野沢尚著・講談社文庫1998年初刊・2001年文庫化江戸川乱歩賞受賞後第1作。著者の野沢尚は、脚本家として数々のヒットドラマ、映画のシナリオを書かれています。 一番好きなのは木村拓哉、中山美穂主演のフジのドラマ「眠れる森」(1998)。北野武監督第1作「その男、凶暴につき」(1989)も同氏の作品ですが、もともと深作欣二監督で進められていたものの超売れっ子だったビートたけしとのスケジュール調整が上手くいかず深作監督は降板、プロデューサーの奥山和由によって、武が監督をすることになる。北野武監督の誕生です。 その後北野武は現場でどんどん脚本に手を入れていったことで野沢尚は不快感を覚えるが、完成した…