ところでその後も何回かお父様とお会いする機会もあったし、以前と同様にみ言葉をいただいたりしたが、「日本に帰れ」のお言葉は、一回も聞かれなかった。私は、どうかそれをお忘れ下さるように、と祈るような気持だった。そうこうするうちにも、問題は部数拡大という事で、お父様も会社に来られて色々とご指導くださった。•こうなると、あの日お父様が非常に怒られて、挙句の果てに「日本に帰るように」のお言葉まで出てしまったが、それは決してお父様の本心でも何でもなかったのだ。朴普熙先生の言われた通り、あの日に新聞の報告をしたら、とんでもないことになるという事は分かっていたという事なのだ。要するにお父様が、我々の報告を聞こうともされないで、いきなり我々を叱ったのは、我々の億万倍も苦労して闘っておられるお父様の困難な事情を配慮せずにお伺...新聞の摂理(63)お父様の本心
日本に帰れ⁉さて話を元に戻そう。私は海外宣教教師を通じて、海外通信のネットワークを作るための中東・アフリカ巡回を終えて、ニューヨークの本社に戻り、また日常が戻ったわけだが、それは経営の難しさという問題との闘いという事と同義であった。部数の拡大と経営を黒字にすることである。それは、既成の大新聞社でも難しい問題である。況や何の基盤もないこの小さな新聞においては、すぐに経営が黒字になるなどという事は考えられないほど大変なものである。成功していると言われる大新聞社でも、裏では競馬新聞の類を売って金を稼ぎ、帳尻を合わせているというのが現実である。なかなか難しい問題なのだ。話を簡単すれば、これはお父様にご相談する以外に道はないということで、(第二代目)社長のマイク・ウォーダーと私が、お父様をお訪ねした。ところがご報告...新聞の摂理(62)日常に戻る
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