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夏炉冬扇 http://akigasumi87.blog.fc2.com/

終の棲家となりそうなマンション暮らしのあんなことこんなことを綴っていくつもりです

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2018/05/05

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  • わんわん

    最近は5時になると暗くなる。ダダの散歩も4時過ぎには出なければならない。いつも公園でポケモンgoをいじっていたら一歳半くらいの男の子がヨタヨタと歩いてきた。「ワンワン、ワンワン」「ニャンニャン」と言ってみた。お母さんがちょっと困った顔をした。「ワンワンだよね。ワンワン。ダダっていう名前なの」男の子が嬉しそうに「ワンワン」と言ってダダの前にしゃがんだ。あんまりその坊やが可愛かったのでダダに「クルクル...

  • 紅葉

    寒くなって紅葉便りがテレビで連日報じられている。数年前に京都の大原で鑑賞したことがあった。まだ今のように観光客が多くなかった。苔の上にちりばめたような落ち紅葉がなんとも美しかった。寂光院。ついつい建礼門院徳子のことを考えてしまう。本当に後白河法皇が憎たらしい。後白河法皇といえば、文覚という僧を思い出す。伊豆へ流された頼朝に平家打倒を吹き込んだ僧。それは後白河法皇の企みだった。その文覚が喜捨を集め廃...

  • 早起き

    久々に暗い内に起きた(暗くなってから寝たんだけど)。空気は黎涼。書かなきゃ、書かなきゃとダラダラパソコンに向かっていたけれど進まない。早く渡して楽になりたいのだけれど、最終〆切りが頭のどこかに潜んでいるから情報収集ばかりしてしまう。突然、二十日ばかり早く欲しいと言われた。ええ?そんなぁ!そこから体内時計が狂い出す。昔は一晩で二時間ドラマを書き上げたこともあった。神楽坂の宿に缶詰になって三日で書...

  • 浅田次郎

    この作家の本はかなり読んだ。きっかけは息子に勧められたこと。彼は仕事からすごい読書量だ。枯れ野家に行った時に文庫本を何冊か持ち帰った。娯楽的物語だと認識していたがいつの間にか作者のメッセージが伝わってくるようになっていた。一番感動したのは『壬生義臣伝』…新撰組異聞のような長編小説。架空の人物を歴史にとけ込ませ忠実に維新への道筋を教えてくれた。さらに人間とはなんと哀しいいきものなのかという余韻が続い...

  • 雑音

    右の耳がカサカサと音を立てるのでうるさくて仕方なかった。全ての音が消えたときには蝉時雨のような地虫が鳴いているような音はする。耳鳴りというのだろうか。外界の音が消えると内なる音で悩まされる。が、他の音が聞こえ始めると耳鳴りは消える。外からの音は内からのそれよりはずっと楽だ。つまりあまり蝉時雨には悩まされない。今回のカサカサは外界の音に関係なく耳たぶに触れただけで騒ぎ出す。片方ずつ耳の穴を塞いでみる...

  • エレベーター

    このマンションにはエレベーターが3基ある。ペット同伴ができるおは一基だけ。AIが組み込まれているのかエレベーターは最速でやってくる。しかし、ダダと乗れるそれはなかなかやってこない。下りボタンを押してひたすら待つ。この待つ時間が途方もなく長く感じられる。誰かがこの禁を犯すと紙が貼られる。ここも監視社会だ。20数年前にここを買ったのはペットOKだったからでクーとココの二匹を飼っていた。ゆるやかに二匹を...

  • カメラ

    ふと窓の外を見るとツルが池の水際を歩いていた。うそ!…庭に出てじっくりと眺めた。白と黒の大きな鳥だ。見ている内にコウノトリだと気がついた。それから地方紙では和歌山にコウノトリがやってきた!というニュースが賑わった。豊岡のコウノトリ公園で人工孵化に成功した一羽で足還でしっかりと確認がとれた。地元では「和歌山コウちゃん」と呼んで大賑わいだった。連絡網ができ、現在地を知ることができるまでになって、すっか...

  • 天気がよかったから

    自転車屋さんによって空気を入れた。仕事が進まないのはパソコンの文字が見えにくいから?そこでネットで探したよさげな眼鏡屋さんに行こうというわけだ。調べれば近場に評判の良いお店があるものだ。昔は両手を離して乗りこなしていた自転車だけど。ケンケン乗りが身に染みこんでいるので両足を地面につけて停止するのがこわい。それでもスイスイと目指す店に。工場の倉庫のようにたくさんの箱。全部メガネなのだろうか。結果。パ...

  • わんにゃん

    ダダと歩いていると小さな子が「あ!わんちゃん」とか「わんわん」と言う。幼い子が犬地猫の違いを把握していることに驚く。みんあ優しい顔をしてダダを見る。中には障りにくる子もいる。一番緊張する瞬間だ。犬嫌いにならないようにむげに断れないし、はずみで噛みついては大変だ。「ふわふわ~」と触った子は喜んでくれる。この前、乳母車に乗っている子が「あ!にゃんにゃん」と言った。おかあさんが「にゃんやんじゃなくてわん...

  • 歩道で100才

    いつものようにダダと歩いていると白い車がすうーっと停まった。軽のワゴンでデイサービスの送迎車。おじさんが降りてきて「今から100才のおばあさんがおりてきますよ」と言う。生身の100才の方には会ったことがない。おばあさんの動きは実にゆっくり。当然だけど。おじさんは手押し車を用意して待つ。おばあさんは助手席から手すりにつかまりながら慎重に動く。手すりを探す感じでてが泳ぐ。おじさんは手を出さずにじっと見守る。...

  • 悲哀

    「バルタザールどこへ行く」という録画していた映画を見た。バルタザールというのはロバの名前。労働に遣われている。舞台はフランスの田舎。自動車やバイクが普及し始めた頃。このロバの過酷な生涯を縦軸に関わる人間達の身勝手な生き方が描かれている。モノクロだから怒りや悲哀が増幅される。大きなロバの目があまりにも美しい。そして羊の群れの中で力尽きて死んでしまう。撮影現場をどうしても想像してしまい耐えられない。後...

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