先月、島原へ行った時のことですが、長崎空港から諫早駅直通バスに乗り、諫早駅から島鉄列車で神代駅へ向かいました。 神代駅のそばには「雲仙市神代小路重要伝統的建造物保存地区」というものがあります。このエリアは江戸時代の名残のある家屋が10軒ほど残っていて、全部見学できるわけではありませんが、江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みが楽しめます。長屋門(帆足家)とか、 石垣とか、 その街並みがそのまま保存されています。 で、今回の目的はこちら。 鍋島陣屋です。天正15年(1587年)、豊臣秀吉による九州征伐(=島津征伐)の後の国割で、この神代の地は龍造寺領になり、佐賀から鍋島信房(鍋島直茂の兄)…