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2018/07/29

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  • 超高層のバベル②

    『超高層のバベル見田宗介対話集』(講談社選書メチエ・2019/12/12・見田宗介著)からの転載です。近代合理主義はなぜ揺らいでいるのか三浦ところで、そもそも若者のあいだで近代合理主義が揺らいでいる理由は何だとお考えですか。見田今の若い世代は、極限まで近代化が進んだ一九七〇年代以降の社会に生まれ育ちました。それゆえに、かえって現在の科学では説明できない事態に対する感覚が鋭敏になっているのではないで宮沢賢治に「唯物論二与シ得ザル諸点」という短い走り書きの文章があります。唯物論は、人間が経験したり、理論的に確かめられたりするものだけを信じる主義だが、そもそも唯物論の教えによれば人間は宇宙の中の小さな粒にすぎず、そんな人間にどうして宇宙が分かるのか、という趣旨です。確かに、自然界には人間の五感を超えた驚くべき感...超高層のバベル②

  • お釈迦様から親鸞聖人へ

    昨29日『大乗』平成5年1月号が送付されてきました。「フオーカス仏教ライフ」は、執筆者無記名ですが私の執筆です。以下転載。画讃(がさん)お釈迦様から親鸞聖人へ「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗850年慶賛法要」がつとまる記念の年が始まった。親鸞聖人のご廟所である大谷廟堂の親鸞聖人のご影には讃が讃が記されている。その讃を画讃といい、報恩講などのときに声明の音律にのせておつとめされている。韜名愚禿畏人知(とうべいぐとくいじんち)「名を愚禿に韜(かく)して人のしるをおそる」高徳弥彰澆季時(こうとくみしょうぎょうきじ)「高徳、弥彰(いよいよ)彰(あら)わる澆季の時」誰了如来興世意(すいりょうにょらいこうせいい)「だれか了(しら)ん如来興世の意」直標淨典囑今師(ちょくひょうじょうてんぞくこんし)「直ちに淨典を標して...お釈迦様から親鸞聖人へ

  • 超高層のバベル①

    『超高層のバベル見田宗介対話集』(講談社選書メチエ・2019/12/12・見田宗介著)からの転載です。「あの世」、「奇跡」を信じる若者の背景にあるもの三浦二〇〇七年に、一九八五年から九二年生まれまでの世代の若者を「ジェネレーションZ」と名づけ、調査を行いましたが、大変興味深い現代の若者像が浮かび上がりました。それは見田先生が近年ご指摘されていることと共通のものでした。つまり、一九五八年生まれの私の世代には生まれた時から刷り込まれている「近代合理主義」、「進歩」、「夢」、「未来」といった価値意識が、ジェネレーションZにおいては溶解している。そのことを『日本溶解論』(プレジデント社、二〇〇八年。のち、『ニッポン若者論』ちくま文庫、二〇一〇年)という本にまとめました。見田先生が一九七三年の調査開始以来、協力され...超高層のバベル①

  • 父からの手紙

    昨日届いた本願寺新報元旦号、一面、執筆者無記名の「赤色白色」は、私の執筆です。元旦号の同コラムは4.5年依頼されています。転載します。数年前の元旦、届いた年賀状を見ていた妻が「珍しい人から届いていますよ」と言う。その年賀状は、すでに往生した父からのものだった。実は、私か書いたものだ。というのも毎年、元旦には「今年は何を大切にして過ごすか」を考えている。そこで年末に「そうだ、元旦の願いを父からの年賀状として自分に届けてみよう」と思ったのだ。▼年賀状は、謹賀新年から始まり、最後に「父より」と締めくくった。いつもの年なら元旦の願いをすぐに忘れてしまうのだが、その年は忘れることなく、時々思い出しては、父に励まされているような豊かな時間をもつことができた。▼これは、小林一茶の有名な『おらが舂』に記された逸話をまねた...父からの手紙

  • 未来のための江戸学①

    『未来のための江戸学』(2009/10/1・田中優子著)を借りてきました。本の紹介。江戸学者による、過去と未来をつなぐ新講義江戸文化の本質は江戸趣味として表面に現れるものだけでなく、「循環(めぐること)」の価値観であり、「因果(原因と結果)」を検証しながら物事を決めてゆく方法である。これらを失ったことによって、近代日本人は勝ち負けを考えることに力をそそぎ、欧米依存的となった。働くことを賃金でしか判断できなくなり、モノの価値を値段でしか理解できなくなった。自らが行った行為が必ず自らに戻ってくる、という感覚を失ったとき、目の前の富のためなら、文化も自然も破壊することを厭わなくなる。(本文より)競争原理主義の行き過ぎによる貧困や格差の拡大に対する怒り、未曾有の経済危機の前に立ちすくむ日本の経済、政治システムに対...未来のための江戸学①

  • 降りる思想―江戸・ブータンに学ぶ

    『降りる思想―江戸・ブータンに学ぶ』(田中優子、辻信一著)からの転載です。本書でぼくと対話する田中優子は、江戸時代の研究者としてかねがね、「前向き」という言葉の危険性に警告を発してきた。なぜなら、それは「直線的な価値観」というマインドセットを象徴する言葉だから、と。―人類は「進化」し歴史は「進歩」している、という考えを導き出しているのも、直線的発想である。「前向き」はまるで戦場での激励のようだ。後ろを振り返るな、ひるむな、逃げるな、ひたすら前に向かって明るく前進せよ、そうすればその先にご褒美が待っている、というわけだ。このような直線的時空観念の支配によって、私たちは江戸時代までの日本を忘れてしまった。(『未来のための江戸学』二三八~二三九頁)この言い方にならえば、「経済成長」という〈上向き〉で〈前向き〉な...降りる思想―江戸・ブータンに学ぶ

  • 未来のための江戸学②

    『未来のための江戸学』(2009/10/1・田中優子著)の続きです。江戸時代の人々は「自己」をどう考えているのだろうか?これは私か江戸文化に関心を持ち始めた理由である。江戸時代の、特に都市部に暮らす商人や武士は、同時にいくつもの名前を持つ傾向があった。仕事上で名乗る名、狂歌を詠むときの狂名、俳諧のときの俳名、絵画を描くときの雅号、文章の執筆に使う名前などであるが、文章はジャンルによって随筆の場合、黄表紙の場合、読本の場合など、活動によって使い分け、あるいは所属する連によって使い分けていた。これは都市の現象ではあるが、おそらく自己意識という斜向では、時代に共通した特性があると思われる。その特性とは、アイデンティティの不在だ。アイデンティティは「自己同一性」と訳される。つまりは一貫性であり、他者との違いの認識...未来のための江戸学②

  • ポジティブ心理学③

    『ポジティブ心理学科学的メンタル・ウェルネス入門』(講談社選書メチエ・2021/1/12・小林正弥著)からの転載です。「第2波ポジティブ心理学」ポジティブ心理学はいまやポジティブな感情や体験だけを扱っているわけではない。一部には何でもポジティブな状態が良いことであり、常に明るく前向きでさえあればうまくいくという単純化した言説が見られ、ポジティブ心理学がそれを正当化する学問であるかのよう戯画化する誤解や批判さえ見かける。だが、近年のポジティブ心理学の主要な関心の一つは、ネガティブな経験を善福(エウダイモニア的幸福)に至る道筋の中に正しく位置付け直すことにある。その潮流の到達点とも言えるのが、イタイ・イヴザァンらの『第2波ポジティブ心理学―人生の暗黒面を包み込む』(2016年)である。回復力(レジリェンス)や...ポジティブ心理学③

  • ポジティブ心理学②

    『ポジティブ心理学科学的メンタル・ウェルネス入門』(講談社選書メチエ・2021/1/12・小林正弥著)からの転載です。「幸せ」に向かう螺旋階段--「拡大―構築理論」ポジティブ感情はどのようなメカニズムで成功や幸福へと結びついていくのだろうか。その因果関係を理論化し、実験を通して実証したのがバーバラ・フレドリクソン(ノースカロライナ大学教授)である。彼女が科学的実験を通して打ち立てたのが、今ではポジティブ心理学の最も基本的な考え方の一つとして定着している「拡大―構築理論(拡張―形成理論)」だ。フレドリクソンは、大学生の二つのグループに、それぞれポジティブ感情とネガティブ感情を引き起こす映像を見せ、その後に広い領域と局所のどちらに視線が向くかがわかるように工夫された図を見せて、注意の向く先を調べた。すると、ポ...ポジティブ心理学②

  • ポジティブ心理学①

    『ポジティブ心理学科学的メンタル・ウェルネス入門』(講談社選書メチエ・2021/1/12・小林正弥著)からの転載です。近現代の心理学は、うつ病などのネガティブ(マイナス)な心理状態や精神疾患に目を向けてきた。これまでの心理学はそれらを治すこと、つまりネガティブな心の状態を中立的なゼロ地点に戻すことに主眼を置いてきたのだ。例えば、広くそのその名を知られる精神科医フロイトは、心理的な問題で悩んでいる人の深層心理を解明することでコンプレックスを軽減できるという理論を打ち立てた。その理論を出発点としてカウンセリングや精神分析を用いた治療法がいくつも派生し、うつ痼などを抱えた人の治療に用いられてきた。だが、それらが目指すのは、あくまでも悪化した心の状態を元に戻すことにある。ゼロ地点を超えた先にある「幸せ」やこれは「...ポジティブ心理学①

  • 現実への逃避

    現実逃避という言葉があります。「現実への逃避」という言葉があります。見田宗介氏の言葉だそうです。『親ガチャという病』(宝島社新2022/3/10・中島義道他)を読んでいたら、そういうことかと理解しました。この本は、近年特にSNS上で話題となっている、「親ガチャ」「無敵の人」「キャンセルカルチャー」「ツイフェミ」「正義バカ」「ルッキズム」「反出生主義」というワードについて、「親ガチャ」についてのみ土井隆義氏が論考を寄せ、それ以外について六人の人物にインタビューが行われたものがまとめられた本です。本から転載します。近年、「親ガチャ」という。言葉をよく耳にするようになりました。実はこの言葉の流行もまた、以上のような居場所の喪失と大きく関わっている現象といえます。そもそもガチャとは、オンライングームで希望のアイテ...現実への逃避

  • 物語の重要性

    『考えるあなたのための倫理入門』(2022/8/18・メアリー・ウオーノック著)からの転載です。物語の重要性です。全ての子どもに想像力を触発し発達させる主要な方法が1つある。それは、物語を読んだり語ったりすることである。物語は、あることが別のことに続いて起こるという単なるナラティブではなく、恒久的で、理解可能で、そして何よりも共有さている価値の詰まったものとして自らを提示するからである。C,S.ルイスは例えば「物語について」という論文で「ジャックと豆の本」の物語は、その中心的な価値として、ある種の恐怖、怪物的なものに対する恐怖について伝えていて、それは物語でしか伝えられないが、[物語の形であれば]すぐに理解できるのだと論じている。この物語には核心があり、この核心は大男の観念なしには成立しない。われわれが実...物語の重要性

  • ポジティブ心理学

    『実践につながる新しい教養の心理学』(大浦賢治編者)からの転載です。悩むことを心理学では、下記のように解釈するようです。以下転載私たちの日常では,外的・内的に発生するさまざまな衝動によって私たちの「意識」を構成している「自我」が脅かされます。精神分析学では「防衛饑制」とよばれる心のバランスの均衡を保つための防衛システムが生来的に備わっていると説明されます。(以上)心理学では自我を肯定する視点から考えるようです。でも心理学の世界も流行が有るようです。以下転載。ポジティブ心理学は21世紀の心理学です。20世紀までの心理学は人間のネガティブな側面を重視してきました。20世紀は第一次世界大戦,第二次世界大戦ベトナム戦争など,戦争の世紀でした。戦争で心も身体も傷ついた人々を不安や抑うつ,甚大なストレス反応などのネガ...ポジティブ心理学

  • ミラーニューロン

    『言葉の誕生を科学する』(小川洋子・岡ノ谷一夫)、からもう一題転載します。岡ノ谷そこで出てくるのが「心の理論」と「ミラーニューロン」なんです。まず「心の理論」から説明しますけど、これはそもそも変な用語ですよね。「心の理論」という理論なんですよ。「セオリー・オブ・マインド」というセオリーなんですよ。これじたい理論なんです。小川「心の理論」理論なんてすね。岡ノ谷これはもう今や発達心理学のもっとも大切な理論とされていて、「心の理論」というものをいつ子どもは獲得するのかというのが問われている。それで「心の理論」とはどういうものかというと、他者の行動に内的過程を仮定して、それに基づいて他者の行動を理解する。小川大事な能力ですね。岡ノ谷それで自閉症というのは……。小川それができないって言いますね。岡ノ谷そこに障害があ...ミラーニューロン

  • 浄土宗850年記念の広告記事

    『読売新聞』(2022.12.14)に、浄土宗の浄土宗開宗850年記念の広告記事が掲載されていました。座談田中優子(法政大学名誉教授)井上広法(浄土宗僧侶)戸松義晴氏(浄主総合研究所副所長)笑い飯・哲夫氏(漫才師)哲夫田中さんは江戸文化がご専門ですが、「江戸時代と幸せ」についてお話しいただけますか。田中幸せでなくなる大きな原因は戦争ですが、戦争のない社会こそ江戸の社会の目標で、実際に、永きにわたって戦争のない時代でした。それは「経世済民≒勿体ない」という考えに基づく自給自足で無駄のない循環型社会で、人々は好奇心旺盛で教育熱心でした。絵に描かれた寺子屋の子ども達の様子は、どれも幸せそうです。幕末以降に来日した多くの外国人の手記には、「日本人は幸せそうで、よく喋りよく笑う」と異口同音に書かれています。哲夫井上...浄土宗850年記念の広告記事

  • 言葉を失うと未来を失う

    『言葉の誕生を科学する』(小川洋子・岡ノ谷一夫)、以前紹介したことのある本ですが、亦借りてきたら興味深い記述がありました。「言葉を失うと未来を失う」という事は、以前書いたことがありますが、その関連です。岡ノ谷パットマイムって、言葉を使わない劇で、あれが唯一できないことが時問らしくて、それでパントマイムに詳しい人から聞いたんですけど、パントマイムって「きのう」とか「あした」ことか表現できないそうです。そこでそのときだ「きのう」っていう言葉を出しちゃうらしいんですよ、カードに書いて。小川そうなんですか。じゃあものすごく特殊な言葉ですね、「きのう」「あした」つて。岡ノ谷そうそう。だから「さて三日後……」とかいうのはパントマイムでは表現できないんだって言うんです。小川時間を発見し、それに言葉をつけた人間はやっぱり...言葉を失うと未来を失う

  • この店で一番売れている豆を下さい

    今日の(2022.12.11)『産経新聞』に「」正義をふりかざす日本人―藤原正彦」の寄稿文が掲載されていた。最後の部分だけ転載します。戦後、アメリカニズムが我が国に導入され、幸せを最大にするには自由を最大にすること、自由を最大にするには選択肢を最大にすること、という考えが主流となった。この中で人々は途方もない数の選択肢を前に、絶えず決断を迫られている、選択するには土台となる知識や教養が必要だし、自分でよく考えることも必要だ。しかも選択した結果には責任が伴う。選択とは苦痛なのである。独裁者がなくならない一因だ。私だってコーヒー豆を買うときにはモカ、コロンビア、ブルーマウンテン、キリマンジャロなどと面倒だから、「この店で一番売れている豆を下さい」と言うことにしている。人々は選択が辛いからすぐにメディアやSNS...この店で一番売れている豆を下さい

  • 親鸞の回心は、死ぬ苦しみからの解放である

    昨12月9日(金)14:00より、第1連区ビハーラ研修会・東京教区社会福祉推進協議会教区研修併修会が開催されました。当協議会主催の連区行事でございますので、出来る限りご参加くださいますようお願いいたご講師元国立がんセンター中央病院医師の種村健二朗師で「親鸞の回心は、死ぬ苦しみからの解放である」、オンライン(zoom)開催で、後日録画動画をYouTubeにて限定配信されます。久しぶりに種村先生とお会いしました。親鸞の回心は、死ぬ苦しみからの解放である

  • 聞真会での朝食

    昨日8日(金)10時~京都で会議、17時から東京で忘年会があるので、京都から東京向かっていると、新幹線の中で熟睡していたのであろう「ゴー」という音の中で目を覚ました。意識は地響きのような振動と共に轟音、意識は「これは大きな地震が来たぞー」と目を覚ました。すぐに新幹線がトンネルの中を走行中で、地響きと轟音はその音だった。6日深夜のサッカーから、6午後の婦人会のズーム会議、6時からの拓心会(首都圏居住の若手リーダー)の御門主ご臨席での法話、7日午前8時からの聞真会(国会議員の聞法会)で法話、10時半からの寺での建築の打ち合わせ、17時からのあすなろ会(首都圏居住の財界人の集い)での法話、そして昨日の午前6時から京都への出発と、最近では珍しく過密なスケジュールであったので、新幹線内の熟睡となったようです。写真は...聞真会での朝食

  • 別の次元の意識

    二ヶ月くらい前から、わたしの中で「認識の主体は認識出来ない」ということが、ひかっかっています。ネットで検索しても、その意見が大半です。人間のメタ認知機能には、「認識のしゅかいが認識される」と言うことがあって良いのではないか。浄土真宗で語る悪の自覚の、認識に主体が悪として洞察されることなのでという思いを持っていました。図書館で借りてきた『ニュー・アース』(2008/10/16・エックハルト・トール著)、著者は、2008年にはニューヨーク・タイムズが「アメリカで最も人気のある精神世界分野の著者」と評した。2009年までに、北米だけで三百万部売れた本です。アメリカ屈指のスピリチュアルマスターと言われている。その本の中に、次の様にあります。デカルトの誤りからサルトルの洞察へ近代哲学の祖とみなされている17世紀の哲...別の次元の意識

  • 縛られる日本人

    『縛られる日本人-人口減少をもたらす「規範」を打ち破れるか』(中公新書2715・2022/9/20・メアリー・C・ブリントン著)、社会的側面から日本の少子化の原因を探ろうとしており、男女の役割に対する思い込みや、それが反映する企業の休暇制度などの改変を提言する内容のほんです。一つだけ転載しておきます。人生に対する満足度と、家庭生活および子育てとの関係について簡単に論じたい。なぜ、この点に着目するのか。ほかのポストエ業社会(注)に比べて、日本の人たちは人生への満足度か低い。そして、国際的な研究により、人生への満足度か高し人ほど、子どもをもうける確率が高いという強力な実証データが得られている。この点は、日本の政策立案者にとって重要な意味をもつ。日本政府は、どのように社会を変革するかは、二〇~四〇代の人たちの人...縛られる日本人

  • 口が覚えている

    築地本願寺へ車で行くとき、いまはネットで高速情報を見て、路線を選んでいきますが、以前は、電話で(首都高速テレホンサービス/路線別情報"0356322233")で聴いていました。035632-2233の電話番号は、指が覚えていて、意識しないでも電話番号をプッシしていました。指が覚えているので、人から尋ねられると、その電話番号を伝いえること出来ず、それで指が覚えていると言う事を理解していました。同様に「口が覚えている」と言うことがある様です。私の寺の電話番号と、西原家の電話番号は異なり、呼び鈴の音も変えています。自宅の電話番号は7766-5506ですが、昨日、あるところに電話して、家の電話番号を伝えようとすると、末尾の06が滑らかに出てきませんでした。一昨日、入れ歯を入らたので、口の中の様子がことなり、06の...口が覚えている

  • 旧統一教会対応 僧侶・宗教学者釈徹宗さんに聞く

    3日の法話会の折、世話人が12月2日の『朝日新聞』の記事をコピーして届けてくれました。以下転載です。「旧統一教会対応僧侶・宗教学者釈徹宗さんに聞く」信仰か搾取か不当性の区別を世界平和統一家庭連合(旧統一教会)へ「質間権」が行使され、悪質な寄付勧誘を防ぐ被害者救済新法が国会で審議される。こうした動きは、信仰に生きる識者にはどう映っているのか。浄土真宗僧侶で宗教学者の釈徹宗さんに聞いた。-―旧統一教会の問題をどう捉えていますか。旧統一教会は宗教教団だが、政治・商業カルトでもあり、今回の問題は特殊ケースといえる。被害者や全国霊感商法対策弁護士連絡会の人たちの気持ちを考えれば、一刻も早く救済したい。ただ、権力介入のプロセスをいかに透明化するかが重要だ。この機に段階を整理したほうがいい。一般的な場合、質問権を行使し...旧統一教会対応僧侶・宗教学者釈徹宗さんに聞く

  • 家族に迷惑をかけたくない

    「家族に迷惑をかけたくない」、テレビから流れてくるお葬式の広告です。富裕化の弊害の一つに「迷惑をかけずに生き、死んでいける」という傲慢があります。20年前、荻原浩氏の「母恋旅烏」(小学館文庫)2003年(文庫)を読み、主人公が家族全員を巻き込んでレンタル家族派遣業を営むという内容ですが、これはもう一般的に商売として成立しています。それほど、金銭でなんでも解決するので、一人で生きているという思い込みがなかで暮らしているのが現代なのでしょう。家族に迷惑をかけたくない

  • 言葉について⑧

    8.言葉は私の情念や存在を可視化する『言葉と脳と心失語症とは何か』(講談社現代新書・山鳥重著)からです。以下転載。言葉は心像に名前を与え、整理するさて、こうした心の中のイメージ(心像)を整理してくれるもの、それが言葉です。言葉はわれわれが気づきやすい対象(知覚心像)に名前をつけてくれるだけでなく、感情や観念(超知覚性心像)など、気づきにくい対象にも名前をつけて、気づきやすい状態に変えてくれるのです。名前というのは、それ自身、耳から聞こえる場合は聴覚心像として気づかれます。その名前を文字で表せば、目から見える視覚心像として気づかれます。しかも、それらの名前はすべて記号、すなわち社会全体の約束事として用いられているものです。つまり、はっきりしたカタチを持っています。ですから、あるモノが名前を持つと、それまで気...言葉について⑧

  • 私の動画がありました

    昨未明、目が覚めたので、床の中でスマートホンで調べ物をしていると、築地本願寺東久留米会館で11月の報恩講で法話をした、私の動画がありました。言葉について、書いていますが、法話も言葉について話しています。「築地本願寺東久留米会館」での検索か、下記のアドレスです。https://www.bing.com/videos/search?q=%e7%af%89%e5%9c%b0%e6%9c%ac%e9%a1%98%e5%af%ba%e6%9d%b1%e4%b9%85%e7%95%99%e7%b1%b3%e4%bc%9a%e9%a4%a8&&view=detail&mid=D4B6BD8E6D041C354099D4B6BD8E6D041C354099&&FORM=VRDGAR&ru=%2Fvideos%2Fsear...私の動画がありました

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