鈴木敏夫著・新潮新書 スタジオ・ジブリを作品ではなくマーケティングの面から語られた内容で、とても興味深く読めました。どんなに素晴らしい職人、製品であってもそれが多くの人ね知られられなければ隠れた才能、作品になってしまう。どのようにして自分の惚れ込んだ作品を多くの人に観てもらうか。そして次の作品を生む原資を生み出せるか。 その一方で、宮﨑駿監督最新作「君たちはどう生きるか」は、これまでのマーケティング手法を一切廃止し、逆に「”宣伝をしない”という宣伝」、パンフレットすら上映初週はただのイラスト集で、一般的なストーリー解説、声優の紹介が書かれているパンフレットは上映スタート1ヶ月くらいして売るとい…