京都のパスタ屋さんには、 「つゆだくカルボナーラ」というメニューがあります。 「ただのスープスパゲティやんけ!」と、 関西弁でツッコミたくなるメニューなのですが、 女性に人気があります。 ネーミングで興味をそそり、 味でお客さまを捕まえています。 これを「目先を変えただけ」と捉えるか、 「優れた戦略」と捉えるか。 ハッキリ言うと、 “小手先のテクニック”ではありますが、 成功事例としてご紹介しておきましょう。
ある居酒屋さんでは、 メニュー表に店員さんの顔写真を載せています。 名前と簡単なプロフィールつきで、 店員さんを憶えてもらうためにしていることです。 お店とお客さまとの距離を縮めるために もっとも重要なのは、 店員さんとお客さまとのコミュニケーションです。 挨拶や注文を聞くだけの関係より、名前を呼んで、 他愛もない会話をすることの方が、 より親しみを感じやすく、 何度も足を運びたくなるものです。
成田空港国際線出発ロビー。 出国審査を終えてロビーに入ると、 目の前に「美顔ローラー」のショップがありました。 ただテーブルの上に商品を並べただけのお店です。 この美顔ローラーは、1台2万円という高額ながらも、 1日に10台20台と売れています。 簡易なお店なのに、なぜ売れるのでしょうか。 その秘密は、場所にあります。 飛行機の利用者にとって、 出国審査は精神的な負担であり、落ち着かないものです。 その審査が終わると、 ホッとして、心に余裕が生まれます。 その瞬間、目の前にこのお店が出現するのです。 元々女性が興味を示す商品である上..
鹿児島の屋久島は、雨が多いと言います。 「ひと月に35日雨が降る」と言われるほど。 そんな厳しい生活環境でも、 人びとには普通の暮らしがあり、 普通の消費行動があります。 しかし、一部のお店では、 “雨が多い故に繁盛している”という、 興味深い事例があります。 雨が多いと洗濯物が乾かず、 時にはカビが繁殖してしまうことも。 よって、クリーニング店が繁盛しているのです。 また、雨が多いと、 外で何かをする楽しみが奪われるので、 カラオケ店が流行っています。 こうした事象から、雨による困りごとを解決する、 新しいビジネスが考えられるのではないで..
ある味噌汁専門店のメニューに載っている具材名には、 「゛(濁点)」がついていません。 「くしら」「はまくり」「しゅんさい」 「ゆは」「ししみ」「とせう」 “汁が濁らないように”という言葉遊びなのです。 味噌汁の味にはまったく関係ないのですが、 これを“小粋”な演出だと感心する人は多いのです。 どうでもいいことだと思うかもしれませんが、 小さな遊び心は大切なのです。
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