愛犬ブラウニーとの思い出を綴ったストーリー、「ブラウニー&ミー【命への向き合い方】」を書いたのが2022年8月。あれから暫くブログ投稿を休んでいました。その間何をしていたかというと、実は出版社と契約を結んで、商業出版の準備をしていました。そして、この度、
愛犬ブラウニーとの思い出を綴ったストーリー、「ブラウニー&ミー【命への向き合い方】」を書いたのが2022年8月。あれから暫くブログ投稿を休んでいました。その間何をしていたかというと、実は出版社と契約を結んで、商業出版の準備をしていました。そして、この度、
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愛犬ブラウニーとの思い出を綴ったストーリー、「ブラウニー&ミー【命への向き合い方】」を書いたのが2022年8月。あれから暫くブログ投稿を休んでいました。その間何をしていたかというと、実は出版社と契約を結んで、商業出版の準備をしていました。そして、この度、
~愛犬が天国に旅立ってそろそろ2ヶ月。気持ちの整理も付いてきたので思い出と共に心の内を書いてみました~ブラウニーは幸せな一生を送れたのだろうか。答えのない問いである事は分かっている。夏の初めに永い眠りについた、心優しいゴールデンレトリーバー。11歳と4か月
時計の針は午前四時を少し回ったあたりを指している。また目が覚めてしまった。4年ぶりの一時帰国中の日本。毎晩遅くまで旧友たちと酒を酌み交わしているが、時差ボケのためニワトリの様に、日の出とともに目が覚めてしまう。通常の生活においては、アラームをセットしなけ
時計の針は午前四時を少し回ったあたりを指している。また目が覚めてしまった。4年ぶりの一時帰国中の日本。毎晩遅くまで旧友たちと酒を酌み交わしているが、時差ボケのためニワトリの様に、日の出とともに目が覚めてしまう。通常の生活においては、アラームをセットしなけ
暇を見つけてはアメリカ西部の砂漠や山岳地帯を走り回っている。とは言っても、家族がいるので、好きな時に好きな所へ、と言う訳にはいかない。普段はロサンゼルス近郊の野山が遊び場だ。必然的に州外への遠征チャレンジは家族がメキシコに帰省している機会などを利用してと
傍らには、薄茶色のサンドストーンとピンク身を帯びた火山岩からできた塔の群れ。それらは、丁寧に装飾を施された古代神殿の石柱の様に見える。改めて角度を変えてみる。まだら模様の細長い茎に茶色の帽子、野菜と共に鍋に入れられたキノコのようにも見える。古代神殿とキノ
ヘッドランプは必要ない。走り始めてから1時間。スタート時点ではうす暗く平面的だった周囲の景色。漸く立体感を伴うものとしてその姿を現し始めた。悴んでいた指先もすっかり温まった。気温は10度を超ただろう。太陽の光は未だ高い峰々に遮られ、コロブ・キャニオンの谷間
戦争、貧困、地球規模の環境問題。目の前にある世界、そしてそこに横たわる現実は子供の頃に夢見た未来からは程遠い。日々悩み迷える者も少なくない。自分が誰なのかを探し求める者。生きる目的を見出せずに迷宮を彷徨う者。そして、炎の谷の奥深くで道に迷い途方に暮れる者
その日は、朝早くから緑色の風が吹いていた。空は混ざりっ気のない青一色。どこまでも続く丘には、膝ほどの背丈の草花が生い茂る。その斜面を蛇行する一筋のトレイル。線をなぞるように、一歩一歩と足を前に進める私。その心は空の青にも負けないほどのブルーに染まっていた
傍らには、薄茶色のサンドストーンとピンク身を帯びた火山岩からできた塔の群れ。それらは、丁寧に装飾を施された古代神殿の石柱の様に見える。改めて角度を変えてみる。まだら模様の細長い茎に茶色の帽子、野菜と共に鍋に入れられたキノコのようにも見える。古代神殿とキノ
「とーちゃんがハイジになっちゃったよ~」娘が小さい時によく言っていた。ふっと思い出して懐かしい気持ちになった。5kmほどの軽いハイクのつもりで水も持たずに歩き始めた。気が付いたら10㎞以上走っていた。メキシコ国境にほど近いコロラド砂漠にあるアンザ・ボレゴ・デ
靴底が地面を叩く。痛みで顔が歪む。次の一歩。同じ作業を何千回、何万回と闇の中で繰り返してきた。いつの間にか午前0時を超え、二日目になった。胃袋が不調を訴え、吐き気をもよおしている。ポケットからビニール袋に入ったガリを取り出し、ひとつまみ口に運んだ。寿司の添
風に乗ってゴール周辺の歓声や熱気が運ばれてくる。完走者を称えるマイク越しの声が聞こえる。濃い霧と湖の畔に茂る木々に遮られ、未だ緑色のアーチで飾られたゴールは見えない。残された距離は一㍄を切っているだろう。あと数分で100㍄(160㎞)の旅が終わる。心と体が震えて
秋の夜風が心地よく体を冷やす。朝と呼ぶにはまだすこし早い。日の出までには未だ1時間半ほどある。眼下には静かに灯る街の明かり。そしてフリーウェイを行きかう車のヘッドライト。どちらも疎らだ。時折、立ち止まり腰に付けたライトを消す。空には北斗七星とカシオペア座
深夜3時。静寂に支配されたバイク・パス。真っすぐ走っているつもりが、眠気で頭がボーとして右の路肩へとふらつく。時折、前後に振る自分の腕が腰に付けたランプの光かりを遮り、巨大な影となって路面を横切る。初めてその影が現れた時は、急に動物が襲い掛かって来たかと
アメリカでキャンピングカーをレンタルすると聞いて、まず思い浮かべるのは、ハリウッドのコメディー映画で見かける、汚水の処理ではないだろうか。慣れないキャンピングカーでの家族旅行。嫌々ついてくるティーンエイジャーの子供たち。お父さんが家族にいいところを見せよ
前方にはテールランプの長い列が続いている。キャンピングカーのブレーキをゆっくりと踏み減速させる。渋滞の前方は見えない。道路脇にクマでもいるのだろうか。周りの皆もそわそわしているはずだ。停まった車の窓から顔を出し前方を見る。何も見えない。暫くは、動き出さな
耳元には、途絶えることなく続くプーン・プーンという羽音。半端な数ではない。周囲に幾つもの塊となって浮遊する蚊の群れは、霧のように見える。漂う塊の一つが事前演習でもしたかの様に、一糸乱れず連帯を組んでこちらに向かってくる。虫よけスプレーの鎧は全身にまとって
アメリカ南西部。カリフォルニア州とネバダ州の南部、更にはユタ州とアリゾナ州の一部の4州に跨る、アメリカで最も乾燥した大地。それがモハビ砂漠だ。その面積は日本の本州と北海道を合わせたエリアに匹敵する。MojaveDesert。英語で言うデザートは、極度の乾燥で植物や動
バックパックの重さは8kg。背負って山道を走るのは思いのほか堪える。8マイル(13km)地点。早くも右脚の付け根に違和感がある。ジョシュアツリー国立公園を縦断する、ジョシュアツリー・トラバースと呼ばれる37.5マイル(60km)のバックカントリーのトレイル。かれこれ、1
愛犬ブラウニーとの思い出を綴ったストーリー、「ブラウニー&ミー【命への向き合い方】」を書いたのが2022年8月。あれから暫くブログ投稿を休んでいました。その間何をしていたかというと、実は出版社と契約を結んで、商業出版の準備をしていました。そして、この度、