木造帆船やまゆり「ふね遺産」に認定五輪の警備艇、江の島で保管タウンニュース江の島ヨットハーバーに保管されている木造帆船「やまゆり」=写真(NPO法人帆船やまゆり保存会提供)=が16日、日本船舶海洋工学会が認定する第9回「ふね遺産」に選ばれた。2本マスト(帆を張るための柱)で、1962年に神奈川県警の警備艇として建造され、その2年後の東京五輪ではセーリング競技の警備任務のほか、国内外の来賓用観覧艇としても活躍。「国内では43フィートの大型木造セーリング・クルーザーで現役の船は珍しく、日本のヨット史の中でも貴重」と評価された。同会は、歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類、その関連設備をふね遺産として認定している。社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝えると共に、国民の「ふね」についての関心・誇り・憧憬を...江ノ島の五輪帆船「ふね遺産」