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2018/07/29

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  • 哲学と科学②

    『哲学と科学』[改版](NHKブックス・2024/9/25・澤瀉久敬著)からの転載です。えたいの知れない学問この、「哲学は全体の学である」ということはよく味わっていただきたいと思います。いったい、哲学というものは、えたいの知れない学問です。そのことを田辺元博士は次のように言っておられます。すなわち、「哲学というものは何時でも性格がうさんくさい。表が出ているかと思えば裏であり、左であるかと思えば右であるという、何時でも裹と表とが、左とかとが、あるいは前と後とが、始終くっついている」。田辺博士のこの巧みな表現に示されておりますように、哲学は一面的に割切ることの出来ぬものなのですが、それは哲学が全面の学、むしろ全体の学であるからです。喩えて申せば、地球は太陽に照されている面は昼で、その反対側は夜です。科学という...哲学と科学②

  • 哲学と科学①

    『哲学と科学』[改版](NHKブックス・2024/9/25・澤瀉久敬著)、NHKブックス創刊60周年記念、名著復活版で、1967年に初版が出版されています。下記転載です。部分と全体では、今日の話にはいります。今日から本論である哲学と科学の問題を取り上げるのでありまが、哲学と科学の「関係」について考えるのにも、それを二つの面から眺めることが出来ます。一つは、この二つの学問の違いはどこにあるかということであり、今一つはこの二つは互にどのように関係し合っているかという点です。つまり、哲学と科学の問題は、それを、その相違の面からも相補の面からも調べることが必要なのです。そこでまず第一の点から話を始めようと思いますが、その相違の問題にもさらに二つのテーマがあります。一つは哲学と科学の「対象」の違いはどこにあるかとい...哲学と科学①

  • 2024年版「自殺対策白書」

    本日(2024.10.29)、読売新聞夕刊の記事からの転載です自殺した小中高生1027人、2割に自殺未遂の経験…女子高生は最多36・9%政府は29日、2024年版「自殺対策白書」を閣議決定した。22~23年に自殺した小中高生1027人について、自殺未遂歴を調べたところ、2割で経験があり、女子高校生は36・9%に上った。厚生労働省は「未遂段階で専門家の支援につなげることが、自殺予防に重要だ」としている。厚生労働省同省によると、22~23年の自殺者に占める未遂経験の割合は、女子高校生が最も高く、女子中学生は17・3%、男子高校生は14・7%だった。小中高生の男女とも、未遂から1年以内に自殺するケースが半数を超えていた。自殺の原因は、女子高校生ではうつ病などの「健康問題」が39・4%と最多で、次いで学業不振や学...2024年版「自殺対策白書」

  • 隠居

    https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/10jinken/minna/kadai_3/index.html「老人差別」で検索したら東京都のホームページに下記の頁が有りました。「老いても元気で働く」、これは一つの老人差別です。個人化で隠居というカテゴリーが失われつつあるようです。3高齢者の人権問題|東京都総務局人権部じんけんのとびら高齢者の人権問題「機会を奪わないで!」まだまだ活動できます平均寿命の伸びや少子化を背景に、高齢化が急速に進行しています。都民の総人口に占める65歳以上の人口の割合は23%を超えており、今後更に高齢化が進展します。このような超高齢社会の実情を踏まえ、令和3(2021)年に高年齢者雇用安定法が一部改正され、65歳までの雇用確保(義務)に加え、65歳から...隠居

  • ご自由にお飲みください

    かしわ青光苑という墓地があります。当法人が経営している墓地で、管理棟と礼拝室が併設されています。その休憩室に、「ご自由にお飲みください」とお茶の元が置いたあります。過般、顔を出すと事務員が「住職、この間、あそこのお茶をごっそり持って帰った人がいました。それを同伴していた人が見ていたのに、知らんふり。ビックリしました」という。墓地の休憩室は、不特定と人ですが、墓地に関わり合いのある人だけの利用です。「まだ日本にも、そんな人があるのか」と思うと共に、黙って持って帰る側の人でなくて良かったと思いました。ご自由にお飲みください

  • 自閉症とマインド・ブラインドネス②

    『自閉症とマインド・ブラインドネス』(2002/6/1・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。これについての良い例は、ノームーチョムスキーの「言語能力」である。これはスティーヴ・ピンカーによっって「言語本能」と呼ばれている。ピッカーはチョムスキーの考えをさらに進めて、言語能力は自然選択の産物であると主張した。このことから、言語能力と心を読むシステムの関係-関係があるとしてーが問題になってくる。驚くことに、言語の本質と進化に関するピンカーの優れた著書の中では、この点が述べられていない。私は、いくつかの問題を強調するために、この大きな話題に関してはほんの少し述べるだけにする。ピンカーによると、心を読むことは言語能力と 無関係に」生じたと思わせられるかもしれない。「私たちは、互いの脳の中で起こっている出...自閉症とマインド・ブラインドネス②

  • 自閉症とマインド・ブラインドネス①

    『自閉症とマインド・ブラインドネス』(2002/6/1・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。生後二ヵ月の乳児は、顔の全体を見るのとほぼ同じくらいに目を見ている。しかし、顔のその他の部位を見る時間は有意に短い(図4・3)。この類の結果は、ペースその他やヘインラインによっても見いだされている。これは、顔の他の部位を見ることよりも目を見ることが本質的に好まれることをしめしている。母親に抱かれて乳を飲んでいるときは、母親の目を見るための格好の姿勢である。母親たちは、無意識に非常に長い時間子どもを見つめている(30杪以上)。このことは、彼女たちの目が、スターンが「超正常」刺激と呼んだものと共通する特徴をもっていることを示唆している。顔の中で目を際だたせているのは、母親の目のコントラストかもしれない。二つの...自閉症とマインド・ブラインドネス①

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか⑤

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。私たちがひとたび言語を進化させると、if・and・thenの資質を有する仮説に富んだ発想を抱くことができるようになり、発明能力を可能ならしめるだろうということは容易に想像がつく。発明理論としての二者の競争者の争いが、年表ベースで決着をつけられるのならばよいのだが。「システム化メカニズム」と「言語」のどちらが先だったのか。両者ともに約7万年前~10万年前の同時期に発生した可能性が高く、残念ながらこの解決法は選択から外れる。よってこの問題を解く別な方法として「倹約の原理」を使うことになる。発明には言語が必要なのか、それとも言語などなくとも発明は可能なのか。つまりシステム化メカニズ...自閉症がいかに人類の発明を促したか⑤

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか④

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。ある大きな問いを解き明かすために5000年前に発明された機械システムの話だ。「とてつもなく重い物体を動かすには、どうすればよいのか?」という問い。その昔、重い石を目にしたある人が、視線をそらした先に見えた牛を、石の運搬に利用できないかとif・and・thenパターンで考え始めた。この例で私か好きなのは、すでに雄牛は存在していたが、人間が新しい目で雄牛を見た、というところだ。「石が非常に重く(if)、それを自分の雄牛にくくりつけると(and)、大な石が動く(then」という仮説を立て、牛は、もはや単なる牛ではなく、if・and・thenアルゴリズムにおける因果関係のある対象とし...自閉症がいかに人類の発明を促したか④

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか③

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。最後に、第4段階では、あるパターンを発見したとき、このパターンに修正を加え、ループのなかで検証を繰り返す。最初のif・and・thenパターンを分解し、ifと・and両方あるいはifかandに修正を加え、thenの変化を確認する。そして、この修正パターンを何度もループ化してテストし、修正パターンの再現性を検証するのだ。修正パターンの一貫性が確認され、かつ、新規のものと判定された場合に「もう一つの発明」となる。システムの効率を向上させ、かつ、あるいはまったく新しく有用なものになった、という理由により、修正パターンを逆用するかどうか決定できるのだ。ただし、新しいif・and・th...自閉症がいかに人類の発明を促したか③

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか②

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。システム化メカニズムヒトの脳のシステム化メカニズムが進化したのは、7万年前~10万年前である。ヒトがある出来事を経験したり情報を得たとき、知りえた事実以上の何ものでもないと思い込んで、文字どおりに受け取るのではなく、ヒトのマインドは、そうした物事をシステムとして観察し、if・and・then(もしならば)のパターンの法則に従っているものとして捉えているのだ。ヒトの脳に生じた認知革命の結果であるシステム化メカニズムによって、ホモ・サピエンスは他のすべての動物から袂を分かち、地球を支配するようになった。そして地球を支配できたのは、すべて、人間の、if・and・thenを探る原動力...自閉症がいかに人類の発明を促したか②

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか①

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。心理学者かつ自閉症研究者として私は35年間、ヒトのマインドを研究してきた。私はこの本において、人間の発明についての新しい理論を紹介する。簡単に説明してみよう。1。唯一、ヒトは脳に特殊なエンジンを持つ。これは、システムの最小定義である、if・and・thenパターンを探索するものだ。私は、脳に存在するこのエンジンを「システム化メカニズム」と呼ぶ。2.システム化メカニズムは、7万年前~10万年前という人類の進化における特筆すべき時期に出来上がった。このとき、最初のヒトは、それまでの動物や現在のヒト以外の動物には成しえなかった方法で複雑な道具を作り始めた。3。システム化メカニズムの...自閉症がいかに人類の発明を促したか①

  • 自閉症がいかに人類の発明を促したか①

    『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』(2022/11/30・サイモン・バロン=コーエン著)、バロン=コーエンの最新作のようです。人間の脳の特性を共感性とシステム性の2軸で脳の特性を語っており、著者によれば共感性に特化した人間と、バランスの良い人物、システム性に特化した人間などに分かれるとあります。所謂、脳の特性がバランスの良い定型発達は30%程度であり、協調性もあれば勉強もそこそこ出来る彼らが社会の主流派である。ASDなどのシステム性に特化した人間は1%未満とごく僅かであり、システム性に偏った脳の特性を持つ人間も5%未満である。学校のクラスにいれば少数派の変な子としていじめられる対象になる。題名の「自閉症がいかに人類の発明を促したか」とは、ASDの特性がなければ人類は様々なものを...自閉症がいかに人類の発明を促したか①

  • 共感する女脳、システム化する男脳③

    『共感する女脳、システム化する男脳』(2005/4/28・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。反社会的な行為障害男の子の中には少数だが児童精神科医によって「行為障害」という診断を受ける子どもがいる。「行為障害」とはすばらしく婉曲な表現だ。このような言葉を用いると、事実とはかけ離れた印象を与えてしまうのではないかと思う。「行為障害」の子どもが抱えている問題は、優雅なディナーの席でどのフォークを使うかというような細かい決まりごとが守れない、などというレベルのものではない。ときには「手に負えない」と言われることがあるが、そのほうがよほど実態に近い。この子たちはすぐにけんかをする。ほかの子どもが自分に敵意を示した、あるいは攻撃的なふるまいをしたと思い込みやすいためだ。ふっうの判断力があれば、敵意が示され...共感する女脳、システム化する男脳③

  • 共感する女脳、システム化する男脳②

    『共感する女脳、システム化する男脳』(2005/4/28・サイモン・バロン=コーエン著)からの転載です。共感を構成する要素共感には二つの大きな構成要素がある。ひとつは認知的要素に関わるもので、他人の気持ちを理解し、相手の立場に立ってものを見る能力である。スイスの発達心理学者ジャン・ピアジェ(一八九六~一九八〇年)はこの能力が使えるようになることを「脱中心化」と呼び、実際に使うことを「非自己中心的な反応」と呼んだ。どちらもこ構成要素の特徴をよく表現しているが、最近の発達心理学では、このプロセスをフ心の理論あるいは「マインドリーディング」と呼んでいる。マインドリーディングを行うには自分の観点をいったん忘れ、仮に自分の心の状態が他人の心の状態(「態度」と呼ぶこともある)であるとする、そしてそこにその人の経験が加...共感する女脳、システム化する男脳②

  • 共感する女脳、システム化する男脳①

    『共感する女脳、システム化する男脳』(2005/4/28・サイモン・バロン=コーエン著)、サイモン・バロン=コーエンは、昔の方だと思っていたが1958年生まれのケンブリッジ大学発達精神病理学科教授だそうです。。上記の本からの転載です。共感に関しては、うまくできていない人ほどそのことに気づきにくいという面がある。「共感」するためには、他人が自分をどう見ているかが認識できなければならない。自分では他人の気持ちを敏感に感じ取っているつもりでも、ひとりよがりの思い込みに過ぎないこともある。他人の目に自分かどう映っているかを直接知ることなど誰にもできないからだ。私たちにできるのは、自分のできる範囲で理解することでしかなく、実際には自分が思っているほど相手の考えを把握していないのかもしれない。たいてい誰でも、共感して...共感する女脳、システム化する男脳①

  • ミッドライフ・クライシス②

    『ミッドライフ・クライシス』(新書–2021/7/2・鎌田實著)からの転載です。■きっかけはひとつではないミッドライフークライシスが起きる原因を鎌田流に分析してみたので紹介しよう。①自分の人生の山頂が見えてくる40代に突入し、人生の山頂が思い描いていた以上に低いことを知った途端、言葉では言い表せない絶望感が押し寄せる。これからの人生が下り坂なのは承知しながら、自分の限界を知った時、ほとんどの人は心の憂鬱に悩まされてしまう。②病気が発見され、病気との闘いが始まる健康だった人が病におかされると、これまでのありふれた生活が突然できなくなる。日常に訪れるさまざまな困難は想像以上のストレスとなって、そのままミットライフークライシスに突入してしまうことも珍しくない。③酒・賭け事・不倫…自分でコントロールできないことに...ミッドライフ・クライシス②

  • ミッドライフ・クライシス①

    『ミッドライフ・クライシス』(新書–2021/7/2・鎌田實著)からの転載です。危険と隣り合わせの世代じつは、40~60代の80%がこのミッドライフークライシスに遭遇すると言われている。40~60代の80%がミッドライフークライシスを迎えるというのは、まさに人生が成功している人も人生に失敗し続けてきた人も、同じようにこの時期に危機を迎える可能性が強いということだ。ミッドライフークライシスは、誰でも襲われる。早い人では35歳からミッドライフークライシスに襲われることもある。近年、日本人の寿命が延びたことを考えると、70歳くらいまでをミットライフ・クライシスの危険と隣り合わせの世代と考えたほうがいいだろう。リスキーな中年期をどう乗り越えていったらよいのか。ミッドライフ・クライシス①

  • 一人一名主義

    『「自分らいさ」と日本語』(中村桃子著)からの転載です。一人一名主義名実一体観を大きく変更させたのが、明治五(1872)年に明治政府が発布した改名禁止令と複名禁止令である。それまでの日本では、元服、襲名、出家、隠居など立場が変わるごとに改名していた。元服をすれば幼名から成人名へ(伊達梵天丸(ぼんてんまる)⇒伊達政宗)、隠居をすれば改名(滝沢馬琴⇒滝沢笠翁)、出家をすれば俗名から戒名へ、職業、立場、地位の変更が必然的に改名をともなっていた。このうち、成名は現在でも機能している。仏壇の中のイハイに書いている名前だ。さらに、官名や国名など一人の人が同時に複数の名前を使うこともまれではなかった。「亦穂浪士」で有名な大石内蔵助の「内蔵助」は官職を指し、元の名は、大石良雄だ。宮本武蔵の武蔵は、武蔵の国からきている。江...一人一名主義

  • 中島岳志 講題「となりの親鸞」

    明日、仏教文化公演会です。この講演会は、司会、主催差挨拶、お勤め、講師御礼など、すべて門信徒によって開催されています。寺院は、スポンサーです。講演が終わっての打ち上げ、いつも30人くらいで、賑やかにやっています。第29回2024(令和6)年10月5日(土)午後14時30分より場所柏市・アミュゼ柏2階クリスタルホール(柏市柏6-2-22・04-7164-4552)募集人員400人講師中島岳志講題「となりの親鸞」以上中島岳志講題「となりの親鸞」

  • 若者が孤独感を強める理由

    昨2日、京都での会議。新幹線のなかで「ウエッジ」を読みました。一つだけ拾って見ます。若者が孤独感を強める理由(駒澤大学総合教育研究部の萩原建次郎)若い世代が最も孤独を感じているのはなぜか?そこには子ども時代におけるある「体験」の欠落が関係している。最も孤独を感じている世代は高齢者ではなく、20~29歳である。―こう聞くと、「健康で、将来に希望がある若者がなぜ?」と首を傾げる読者も多いだろう。だが、総務省が毎年実施している「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」では最も孤独感が強いのは20代であり、一昨年、昨年ともに孤独感が「常にある」(間接質問)と答えた20代の割合が10%を超えている。若者の孤独感が強い背景には何があるのか。(中略)小学生による暴力行為発生率が中高校生を抜いたというデータがあります(文部...若者が孤独感を強める理由

  • ことばが変われば社会が変わる①

    『ことばが変われば社会が変わる』(ちくまプリマー新書463・2024/7/10・中村桃子著)、頭の部分だけ目見ましたが興味深い内容です。一九八〇年代まで日本には「セクハラ」ということばはなかった。「セクハラ」ということばがなかったから、セクハラはなかったのだろうか。そう考える人はほとんどいないだろう。むしろ、「セクハラ」ということばが広く使われるようになった結果、セクハラが目に見えるようになったのではないか。「セクハラ」の例は、ことばには、社会の見方を変化させる力があることを教えてくれる。社会の見方が変われば、社会は変化する。新しいことばが、社会を変化させたのだ。(中略)もうひとつは、「社会構築論」とも呼べる考え方だ。この考え方を唱えたのが、哲学ミッシェル・フーコーだ。第一章でも見るように、フーコーは、こ...ことばが変われば社会が変わる①

  • 生きづらさ

    本願寺発行の月刊「大乗」10月号が送られてきました。今年の4月~連載している「なるほど仏教ライフ」10月号の執筆原稿の転載です。「生きづらさ」を感じる人が多いという。この「生きづらさ」という表現は、1990年代後から徐々に新聞紙面上での登場回数を増やし、2000年代後半に大幅に増加して今日に至っているという。令和6年版厚生労働白書でも、―人々が「生きづらさ」や孤独・孤立を感じざるをえない状況を生む社会へと変化してきたーと指摘されています。「生きづらさ」の内容と原因は、色々と説かれていますが、一つに、インターネットの普及等によって「思い通りになる」という万能感が増長し、逆に「思い通りにならない」現実が「生きづらさ」として実感されることがあるようです。日常生活の行動や感情の起伏の多くは、無意識のうちに行われて...生きづらさ

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