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2017/11/29

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  • 防衛装備について

    産経新聞の正論欄で、「軍事力の必要性を認める勇気を」と題する主張を読んだ。論者は神谷万丈防大教授で、論旨は防衛装備移転3原則見直しの加速を求めるものであるが、《・・・平和と軍事を180度正反対の概念と捉えるのは間違っている。軍事力は平和を破壊する道具ともなり得るが、それを必要に応じて使わなければ平和を守ることができないのが現実だ」と云う点に集約されていると理解した。閑話休題。現在、抑止力(基地攻撃能力)の拡充整備に関して反対する人が少なくない。反対の意見を読むと、「反撃力保有は先制攻撃に繋がる」という意見が少なくないが、そこには神谷教授が指摘する「平和と軍事の概念」が大きく作用しているかのようである。さらに日本において軍事・防衛を語る上で見逃せないのは、有識者を始めとする世相が、人間不信とりわけ政治家と軍...防衛装備について

  • 10日の菊なれど

    我等のカープが首位攻防戦を戦っている。カープの快進撃を首位に立った翌日に書こうと満を持していたが、突発的な「今日用(きょうよう)」の出来で翌日に延期したら阪神に苦杯を喫して一日天下に終わってしまった。シーズン途中の「たかが首位」とは言え「されど首位」であり、開幕前には最下位もあり得る5位と覚悟していた自分としては、天にも昇る日々を過ごしている。投手陣が力を発揮できず・秋山選手以外の打撃陣は機能せず、の状態で最下位も経験した序盤が嘘のような現実を目にすると、そこには団体競技の持つ不思議な力が働いているように思える。守りを重視した東京五輪の稲葉ジャパンには5人(曾澤捕手は棄権)も選出されながら、パワー野球を目指したWBCの栗山ジャパンには1名(栗林投手も途中離脱)しか選ばれなかったことに示されるように、カープ...10日の菊なれど

  • Big motor事案に思う

    Bigmotor社の不祥事が連日報じられている。自分は、単にBigmotor社のガバナンスの問題と捉えているが、先日、そこそこ著名なコメンテーターがTVで「監督官庁の責任は重い」と発言されていた。経済に暗いので以下の記述は正確ではないかもしれないことを予めお断りして書き進めるが、さて中古車販売の監督官庁は?を知らないので調べてみると、「中古車販売」の許認可は古物営業法によって、都道府県の公安委員会であるらしい。そもそも古物営業法は、故買によって犯罪者が盗品を換金することを防ぐとともに、犯罪捜査の利便性を高めるために整備されたものらしく、申請者が暴力団関係者や住所不定者で無ければ誰でも認可されるほどの緩さで、事業者に求められているのも盗品等の疑いがある場合の警察への通報くらいであるように理解した。しかしなが...Bigmotor事案に思う

  • 水の起源・海の起源

    数年前までは「地球の水は落下や衝突した隕石・小天体によってもたらされた」という説が有力視されていたが、現在では否定的な説が有力であるらしい。新しい説は、宇宙の塵や小天体が合体して地球が誕生する過程で、もともと小天体が持っていた水が蓄積されたとするものであるが、「はやぶさ2」が持ち帰った試料等の分析をもとに計算すると地球は水深10㎞にも及ぶ”水球”となるらしい。原始地球では、地表が灼熱状態であったために水は水蒸気となって滞留していたが、地表の温度が下がるにつれ雨となって地球に降り注ぎ前記の”水球”状態となった。その後、地殻プレートの動きにつれて水は地球内部(マントルはおろか核にまで)に取り込まれた結果地表が現れて、現在の様な姿になったとされている。この説では、水の起源はミステリーではなく陸地が存在することの...水の起源・海の起源

  • あゝモンテンルパの夜は更けて

    モンテンルパ収容者の帰還70周年記念の会が行われたことが報じられた。小学校低学年の頃、ラジオから流れる渡邊はま子さん(1910(明治43)-1999(平成11)年)の『あゝモンテンルパの夜は更けて』を聴き、子供心にも感じるところがあったのだろうか、今も全体のメロディーと1,,2小節の歌詞はそらんじている。報道を読んで、あれから70年も経ったのかと思うと同時に、既に帰還者の全員が亡くなられた今も「モンテンルパの会」が続いているのを奇跡と感じた。改めてWikipediaの解説を要約・引用すると《1952(昭和27)年1月、渡邊はま子さんは、フィリピンのモンテンルパ市のニュー・ビリビッド刑務所に多数のBC項戦犯訴追者が収監され、既に14人が処刑されたことを知った。渡邊さんは、「戦後7年も経つのに」との思いから、...あゝモンテンルパの夜は更けて

  • 立民中川正春議員の憲法観を学ぶ

    衆院憲法審査会の野党筆頭幹事である中川正春議員のインタビュー記事を読んだ。立民は憲法審査会の議論で維新や国民の後塵を拝し、強固に護憲を主張していた東大法学士の奥野總一郎議員(憲法審査会幹事)も現憲法には改正すべき点があると認めるなど、護憲姿勢堅持にも暗雲ただならぬように思える。この状況にあって野党筆頭幹事の中川議員が、何と主張するのかと興味を持って読んだが従来の主張の繰り返しで残念に思った。特に残念に思えたのは、緊急条項としての議員の任期延長問題である。中川議員は《大事なことは、どのような状況下にあっても選挙を実施できる態勢を整えることだ》と述べているが、何やら聞きなれたフレーズである。そう《自衛力の拡充整備よりも重要なのは、そのような事態を起こさせなようにすることだ》と同じ論旨である。起きる可能性は極め...立民中川正春議員の憲法観を学ぶ

  • 八重山毎日新聞の社説に思う

    八重山毎日新聞の社説が波紋を広げている。事の顛末は、同新聞が社説で《自衛隊員と家族は人口に含まずに公表すべきではないか。そんな意見があってもおかしくない》と述べたものの、批判を受けて謝罪したというものである。未だに前時代的な主張がなされることにも驚いたが、それ以上に驚いたのは、引用記事中に赤太で表記した個所である。社説とは、新聞社の主張であり紙面全体の編集・記事の根底を成すものであると思うので、そのように他者の意見を借りる形で責任を逃れるべきでは無い様に思う。書くとすれば、《自衛隊員と家族は人口に含まずに公表すべきである》と新聞社(主筆)の意見を主張すべきではないだろうか。閑話休題記者が取材対象に質問する場面が放映されることが多いが、記者が「一部には○○のような意見もありますが・・・」と他人の意見を借りる...八重山毎日新聞の社説に思う

  • 改めて立民の軍事音痴を知る

    立民泉代表の記者会見での発言に同党の軍事音痴振りが如実に示されていると感じた。外交政策を問われた泉代表は、《(立民の)対話外交は「お花畑」みたいにとられるが、米国も(対話外交を)重視している》と述べたが、アメリカのみならず主要国で「対話外交」を軽視若しくは拒否している国は、ロシア・中国・北朝鮮くらいしか思いつかない。ロシアは防衛上の緩衝地帯を得るためにウクライナに武力侵攻・欧州へのエネルギー供給を制限・ウクライナ産穀物の流通を制限、中国は尖閣海域に軍事力を展開・有償経済援助で途上国を債務漬け・レアアースの輸出供給を制限し、北朝鮮は我意を主張するために対話よりもミサイルの発射に依っているが、そこには対話の欠片すら見当たらない。独立国家は、国連や2国間若しくは多国間の場で交渉(対話)を重ねて関係を正常に維持す...改めて立民の軍事音痴を知る

  • 上山下郷を知る

    産経新聞に寄稿された石平氏の主張で「上山下郷(じょうさんかきょう)運動」とういう言葉を知った。自分は、中国が文革後に行った都市部の紅衛兵や知識人を農村・僻地に移住させて、肉体労働・政治教育を行ったことを「下放」と認識していたが、下放政策を正当化させるための素地として「上山下郷」のスローガンがあったようである。文化大革命(1966~1976年)では、制御できなくなった都市部紅衛兵を含む約1,600万人の中学卒業生が農村や辺境に下放されたとされ、1970年代後半には下放青年の都市への帰還(回城)が認められるようになったが、それでも結婚などの理由から数十万人が移住地にとどまった(取り残された)とされている。「上山下郷運動」・「下放政策」は、都市・農村間の労働力地均し以上に都市部の不満分子や知識人を追放・再教育し...上山下郷を知る

  • 韓国KBSの現状を知る

    韓国の尹錫悦政権が、韓国公営放送KBSの受信料徴収制度を変更したことを知った。KBSの受信料(月額270円)は電気料金に含めて徴収されているために徴収率も99%であるらしいが、今回の変更では受信料と電気料金を分離するとされている。新しいKBS受信料の契約・支払い方法などの詳細は報じられていないが、受信料収入が70%減少するとも観られていることを考えれば、電気料金請求書への受信料分離記載などではなく、NHK方式にも似た個別契約・個別徴収に移行するのではないだろうかと思っている。KBSについてはこれまで、政権が変わるたびに経営陣の入れ替わりが繰り返されて政権の御用放送と化してしまうため、不利益を被る野党は受信料(KBS)改革を叫ぶものの一転して与党に返り咲けば従来制度を擁護する以上に受信料の値上げなどで懐柔す...韓国KBSの現状を知る

  • 「レダと白鳥」を知る-2

    昨日は。失われたダ・ヴィンチの作品と神話について紹介したが、本日はその続編である。ダ・ヴィンチが先鞭をつけて開拓した「レダと白鳥」のテーマは、その後多くの画家が目指すこととなったようである。紹介する9枚は、いずれもWikipedia「レダと白鳥」の項に掲載されているものであるが、高名(自分が知っている)・無名(自分が知らない)を問わず、更には印象派や20世紀前半のフォービズムの画家まで「レダ」に取り組んでいることを思えば、時代を超えて描き続けられたようで、これ以外にも更に多くの作品があるように思えるので、今後の美術館ネット訪問が楽しみである。また、中世ではダ・ヴィンチを含めレダの子供まで描いているのに対して、時代が進むとレダと白鳥の交歓に限って描かれているのも興味深い。自分が知らないだけであるかもしれない...「レダと白鳥」を知る-2

  • 「レダと白鳥」を知る-1

    7月6日に「フローラを学ぶ」と題したブログを作成したが、その中でメルツィの「フローラ(エルミタージュ美術館蔵)」がダ・ヴィンチの画風に酷似しているなぁと思った。ネット上にも情報が少ない画家であるが、フランチェスコ・メルツィ(1491年–1570年)はダ・ヴィンチの弟子で、最後まで行を共にして臨終を看取るとともに相続人・遺言の執行者とされていた。メルツィの絵画を観ようとネットを渡り歩く途中で、1692年以降に失われたダ・ヴィンチの絵画があることを知った。失われたのは「レダと白鳥」をテーマにした2枚で、1枚はレダが立っており他の1枚は腰をかがめているとされる。ダ・ヴィンチが描いたとされる根拠は、ダ・ヴィンチ自身による準備素描と崇拝者ラファエロを含む多くの画家の模写が存在することと、ダ・ヴィンチ以前には「レダと...「レダと白鳥」を知る-1

  • 私の浅(朝)漬け作法

    河野訪中団に参加した玉城沖縄県知事の言動や川勝静岡県知事の居座り成功など書きたいことは多いが、本日は自分の浅(朝)漬け作法を思い出保存のために書き留めておくこととした。自分は、朝食に出された野菜や果物を漫然と食べていたが、2・3年前のある日「出されたものを漫然と食うだけではかっての集団給食と同じでは」と思った。そして思いついたのが、自分で一手間加えるための「我流浅漬け」の作成である。いや「浅漬け」ではなく正確には「朝漬け」であるが。初日、かつお出汁ベースの液体を作って朝食に供された野菜や果物を放り込む。次の日には、前日の食材を取り出して当日の物と入れ替える。ここからがキモであるが、取り出した食材の味がどうであれ、台所に置かれた何かしらの調味料を必ず加える。この繰り返しで、液体は徐々に変身し育っていくが、な...私の浅(朝)漬け作法

  • 鳩山由紀夫氏のツイートに思う

    元総理と書くのも後ろめたい鳩山由紀夫氏のツイートが注目されている。由紀夫氏は7月9日に《ゼレンスキー大統領がNATO首脳会議でロシアに対する核攻撃を要請した》とツイートしたが、ツイッターの新機能「コミュニティノート」が〝偽情報〟と断定した。この事態を受けて由紀夫氏は12日に《ウクライナ語が解からず日本語訳を信じてゼレンスキーがNATOにロシアへの核攻撃を要請と書いたが、事実を確認できずお詫びして撤回する》と謝罪ツイートしたが、日本語訳の出処・出典を明らかにしないことから、何らかの勢力に迎合若しくは彼らの使嗾を受けた確信的発言との疑念が捨てきれない。鳩山一族は祖父一郎氏以来、ソ連・ロシア寄りであることは巷間に紛れも無く、1951(昭和26)年のサンフランシスコ講和条約でも、資本主義の西側諸国との「単独講和」...鳩山由紀夫氏のツイートに思う

  • 1年前の記事

    gooblogから送られて来る1年前のブログ記事を観た。記事は「参院選終わる」と題して、立民泉代表の《「立憲民主党の幅の狭さみたいなものが有権者に「政権を任せるにはまだ至らない」との判断を抱かせた》という敗戦の弁を受けて「泉代表の敗戦の弁は、これまでの地方組織の脆弱性や広報不足を挙げていたことに比べれば、党勢凋落の真因を言外に滲ませたもので公党として半歩の前進」と期待感を滲ませている。しかしながら、以後の国会審議を観ると相も変らぬ閣僚の首狩り戦術に終始し、更には改憲論議の門前払い等を観る限りでは立民の思考・政策の間口が広がったようには見えない。本年2月1日には『第2次安倍政権(民主党政権崩壊)以降の政策を検証する「失われた10年政策検証プロジェクトチーム(PT)」を設け、旧民主党政権が掲げた政策がそのまま...1年前の記事

  • 自然エネルギーに思う

    北海道蘭越町の試掘坑から有毒の蒸気が噴出した。試掘は、地熱発電の調査工事として行われているもので、噴出した蒸気は飲料水基準濃度の2,100倍のヒ素などを含んでいるとされている。住民の健康被害を防ぐとともに農産物の汚染が局限されるよう望むところであるが、以後の教訓とすべき多くを示しているように思える。阿蘇山麓の草千里には、約119ヘクタール(福岡ドーム17個分)に約20万枚のソーラ発電パネルが設置され、九州電力川内原発1基分の1割に当たる約8万kwを発電しているが、西日本新聞の航空写真で見ると発電施設は、バブル華やかな頃の富士山裾野のゴルフ場の有様に似て大いに景観を損なっているように感じるし、阿蘇の降灰や中国渡来の黄砂を考えれば発電素子の寿命には限りがあるように思える。化学的な根拠があるのか不明であるが、大...自然エネルギーに思う

  • 我がパジャマとファッション

    昨日、我がパジャマの尻の部分が網目状に擦切れていることを発見した。本朝のテレビで、若い女性の間で「シャツのボタンを掛け違えて着る」「シャツの半分をスラックスやパンツに入れる」ことが流行っていることを知った。自分のパジャマに関しては、格好をつけて”物価上昇によるダウンサイジングのしわ寄せ”と訴えたいところであるが、実は単なる”ケチ”と”服飾音痴”だけであろう。ファッションではない服飾について考えると、自分は、18歳までは学生服・55歳までは制服で過ごしたために、冠婚葬祭以外では何を着て良いのか分からないと云うのが本音である。自衛官定年後の再就職先での思い出であるが、入社後半年ほどして親しくなった妙齢の総務課女史から「顔を観なくてもネクタイを観れば貴方と分かるゎ」と云われた。よくよく考えてみると、2・3か月間...我がパジャマとファッション

  • 安倍元総理1周忌

    安倍元総理が凶弾に倒れられて、早いもので1年が経った。本日の産経抄で、知ったことであるが2019年のクライストチャーチモスク銃乱射事件の犯人に対して、当時のニュージランド首相が「私は今後、男の名前を言うことは無い。ニュージランドは男に何も与えない」と述べたそうである。翻って我が国を眺めると、安倍氏暗殺の男に多くのものを与えている。減刑嘆願運動を企画した者、嘆願書に署名した者、拘置所に差し入れする者、男を○○容疑者として未だに市民権を与え続けている・・・は、何を考えているのだろうか。極端な例と思いたいが、法大の島田雅彦教授に至っては『・・・暗殺が成功して良かった』とまで述べている。島田教授はどんな人かと調べてみると、海外放浪の後に文筆活動に入り、数々の文学賞を受賞されており芥川賞には6度もノミネートされて、...安倍元総理1周忌

  • 泉健太氏の先祖返り

    立民の泉健太代表が迷走の挙句に、先祖返りしたようである。立民の国政選挙に関する姿勢の変遷を振り返ると、おおまかには・枝野代表時:野党4党+市民連合で政策合意。共産党と選挙協力+政権奪取後の閣外協力=立憲共産党のイメージ定着・泉代表:共産との協力関係を白紙化⇒選挙は政党独自で行うのが鉄則⇒下部組織(県連)が行う市民連合を介した選挙協力容認⇒全野党との候補者調整を党として推進となる。泉代表の最新の姿勢「全野党との候補者調整推進」を受けて、野党共闘が大きく前進するかと思えば、維新:非共闘姿勢堅持、国民:共闘不参加、共産:泉氏の変意説明が先、と色好い反応は得られていない。泉氏は共産党が求めている「これまでの言動との整合性に関する説明」について7日の記者会見で、《「候補者調整」と「選挙協力」は別。「選挙協力」は1人...泉健太氏の先祖返り

  • 「フローラ」を学ぶ

    ティツィアーノの「フローラ」を眺めていた。他の画家にも「フローラ」と題する作品があるが「フローラと聞けば洗剤」の知識しかないので、検索してみた。Wikipediaによると《フローラはローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神。ギリシア神話においてはクローリスという名の下級女神(精霊)が西風の神であるゼピュロスによってイタリアに連れて来られ、以後花の女神になったといわれており、これが後にフローラと同一視された》とされ、ローマ神話も《ローマには独自の神話があったが、紀元前6世紀からギリシアの影響を受けて、ローマ古来の神々をギリシア神話の神々と同一視する「ギリシア語への翻訳」が行われ、ローマ神話はギリシア神話と密接な関係(ほぼ同一?)を持つようになった》と、それぞれ解説されている。成る程!!、フローラは”花と春...「フローラ」を学ぶ

  • フランスの移民暴動に思う。

    フランスの移民デモが更に尖鋭化し、暴動にまで発展している。デモ・暴動の発端は、先月末にアルジェリア移民2世の17歳少年が警官に射殺されたことであるが、当初は少年を擁護していたマクロン政権も©武力鎮圧に転舵した。今後、射殺に至る経緯などは調査で明らかにされるであろうが、少年や暴動の主体が「移民2世」と云う点に鍵があるように思える。新天地を求めて、或いは戦火を逃れるために母国を後にした移民(難民)は、異国での生活が容易ではないことを覚悟して出国したために、移住先で受けた多くの困難・障壁にも耐えてきたものと思う。一方、2世以降は両親が国を捨てなければならなかったことを肌身に知らないことと、万民平等という教育を受けた目で自らの境遇を顧みると、移住先での差別や格差がより切実に感じられるのではないだろうか。同じことは...フランスの移民暴動に思う。

  • 海自地方隊の再編報道

    海上自衛隊の地方隊改編計画が進行中であると報じられた。改編の概要は、陸海空3自衛隊を統合運用する統合司令部創設のために、舞鶴・大湊の地方総監部を格下げするというものであるが、報道では改編・改組の目的を「新設する統合司令官には将(甲:四つ星)を充てる必要があり、その費用(予算)捻出のために海将(乙:三ツ星)を削減するため」としているが、皮相的すぎるのではないだろうかと思える。舞鶴地方隊の沿革を眺めると、・1889(明治22)年対ロシアの戦略の軍事拠点として舞鶴鎮守府整備計画を策定・1901(明治34)年舞鶴鎮守府が開庁、初代司令長官に東郷平八郎中将を親補・1923(大正12)年ワシントン軍縮条約により要港部に格下げ。指揮官も司令長官(親補職)から司令官に格下げとなったが、例外的に海軍中将が捕職されていた。・...海自地方隊の再編報道

  • 泉代表ご乱心

    立憲民主党の泉代表が「下部組織における”市民連合”を介した候補者調整を容認し、各県の事情を踏まえて柔軟に考える」と発言した。候補者選びは、議院内閣制下における政党活動の「1丁目1番地」であると思っているので、泉代表の発言には愕然とした。枝野幸男元代表が演出した「立共の選挙協力と閣外協力」が立民凋落の引き金となったために泉代表は「表立っての共産党との協調解消」を選択したものの、下部組織からの突き上げに窮して今回の発言に至ったものであろうと推測しているが、下部組織すらコントロールできないの執行部では、多様な主張で成り立っている国家と云う巨大機構をコントロールすることは不可能に思える。枝野構想にあっては好悪・是非は別にして、少なくとも「政権の奪取・運営のビジョン・デザインは自分(執行部)で描く」という政治家・政...泉代表ご乱心

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