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佐藤きよあき
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住所
日高川町
出身
尼崎市
ブログ村参加

2017/12/04

  • 徹底的にやる!

    フィリピンのケンタッキーフライドチキンには、 肉好きを驚嘆させるメニューがあります。 「Double Down Dog」。 大きなソーセージをサンドした ホットドッグなのですが、 驚くのはドッグパン代わりのもの。 ドッグパンではなく、 ソーセージを挟むことのできるカタチをした、 チキンフィレのフライなのです。 つまり、ドッグパンのカタチをしたフライドチキンで、 ソーセージを挟んでいるのです。 肉をサンドした肉。 これは、肉好きにはたまりません。 大きなソーセージだけでは、インパクトがありません。 やるなら、これくらい徹底した方が、注目..

  • 常識を超えろ!

    あるクリーニング店では、 業界の不況に飲み込まれることのないよう、 新たな市場を開拓しました。 これまでクリーニング店とは まったくの無縁だった分野に、アプローチしたのです。 洗濯はできないとされてきた、剣道の防具です。 金属や皮、漆塗りなど、 さまざまな素材が使われているため、手入れはできても、 洗濯することは不可能だと思われていました。 よって、強烈な匂いがしても、 我慢するのが常識だったのです。 そこで、このクリーニング店は洗濯方法を研究し、 諦めていた剣士たちに救いの手を差し伸べたのです。 「面」「小手」「垂」のセットで、 7500円..

  • 他の業態をマネする。

    三重県松阪市に、回転焼き肉のお店があります。 焼き肉を“回転寿司形式”で食べさせるお店は、 全国で見られるようになってきましたが、 このお店はちょっと違います。 高級な松阪牛をもっと手軽に食べてもらうための 実験的な店舗です。 このお店なら、庶民でも 松阪牛のさまざまな部位が食べられます。 高級な食材・料理であっても、 店舗費や人件費を押さえることができれば、 より多くの人に食べてもらうことができるのです。 “回転寿司形式”には、そんな可能性があります。

  • 小手先のテクニックは大事!

    京都のパスタ屋さんには、 「つゆだくカルボナーラ」というメニューがあります。 「ただのスープスパゲティやんけ!」と、 関西弁でツッコミたくなるメニューなのですが、 女性に人気があります。 ネーミングで興味をそそり、 味でお客さまを捕まえています。 これを「目先を変えただけ」と捉えるか、 「優れた戦略」と捉えるか。 ハッキリ言うと、 “小手先のテクニック”ではありますが、 成功事例としてご紹介しておきましょう。

  • 商売は、やはり人の繋がり。

    ある居酒屋さんでは、 メニュー表に店員さんの顔写真を載せています。 名前と簡単なプロフィールつきで、 店員さんを憶えてもらうためにしていることです。 お店とお客さまとの距離を縮めるために もっとも重要なのは、 店員さんとお客さまとのコミュニケーションです。 挨拶や注文を聞くだけの関係より、名前を呼んで、 他愛もない会話をすることの方が、 より親しみを感じやすく、 何度も足を運びたくなるものです。

  • 緊張から解放された時、そこに商機あり!

    成田空港国際線出発ロビー。 出国審査を終えてロビーに入ると、 目の前に「美顔ローラー」のショップがありました。 ただテーブルの上に商品を並べただけのお店です。 この美顔ローラーは、1台2万円という高額ながらも、 1日に10台20台と売れています。 簡易なお店なのに、なぜ売れるのでしょうか。 その秘密は、場所にあります。 飛行機の利用者にとって、 出国審査は精神的な負担であり、落ち着かないものです。 その審査が終わると、 ホッとして、心に余裕が生まれます。 その瞬間、目の前にこのお店が出現するのです。 元々女性が興味を示す商品である上..

  • 「雨が多い」に、ビジネスチャンス!

    鹿児島の屋久島は、雨が多いと言います。 「ひと月に35日雨が降る」と言われるほど。 そんな厳しい生活環境でも、 人びとには普通の暮らしがあり、 普通の消費行動があります。 しかし、一部のお店では、 “雨が多い故に繁盛している”という、 興味深い事例があります。 雨が多いと洗濯物が乾かず、 時にはカビが繁殖してしまうことも。 よって、クリーニング店が繁盛しているのです。 また、雨が多いと、 外で何かをする楽しみが奪われるので、 カラオケ店が流行っています。 こうした事象から、雨による困りごとを解決する、 新しいビジネスが考えられるのではないで..

  • 遊び心に人は惹かれる!

    ある味噌汁専門店のメニューに載っている具材名には、 「゛(濁点)」がついていません。 「くしら」「はまくり」「しゅんさい」 「ゆは」「ししみ」「とせう」 “汁が濁らないように”という言葉遊びなのです。 味噌汁の味にはまったく関係ないのですが、 これを“小粋”な演出だと感心する人は多いのです。 どうでもいいことだと思うかもしれませんが、 小さな遊び心は大切なのです。

  • 「豚汁」が“売り”となっている食堂。

    静岡にある「枡形(ますがた)」という食堂は、 豚汁が美味しいことで有名です。 豚汁目当てに、全国からお客さまがやって来ます。 失礼ながら、どこにでもある食堂です。 豚汁が美味しいというだけで、 なぜそこまで人気があるのでしょうか。 そこには、“美味しい豚汁”の域を超えた、 こだわりがあるからです。 作り方を聞くと、もはや豚汁ではありません。 常識を覆す作り方に、驚くしかありません。 豚骨や鶏ガラ、煮干しなどの魚介系で 出汁を取るところから始まります。 一般的な豚汁で、豚骨や鶏ガラを使うことなど ありませんから、味も想像できません。 作..

  • 病院に行く人たちを助ける!

    以前、病院内に「スターバックス」が 出店しているのを見て、 「なるほどなぁ〜」と感心したことがあります。 病院というところは、 患者も家族も“待つ”ことの多い場所です。 人気のあるカフェがあるのは、とても嬉しいことです。 また、この病院の近くには、 「ダイソー」がオープンしました。 入院に必要な箸、スプーン、コップといった生活用品や 介護用品などを100円で買うことができます。 入院にはお金が掛かるので、非常に助かります。 別の病院には、コンビニができていました。 入院患者や家族が便利なだけではなく、 このコンビニでは焼きたてパンが売られ、..

  • 言葉の印象が武器になる!

    売りにくい商品を売ろうとする場合には、 その弱点を違う言葉に置き換えて アピールすれば良いでしょう。 たとえば飲食店で、 安く売るために、食材を少なくしなければならない場合。 ホルモンの量が少ない「ホルモン煮定食」では、 物足りない、しょぼい定食と認知されてしまいます。 しかし、これを「スープが旨いホルモン煮定食」 としたらどうでしょう。 ホルモンの味が染みたスープがメインとなり、 お客さまも納得してくれます。 また、牛肉の切れ端や脂ばかりの肉、 固い肉を焼き肉として売る場合。 「ガッツリカルビ」としてはどうでしょう。 安くて、たくさん食..

  • 「日本」が売れる!

    カナダのバンクーバーに、 「JAPADOG」というホットドッグ屋さんがあります。 日本人が屋台から始めたお店で、 現在大人気となり、行列ができるほど。 店舗数も拡大しつつあります。 ここのホットドッグは、 日本食とホットドッグを融合させたもの。 「TERIMAYO」「OROSHI」「TONKATSU」 「KOBE BEEF」「OKONOMI」……と、 日本テイストの味が売りとなっています。 ホットドッグと言えば、定番メニューで、 多くの人が日常的に食べるものです。 つまり、美味しければ、 たくさん売れることがわかっているメニュー。 そこに..

  • 遊び心が人を呼ぶ!

    あるおでん屋さんには、 「まぬけ」というおでん種があります。 ねぎを串に刺しただけのものです。 まぐろとねぎの「ねぎま」から、 まぐろを抜いたから「まぬけ」なのです。 お上手! こうした、どうでも良いようなことが、 お客さまとの会話のキッカケとなり、 それが話題となって、口コミが広がるのです。 ただの言葉遊びだと、バカにしてはいけません。

  • 世の中の「待ち時間」を狙え!

    コインランドリーの待ち時間と言えば、 その場で本や雑誌を読むか、一度自宅に戻るか。 この待ち時間に商機アリ! コインランドリーとパンケーキ屋さんがコラボして、 隣同士でお店を開店させました。 洗濯している間、隣接のパンケーキ屋さんで、 カフェタイムを取ることができます。 各洗濯機に設置された装置に、携帯番号を入力すると、 洗濯終了を電話で教えてくれるようになっています。 コインランドリーを利用するお客さまが、 虚無な時間を過ごすことなく、 くつろぎの時間を得ることができます。 なるほど! なアイデアです。 “待ち時間”は、他にもたくさんあり..

  • 生産者が小売りを。小売りが生産者に。

    不況のなかでも、元気な飲食店はたくさんあります。 牧場直営のステーキ屋さん・焼き肉屋さん。 漁協・漁師が営む、海鮮料理店。 採れたて新鮮野菜を提供する、農家レストラン。 これらのお店は、生産者直営なので経費が少なく、 安く提供しても大きな儲けがあります。 消費税が上がっても、恐れるものはありません。 これからもっと増えていく業態です。 生産者自ら経営することで、流通を簡略化すれば、 売る側にもお客さまにも大きなメリットが生まれます。 今後は、生産者が小売りをし、 小売店が生産に乗り出すことが、 勝ち残っていくための、 ひとつの手立てとなることで..

  • 書店が生き残るには?

    小さな個人書店が、次々に潰れています。 本を読まなくなったことや万引き被害などが、 その原因です。 この状況から抜け出し、生き残るために、 新たな取り組みを始めている書店があります。 「書店+○○○」という兼業化。 「書店+ホテル」「書店+居酒屋」「書店+カフェ」。 本をゆったりと読んでもらい、 購入に繋げようという試みです。 加えて、別業種での収入確保が図れます。 また別の取り組みとしては、専門書店化があります。 ある分野の書籍に特化した書店。 「食」に関する本のみ。 「猫」のみ。 「旅」のみ。 専門書に絞ることで、 マ..

  • 「身体に良い」は、ピリリと効く販促策。

    あるラーメン屋さんのカウンターには、 「高麗人参酢」という調味料が置かれています。 ラーメンの味を途中から変えるためにあるのですが、 身体に良さそうな名前なので、誰もが試してしまいます。 この調味料は、「血流促進」「冷え性改善」「肥満予防」 に効果があると言われているものなので、 頻繁にラーメンを食べる人にとっては、 嬉しいサービスなのです。 気休めと言えなくもないのですが、 これがあることで、安心して カロリーの高いラーメンを食べることができます。 つまり、リピーターになりやすいのです。

  • 独自ランキングで、決断を後押し!

    飲食店で何を注文するかを迷った時、 ふと見上げると、「人気メニューランキング」が。 これを見たほとんどの人が、 その中から注文するメニューを決めます。 人気があるのなら、美味しいに違いない。 と、力強く背中を押してくれるのです。 人は、さまざまな場面で迷います。 そんな時、ヒントを出してあげたら、 決断しやすくなるのです。 ひとつだけをお奨めしたのでは、 それは押しつけになりますが、 ランキングで選択肢を示してあげれば、 選んだの自分なので、自らの決断だと納得できるのです。

  • 本当のおもてなし。

    ある老舗ホテルでは、お客さまがゴミ箱を机の下から ベッドの隣に移動させていたら、 清掃後もその場所を変えません。 次回、宿泊した時にも、同じ位置に置きます。 こんな細かなところまで、 お客さまのデータを記録しておくことに脱帽です。 お客さまは気づかないかもしれませんが、 これが本当のおもてなしではないでしょうか。

  • 将来の従業員を育てる。

    保育専門学校付属保育園というものがあります。 学校のカリキュラムとしての実習があるので、 併設の保育園があれば、そこで実施することができ、 受け入れ先を探す必要がありません。 保育園の利用者からすれば、 人材不足で子どもたちに目が行き届かない、 ということがないので、安心して預けることができます。 保育園としても、常に実習生がいるので、 人材不足の心配が少なくなります。 この事例から考えられるのは、 人材不足で悩む企業・お店は、 その業種を目指す人のための専門学校を作れば良い、 ということです。 というと話が大きくなり過ぎるので、 専門学校の実習..

  • リスクの少ない業態を選べ!

    飲食店を開業するには、 まず料理を学ばなければなりません。 しかし、ビジネスとして参入するなら、 料理人を雇う方法もあります。 ただし、商売の最大リスクは人件費です。 先のわからない勝負に、リスクを背負うのは危険です。 とすると、自分で調理するか、 調理の不要な業態を選べば良いのです。 「しゃぶしゃぶ」or「焼肉」。 仕入れ先を厳選すれば、肉の素人でも構いません。 お客さまが自身で調理するので、料理人も不要です。 アルバイトだけなら、人件費は半分以下。 業態の特性を考えると、1階店舗である必要もないので、 家賃も半分。 これだ..

  • 社長の心構え。

    企業の商品開発担当者が、 社長のOKをもらいに行きます。 緊張の瞬間。 「いいじゃないか。これでいこう!」。 担当者はホッとし、思わず「ありがとうございます」。 よくある光景なのですが、私は違和感を覚えます。 なぜ、従業員が社長に礼を言うのでしょうか。 社長の命令で一所懸命に作り、完成させたのだから、 礼を言うのは社長ではないでしょうか。 「いい商品を作ってくれて、ありがとう!」と。 社長は、 それくらいの器量を持っていなければなりません。

  • お米周辺にビジネスチャンス!

    日本人によるお米の消費が減ってきています。 とは言うものの、お米に対する執着は強く、 おいしいお米やご飯を美味しく食べる方法に関しては、 かなり敏感に反応します。 お米の銘柄にこだわり、ご飯の友を探し求め、 ご飯を美味しく炊くための炊飯器が発売されると、 高額でも躊躇なく買ってしまいます。 やはり、日本人にとってお米は特別な存在。 すなわち、お米・ご飯に関することには、 お金を使うということ。 お米、炊飯器、水、ご飯の友、 食器、テーブルや椅子……。 ご飯を美味しく食べるために“欲しい” と思ったものには、すぐに手を出してしまうのです。 ..

  • 一流とは何か?

    ある割烹料理店では、お客さまにお出しする割り箸を あらかじめ湿らせておきます。 乾いた食べ物が、 箸につかないようにする心配りなのです。 箸をお出しする時には、 「お箸を濡らしておりますが、 もし乾いたお箸がよろしければ、 代わりをお持ちいたします」 と、ひと言添えています。 このお店は、有名な老舗です。 老舗は、商品だけではなく、そのすべてが一流なのです。

  • お客さまの食べ残し?

    大繁盛している、ある料理屋さんでは、 お客さまの食べ残したものを後でチェックするそうです。 そして、二度とその料理・食材を 出さないようにしています。 お客さまの好きなものを聞いて出すのではなく、 嫌いなものを出さないようにするのです。 お客さまも気づかないような心遣いですが、 もし誰かと一緒に来店した時、 自分だけ嫌いな食材が使われていないことに気づいたら、 どう感じるでしょうか。 その感激・感動は、非常に大きなものになります。 これぞ、繁盛店のおもてなしです。

  • たった1つのメニューで勝負!

    福岡にある居酒屋のランチタイムメニューは、一品のみ。 「サバ定食・900円」。 連日行列ができる、人気店となっています。 脂がのって、ふっくらとした焼きサバ。 豆腐、漬け物、味噌汁、ご飯。 ご飯はおかわり自由。 一品しかないので、注文する必要もなく、 席に座れば、定食が運ばれてきます。 焼きサバによほどの自信がなければ、 こんな商売は成り立ちません。 どれほどの歳月を掛けて、 辿り着いたのかはわかりませんが、 たったひとつのことを極めれば、 人は集まってくるということの表れです。 お見事!

  • 弱者が勝ち抜く手立て。

    仙台・秋保温泉にある小さなスーパー 「主婦の店・さいち」。 売り場面積80坪ほどの家族経営のお店です。 ここは、“手づくりおはぎ”で知られており、 全国から多くの人がやって来ます。 朝、開店前から大行列ができるお店なのです。 ここのすごいところは、観光バスが立ち寄ることです。 休憩場所もない、ごく普通の小さなスーパーなのに、 ツアー客がやって来るのです。 失礼ながら、たかがおはぎです。 なのに、そこまで魅力があるのかと思うと驚きです。 商品力がどれほど重要なのかがわかります。 田舎町のありふれたスーパーであっても、 全国の人に知られる存..

  • 可愛いフルーツはウケる!?

    イチゴとメロンをモチーフにした 革製品だけを販売するお店があります。 たとえば、メロンの網目模様がついた財布。 この網目には、 「夕張メロン」と「クラウンメロン」の種類があります。 財布の中の色も赤肉と青肉になっています。 また、イチゴのコイン&パスケースは、 イチゴの形をしているのですが、 「あまおう」と「スカイベリー」があり、 若干形が違っています。 素人にはわからない違いです。 この小さなこだわりがユニークですね。 笑いが取れると、注目を集めやすくなります。 非常に面白いビジネスモデルです。 ただ、イチゴとメロンだけで長く続..

  • 言葉の力で売れ!

    飲食店で、「マウンテン」と名のつくメニューを 見掛けるようになりました。 「唐揚げマウンテン」「ローストビーフマウンテン」。 山のように盛りつけていることから、 この名がついたのですが、 「大盛り」「デカ盛り」より、インパクトがあります。 ただただ“多いのだろう”と想像するのではなく、 “どれほど盛りつけられているのだろう” という好奇心が湧いてきます。 単なるブームなのですが、 注目度を高める効果はかなりのものです。 ネーミングだけの違いなのですが、 「言葉の力」を感じます。 他にも、「天丼」や「カツ丼」、「海鮮丼」 「ざるそば」「パフェ」..

  • 「いちご」の秘めたる可能性。

    女子はスイーツ命。 中でも、いちごを使ったスイーツには、 目の色が変わります。 いちごの季節になると、 ホテルでは「いちごフェア」が大盛況。 料理もスイーツもいちご尽くし。 120分5800円、90分5000円 という高額なビュッフェが、毎回満席となっています。 スイーツのお店もスーパーのお菓子売り場も いちごだらけ。 そんな需要に応えるため、いちご農家も増殖中。 品種も全国で300種以上存在しています。 いちご市場は、バブル期だと言っても良いでしょう。 参入するなら、いま。 ファッションや雑貨、文具、 家電にも可能性はあります..

  • 飲食店の他県展開は、味の嗜好が同じ地域へ。

    地方で人気のあるラーメン店が、 東京に進出して、失敗することがよくあります。 その原因は、競争の激しさやレベルの違いにあります。 しかし、それだけではありません。 味の嗜好の差もあります。 東京の人の味覚に合わなかったのです。 これは、どうしようもないことです。 私の地元である和歌山のラーメンは、 豚骨醤油が主流で、 かつて東京に何店舗かが出店しましたが、 全滅してしまいました。 ラーメンブームで少し人気が出たからといって、 何も考えずに進出してしまったのです。 嗜好の違いには、勝てなかったのです。 そんな豚骨好きの和歌山には、 九..

  • プラスアルファで稼ぐ!

    銭湯は、心身ともに癒される場所です。 気持ち良く、心地良く。 風呂上がりにはコーヒー牛乳を飲んで、 誰もが昭和の風情をも体験できるところ。 大阪府豊中市にある銭湯では、 風呂上がりの光景が若干違っています。 脱衣所から出ると、そこはたこ焼き屋さん。 子どもからお年寄りまでが、たこ焼きを食べながら、 ビールやジュースを飲んでいます。 風呂に入れば、小腹も空いて、喉も乾きます。 そこに、たこ焼きとビールがある。 誰もがくつろいでしまうでしょう。 銭湯だけでは経営が厳しい時代。 利益率の高い粉ものとビールは、 安定した収益をもたらしてくれま..

  • 作っているものへの自信。

    1本720ml、1188円(税込み)の牛乳があります。 驚きの価格ですが、美味しいと評判になっています。 自然の中で丁寧に育てられているとはいえ、 なぜ、そこまで高いのでしょうか。 環境や飼料、育て方が違うのはもちろんですが、 この牧場の“姿勢”が、 高くても売れる牛乳を生み出しているのです。 牧場長曰く、 「生き物である牛が作った乳が、 ジュースと同じような価格で 売られている方がおかしい」。 飲料市場への疑問や消費者への問題提起とも言えます。 この言葉には、説得力があります。 生き物からいただく有り難い飲み物だ、 ということは心に..

  • お客さまが調理するので、料理人いらず!

    ある居酒屋さんでは、お客さまの前に七輪を置き、 いろんな干物をその場で焼いて、食べさせてくれます。 と言っても、焼くのはお客さま。 興味を持った干物を選び、 自分好みの焼き加減で食べることができます。 お店の人は、焼き方を教えるだけ。 このお店は、ほぼ干物だけを提供しているので、 料理人が必要ありません。 料理をしなくても、 お客さまは満足して帰っていくのです。 このように、調理をしない飲食店が有利であることは、 業界では常識です。 焼き肉やしゃぶしゃぶもそうです。 お客さまに料理をしてもらう方法を考えれば、 料理人がいらないので、 ..

  • お客さまの一番大切なものを提案する。

    大金を注ぎ込んで建てる家。 悩んで、迷って、時間も掛かります。 お客さまは、買った後の生活を想像して、 その理想に近い家を選択します。 見ための理想もあれば、暮らしぶりの理想もあります。 そこで、お客さまの決断を促す方法があります。 「一番大切なものは何か」を提案するのです。 家族の絆、夫婦の時間、子どもの成長……。 たとえば、 「子どもとの会話が弾む間取り」 「夫婦がゆったり寛げる寝室」 「子どもの勉強効率が上がる部屋」 「働くママの家事が3割軽減される動線」 「ひとりになれる場所と家族が集う場所」。 このように、見ためではない部分、 ..

  • 楽しさの演出で、客単価アップ!

    仙台市にあるハマグリ料理のお店には、 「わんこハマグリ」というメニューがあります。 焼きハマグリを昆布と鰹の出汁で食べるというものです。 わんこそばと同じく、「ストップ」と言わない限り、 ずっとハマグリが出てきます。 定額の食べ放題ではなく、1皿3個ずつの料金ですが 人気となっています。 わんこそばもそうですが、こうした方法で提供されると、 お客さまは調子に乗ってというのか、意地になって、 食べ続けてしまいます。 つまり、客単価が上がっていくということです。 少量の料理を“わんこ”スタイルで提供すれば、 お客さまも楽しいし、お店も儲かりますね。

  • ホテルの居酒屋をブラッシュアップ!

    あるホテルの館内には、 海の幸を楽しめる屋台風居酒屋があります。 ホテル内に居酒屋があるのは普通で、 食後や寝る前にお酒を楽しむ場所となっています。 しかし、このホテルの居酒屋は、 お酒を呑むのはもちろん、海鮮料理に力を入れていて、 お客さまは“食べるために”ここを訪れます。 そのために、わざわざ 「食事なしプラン」で宿泊しているのです。 珍しいケースですが、ホテルとしては、 食材を共有できるので無駄がなく、 しかも料理とお酒で客単価が大きくアップします。 ぜひ、マネしたいところです。 館内に作る場所がないなら、 ホテル近くに直営の居酒屋を作..

  • ゲームは盛り上がる!

    ある居酒屋さんには、 「チンチロリンハイボール」というメニューがあります。 それを注文すると、 サイコロが2つ入った茶碗が差し出されます。 そう、賭博の「チンチロリン」です。 振ったサイコロの目によって、勝負します。 このお店では、 2つのサイコロの目を足した数が、偶数なら半額に、 ゾロ目なら無料に、奇数なら倍額になります。 かなりのギャンブルに思えますが、倍額になっても、 ハイボールの量が倍になって出てくるので、 お客さまに損はありません。 お店にとっては、注文が増えたことと同じになります。 酒の席では、こういう単純なゲームがウケるのです。

  • 店主は人間磨きを!

    店主の人柄に惚れて、 常連さんになることはよくあります。 お店や商品はほどほどでも、 店主に会うために通う人もいます。 そんな愛されている店主には、 面白い人が多いのです。 笑いのセンスがある人です。 たとえば、臨時休業を知らせる 張り紙1つにもユーモアがあります。 「お客さんにスイカが「おいしくない」っ言われて 兄がいじけたので休みます。 兄はほめられてのびるタイプなのになぁ〜」 「道重さゆみがモーニング娘’14を卒業した為、 臨時休業致します。 (ももクロにのりかえます)」 「浮気がバレたので、今日は閉店します。 またのお越しをお..

  • 流行は“作為”から生まれる!

    ある雑誌が、 「今年流行するものランキング」を発表しています。 情報収集力・分析力に長けている雑誌編集部が 導き出したランキングなので、 予想が外れることは少ないと思います。 ……と言いたいところですが、??? 世の中の流行は、自然発生的に生まれるものは少なく、 ほとんどの場合、企業によって創り出されています。 衣食住すべてにおいて、 「今年はこれ!」と決めたものを新商品として発売し、 「今年流行するもの」として、 メディアに取り上げてもらうのです。 実際に流行っていなくても、 メディアが流行っていると流せば、 その時からブームが起こるのです。 ..

  • 「常識」や「イメージ」は捨てろ!

    神戸・三宮の繁華街に、 ホットドッグの移動販売車が止まっています。 ホットドッグと言えば、日本では浜辺や公園のイメージ。 アメリカでは、街中。 繁華街(飲屋街)で販売しているのは、 珍しいのではないでしょうか。 しかも、もっと不思議なのは、真夜中に売っていること。 このお店は、 飲んだ帰りのお客さまをターゲットにしているのです。 「飲んだ後はラーメン」のイメージですが、 意外にもホットドッグは売れるそうです。 常識やイメージに囚われないことが 大切だということです。 だとすると、売る場所や売る相手は、 もっと柔軟に考えるべきですね。

  • レトロを今風アレンジ!

    中高年以上には懐かしい「パインアメ」。 最近、いろんなところで見かけるようになりました。 たとえば、「パインカステラ」。 サブタイトルには、「パインアメの味をカステラに」。 食べてみましたが、ふわふわしっとりとしていて、 パインアメの味と香りが生きていました。 ただの話題づくりではなく、 しっかりと美味しいカステラです。 他にも、 「パインアメソフトクリーム」「パインバーム」 「噛むブレスケア・パインアメ味」 などが出ているようです。 古いものは、年配の人には懐かしく、 若い人には新しいので、注目度はかなり高くなります。 古き良きもの..

  • お客さまの脳を刺激する!?

    ある居酒屋さんでは、 「何、それ?」というメニューがあります。 ノンアルコールビールと焼酎を組み合わせた 「ゼロ酎ハイ」。 変わった組み合わせなので、 興味を持つ人はたくさんいます。 しかし、よく考えれば、 何のための「ノンアルコール」なのか、という疑問が。 せっかくアルコールを抜いたものに、 アルコールを足しているのです。 結局、変な味のビールになるだけではないでしょうか。 ここで、お客さまから「ツッコミ」が入ります。 「何の意味があるの?」「何のこっちゃ!」。 でも、面白がって注文してしまいます。

  • “ここだけ”のメニューで人気!

    和歌山の国道沿いで古くから営業している、ある食堂。 一膳めし屋という風情で、 お客さまは車で立ち寄る常連さんばかり。 このお店には、 恐らく日本中でここだけであろうメニューがあります。 「にゃんこ飯」。 みなさんよくご存知の“ねこまんま”です。 ご飯とかつお節の、あの組み合わせ。 ねこのご飯もしくは家庭でしか味わうことのない メニューを堂々と販売しているのです。 ご飯とご飯の間に、 しょうゆに浸したかつお節が挟まっています。 赤い弁当箱に入り、味つけ海苔が別添えで出されます。 決して外食では見ることのないメニューですが、 これにハ..

  • 人を喜ばせるセンスを!

    あるオークションサイトに、 キャラクターフィギュアを出品した日本人がいました。 落札したのは、海外の人。 出品者から送られてきた荷物を開けた落札者は、 非常に驚き、感激しました。 荷物の中身を写真に撮り、SNSにアップしたところ、 大絶賛するコメントが多数寄せられました。 この出品者は、箱に入ったフィギュアを 保護するための緩衝材の代わりに、 日本のスナック菓子を使っていたのです。 スナックは窒素を充填しているので、 緩衝材に適しています。 海外の人にしてみれば、欲しいモノを落札できた喜びに、 日本のお菓子と出逢えた喜びも加わり、 感動もより..

  • お客さまが、“面白がる”こと。

    東京・谷中のある居酒屋には、 サワー(酎ハイ)が約140種類もあります。 味噌サワー・甘酒サワー・おしるこサワー・ キムチサワー・かぼちゃサワー・ポタージュサワー……。 試すのを躊躇してしまうような、 いわゆる“ゲテモノ”です。 しかし、これがお店の“売り”になっています。 怖いもの見たさのチャレンジャーが、 毎夜「マズい!」「いまいち!」「なんだ、これは?」 と文句を言いながら、笑顔で呑んでいます。 変なものを楽しんでいるのです。 このお店のすごいところは、新しいサワーを考える時、 店主は味見をしないということ。

  • アナログは愛されている!

    音楽がデジタルデータで販売されるようになり、 CDさえ消えようとしています。 しかし、ラジカセなどで録音・再生する カセットテープが、密かに生き延びています。 デジタルの苦手な中高年が、 操作の楽なカセットレコーダを いまだに利用しているのです。 カラオケを練習する際に、録音が容易で、 聞きたい部分がすばやく再生できるカセットの方が、 使い勝手が良いのです。 そんな需要が増えていることを受け、 カセットテープのメーカーが、さらに使いやすいように、 1、2曲だけを録音できる 「10分用テープ」を販売しました。 それが中高年の需要に合致し、 販売数..

  • クレーンゲームの可能性。

    以前はぬいぐるみばかりだったクレーンゲームですが、 最近はお洒落な雑貨やお菓子など、 そのバリエーションは豊富になっています。 千葉県にある道の駅には、 生きている「サザエ」のクレーンゲームがあり、 立ち寄った人びとを面白がらせています。 お土産にサザエを、という遊び心ですが、 話題性があって、楽しいアイデアです。 他の地方にも、伊勢エビやロブスター、 カニ、ホタテなどの海鮮物や ウーパールーパー、カブトムシ、ミドリフグなどという ユニークなものがあります。 このアイデアを拝借し、 さまざまなお土産のクレーンゲームを作り、 産品販売所や道の駅、旅館な..

  • メニューがひとつの居酒屋。

    おばちゃんが1人で切り盛りする居酒屋には、 メニューがありません。 「おまかせ」あるいは「何でも作ってくれるのか」 と思うでしょうが、どちらもハズレです。 「お通し5品 300円」。 料理は、これだけなのです。 席に座れば、この5品が出されます。 注文するのは、飲み物だけ。 おばちゃんにはファンがいて、 おばちゃんの料理にもファンがいて、 メニューのないことに文句を言うお客さまはいません。 出された料理をつまみながら、お酒を飲みます。 しかも、たった300円なので、 その分の浮いたお金をお酒にまわします。 つまり、お酒の注文がどんどん..

  • ネットなら、何でも売れる!?

    オーダーメイドの「お守り」があります。 一人ひとりの願いごとを聞き、 日本の伝統的な文様を組み合わせたデザインの 「お守り」を作ってくれます。 ネット上のサイトで注文でき、 1つ3000円(税・送料込み)。 高いようにも感じますが、売れているようです。 不思議なのは、自分の足でお参りもせず、 「お守り」だけをネットで購入すること。 それでご利益があると 信じることができるのでしょうか。 やはり日本人は、本当の信仰心がないのでしょうね。

  • おばさんは、お金持ち!

    平日のランチタイム。 イタリアン・フレンチ・和食・スイーツなど、 女性ウケするお店をテレビ局が取材していると……。 そこに映っているのは、40〜50代のおばさんたち。 ここ2,3年、急激に増えています。 たまの女子会なのかとも思うのですが、 ひとりで来ている人も結構います。 それは、どのお店を見ても同じです。 仕事はどうした? 家事は済んだの? いらぬお世話でしょうが、 「それで良いのか」と心配してしまいます。 憂さ晴らしなのかもしれませんが、 毎日のように出掛ける人も多いようです。 その中で目立つのが、 スマホでインスタ用写真..

  • 一点集中のアピールが効く!

    東京・有楽町にある居酒屋さんの 看板や暖簾に書かれているのは、 「インドマグロの玉菊」。 普通の居酒屋さんなのですが、 イチオシがインドマグロなのです。 日本では、クロマグロに次ぐ高級品として知られ、 それが比較的安く食べられるので、 このお店にはマグロファンが殺到しています。 マグロファンでなくても、 このキャッチフレーズには興味を持ってしまいます。 まず、一般人はマグロの種類まではあまり知らず、 「どんなマグロだろう?」と考えます。 また、あまり聞いたことのないインドマグロを 推しているお店にも興味が湧きます。 つまり、新鮮で斬新さを感じ..

  • 「アンケート」を参考にすれば、確実に……。

    「お弁当に入っていたら最も嬉しいおかずは?」 というアンケートがありました。 1位「唐揚げ」 30.8% 2位「卵焼き」 19.1% 3位「ハンバーグ」 9.0% 4位「エビフライ」 8.5% 5位「しょうが焼き」 7.9% 6位「特にない」6.0% 7位「ウインナー」5.6% 8位「ミートボール」 4.2% 9位「煮魚・焼魚」 3.8% 10位「惣菜(きんぴらなど)」 1.2% 11位「スパゲッティ」1.1% 12位「生野菜」1.0% 13位「焼きそば」 0.9% 14位「その他」 0.9% お弁当屋さんが、 この結果を元におかずを入れ替えたら、 ..

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