久伊豆神社の藤県指定天然記念物昭和16年(1941)3月31日指定この藤は、株廻り7m余り、地際から7本に分かれて、高さ2.7mの棚に枝を広げています。短冊藤をよむ枝張りは東西20m・南北30m程あり、天保8年(1837)越ヶ谷町の住人・川鍋国蔵が下総国(現・千葉県)流山から樹齢50余年の藤を舟で運び、当地に移植したものと云われています。樹齢凡そ200年と推定されます。花は濃紫色で、枝下1.5m程垂れ、一般に”五尺藤”と呼ばれています。花期は毎年5月初旬が最も見頃で、毎年この頃に藤まつりが盛大に開かれます。フジはマメ科に属する蔓性の落葉樹で、日本・中国・アメリカ・朝鮮に少しずつ異なったものが自生しています。わが国のフジは、大別して、ツルが右巻きで、花は小さいが花房は1m以上になるノダフジと、左巻きで、花は...久伊豆神社の「藤」