさま(〈お父さん〉の訛り)。平安王朝の装束をまとった人たちの行列がどこまでも続いてるよ」 今日、5月15日は京都三大祭りの一つ、葵祭(あおいまつり)が行われる日だ。私は今、わが子とともに京都御所より出発する平安行列を見物していた。 天皇の使者である勅使が下鴨、上賀
所は祇園四条の繁華街。多くの人で賑わいをみせるその通りを行くと、なんとも京都らしい趣のあるお店に出会うことができます。 祇園辻利。 〈宇治茶小売・茶道具・抹茶菓子・冷菓(抹茶アイスクリーム等)・喫茶〉を営む、創業はなんと萬延元年(西暦1860年)にまで遡るという歴史のあるお店です。 ああ
おや、いいですねぇ。 春が過ぎ、日差しの中で新緑が、ほら。 本日も非常にお天気がよろしいことで。絶好のお寺日和ではありませんか。妙覚(無上の悟り)、という言葉通り、実に透き通った晴れやかな気分になりますよ。 さあ一緒に行きましょう。妙覺寺へ。 妙覺寺、それは室町時代、永和4年(13
4月9日、一乗寺の来来亭に行ってきました。 コロナ禍が一段落して安心したので久しぶりのラーメンです。 順番待ちで並ぶのが嫌だったので、この日は1時ごろに店に来ました。 お一人様だったのですぐに入店できました。 前回来たときに食べたこってりラーメンが印象的だったので今回も注文しました。しかも懲
皆さん、お元気ですか、益々ご精進なされている事と存じ上げます。それでは八坂神社の御祭神であられるスサノヲ様のお話の続きをしましょう。 スサノヲ様が御降りになった時に、長雨が降っておりました。そこでスサノヲ様は、青草を束ねてお結いになり、笠(かさ、頭にかぶるもの、雨を少しでも防ぐため。)蓑(みの、レ
お?ここは何だかよさそうなお店ですね。よし、さっそく入ってみましょう。 というわけで、となるお昼の烏丸御池、六角通にて、昼食を食べるために入ったのが〈京阿月 つるりん〉というお店です。ここは主にラーメンが主力商品みたいですね。おや、それだけではありませんねえ。美味しそうな和スイーツもあるみたいで
後編:孤独な姫君 彼女はとても強く、やさしい女だった。 俺はそんな彼女が好きだった。だからこそ心から尊敬し、慕っていた。 貴族の家に盗みに入り、罠にはまった末に刀で斬られて重傷を負い、路上で力尽きてしまった俺。そんな俺を助けてくれたのが彼女だった。 摩耶。彼女はもともと、とある貴族の家の娘だっ
皆さん、お元気ですか、落ち武者です。お元気で頑張られている事と存じ上げます。元伊勢様の御祭神であられる、アマテラスオオミカミ様のお話はこれくらいにして、八坂神社の御祭神であられるスサノオ様、(出雲大社ではカムロタケハヤスサノオのミコトとして素鵞の社に御鎮まりになって居られ、熊野大社に御鎮まりなって居
前編:闇の盗人 この人になら、話せるかもしれない。 この人に話したら、何かが変わるかもしれない。 そう思ったからかもしれない。満天の星たちが煌めく夜空の下で、俺はゆっくりと、俺を助けてくれたその女に俺のことを話し始めた。かつての俺のこと。かつての愛する家族のことを。 あれから、どれだけの月
ああみなさん、見てください。これはすごい。 ここはまさに絶景のお花見スポットですよ。 私は今、非常に静かで、かつ非常に大きな本堂を持つお寺の境内の中にいます。妙顕寺と呼ばれているそのお寺は、元享元年(1321)に日像上人によって建立されました。 日蓮上人の孫弟子にあたる日像上人
皆様お疲れ様です! 海野です~ 3月に入り、最近昼間はかなり暖かくなってきましたね。 海野は寒いのが苦手なので、暖かくなってきたのはホンマにありがたいです。 とはいえ、暑いのもそれはそれで嫌なので、今の気候のまま地球の回転が止まってくれないかあと 叶わぬ空想にふけっております(ほかの地域の人
皆さん、お元気ですか。落ち武者です。では、早速お話の続きをしましょう。 アメノウズメ様がお答えになるや否やアメノコヤネ様とフトダマ様は、先にイシコリドメ様やアマノアカルタマ様が御作りになられたその御鏡(おかがみ)を、そっと岩屋戸の中に差し出しされました。その御鏡を、アメノコヤネ様とフトダマ様が岩屋
ふむ、今日は天気がいいからであろうか。 たくさんの人たちが、たくさんの子たどもたちが境内を散歩しているではないか。 しかし、騒がしき空気が一つたりとも感じられないから不思議よのう。 静かなる賑やかさ、とでもいうような雰囲気がそこにはある。 神泉苑 皆の者、今からわれの申すことをよく聞くが
京、四条のメインストリートから少しはずれた場所、佛光寺の御影堂門から出てすぐのところにある茶寮。それが茶寮翠泉 高辻本店です。 茶寮翠泉 高辻本店外観 閑静な雰囲気が広がっているそのお店の中は、ビルの1階でありながら、町家のように風情ある佇まいがあり、 お茶室を模した店内か
皆さん、お元気ですか?落ち武者です。福知山市に元伊勢様の内宮と外宮があり、以前にお正月に初詣した時などは、記帳したり、甘酒を飲んだりしました。それではお話の続きをしましょう。 八百万の神様たちによって、凡て諸々の物を取り揃え、皆、天の岩屋戸の前に来て、集まり集いました。 フトダマ様は、天の香具山
後編:哀しみ・愛・そして・・・・・ 怪我が治りきっていなかった俺は、女に支えられながら建物の外に出て、そばにあった木の長椅子に二人で腰掛ける。ふと、何気なく空を見上げると、幾つもの小さな星たちが夜空の上で煌めいている姿が目に映った。 ここから俺たちを見下ろしている幾つもの星々。あの星たちは
ご機嫌いかがですか、落ち武者です。福知山市の元伊勢様の内宮にはアマテラスオオミカミ様に向かって右に、タジカラノオ様がお祀りなされていて、このお話に、アマテラスオオミカミ様が出てこられるよう、ご活躍なされます。では、お話の続きをしましょう。 次にオモイカネ様は玉造部の玉造の本家であられるタマノオヤ様
前編:THE PHANTOM PAIN お父さん、痛いよ・・・・痛いよ・・・・お父さん、助けて。 沙羅、待ってろ。今、今助けてやるから。 お父さん、痛いよ・・・・血が・・・・止まらないよ。 くそ・・・・くそ!誰か、誰かいないか!誰かぁ! お父さん・・・・・お父・・・・さん・・・・・・。