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2017/11/29

1件〜100件

  • 世界価値観調査を学ぶ-2

    第7回世界価値観調査結果のうち、新聞に取り上げられた「戦争になった場合、あなたは国のために戦いますか?」という設問の回答結果に関する私見である。新聞に掲載された国はG7、中露、韓国、北欧の15か国であるが、「戦う」と答えた人は全ての国で37.3%(イタリア)~90%(中国)であるのに対し日本は13.2%と極めて低率である。また「戦わない」と答えた人は日本では48.6%と高い比率を示し、残余の38.1%は「わからない」と答えている。日本での「戦わない」人48.6%が突出しているかと云えば、42%が「戦う」と答えたカナダでは、残りの58%もの人が「戦わない」とキッパリと答え「わからない」と答えた人は見当たらない。15か国での「わからない」比率を見ると前述のカナダを筆頭に軒並み10%以下であり、日本の38.1%...世界価値観調査を学ぶ-2

  • 世界価値観調査を学ぶ-1

    先日「世界価値観調査」の結果が公表されたが、同調査について良く知らなかったので、ネット情報を頼りに俄か勉強を試みた。「世界価値観調査」は1981年に始まった欧州価値観調査が発展したもので、世界の異なる国の人々の社会文化的、道徳的、宗教的、政治的価値観を調査するため、社会科学者によって行われている国際プロジェクトで、対象国も当初の22ヵ国から約80か国にまで拡大しているらしい。調査は、1981年、1990年、1995年、2000年、2005年、2010年、2019年と計7回(波)実施されたとされており、実行委員会の詳細は良く分からなかったが、日本は1990年(第2波)から電通総研が調査を行い分析には東大(第6波)や同志社大(第7波)が参加しているようである。調査方法は、18歳以上の一般個人1,000人程度を...世界価値観調査を学ぶ-1

  • 眷属・九族を学ぶ

    産経新聞で面白い?記事を見た。記事は、中国でコロナ隔離強制に抵抗する市民に対して警官?が「命令に従わなければ処罰し、3代に亘って影響するぞ」と恫喝する動画が拡散していると云う内容である。日本でも罪人等を出した一族は、世間を憚って生きることを余儀なくされることは知られており、何かにつけて身元調べが一般的であった一昔前には縁組が破談したり就職に支障があったりしたが、個人情報尊重の機運が高まって徐々に改善しているのではないかと思っている。しかしながら、中国では未だに影響が広範囲に及ぶ連座制が健在であるらしく思える。中国の演義を読むと、反乱者や国事犯に対しては、本人はもとより係累の全てを皆殺しにする「族滅」がしばしば登場するし、鎌倉殿の13人でも族滅に類する出来事が描かれているらしい。「族滅」の範囲はどこまで及ぶ...眷属・九族を学ぶ

  • ファドに思う

    半月間、テレビ・新聞・ネット情報から遠ざかっていた。高々半月であったので今浦島になることもなかったが、それでも広島カープは2位から5位と順位を下げ、改造岸田政権が船出していた。15日間の後半は、持ち込んだ本を読み尽くしたために数独パズルと音楽のみとなったが、アマリア・ロドリゲスの数曲に癒された思いがする。アマリア・ロドリゲスを知ったのは、北方健三先生の作中で、主人公が訪れるバーのBGMが木曜日は彼女のファドが流される設定となっていたことからである。昨日彼女の足跡をWikipediaでたどると、ポルトガルの国民的歌姫で、日本になぞらえるとポルトガル国民からは美空ひばりさんと八代亜紀さんを併せた以上の支持を得た存在であったとされていた。さらに《1999年に79歳で死去した際、ポルトガルは3日間の喪に服し、20...ファドに思う

  • 通州事件の新視点

    本日の産経新聞「正論」欄で、通州事件が取り上げられている。通州事件は、1937(昭和12)年7月29日に中国の通州(現:北京市通州区)で起きた居留民殺戮で、日本軍守備隊110名と、居留民385名のうち225名(日本人114名、朝鮮人111名)が犠牲となったものであるが、殺害が極めて残虐(識者は「鬼畜以上」と表現)であったとされる。虐殺事件の実行者は、当時日本軍の監督下で現地に組織した「冀東防共自治政府麾下の保安隊(中国人部隊)」であったことから、後に起きた南京事件の遠因ともされている。「正論」に戻ると、筆者は「新しい歴史教科書を作る会」副会長の藤岡信勝で、論旨のうち、通州事件を防げなかった日本軍の警戒心の欠如と失態は安倍元総理襲撃を防げなかった警察と通じるとされているのは今後の評価に俟つとして、次いで挙げ...通州事件の新視点

  • 立憲民主党の参院選総括

    立憲民主党が、所属議員の両院懇談会で参院選の総括のための意見聴取を行ったことが報じられた。参院選では改選議席を減らし、比例代表でも得票を大きく減らすとともに日本維新の会の後塵を拝して、これまで比例得票数を以って民意は自公に拮抗するとしていた最後の牙城までも失うこととなった。懇談会における所属議員の反応については、党の政権構想を変更すべきとの意見も出されたらしいが、多くは共産党・連合との選挙協力の不備を問うという意見であったとされている。直近の世論調査の政党支持率でも、立民7.0%、維新7.9%と野党第一党とは呼べない現状で、さらには年代別に観ても60代以下で維新を下回っており、現時点で衆院選が行われれば惨敗は免れないように思う。素人観ながら、何故立民は衰退しているのだろうか。立民支持者の中核は資本論が説く...立憲民主党の参院選総括

  • 貨幣価値を考える

    安倍元総理の国葬が決定したが、未だに反対の意見も根強いとされる。各種世論調査でも国葬賛成意見は7割近くに上っているとされるが、一方で怪しげな市民団体の公費支弁停止訴訟や国葬自体に反対するデモの様子が報じられている。反対理由の一つが、総額で2億円を超えると予測される公費支出に対して「多額の国費」とされることで、関係者(主導者)らしき人物が映像で「我々の多額の税金が」又は「コロナ支援に回すべき」と述べている。以下は、税と金銭に無知な繰り言、疑問である。国葬の費用は2億円超と公称されるが、それは直接経費のみの積算額で自治体の警備、広報費、残業代まで含めた間接経費を併せれば10億円以上に膨らむだろうと思っているので、経費10億円として推論・暴論を進めることにする。国葬に対する国民の税負担を眺めると、消費税を含めた...貨幣価値を考える

  • 日本海海戦の連合艦隊電文に思う

    昨日のブログで、上級幹部以上には格調ある文章が求められると書いたところ、深い考察に満ちたコメントを頂いたので、返信の意味を込めて自分の考えを追加したい。日本海海戦に先立って連合艦隊が打電した「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを撃滅せんとす。本日天気晴朗なれど波高し」は有名で、特に飯田少佐参謀の起案文に秋山中佐参謀が追記した後段は名文とされており、自分も、全文は限られた文字数で意を尽くし得た名文と思っている。日露艦隊決戦の背景を振り返ると、彼我の戦力ではロシアが圧倒しており、海軍・大本営でも「大陸への輸送路を些かでも維持するために、ロシア艦隊の半数は行動不能にして欲しい。そのためには連合艦隊が全滅することも厭わない」であったとされている。また、決戦においても別部隊に依る二次攻撃は不可能であ...日本海海戦の連合艦隊電文に思う

  • TV[ヒューマニエンス」に学ぶ

    この頃、NHKBSの「ヒューマニエンス」という番組を視聴している。同番組に馴染んだ方には蛇足であるが、番組は人体に関する新しい知識や取り組みについて専門家がMCや別分野の知識人に対してレクチャーする構成であるが、先日は「言語の果たす役割」についてであった。興味を持ったのは、例として示された「大きな帽子をかぶった猫」という曖昧表現が、実は人類を進化させたという一場面である。読んで頂いたら分かるように、例文は「大きな猫」とも「大きな帽子」ともとれる表現で、話者の意図は受け手によって全く別の意味を持つ。このことが、文化・文明の深化と多様性をもたらしたとするもので、「なるほど」・「さもありなん」と納得させられた。現代社会にあっては自分の意思を正確に伝えるための文章や会話が求められるが、通信手段が限られた軍事組織に...TV[ヒューマニエンス」に学ぶ

  • 塩野義の飲み薬に思う

    塩野義製薬が開発した対コロナ飲み薬「ゾコーバ」の承認が見送られた。薬剤と薬事行政に関して無知であるが、今回の決定に対しては2・3の疑問を感じる。これまでの薬事行政、特に医薬品審議に関しては「ゼロリスク」を追及するあまりにスピード感に欠けるとされ、製薬会社の新薬開発意欲を削ぐ最大の要因とされきた。この体質が中国コロナのパンデミック制御のネックであることを痛感した政府は2月に「医薬品医療機器法(薬機法)」を改正して緊急承認制度を設けて、これまで1~2年かけていた承認手続きを緊急性の高い医薬品については期間を短縮できる改正を行ったが、今回の決定を見る限り法の精神が生かされたようには見えない。報道によると、「ゾコーバ」はウィルス量の減少効果は確認されたものの、当初に塩野義が掲げた12症状の総合的な改善効果が明確で...塩野義の飲み薬に思う

  • 秋篠宮家に対する誹謗

    ネット上で秋篠宮家に対する誹謗が盛んであるらしい。本日の産経新聞「正論」欄で竹内久美子氏の記述で知ったことであるが、誹謗は秋篠宮殿下の立皇子の礼を契機に激しさを増したとされている。平素からその種の噂には興味が無かったのでモノは試しと検索をしたら、悪口満載の有様で皇統維持のための陰謀論さえあった。帝国憲法下であれば、これらの記事は不敬罪以上の罪科に問われるであろう主張であるが、現状は表現、思想・信条の自由に守られ、まさに言いたい放題の惨状を呈している。不敬罪を調べてみると、3か月以上5年以下の懲役となっているので、現状におけるネット記事は記述内容から見て投稿者には最高刑の5年懲役刑を科されるであろうことは確実に思える。「正論」の論述が正確であるならば、秋篠宮家に対する誹謗が最近では秋篠宮家擁護者にも向けられ...秋篠宮家に対する誹謗

  • 国葬の行方

    政府が安倍元総理を国葬で葬送すると決定したことに対する朝野の反応をウォッチしている。政党別に眺めると、現時点で全面的に賛意を表明しているのは自民・国民民主・維新で、公明は沈黙し、共産・社民・れいわは絶対反対と理解している。立憲民主党は、当初から泉代表が「葬送を静かに見守りたい」と述べたことから消極的賛成と見ていたが、ここにきて安倍氏の功績評価に対して辻元氏を始めとする何でも反対・諸事騒擾勢力が「功罪検証」を主張し始めたことからであろうか、泉代表も「国会閉会中の委員会集中審議要求」を持ち出す等、恒例の動きに戻りつつあるように見受けられる。辻元氏の主張について伝えられるところでは、「モリ・カケ・サクラ・と省庁のデータ改竄」を検証すべきとしているようであるが、数年間の国会追及でさえ「クロ」を実証し得なかったこと...国葬の行方

  • ウォーターハウスの絵

    本日は、生活に倦んだ日に眺める”自分流癒しの絵画”を紹介します。画家は、イギリスのジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(1849(嘉永2)年-1917(大正6)年)で、神話や文学作品に登場する女性を題材にしたことで知られ、代表作は、アーサー王物語の登場人物・騎士ランスロットの愛を得られぬことを知った悲しみのあまりに死を選ぶ乙女を描いた"シャロットの女(3枚)"とされている。浅薄な知識であるが、あまり逸話も伝えられていないこと等から見て、日本ではマイナーな存在であるように思える。画家に対しては失礼の極みと思うが、力まずにボヤッと眺めるには格好と思っている。シャロットの女(1888年)シャロットの女(1894年)シャロットの女(1916年)クレオパトラオフィリアミランダウォーターハウスの絵

  • 国葬を考える

    安倍元総理の葬送を国葬とする主張が起きている。国葬については以前に勉強したが、各国ともに明確な基準や儀典が定められていなかったと記憶している。戦前の日本は国葬法に依っていたが、それとても勅令に依っていた国葬の範囲・基準が明確さを欠いて来たために、昭和12年になって制定されたものである。戦後には国葬法が廃止されたために国葬自体が有名無実となっている。昭和42年に吉田茂氏に贈られた戦後唯一の国葬は、当時の佐藤栄作総理の強い意向で執行されたものであるが、野党からは国家が宗教に関与する憲法違反、公費支出の妥当性、功績評価等に多くの異論・反対があったとされている。さらに、現行唯一の国葬と看做される皇室典範に基づく「大喪の礼」にすら、国家元首の葬送にも拘わらず「天皇家の私的行事への公費の支出」なる非礼な極論もある。大...国葬を考える

  • 元自衛官を問う-2

    一部の識者から、軍人・元自衛官のテロという僅かな共通項を基に、二・二六や五・一五の再来を危惧する主張がある。二・二六や五・一五は明らかな政治色を帯びたテロルで、今回の私怨絡みの犯罪とは全く異なるものと思うが、一部の識者にとっては全てを同一視することが反軍のテーマとして適当であるという選択によるものであろうか。二・二六や五・一五に対して、一般的にはクーデターと理解され、極端には馬鹿な軍人の暴発と見られているが、自分は、両方のテロ事件は世界共通のクーデター概念とは異なるもので、社会主義的な格差是正・構造改革を要求する過激デモに近いものと思っている。旧制中学においては「成績1・2番は海兵・陸士に、3番目は帝大に」が一般的で、優秀な人材は陸海軍に集中していたように思う。東大入学者と云えば陸士・海兵志望者の後塵を拝...元自衛官を問う-2

  • 元自衛官を問う-1

    事件当初から、安倍元総理の襲撃犯は「元海上自衛官」と呼ばれていた。「呼ばれていた」と過去形で書いたのは、昨日あたりから報道でもその呼称が使用される頻度が減ってきたからである。本ブログでは、富山県の交番襲撃・拳銃強奪事件を始めとして、高校卒業後の短期間に在職した者(特に犯罪者)をも「元自衛官」と呼称することに疑問を呈してきたが、なかなかに改まる気配が見えないものの、昨日訪れたブログで「41年間の人生中の3年を突出させることの不条理」を記した方がおられて、救われた思いがする。一般企業でも、高卒入社3年の社員を企業を代表する存在とは認めないだろうと思う。本日は、殆どの方が知らないと思える海上自衛隊における新入隊員の処遇等について紹介したい(聊か古い経験をもとに進めるので、若干の間違いがあるかもしれないが)。採用...元自衛官を問う-1

  • 参院選終わる

    参院選が終わり、維新の躍進が予想を下回った他は予想通りの結果になったと思っている。付け焼刃で生半可の知識であるが、国もしくは国家を指す英語は、「Nation」または[state」が多用されるが、二つの言葉の語源・成り立ちから云って、「Nation」が政府の下で国民が運命共同体的に結集するのに対して、「state」は個人の権利(欲望?)は国家権力をも超越するとするもので政府と国民は敵対関係にあると云う意味合いを含んでいるらしい。立民の泉代表は、敗戦の弁で「立憲民主党の幅の狭さみたいなものが『政権を任せるにはまだ至らない』という判断を戴いたのではないか」と述べている。ウクライナ事変は、日本国民に「自分の国を守るためには自分を含めた国民の協力・犠牲が不可欠であること」、「自分の将来を託すためには政府は攻撃対象で...参院選終わる

  • KDDIの通信障害に思う

    KDDIの通信障害が漸くに復旧した。電気通信インフラの障害については、10年程以前においては一般利用者にあっては通信の不便程度の限定的な影響しかなかったであろうが、キャッシュレス決済が広く浸透した今での骨幹通信機能のダウンは、深刻な影響を受けたものと思う。今回の障害の原因や影響については門外漢であるが、エンドユーザーの行動については一部疑問に思う点がある。それは、障害の最中に放映された中に、エンドユーザーと思しき女性が「故障の原因を問い合わせたが、明確な回答が無かった」という場面である。システムダウンに対して関係者は全力を挙げて復旧作業に当たっているであろう時期に、エンドユーザーが復旧予定や代替手段を問い合わせることは理解できるが、故障の原因を問い合わせて知ることには、あまり意味が無いのではと思う。自衛艦...KDDIの通信障害に思う

  • 犯罪者と公務の執行に思う

    アメリカで、逃走を図った黒人の交通違反者が、追跡した警官から60発近い銃弾を浴びせられて死亡したことが報じられた。報道では、逃走犯が拳銃を車内に残していたことから、丸腰の犯罪者を射殺したことと8人もの警官による斉射に焦点が当てられている。公務執行者に甘いとの指摘を覚悟して書けば、銃社会のアメリカでは「警官に過剰な反抗をすれば射殺されるおそれがある」ことは、犯罪者を含めて国民の常識ではないだろうか。それでも逃走を図ったのは直接容疑の交通違反以外にも捕まりたくない犯罪を犯していたのではと考えられる。また、大量発砲の原因は追跡した警官が一人の指揮官に率いられたチームではなく別々のパトカーに分乗した混成チームであったことも大きいと思う。アメリカでは犯罪者若しくは警察の追跡を逃れようとする者は銃を携行している可能性...犯罪者と公務の執行に思う

  • 蓮舫氏を見かける

    横浜駅で蓮舫氏を見かけた。蓮舫氏は、神奈川選挙区での応援に来横されたようで、見かけた時には集まった人との写真撮影に応じられていた。写真撮影の場所は横浜駅西口で、同駅でも多くの利用者の出入りで混雑する場所であるが、その一角を多くの運動員によって人流を遮断して占拠していた。おそらく選挙関連行動で無ければたちどころに警察によって排除されるような混乱を作り出していたが、選挙運動と雖も既に応援演説などを終わった後の写真撮影であれば如何なものであろうかと思った。蓮舫氏は東京選挙区から立候補されているが、既に下馬評では当選確実とされているらしいので、党の顔として他候補の応援や比例票の拡大・掘り起こしに活動されているのであろうことは理解しなければならないだろうし、猛暑の現状を考えれば直射日光を防げる場所として駅施設の一部...蓮舫氏を見かける

  • 艦内での挨拶

    本日は艦内での「挨拶」に関するあれこれである。ここ1週間のうちに2回、病院待合室(患者待機所)で数時間過ごすことを余儀なくされたが、看護師さんの患者呼び込みに対して1度で応じる人が少ないことに気が付いた。殆どの看護師さんが名前を2度呼ぶので、それを1度とカウントしての上である。さらに、返事をする患者に至っては、1度の呼び込みで対応する人の2~3割であるように感じた。勿論、診察を俟つ患者は何らかの疾病・症状を抱えており、即座に対応できない人や返事をするのも億劫な人も多いだろうが、それにしても少な過ぎるように感じた。海上自衛隊に入隊または初めて乗艦した隊員がまず教えられるのは、呼びかけに返事をすることと相互に挨拶を交わすことであるように思う。海上自衛隊には独特の挨拶があり、上陸等で艦を離れる場合には当直者や後...艦内での挨拶

  • 沖縄県知事のコロナ感染に思う

    玉城デニー沖縄県知事が武漢コロナに感染したことが報じられた。記事は1段の所謂ベタ記事であるが、タイトルと内容を並べて「?」と思った。タイトルは「3回接種済みの沖縄知事が陽性」となっているが、些か本末転倒の感がする。県知事が感染していることが報道価値を持つのは、感染によって引き起こされるかもしれない「自治体首長としての業務の停滞懸念」からであると思うが、タイトルからは「3回ワクチン接種した人も感染」にウェートが掛けられているように思える。昨今、ワクチン接種者の感染が報告され、なおかつ感染率においては未接種者と大差ないことがデータ的にも明らかとなっていることから、ワクチン接種無効果論的な主張を目にする機会が増えている。自分の理解しているところでは、ワクチン接種作業の広報においては、「接種は感染を防ぐものではな...沖縄県知事のコロナ感染に思う

  • 猛暑予報

    本日も猛暑が予想され、「電力逼迫注意報」が発令されている。これまでの電力逼迫と云えば夏の甲子園大会決勝戦前後が定番であったが、注意報が6月下旬に発令されたことを考えれば、今年の盛夏時には計画停電まで覚悟しておかなければならないように思える。注意報発令に伴って事業者・一般家庭を問わず電力使用者に対して節電が呼びかけられているが、節電努力による効果は限定的で一時凌ぎの手段に過ぎない。電力逼迫の原因は主として原発の停止であり、かねてから予想されていたことであるが、電力逼迫の現状に対して脱原発を主張する人からの意見は伝えられていない。繰り返し書いて来たことであるが、政府の「コスト等検証委員会」の資料でも再生可能エネルギーの発電コストは補完発電機能の保持を含めると原発や化石燃料発電よりも割高で、天候の影響を受けない...猛暑予報

  • アメリカの人工中絶違憲判断に思う

    米国連邦最高裁は、1973年の「ロー対ウェード判決」によって50年間に亘って合憲とされていた人工中絶を覆して、違憲とする判断を示した。アメリカの人工中絶論争は、人道・人権・人種・宗教の要素が複雑に交差する根深い問題で、特に宗教における相違は国民分断の一要素ともされている。人工中絶の是非については置くとして、違憲・合憲それぞれの判断を下した判事のコメントは他山の石とすべき示唆があるように思った。違憲とした判事は「憲法は中絶について何も触れていない。憲法に従い中絶問題は米国民に選ばれた代表に返す時だ」、合憲とした判事(最高裁長官)は「中絶の権利無効化にまで踏みこむ判断は司法制度に重大な動揺を与える」)としている。このことは、司法判断の基準は「憲法(法律)に規定されているか否か」だけで、国民が望むならば、国民(...アメリカの人工中絶違憲判断に思う

  • 自衛艦乗員の投票

    参院選たけなわであるが、本日は乗員の投票についての懐旧談である。艦艇乗員は、母港停泊中は一般と同じように投票所で投票する。現役時代は投票開始が0800時であったために、0745までに帰艦しなければならない当直勤務者は投票できないことになるので、投票日当日に限っては帰艦時刻が延長されていたが、そうなると艦での無料朝食が採れないことになった。当時の呉港周辺には、1軒だけ早朝からやっている小さな一膳飯屋があり、いつもは早出の工員さんが利用する程度であったが投票日当日は投票して帰艦する自衛官で商売大繁盛、自分も普段の艦内喫食では味わえない新鮮な雰囲気を味わったものである。投票日当日に行動が予定されている場合は艦ごとに纏まって不在者投票を行ったが、1個護衛隊ともなれば有権者も3・400人に上り、当時の方法は記入した...自衛艦乗員の投票

  • 参院選公示迫る

    明22日に参院選が公示される。現在のところ、改選125名に対して540名弱の立候補が見込まれるが、無風選挙とは言えない様相を呈して、これまでの選挙戦術が通用しなくなる契機となる国政選挙になるのではと思っている。今回選挙の争点は、憲法改正、安全保障(対GDP2%防衛費)、物価対策であると思うが、それらに対する選挙戦術を考えてみた。従来の国政選挙では、主面切って憲法改正を主張するのは維新くらいで、憲法改正を主導すべき自民党にあっても党の公約に掲げた憲法改正を訴えるのは、当選が確実視される一部議員に限られ、革新色の強い選挙区で戦う自民党候補者は、選挙ポスターから憲法に拘わる記述を削除したり街頭演説でも憲法問題は封印する戦術を採るケースが多いと報じられていた。しかしながら、ウクライナ事変を契機とした世界情勢の激変...参院選公示迫る

  • 機密資格法制化を急げ

    政府が機密資格法制化に重い腰を上げたことが報じられた。機密資格の制度化は5月に成立した「経済安保推進法」に盛り込むことができなかったが、来年の通常国会に同法改正案として成立を目指す構えとされている。日本は国家反逆罪や防諜法を持たない先進国では稀有な存在で世界からスパイ天国と認識され、日本を通じて流出した友好国の一般・軍事情報も少なくないとされている。そのため、アメリカからの武器調達に関しても最先端バージョンは拒絶されて型落ち品しか取得できないケースも囁かれ、テロ情報などは「日本に伝えたら世界にアナウンスするのと同じ」ともされている。政府・自衛隊・警察における秘密保持がこの程度であれば、民間企業における秘密保全意識は極めて薄いのではないだろうか。自衛隊では、最先端兵器の管理・運用に従事するためには審査を経て...機密資格法制化を急げ

  • 低金利政策転換では

    本朝のフジTV番組で、各党党首の揃い踏みを見た。興味を持ったのは、冒頭で議論された「日銀の低金利政策維持の是非」についてである。経済については平均以下の知識・理解力しかないので、それらのことについてはこれまで耳と口を閉じていたが、今回の各党の主張が異なることを見るだけで、「恐らく正解は誰にも判らないだろう」ことだけは理解できた。低金利政策が導入されたのは、景気刺激策であると同時に、政策導入以前に世情を賑わした銀行による「貸し渋り」「貸し剥がし」によって、零細・中小企業の倒産が相次ぎ、時として黒字倒産すら起きたことに対する弱者救済策でもあったのではないだろうか。番組中、維新の松井代表が「大阪市は中小企業が多く、低金利政策の放棄は彼等にとって死活問題」と述べたことも、「貸し渋り」「貸し剥がし」の再来を恐れての...低金利政策転換では

  • 細田議長の文春砲提訴に思う

    細田博之衆院議長が、女性記者へのセクハラ疑惑を報じた週刊文春(文芸春秋社)に2,200万円の損害賠償や謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴したことが報じられた。細田議長のセクハラ疑惑に対しては、永田町では「あの人ならば、もしや?」という空気もあったようであるが、疑惑が真実かどうかは分からない。自分は報じられた当初から、記事が匿名(全国紙政治部女性記者)の伝聞を基としており、かつ直接被害を訴える人が明らかでないことから「眉唾の可能性あり」と思っていたが、市井では事実と取り沙汰され、立憲民主党でも議長不信任要求の根拠の一つに挙げていたと理解している。今回の提訴を好意的に観れば、細田氏が法廷・白日の下に審理されることを厭わない姿勢を示したもので、やや細田議長有利の感が否めない。また、週刊文春編集部が「国権の...細田議長の文春砲提訴に思う

  • 知床遊覧船事故の責任に思う

    国交省は事故船の運航会社の「知床遊覧船」に対し、16日付で事業許可を取り消した。運航会社の桂田社長は、処分に先立つ「聴聞」に陳述書を提出し、大意「責任は国にもある。事故責任を事業者だけに押しつけるのは、国に対する世論の批判を回避するための見せしめだ」と不服を申し立てたと報じられている。これまでの報道では、桂田社長の運航管理者としての虚偽申請、運航当日に運航管理者が不在、通信設備故障、定点報告未実施と運行記録未記入、等の杜撰な管理態勢が指摘され、さらには、同業者に先駆けての営業開始や、漁師も出港を見合わせる海象下に出港を強行した事なども報じられている。にも拘わらずに、桂田社長が「国の責任」とする根拠は何であろうかと考えれば、「自分と会社のルール無視を見抜けなかった責任」との思いだろうか、はたまた一部識者から...知床遊覧船事故の責任に思う

  • 高市・小川政調会長

    日曜日のフジTVの番組に、自民の高市早苗・立民の小川淳也両党政調会長が出演し、当面の政策を開陳した。政策の是非・優劣については、支持者によって判断が異なるので置くとして、両議員の存在感については高市氏が小川議員を圧倒していたように感じた。もし、総理大臣を直接選挙で選び、両議員が党を代表して立候補し、この番組をテレビ討論と仮定するならば、高市氏に地滑り的支持が集まるであろうと思った。高市氏は、質問に対して端的に、時に数字を織り交ぜて政策を訴えるのに対して、小川氏においては結論に至る背景や過程の説明が冗長で、時として場違いの政権批判を滲ませるという、予算委員会の質問に近い対応であった。当初は劣勢であったケネディが大統領選に勝利したのは、世界初のテレビ討論でのケネディの若さと話術に対して老練ニクソンの横柄な態度...高市・小川政調会長

  • 日田市中津江村

    ネットで、中津江村の今昔を読んだ。記事は、2002年のサッカー・ワールドカップ日韓大会のカメルーン選手団のキャンプ地誘致の顛末を紹介する内容であったが、2005年の平成大合併で中津江村が日田市に吸収合併された後にも「日田市中津江村」とされていることに興味を持った。翻って我が寒村・郷里を眺めると、1954(昭和29)年に同じく寒村の隣村と合併して縁も所縁もない名称となり、更には2005年には隣接する市に吸収されて、二度目の村名は大字としてかすかに残るものの、最初の村名は痕跡すら無い。中津江村にあっては、カメルーン選手団のキャンプ地になったことで村名が流行語大賞に選ばれるほどの知名度を持ったために、日田市中津江村という市町村名がダブルという全国でも珍しい以上に、多分ないであろう地名表示となったものに思える。し...日田市中津江村

  • ウクライナでの機雷戦

    ウクライナ事変での機雷戦が報じられている。ウクライナとロシアの双方が、機雷敷設は相手国の所業と応酬しているので、現時点ではどちらの国が敷設したのかは不明であるが、黒海に機雷が存在するのは間違いないように思える。素人観では、ロシアの黒海艦隊の自由度を制約するためであればウクライナが敷設したものであろうし、ウクライナの海上輸送を止めようとするものであればロシアが敷設したものであるように思えるが、黒海艦隊に巡航ミサイル搭載潜水艦が追加配備されたとの報道を見れば、敵の機雷敷設海域に潜水艦を増派することは合理性を欠くために、機雷の敷設海域と安全な可航水路を把握している側、すなわち機雷を敷設したのはロシアと観ることが可能であるように思う。一部の報道では、敷設された機雷は「浮遊機雷」とされている。浮遊機雷とは文字通り海...ウクライナでの機雷戦

  • 文芸春秋の筆禍賠償に思う

    東京地裁が、文芸春秋社に対して110万円の損害賠償を命じたことが報じられある判決いきさつは、令和元年に文春オンラインがタレントで医師の木下博勝氏のセクハラ疑惑を報じたことに対して、木下氏が名誉棄損と損害賠償1100万円を求めて提訴していたものである。判決では、記事の真実性は認められないと断定しているので、素人観には木下氏の完全勝利であるように思えるが、賠償額を請求額の1/10に減額査定したのは何故であろうかとの疑念が湧く。裁判所の判断については、刑法犯では検察の求刑を、民事訴訟においては原告の申し立てをそれぞれ下回るのが一般的である。刑法犯については改悛の情など諸々の情状を酌量し、民事判断においては被告・原告双方の瑕疵を案分・相殺するのであろうことは理解できるが、今回のように記事がフェイクであると断定した...文芸春秋の筆禍賠償に思う

  • ノルウェー王女とシャーマン

    ノルウェー王室のマッタ・ルイーセ王女が、交際中のアメリカ人シャーマンと婚約したことが報じられた。王女は、第4位の王位継承順位にあり、私生活では2016年に離婚して今回は2度目の結婚となるそうである。結婚相手のシャーマンはハリウッドセレブを中心に多くの信奉者がいるとされるが、王女自身もスピリチャル(霊感?)な能力があるとしていることから、意気投合したものであろうか。高貴な女性と霊的男性の結びつきと聞いて、短絡的に称徳天皇と弓削道鏡、アレクサンドラ皇后と怪僧ラスプーチンが浮かんだが、そのいずれもが政情を混乱させ、ラスプーチンに至ってはロシア帝国崩壊の原因となったとされている。ノルウェーの現状・政体から云って、王女の結婚が直ちにノルウェーを混乱させるとは思えないが、相手がシャーマン(霊媒師)と聞けば、何やらの曲...ノルウェー王女とシャーマン

  • 骨太の方針を読んで

    閣議決定された「骨太の方針」を読んだ。これまで多くの自由主義国家と自民党政権が推し進めてきた「新自由主義的小さな政府」の希釈・修正を目標とし「岸田ドクトリン」と位置付けられることを期待してのもので、記述された全てが今すぐ実現するものではないが、製造業とITを強靭化してサプライチエーンからの中国切り離しを達成するために頑張って欲しいものである。特に、市場原理に期待していたために悪化した脱炭素推進や経済格差の是正・解消のため、民間に対して政府が一定の関与に踏み切らざるを得ない現状では、「ある程度の大きな政府も已む無し」と考えざるを得ないものの、枝野構想ほどには関与して欲しくないと思っている。外交については、附則的扱いではあるが台湾に言及したことは評価できるものと思う。日本最西端の与那国島は台湾島から約110k...骨太の方針を読んで

  • 丑の刻参り今昔

    今朝の「めざまし8」で、プーチンに呪いをかける「丑の刻参り」が報じられた。プーチンに呪いを掛けたい気持ちは分かるが、流石にテレビでは神社汚損の迷惑行為の範疇として伝えていた。傘寿直前かつ田舎者の自分でも、「丑の刻参り」は昔話の世界で実際に見聞したことはないが、未だに呪いの儀式として伝承されているものかと、いたく感心したものの「丑の刻参り」自体を良く知らないので興味本位にネットで調べてみた。以下は、ウイキペディアと自称40代魔女の記事を参考にした「正しい?丑の刻参り」の手順である。〇準備物件・白装束(スペックは不明)・藁人形(相手の氏名・生年月日を記載。相手の写真を張り付けたり爪や髪の毛を容れると、より効果的)・五寸釘・頭に被る五徳(昔ながらの3本足、ガスコンロ用は不可)と蝋燭・口にくわえる和櫛・胸にかける...丑の刻参り今昔

  • 極度の貧困を学ぶ

    世界の食料価格が1%上昇するごとに、1千万人が「極度の貧困」に陥るとされていることを知った。極度の貧困とは1日1.9㌦(約250円)未満で暮らす場合を指しているらしく、報道された世界銀行の試算では極度の貧困層は7億人弱とされている。現在の世界人口は約80億人であることから、ほぼ1%が極度の貧困層に当ることになる。250円を日本で考えれば、コンビニのおにぎり2個に相当するので生命を維持するのも困難なように思えるが、貨幣価値の異なる国にあっては少し状況が違うのかもしれない。賃金と食費の関係を端的に示す場合、世界展開するマクドナルド価格を指標として利用する場合があるのでネットで調べてみると、1位スイス(804円)、33位日本(390円)、57位ロシア(201円)となっていた。このことから見ると、全世界一律に1....極度の貧困を学ぶ

  • 小川淳也議員の主張を学ぶ

    産経新聞に掲載された小川淳也立民政調会長の主張を読んだ。大要は「理想主義的と云われるかもしれないが、経済的・文化的に相互依存を深めることに勝る安全保障は無い」との一行に込められていると理解した。本人も認めているように、理想的には全ての国家・人種が相互に依存しあって共生することで平和は達成できるだろうが、ウクライナ事変前の世界情勢を眺めても、経済的には大国間での相互依存の形は形成されつつあったものの、文化的には途上国を中心に宗教・人種的価値観が中世に先祖返りしたかの細分化・多様性を生み出して、局地戦や内戦が多発していたと思っている。そして今回のウクライナ事変は、経済的な相互依存も極めて危ういものであることを示したのではないだろうか。かってロシア産原油は衛星国の需要を満たす程度で、西側諸国への戦略物資とはみな...小川淳也議員の主張を学ぶ

  • コロナ給付金不正受給に思う

    コロナ関連給付金の不正受給での摘発が相次いでいる。不正受給の背景若しくは原因は、「審査の甘さ」とする意見がメディアを中心に大勢を占めているが、自分としては不正受給は起きるべくして起きたものと思う。政府が各種給付を決定した前後の世相は、「一日も早い給付を」若しくは「どこどこの国では〇日で給付」の大合唱で、政府・自治体でも世論に抗しきれない形で給付のための制度設計・手続き不備のままに見切り発車に踏み切らざるを得ない状態であった。不正受給多発の原因は、住民基本台帳と税務資料が連接していないことが全てであり、連接していない原因は「一部の国民や政党が過度の個人情報保護」を主張したことに依っている。もし政府・自治体が個人の税務実態を把握していたとしても不正受給の全てを防ぐことはできなかったであろうが、局限はできたであ...コロナ給付金不正受給に思う

  • 玉城知事発言とウクライナ支援

    玉城デニー知事の「ゼレンスキー発言」が有った。発言は、5月25日に県庁で開かれた基地問題に関する有識者会合の挨拶冒頭に行われたもので、発言直後に「冗談です」と打ち消したが、駐日ウクライナ特命全権大使から不快感を表明される等、大方の眉を顰めさせる結果となってしまった。更に、沖縄県が会議終了後に冒頭の雑談部分について報道を控えるよう各社に通知していた事が発覚したこともあって、県議会与党幹部からも「基地問題を話す会議の場で出る言葉か。今回はかばいようがない」と批判されている。TV番組冒頭の「つかみ」として話題の人物に扮して登場することはビートたけし氏の十八番であるが、「彼のキャラクターを以って初めて成立するお約束」と認知・受け入れられているもので、政治家が、それも極めて重要なテーマで開かれる会合に相応しいものではない...玉城知事発言とウクライナ支援

  • 生活安全保障って何

    立憲民主党の参院選キャッチフレーズが発表された。従来、立民で最も弱いとされていた防衛(安全保障)に関して、苦肉の結果と思われる「生活安全保障」というテーゼを掲げ、HPでは「生活安全保障は、命と暮らしの視点から日本を力強く再生させる、新たなキーワードです」と自賛している。生活安全保障の中身を覗くと、1物価高と戦う2.教育の無償化3.着実な安全保障⑴新領域(サイバー・宇宙・電磁波)や情報戦など新たな分野に対応を⑵これまでの日米の役割分担を前提としつつ「日米拡大抑止協議」の活用を⑶尖閣を守る領域警備法を制定へ⑷防衛費は2%目標ありきでなく、あくまで必要な予算の積算で確保するとなっている。1、2項は、従前の主張で目新しいものではないが、財源音痴ではないことを示すために「子ども子育て関連支出を対GDP比3%台に(財源は「...生活安全保障って何

  • 救命浮舟と民度

    知床観光船の遭難について、国交相が国会で国の責任を認める答弁をした。国交相が国の責任とした範囲・内容はよく分からないものの、救命設備の装備や運航管理者の選任や業務に関する法整備とそれらへの監督・監査不備を念頭に置いたものであろうが、それらの全てを厳格に行うことは、云うに易く完全実施は中々に困難であろうと思う。救命設備の強化に関しては、最も有効であろうと思われるのは膨張式救命いかだ(以下、救命浮舟)の装備であるが、10人用で1基150万円、現有のFRFRP船体への装備工事費用を考えれば、今回の19トンの船体に2基搭載するためには一隻当たり500万円強の負担となる。また、船舶救命設備規則で救命浮舟は年1回の点検を義務付けられているとともに、数年で搭載品を更新する必要があるために、その負担も中小業者を圧迫すると思える...救命浮舟と民度

  • 海軍記念日

    本日5月27日は旧海軍記念日である。記念日設定の理由は、5月27日が日露戦争での日本海海戦で日本海軍がロシア・バルチック艦隊を殲滅した日であることに由来している。近代的海軍創設から30数年の歴史しか持たない日本海軍ではロシア海軍に抗すべきもなく「鎧袖一触」であろうというのが世界的評価であったが、東郷大将麾下の連合艦隊が奮戦して海戦史上類を見ない戦果を挙げたことは、日本人の誇りとして今後とも語り継がれるべきであろうと思っている。日本海海戦の詳細は置くとして、東郷元帥は世界の3大提督とされる。ちなみに他の2名は、ホレーショ・ネルソン提督(トラファルガ海戦で仏西(スペイン)連合艦隊を全滅させたが同海戦で戦死)、ジョン・ポール・ジョーンズ(アメリカ独立戦争で米海軍歴史上初の戦功を挙げるが、後にオランダ・ロシアの戦闘艦を...海軍記念日

  • ウクライナ事変の波及

    ウクライナ事変を機に国内外が劇的に変化する気配が濃厚である。ウクライナ事変は、世界平和が「力」の均衡に支えられているという現実を改めて示したもので、ほぼ全世界が賛同・共有していた国連憲章の理念すら一人の狂人の「ペン:侵攻命令」の前には無力であることを全世界が知ってしまった。また、「力」の概念についても、近年は武力ではなく経済・文化が主流であるべきとする考えが支配的となり、狂国に対しても経済制裁や文化的価値観の波及・浸透でソフト・ランディングさせることが可能とされてきたが、有史以降20世紀まで信奉されてきた「力=武力」に先祖返りしてしまった。この動きを列挙するならば、ドイツの兵器輸出解禁、スェーデン・フィンランドのNATO加盟申請、スイスのNATO接近、バイデン大統領の台湾防衛姿勢、韓国の文政権路線否定(南北統一...ウクライナ事変の波及

  • 海保救難体制と海自の機関待機

    知床観光船の引上げが難渋しているが、遭難者の捜索・救助体制に関する問題も一部で取り上げられれている。議論されているのは、海保ヘリコプターの現場到着に3時間超を要したことである。海保の説明によると、事故が起きた4月23日13時13分に救助要請の118番通報受信、9分後の13時22分釧路航空基地に出動指示が出されたが、釧路基地所属ヘリ2機のうち1機は整備中で他の1機も別の任務に当たっていたため、任務中のヘリを呼び戻して燃料補給と機動救難士2名を乗せて離陸、現場到着は16時30分であったとされている。海保のヘリに依る救難体制は、全国に点在する10基地から半径185Km圏内を「1時間出動圏」と設定して、通報から1時間以内で現場に到着できる範囲としているが、北海道では機動救難士が待機しているのは、事故現場から直線距離で4...海保救難体制と海自の機関待機

  • 「サルバトール・ムンディ」再び

    テレ東の番組で、ダヴィンチ「若きキリスト像」のその後を知った。2017年11月17に「ダヴィンチ508億円」と題して、「サルバトール・ムンディ(救世主)」を「52円切手1枚の面積で約2000万円。落札者は公的な美術館ではなく大富豪の収集家もしくは投機を狙ったオイルマネーファンドか?」と投稿したが、テレ東の番組で、落札者(現在の所有者)がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子であることを知った。また、名画は現在まで一般公開されていないが、近い将来「ルーヴル・アブダビ美術館」で公開される予定であるらしい。「ルーヴル・アブダビ?」と不審に思ってWikipediaで調べると、アラブ首長国連邦観光の目玉としてアブダビの文化地区に開設されたもので、世界唯一のルーヴルを冠した姉妹館とされていた。ここで、最貧民の常...「サルバトール・ムンディ」再び

  • 豪・韓・日を考える

    オーストラリアの総選挙で、アルバニージ氏率いる野党の労働党が勝利し9年ぶりに政権が交代する。モリソン首相は、在豪華僑のロビー活動禁止、孔子学院の活動制限、クワッド構築、AUKAS・原潜導入等によって、中国との決別を推進してきた。総選挙を制した労働党も外交・防衛政策はモリソン政権の方針を継承するとして選挙戦を展開していたために、直ちには新政権=親中国回帰とはならないとみられているが、労働党の重鎮には親中派が多いとされていることから、何らかの紆余曲折も予想されている。特に、モリソン政権の敗因の一つが、ソロモン諸島の対中安全保障協定締結を阻止できなかったこととされていることから、もはや親中回帰を図ることは不可能な民意が示されたと理解すべきかもしれない。ともあれ、24日から日本で開催されるクアッド首脳会合で、アルバニー...豪・韓・日を考える

  • 寒々しい話題

    北九州市でタバコのポイ捨てを繰り返した50代会社員が書類送検された。ニュースでは、検挙に貢献した清掃ボランティアの男性(74歳)に感謝状が贈られたことにスポットが当てられており、男性は3年間も道路の清掃活動をされているとされている。ところが、1年ほど前から同じ銘柄の吸い殻が同じ場所に大量に捨てられているのを発見した活動家が、手製看板や拾った吸い殻を集めたペットボトルを置いて注意喚起したものの、改善されないために警察と協力して「犯人」を特定したとされている。ボランティア活動家の行為は、将に美談でホッコリさせられるが、寒々しいのは送検された50代会社員がポイ捨てを続けた動機を「誰かが吸い殻を片付けていることを知ってから、(ポイ捨てに)開放感を感じた」と述べていることである。2002(平成14)年に東京都千代田区が、...寒々しい話題

  • マスク屋外着用不要?

    政府の感染症対策分科会の有志?が「条件付ながら屋外でのマスク着用は必要ない」との見解を示したとされる。有志は、中国コロナ感染者が高止まり状態ながらも、医療機関が対応可能な水準で推移していること、ワクチン接種が一定の効果を上げていること、夏に向かい熱中症対策の必要があること、等の要因を挙げているが、例によってメディアはレアケースを取り上げて「この場合はどうか?」的論調で報じている。諸外国と異なり日本でのマスク着用は、罰則付きの法的義務ではなく政府の要請や自治体の指導に基づく自制と雇用者・事業者などの自主規制で行われている。2019年初頭以来、飛行機から降ろされた者、議場の出席・発言を拒否された者、飲食店での小競り合い、ノーマスク・デモ等が報じられたものの、まァ自宅以外でのマスク着用は定着しているように思える。「コ...マスク屋外着用不要?

  • 阿武町誤送金と「ten minute standby」

    山口県阿武町の新型コロナ給付金4,630万円の誤振込み事件で、返金しなかったT氏が逮捕された。世の中の大勢は逮捕されたT氏を糾弾しているが、誰でも市役所から5千万近い金が振り込まれたら一瞬「生涯で二度と起こらないであろう。自分のものにできないか」と考えるに違いないと思っている。確かに、10日間のうちにネットカジノで全額使い果たしたとするT氏の行動は犯罪であろうが、恬として被害者然と振舞う町長・役場幹部にも『?』を感じる。これまでのT氏の素行・性向については報道以上のことは知らないが、誤振込みが無ければ、T氏が逮捕されることも残りの人生に汚点を残すこともなかった可能性がある。そう考えれば、町役場は5千万円の公金を失う以上に、1人の善良な町民を犯罪者に貶めるとともに残りの人生を奪ったことになり、公費の損失挽回の責任...阿武町誤送金と「tenminutestandby」

  • コロナ禍で様変わり

    絵画グループ展が終了した。大方の個展やクラブの展示会では、受付に芳名帳を置いて来場者に姓名等の記帳をお願いする。コロナ禍以前の例では、記帳を拒む人が3割程度を占めていたように思うし、主催者も個人情報尊重の趣旨から無理強いすることはなかったが、今回の展示会では、会場を管理する市役所の使用許可条件に「クラスター対処のために入場者の身元確認と検温」が義務付けられていたため、記帳しない場合は入場を断ることとしていた。しかしながら、入場希望者の一部に電話番号のみ記入するケースはあったが入場を拒まなければならないケースはなく、主催者・入場者に感染者が出た場合の濃厚接触者を特定・追跡・連絡ができるだけの情報は確保できたと思っている。このことは、ワクチン接種の混乱で明らかになった、過剰な個人情報保護は社会の円滑な運営を阻害する...コロナ禍で様変わり

  • 横須賀乱闘事件とSP

    横須賀市内どぶ板通りでの米兵同士数人の乱闘騒ぎが報じられた。報道では、何やら沖縄駐留兵士の非行にも似たニュアンスを言外としていたが、この程度の喧嘩が全国放送に値するものとは思えない。この程度の騒ぎはベトナム戦争当時のどぶ板通りでは日常茶飯事、海上自衛隊でも一帯を立入禁止にしていたほどで、一般市民も余程のことが無い限り近付かなかったように思う。そんな背景から、夜間には海軍のSPが常時巡回していたが、近年では一般市民も安全に通れるように変化しビジネスホテルまで建っているので、SPの姿も見かけなくなっている。ちなみに、ネットで「SP」を検索してみたら、《standardplayingrecord》1分間78回転のレコード、《savepoint》セーブポイント(野球用語)、《securitypolice》1975(昭和...横須賀乱闘事件とSP

  • 沖縄復帰75年に思う

    今朝のフジテレビで在沖米軍基地に関する討論があった。番組の冒頭で、「在沖米軍基地縮小のために本土も米軍基地を負担すべきか否か」でdボタン投票を求めたが、賛成(負担すべき)との意見は70%を超えた。以前にも、・在沖米軍基地を最低でも国内移転と公約した民主党が多くの支持を得て政権の座に就いたものの、受け入れを打診した全ての自治体から拒否され基地移転は霧散してしまった。・艦載機の夜間離発着訓練(タッチ&ゴー)の騒音に悩む厚木市民の有志が移転候補地の三宅島住民に、受け入れを懇願する映像が報じられた。・新屋演習場へのイージス・アショア設置計画については、秋田県知事以下の声高な反対で、計画は白紙撤回に追い込まれた。米軍・自衛隊基地に関する他にも、火葬場、ごみ焼却場、・・・の建設計画に対しては、住民の反対で頓挫することも珍し...沖縄復帰75年に思う

  • 防衛予算の増額論議に思う

    防衛費を対GDP比2%に増額することの是非に関する議論が盛んである。防衛費増額については、ウクライナ事変に触発された危機感もあって、世論調査でも「大幅に増額」と「ある程度増額」が過半数を示し、「現状でよい」の2倍近くに達しているとされている。元々、2%以上という数字はNATOが加盟国に求め、過去にはトランプ氏が米軍支援の代償として友邦に求めていた数字であり、数字自体は軍事的根拠を持ったものではないと思っているが、この動きに関して、公明党と立憲民主党が「正論」を述べている。「正論」は、「数字(総額)ありきでなく、増強の詳細に関する議論が必要」とするもので同感であるが、両党のこれまでを考えると聊かの「?」と「危惧」を抱かざるを得ない。そもそも防衛費の上限を「概ねGDPの1%をシーリングとする」慣例は、公明党と野党の...防衛予算の増額論議に思う

  • ドイツとフィンランドを学ぶ

    ドイツの混乱とフィンランドのNATO加盟加速が伝えられている。ドイツでは、ショルツ首相の支持率が急落するとともに、自身が率いる与党第1党で中道左派の社会民主党が地方選挙で大敗する等、今後の政権運営にまで黄色信号が点滅し、特に内閣支持率は39%と3週間で12%も急落したとされ、その原因はウクライナへの兵器供与を巡る首相の逡巡・煮え切らない態度と分析されている。ショルツ首相は2月末に「紛争地に兵器を送らない」とする戦後ドイツの国是を見直してウクライナへの兵器供与を決めたことで一時的に国民の支持を得たものの、ポーランド等の大規模・近代兵器の供与に比べてドイツが供与を決めた「ゲパルト自走対空砲50台」はウクライナ側から「40年前の兵器ではないか」と冷ややかに反応されて首相自身とドイツの面目を失墜させる結果となった。また...ドイツとフィンランドを学ぶ

  • ジャベリンの生産拡大に思う

    米ロッキード・マーチンが対戦車ミサイル(FGM-148:ジャベリン)の年間生産数を現在の約2,100発から約4千発に拡大する方針を明らかにした。ロッキード社は、「4千発の生産目標に達するには数カ月か数年かかる可能性がある」と説明し、武器生産が新型ミサイルの開発や世界の武器市場の動向に大きく左右される現実を言外に示している。ジャベリンの主目標は戦車などの装甲戦闘車両であるが、建築物やトーチカ、低空飛行するヘリコプタへの攻撃能力も備えており、発射前のロックオン・自律誘導式の「完全な撃ちっ放しミサイル」で、室内からでも発射できる優れもので、カタログは発射準備30秒以下、再装填20秒以下、講習直後の兵士でも94%の命中率を持つとしている。アメリカは世界各国にジャベリンを供給しており、2002年に台湾に売却した例では、発...ジャベリンの生産拡大に思う

  • クラースゾーンで安らぎを

    落ち込んだ時に眺める名画の紹介です。オランダの画家、ウィレム・クラースゾーン・ヘーダ(1593年?~1682年?)はオランダの画家で、豪華な食事の並んだ食卓を描く静物画「バンケッチェ(晩餐図)」で知られており、精緻な質感の描写など高度な写実性で知られる。生涯については、1631年に出生地ハールレムのサンルカ画家組合に入会(後に組合の会長)したこと以外は殆ど知られていない。肖像画や宗教画も描いたとされているが自分ではネット上に見つけられないでいる。紹介する中の「ヴァニタス」について。ヴァニタスとはラテン語で「空虚」「むなしさ」を意味する言葉で、人生の無意味さや虚栄の儚さなどと深く結びついた概念とされ、16世紀から17世紀にかけてのフランドルやネーデルラントなどヨーロッパ北部で特に多く描かれたが、現代に至るまでの西...クラースゾーンで安らぎを

  • ロシア出禁63人に思う

    ロシアから63人が入国禁止を通告された。ロシアの「何処の誰が」、「どのような計量スプーンとオペラグラスで」選定したものかもわからないが、指名された人の多くが「上等ヤン」とした高市早苗政調会長、「勲章」とした中村逸郎筑波学院大教授と同様の感想を持っているように思える。特に、志位共産党委員長に至っては「ソ連・ロシア政体は社会主義ではなく全体主義であるとして決別を宣伝した以降も、コミンテルン参加時代と同一視される軛から解放されるもの」と狂喜乱舞の体に見えるし、新聞赤旗も総力を挙げて報じているらしい。ロシアの度量衡は不明であるが、「誰がどのようにしてリスアップした」のかは、ある程度推測できるように思える。大臣級を除いて防衛省の幹部が指名されていること、衆参の沖縄・北方特別委員会の理事が党派の別なく一網打尽的に網羅されて...ロシア出禁63人に思う

  • 奥野総一郎議員の迷言解釈

    立憲民主党の奥野総一郎衆院議員の迷言が波紋を広げている。奥野議員は、憲法記念日の3日に開かれた、憲法改正に反対する集会で「ロシアよりも許せないのが、今の与党であります。このどさくさまぎれに、ウクライナの問題をダシにして、改憲に突き進もうというその姿勢を、私は許すわけにはいかない。まさにどさくさまぎれに改憲を試みよう・国民をだまそうとしている」と発言したとされている。その後、奥野議員は生出演したTV番組で発言を撤回したとされているが、将に「なにをか云わんや」の思いである。9日にもウクライナに対して宣戦布告する可能性が高いとされるロシアの愚挙と一国の改憲論議を同列視する国際感覚・政治感覚は、どこから生まれるのだろうか。奥野議員と云えば、東大法学部卒の学歴を有し衆院憲法審査会では野党筆頭幹事を務める「我々とは出来の違...奥野総一郎議員の迷言解釈

  • 海難船の引上げに思う

    沈没した知床周遊観光船の引上げが話題となっている。このことについては既に、保安庁が飽和潜水の能力を持つ民間業者とサルベージ契約したとも報じられているが、真偽・詳細は明らかでない。自衛隊・海保・道警の水中カメラによる捜索では船内に遺体は確認されていないようであるので、何故に船体の引上げが必要なのだろうかと聞き耳を立てているが、よく理解できない。メディアが報じる引上げ理由と経費の負担に関する主張を見ると、引上げの理由は「船主の法的責任を問う証拠保全」「再発防止、規制強化を行うための原因調査」に集約され、経費の負担については「全額国費」、「国費で行い船主に代理弁済を求める」、「全額船主負担」と多様である。そもそも、船主に引上げ義務はあるのかという点では、東海大海洋学部の山田吉彦教授が「船主に引上げ義務があるかというと...海難船の引上げに思う

  • 条件付出港を考える

    知床半島周遊観光船事故については、痛ましい事故であり人災の誹りを免れないように思う。観光船沈没の直接原因は現在のところ不明であるものの、船の管理と運行管理に数々の瑕疵が指摘されているので、運航事業者の刑事・民事の責任について今後の判断に俟たざるを得ない。事業者の出港判断の一つとして取り上げられている「条件付出港」に関しての感想を書くが、一般論であって今回の事業者を擁護する意図はないことを最初にお断りしておく。世の中の諸事は全て「条件付」で行われており、行動開始後に何らかの変更は当然とされていると思う。家族旅行でも、出発後に交通渋滞、子供の熱発、交通機関の乱れ・・・によっては予定を変更するし、登頂目前で引き返した登山隊があり、生還を度外視した特攻機ですらエンジン不調や荒天で反転帰投した例もある。特に、海象について...条件付出港を考える

  • ウクライナ事変のOSINT活動を知る

    ウクライナ事変に際して、民間のオシント・グループが成果を上げていることが報じられた。オシントは、「オープン・ソース・インテリジェンス(open-sourceintelligence)」の略称でOSINTと略記され、「合法的に入手できる資料」を突き合わせることで公共機関等の公表内容の真贋を検証するとともに真実を知る手法で、1980年代から諜報・諜報活動で用いられるようになってきたとされている。他のHUMINT(ヒューミント:対人諜報)やSIGINT(シギント:主として電波傍受)が往々にして「違法行為を厭わない諜報」であるのに対し、公開情報を情報源とすることが特徴である。1990年に公開された映画「レッド・オクトーバーを追え」では、あまりにも米ソ両国海軍の実情が詳細に描かれているとして、原作者のトム・クランシーはス...ウクライナ事変のOSINT活動を知る

  • 平和を知る

    新聞のコラムで、我々が良く口にする「平和」という言葉に多くの解釈があることを知った。辞書で「平和」は、「戦争が無いこと」と書かれている。この定義に従えば、外交・軍事権すらを清国に譲り渡すことで戦争を防いでいた李朝末期の朝鮮は、内戦を終結させたポル・ポト政権下のカンボディア(クメール・ルージュ)は、平和であったとすることも可能であるが、ルソーはこのような状態を「奴隷の平和」と定義しているそうである。時代が進んで、平和を「戦争が無く、国内社会でも貧困・格差が存在しない状態」と定義する「積極的平和」という概念に成長し、それまでの「単に(対内外)戦争は無いものの民族の別・原理主義者・特権階級による圧政・不平等が存在する」状態を「消極的平和」と区別しているそうである。以上のことを念頭に置いて「ウクライナの平和」を考えると...平和を知る

  • モルドバを学ぶ

    ウクライナ・モルドバ国境が緊張している。これについてモルドバはウクライナから銃撃されたとし、ウクライナはモルドバ駐留ロシア軍が越境攻撃していると、それぞれ主張しているが、いずれにしても国境付近で武力衝突したことは確かであるように思われる。この事態は、専門家には想定していた推移であるかもしれないが、北方のベラルーシ国境のみ注視していた自分には更なる事変拡大で、ロシアのソ連時代の版図回復は留まるところを知らないもののように感じられる。モルドバを知らないので、ウィキペディアの解説を年表的に整理してみた。・14世紀モルダヴィア公国の一部。・16世紀オスマン帝国の属国・1812年ロシア帝国・オスマン帝国戦争の結果、ブカレスト条約により帝政ロシアへ併合・1856年ロシア帝国からモルダビアに返還、ルーマニア公国の一部となる・...モルドバを学ぶ

  • ドイツに学ぶべきか

    新聞に「独、脱平和主義」の見出しが躍った。ドイツはこれまで、第二次大戦の後遺症から「紛争地域には殺傷兵器を送らない」という平和主義に徹してきたが、日本を除く多くの西側諸国がウクライナへの武器支援を行う現実を受けて、政策転換を余儀なくされたとされている。国是と云っても過言ではない平和主義政策大転換の背景は、国是維持として武器供与に否定的であったシュルツ首相率いる第1与党「社会民主党」に対して、第2与党「緑の党」・第3与党「自由民主党」・最大野党「キリスト教民主同盟」が武器供与を主張、世論調査も55%が支援を肯定した結果とされている。最大野党「キリスト教民主同盟」の「首相のせいで、ドイツは国際社会で孤立している」との主張が紹介されているが、武器供与を肯定する側の共通的な認識であろうと思う。25日にウクライナ外務省・...ドイツに学ぶべきか

  • イスラエルの一面を知る

    数次にわたる中東戦争で近隣国に配備されたソ連(ロシア)製武器と対峙した経験を持つイスラエルが、ウクライナへの武器供与や経済制裁に消極的である原因の一端を知った。イスラエル・ウクライナ両国は共にユダヤ人が中核をなす国であるにも拘わらず、イスラエルがウクライナ事変に人道支援以上の行動に踏み切らないことを疑問に思っていたが、イスラエルには「傍観せざるを得ない事情」があるらしい。イスラエルには、ソ連崩壊前の1990年代以降にソ連(ロシア)政府のユダヤ人移住解禁を受けて移住し、ロシア語を(も)話す国民が全人口(900万)の15%近くを占めており、ロシアに親類縁者を持つ国民・政治家も多く、彼らに配慮するためにも人道支援以上には躊躇せざるを得ないらしい。また、隣国シリアに存在するシーア派軍事組織に対してイスラエルが行う報復爆...イスラエルの一面を知る

  • 参院石川補選に思う

    参院石川選挙区の補欠選挙で、自民(公明推薦)候補が勝利した。保守王国とされる石川選挙区であれば当然の結果とされるが、野党敗因の一つとして「野党候補の一本化ができなかったこと」が挙げられている。今回選挙に限らず、「野党候補の一本化」については素直に頷けない。同一選挙区で、同一政党候補が乱立することでの共倒れを防ぐために候補者を一人に絞ることは選挙戦術として仕方のないところかと思うが、「主義・主張が異なるために袂を分かって政治活動している政党」が、例え自公政権打倒という共通の目的があるにせよ候補者を一本化することは有権者無視の所業で許されるべきでないように思う。例えば、100の選挙区で立民と共産が候補者の一本化を実現したと仮定した場合、立民と共産の候補者配分はどうなるのだろうか。現有勢力を基にした比例配分か、はたま...参院石川補選に思う

  • 光市母子殺人の死刑囚に思う

    山口県光市母子殺害死刑囚の第2回再審請求が広島高裁で棄却されたことが報じられた。驚いたのは、死刑囚の年齢が41歳とされていたことである。事件が起きたのは1999(平成11)年で、逮捕されたのは当時18歳の少年であった。罪状は殺人・強姦致死(屍姦)・窃盗とされ、一・二審は無期懲役判決であったが最高裁で破棄差し戻され、差し戻し控訴審で死刑判決がなされ2012(平成24)年に死刑が確定した。その間、少年犯罪に対する死刑の是非、二審から担当した弁護団の教唆と疑われる荒唐無稽な陳述、橋下徹氏の弁護団懲戒請求の呼びかけ、実名本の出版、被告が被害者家族に宛てた嘲笑的な文章、・・・などの大きな社会的反響を呼び起こし、最高裁も従来の死刑判決の永山基準を変更せざるを得なかった。逮捕以来23年間の獄中生活、そして2012年の確定後死...光市母子殺人の死刑囚に思う

  • 台湾の巡航ミサイル近代化計画に思う

    台湾が現在配備している巡航ミサイル「雄風2E]の射程600㎞を1200㎞まで延伸することが報じられた。射程600㎞は、自領の金門島に対する通常火砲攻撃に対処するために火砲部隊(前進基地)への攻撃・反撃を念頭に置いていたものと推測するが、上海までも射程内に収める新型ミサイルでは、後方の指揮管制機能(司令部)や火砲部隊への補給基地を含む「策源地」まで攻撃できることを中国に伝えるものの、射程を北京までは届かない1200㎞に留めるところに台湾の真意を込めているのだろうとも思っている。新型ミサイル開発計画の情報は、台湾当局高官が新聞取材に回答し、立法院国防委員会所属の与党議員がフェイスブックで明らかにしたものとされるが、国防部はこれらの情報を公開していないことから、台湾の意図的・政治的なリークである可能性が高いものの、性...台湾の巡航ミサイル近代化計画に思う

  • タケノコ 考

    新筍が出回って、エンゲル係数の高い我が家でも食べられる季節になった。現在スーパーで売られている筍は、癖のない「孟宗竹(モウソウチク)であると思うが、子供の頃に食べた「ちょっと苦みのある筍」の味を懐かしく思い出したものの、在所での呼び名は覚えているが果たして全国的に通用するのかと思い、竹(筍)について調べてみた。以下は、竹専門店の「竹虎」さんのHPからの抜き書きであるが、・孟宗竹(モウソウチク):中国原産で、雪の寒い日に年老いた母親のために筍を掘りにいった孟宗という人物にちなんで付けられた竹で、江戸時代に日本に輸入され京都または鹿児島に植えられたものが全国に広まった。高さは10~20m、直径は8~20cm。・真竹・苦竹(マダケ):竹製品、竹細工などの竹材料として最適で一番使用されている。筍には少し苦みがある事から...タケノコ考

  • 緊急条項賛成72%。今でしょ!!

    産経・FNN合同の世論調査で憲法に緊急条項を設けることに72%が賛成したと報じられた。賛成者の詳細では、支持政党別では自民:84%、維新:85%、立民:60%、無党派:63%、年代別で最も高かったのは30代の82%、最も少なかったのは70代以上の68%と分析されている。このことは、もはや「公のために私欲を抑える」という「傘かしげ」の美風に期待するだけでは、国が立ち行かないのではと考える人が過半数を占めて来たことを示しているように思う。この数字を自分流に解釈すると、70代以上に現状維持の姿勢が強いことは、既に改憲というハードルを乗り越える気力を失うとともに、現行憲法でも「何とか遣れてきた」経験を若年者に強制することが正しいという押し付けがありはしないだろうか。加えて「アト10年程度の存命中は大丈夫だろう」という消...緊急条項賛成72%。今でしょ!!

  • 解り難いこと

    素人観には不可解なことが多過ぎる。朝日新聞編集委員の峯村健司氏が、「週刊ダイヤモンド」に対して安倍元総理のインタビュー記事のゲラ刷りを求めた。経緯を振り返ると、峯村氏は、週刊ダイヤモンドが行なった安倍氏のインタビュー記事の掲載前に、同誌の副編集長に電話で「元総理が記事の中身を心配されている。私が顧問としてファクトチェックを任されているのでゲラ刷りを見せて欲しい。ゴーサインは私が決める」と要求したとされている。峰村氏は多くの受賞歴を持つ朝日のエース記者とされ、本人の弁によると「安倍元総理にも外交・安全保障について定期的にレクチャーしており、安倍氏から”明日から海外出張するので核兵器共用に関する部分のファクトチェックをして貰えると有難い”と言われ取材記者の名刺を貰った」と述べている。ダイヤモンド編集部は要求を拒否す...解り難いこと

  • 締め切り迫る

    当市の公民館施設を利用している油絵グループの合同展の締め切りが迫った。これまで5団体合同で行ってきたが、コロナ禍で1団体が消滅したために4団体での開催となった。一人2点のノルマであるが、コロナで怠け癖のついた身には、やっとの感が深い。今回は何とか間に合ったが、改めて眺めてみるとまだまだ手を入れなければならない箇所に気付かされる。しかしながら、不出来の個所は「カメラが真実を映していない所為」との寛容な視線での御高覧を。Y氏(F10)戦士(F10)締め切り迫る

  • 社民党起死回生策の提案

    立憲民主・国民民主両党が、夏の参院選比例選挙での略称を先の衆院選と同様に「民主党」と届けたことが報じられた。立民の泉代表は「民主党に繋がる政党に投票しようという考え方を持った方に配慮しないといけない」と述べているが、さて真意は?と考えると興味深い。衆院選の惨敗を受けての総括では、立憲民主党の独自色の浸透を目指すとし、国民民主が来年度予算案に賛成した場合にも「国民民主は「ゆ党」化したが立民は違う」と胸を張っていたように思うが、今回の略称共有戦術を見る限り、立民色によって国民民主を圧倒するという困難(不可能?)な道よりも、政権交代を果たした民主党ファン票の案分を得るという安易な選択に縋らざるを得ない苦衷が窺い知れる。有態に書けば、両党の選択は、大して意味を持たない「本家・元祖」争いに憂き身をやつすコメディーを演じて...社民党起死回生策の提案

  • ウクライナ事変津波-2

    昨日はウクライナ事変に触発された世界の潮流変化に触れたが、本日は国内の変化である。自民党の安全保障調査会が、「専守防衛」では劈頭における損害が激しいために、敵基地攻撃能力を保有した「積極防衛」に転換すべきか否かの議論を進めて、年末に改定する政府の国家安全保障戦略(NSS)に反映させたいとしている。また、敵基地攻撃能力という言葉は曖昧であり、実態に即し、かつ国民が理解しやすい「自衛反撃能力」「領域外防衛」「ミサイル反撃力」などに変更することも議論しているとされる。専守防衛と積極防衛で大きく異なるのは何だろうかと考えてみた。最も異なるのは、国際的に認知されている積極防衛の概念に基づくならば、武力攻撃が予想される状況・時点での危険海域(戦闘海域)や飛行禁止区域(戦闘空域)の設定が可能になるのではと考えている。専守防衛...ウクライナ事変津波-2

  • ウクライナ事変津波-1

    ウクライナ事変は、多くの国に国防・軍事・通称に関する政策の変更を促しているようで、これまでNATO加盟に慎重であったフィンランドとスウェーデンが、相次いでNATOへの加盟を検討すると表明した。スウェーデンは国連中心・非軍事同盟中立・福祉重視を貫いているとして、日本では「スウェーデンを見習え」との評価が高いが、第二次世界大戦でドイツ・ソ連の双方から攻撃された教訓から、国防意識は極めて高いとされている。そのため、一時は核開発を目指したことにも示されるように独自の兵器開発を進めており、特に戦闘機に関しては日本の次期戦闘機(FX)選定候補に挙げられる性能を持ち、通常型潜水艦でも領海侵犯したソ連潜水艦を釘付けにした等、高く評価されている。海上自衛隊でも対潜前投兵器として4次防で米国製のASROCが装備される以前はスウェー...ウクライナ事変津波-1

  • 佐々木朗希投手の完全試合に思う

    ロッテの佐々木朗希投手(20)が、史上16人目の完全試合を成し遂げた。生憎、当日は阪神VS広島戦が0-1で進行していたために、途中経過で佐々木選手の奪三振状況と完全試合の予感が報じられていたにもかかわらず、チャンネルを変えることができなかった。栗林投手で広島が阪神を振り切って、大慌てにチャンネルを変えたが既にロッテ戦は終了していた。佐々木選手の快挙に心からの祝意を捧げるとともに、今後の更なる飛躍を期待するところであるが、自分なりの感想を書いておきたい。佐々木投手で思い出されるのが、甲子園出場がかかった令和元年の岩手県大会決勝戦である。佐々木投手属する大船渡高校の国保監督は、決勝戦にもかかわらず佐々木投手の「投げ過ぎ・故障」を防ぐために登板させることなく花巻東に2-12の大差で敗れ去った。また、ドラフトでパ4球団...佐々木朗希投手の完全試合に思う

  • 安保に関する国是-終

    安保に関する考察の最後は、軍事同盟についてである。「憲法9条の完全実施(自衛隊の解体)」、「日米安保の破棄」を党是として綱領に記載する共産党ですら、集団的自衛権と自衛隊容認に転舵しようとしている。この動きは、安保無視の主張では参院選を戦えないという短期的政局を睨んだ志位委員長の専行ともされるが、ロシアのウクライナ侵攻は80年間に亘って掲げ続けてきた看板の架け替えすら余儀なくされる衝撃を与えたように思う。しかしながら、素人観には、先の衆院選で立民との共闘を不満として失った票を引き戻すよりも、コアな有権者を失うほうが大きいように思える。閑話休題。現在、日本の軍事同盟と云えば日米安保であるが、同安保を容認する人であっても、日米地位協定、在沖米軍基地の縮小・返還、在日米軍駐留経費負担を疑問視する声も多く、更には日米安保...安保に関する国是-終

  • 安保に関する国是-3

    本日は、憲法についての自分の考えを纏めてみたい。第二章戦争の放棄第九条日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。第二章「戦争の放棄」は9条だけで構成されているが、憲法前文とともに日本の平和主義を象徴する項目とされている。大多数の国民は「平和主義」を国是と考えているが、国是とする内容は、軍事力の完全放棄から自衛力の保持許容までと幅が広く、現状は「国の防衛には自衛隊という戦力と日米安保という軍事同盟が不可欠」とする意見が大勢を占めており、関連法令もその趣旨に沿って整備されていると思っている。この現...安保に関する国是-3

  • 安保に関する国是-2

    本日は「非核3原則」に関する持論である。改めて書くまでもなく非核3原則は、核兵器を「持たず」「作らず」「持ち込ませず」であり、多くの国民が支持する「国是」であると認識しているが、今一度、非核3原則の誕生を時系列的に整理すると・1954(昭和29)年マグロ漁船「第五福竜丸」がビキニ環礁で被爆・1955(昭和30)年反核・平和団体の原水協(共産党系)設立・1960(昭和35)年新安保条約に改訂¥核持ち込みの事前協議を確認・1964(昭和39)年中国核実験-原水協は中国の核保有を容認・1965(昭和40)年日本の核武装主張の高まりを受けてを受けてアメリカのジョンソン大統領が「日本防衛のための核の傘提供」を表明・1965(昭和40)年原水協から原水禁(社会党・総評系)分派・1967(昭和42)年佐藤栄作首相が非核3原則...安保に関する国是-2

  • 安保に関する国是-1

    日本における国防に関する、専守防衛・非核3原則・憲法9条堅持を国是とする人は多いが、自分は、それらの主張に対して「現実を直視しない思考停止の所業」と思っている。これまで、「武力=悪若しくは不要」とする著書を読んだり、同様の主張を繰り広げる市井の人々と話す機会があったが、両者に共通しているのは「今、平和憲法を持つ日本を武力攻撃する国は無く、対話と経済支援外交での解決が可能で、紛争が起きたとしても国連の調停によって武力衝突は回避できる」との前提に立っており、武力侵攻事態の想定すら受け入れようとしなかった。残念ながら、日本と同様に、専守防衛・非核を国是としていたウクライナが狂国の侵攻を受けている現在でも、国防態勢の見直し論に対して立憲民主党が「火事場泥棒的」と一蹴しているのと軌を一にしているように思える。本日以降、複...安保に関する国是-1

  • 韓国の少子化事情を知る

    韓国の少子化事情を知った。韓国経済は好調で、労働賃金は日本を追い越しGDPでも日本を猛追している現状からは、信じられない思いがした。女性1人が生涯に産む子供を表す合計特殊出生率が0.81、OECD(経済協力開発機構)加盟38ヶ国中で1を下回っているのは韓国だけで、英オックスフォード大の高齢化問題研究所は韓国を「地球上から最初に消える国」に挙げているらしい。少子高齢化に危機感を持っている日本でも、合計特殊出生率は1990年代後半から1.2~1.4を維持していることを考えれば、韓国の少子化は想像以上であるように感じられる。しかしながら、日本が慢性的な低出生率であるのに対し、韓国は2018年以降急激に低下して1を割り込んだとされていることから、施策次第で鈍化できる可能性を持っているようにも思える。しかしながら、経済好...韓国の少子化事情を知る

  • Honda DREAMOを知る

    本田技術研究所で、藻の研究が成果を挙げつつあるとする記事をネットで読んだ。3月30日に発表された「HondaDREAMO」と命名された藻は、世界トップレベルのCO2の吸収量を誇り、栽培には特別に温度調節された部屋も、大量のエネルギーも、滅菌も必要が無く、水道水を足すだけで繰り返し培養ができ、寒さにも強いため、他の植物が育ちにくい環境であっても育てられるとされている。また、培養液をを変えるだけで、燃料やバイオプラスチックに活用したい時は炭水化物が多い藻に、化粧品や食料の原料に活用したい時はタンパク質が多い藻に3日で成分を変化させることができ、消費者のニーズに合わせた成分を持つ藻の生産が可能とされている。さらには、水道水で育つ「雑菌に負けない強い藻」ではあるが、培養施設から流出しても生態系を破壊しないことも検証され...HondaDREAMOを知る

  • 経済至上主義の終焉とプーチンの真意

    ロシアのウクライナ侵攻は、経済至上主義を粉砕したとの主張を知った。アメリカの国際問題評論家の主張するところでは、《ソ連崩壊後の西側先進国では、「各国の経済が成長すれば国際関係も円滑に動き、地理的な国境までも意義を持たなくなる」という経済至上主義が主流となったが、ウクライナ事変は「指導者の政治的野望による軍事力行使」に対しては、経済活動による結びつきなど何ほどの抑止力として働かないことを世界に示した》としている。この「政治(軍事)が経済を打ち破る現実」に目覚めた国として、氏はカナダ、ドイツ、日本を挙げているそうである。云われてみれば、日本を始めとする3国は、いずれも「過度な平和主義の幻想から目覚めた」様子で防衛費の増額に転じ、対GDP比でドイツ2%超・日本1.24%・カナダ増額表明となっているが、3国以外でもNA...経済至上主義の終焉とプーチンの真意

  • インドと遠交近攻

    対ロ経済制裁が思うほどの成果を上げていないようである。自分は経済制裁の効果は短期には限定的と書いて来たが、長期的に観ても不安材料が多いようである。不安材料の一つが、インドの動向が定まらないことである。インド軍の主要装備はロシア製であり軍事的にはロシアとの結びつきが強く、政治的には国境を接する中国を牽制するためにQUADに参加している。インドの腰が定まらないのは、ウクライナ危機で中露が急接近したために、近国(中国)を攻略(牽制)するために遠方の国であるロシアとは軍事的に日米豪とは政治的に結ぶ遠交近攻が破綻しかかっていることであるように思える。それを防ぐためにはロシアとの紐帯をロ・中以上に維持する必要があることから、国連でのロシア非難決議に棄権して決定的な断絶の回避に努めるとともに、ロシア産原油輸入に転舵する動きも...インドと遠交近攻

  • ブルース・ウィリス氏の引退に思う

    ハリウッドスターであるブルース・ウィリス氏の俳優引退が報じられた。引退の理由は痴呆症・失語症とされているが、引退自体は俳優業からだけで社会生活を含めた完全引退ではないように思われる。失語症の程度は不明であるが、当意即妙のスピーチが出来なくなったり、正確な言い回しが出来なくなったことであるとするならば、俳優にとっては致命的であろうが、正確な表現・語彙に乏しい自分などは、生まれついての失語症と診断されてもおかしくないが。ウィリス氏の老化公表は、クリエイティブな才能に恵まれ、かかりつけの主治医ではなく専属・お抱えの医師による健康観察や治療を受けていたであろうハリウッドセレブにしても、老いによる鈍化から逃れることはできなかったのかと、身につまされる思いがする。ウィリス氏の映画は、本邦公開作品の殆どを見ていると思っている...ブルース・ウィリス氏の引退に思う

  • 侵略と進撃

    ネット上で酒井信彦氏のコラムを見た。氏は、ロシアのウクライナ武力行使を伝える2月25日、多くの新聞が見出しで「侵攻」ないしは「侵略」と表現している中で、朝日新聞のみは「(親ロ派地域への)進撃」との語句を使用していたとされている。酒井氏の朝日新聞嫌いは有名であるので事の真偽が不明であるが、もし真実であるならば「相当ニュアンスが違うなァ」と感じて侵攻と進撃を調べてみた。ウエブ辞書では「進撃:軍を進めて敵をうつこと。また、積極的に攻撃すること」、「侵攻:他国を攻め、その領土に侵入すること。侵犯。進攻」とあった。正確な理解ではないだろうが自分では、武力行使の正邪を問わずに、「進撃」とは武力行使する側がその正当性を内包して使用するもので、侵攻は武力行使の不当性を込めて受け手が使用する語句であるように思う。そのことは、現在...侵略と進撃

  • 政策提案型野党とは

    28日の参院決算特別委員会で共産党の田村智子議員の正論が報じられた。田村議員の質問の形を借りた主張は、「国立大学が独立行政法人化されて以降、必要予算が削られた結果、論文数が減少するとともに任期付きの非正規教員が急増しているデータを挙げて、外部研究費確保に軸足が置かれて短期間に成果が挙がる研究に偏り、時間をかけた質の高い研究が阻まれている」との趣旨と報じられている。大学における教育と研究に目が暗いために、その主張が的を得たものか否かを判断する能力を持たないが、この提案に対して末松文科相が「重要な指摘を戴いた。予算も戻していかなければならない」と応じたところを見ると、指摘と提案は正鵠を射たものであるのだろう。さらに田村議員の「(研究の)トップを育てても科学技術全体の発展には繋がらないらない。裾野を広げないと」との提...政策提案型野党とは

  • 桜・SAKURA考

    東京で桜が満開と報じられた。かっては、この時期を迎えると新聞等で歳時記的に使用される引用句があったが、近ごろはあまり目にすることもなくなったように感じる。無学に等しい自分でも知っている語句を思い出すままに記すと。・「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず(劉廷芝:代悲白頭翁」自然災害等によって人々が大きな災難を被った際の慨嘆に使われていたが、今年は例年以上に身につまされる。昨年の桜の時期には、武漢コロナという禍はあったにしろ、プーチンという狂人は未だ本当の牙を剝いてはいなかったし、世間も大国ロシアが無法な戦争を仕掛け、ウクライナ国民が死生を彷徨う事態など思ってもいなかった。・「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平:古今和歌集)ちょうど花見の時期に長期行動すると、母港に帰投した時には既に...桜・SAKURA考

  • ウクライナ政治決着に思う

    「ウクライナ市民を救うために政治決着を」という声が日増しに高まっているように思われる。戦前の日本では、多くの国民、とりわけ知識人の多くが国策を論じ・挺身する場合は「死は或いは泰山より重く、或いは鴻毛より軽し(司馬遷)」を信条とし、学徒兵を含む多くの特攻隊員は、日本国の悠久のために一身を鴻毛の軽きとして捧げた。しかしながら、戦後においては「一人の生命は地球よりも重い」が日本基準になったようで、福田赳夫内閣は1977(昭和52)年のダッカ事件で超法規的処置としてハイジャッカーの要求を容れ身代金600万ドルを支払うとともに収監中の赤軍幹部等6名を釈放・出国させたが、この判断は、「テロ犯とは取引しない」が世界基準で無かった当時でも、日本=弱腰との非難が浴びせられたように記憶している。現在、ウクライナに政治決着を求める声...ウクライナ政治決着に思う

  • 経済制裁とルーブル

    ロシアが、原油・天然ガス・兵器(ロケットエンジン)の決済をルーブルで行うとしたことが報じられた。自分の財布すら管理できない経済音痴・無知の自分は、ロシアがドル建て債の償還・利払いをルーブルで行うと発表した際には「紙くず同然のルーブルで・・・」と書いたが、この事態では世界的な必需品である原油や天然ガス、特定国には死活の意味を持つ兵器を買うためにルーブルが必要となるので、ルーブルは為替市場で一定の価値を持ち続けることになるのだろう。もしかすると、ルーブルが国際通貨としての価値を一層高めることになるのかもしれない。自分は、経済制裁にも必ず掟破りの国や企業が現れるので効果は限定的と思ってきたが、今回のロシアの対応を見て、経済制裁を無力化するためには掟破りに期待するのではなく、借金を武器に自国通貨を流通させ、自国通貨なし...経済制裁とルーブル

  • ゼレンスキー大統領の国会演説に思う

    国会でのゼレンスキー大統領のオンライン演説が行われた。英(7日)、加(15日)、米(16日)、独(17日)、イスラエル(20日)、伊(22日)、に続く7か国目の議会演説であり、対象各国ごとに内容や言葉を変えるという演出は、一部識者がする演説巧者という評価よりも、ウクライナの窮状がより身近に感じられるものであると思う。しかしながら、米国議会で9.11同時テロと並んで真珠港攻撃が例示されたことについては、宣戦布告という国際慣例の戦争行為で、軍事施設に限定した行為を無差別テロと同列に扱われることに違和感を持ったが、それが米欧における真珠港攻撃に対する共通認識であるのかと思うと、これまで日本の外交官が何をしていたのかとの思いが強い。つい先日、安保理でロシアの国連大使が「ロシアはウクライナを武力攻撃していない」と強弁する...ゼレンスキー大統領の国会演説に思う

  • 田村智子議員の政権批判に思う

    共産党の田村智子議員の政権批判を新聞で読んだ。主張は、22日の参院予算委員会の締め括り質疑で、「ロシアのウクライナ軍事侵攻は、安倍元総理のすり寄りがプーチン大統領を増長させた結果で、当時の岸田外相にも非あり」と過去の外交の総括と反省を求めたものとされている。確かに安倍元総理は、平和条約・北方領土返還交渉に弾みを付けたい思惑からプーチンとはファーストネームで呼び合う蜜月関係にあることを強調していたが、軍事弱小国の、更には足枷の多い日本国総理の言動がプーチンの意思決定に大きく影響したと観るのはどうだろうか。田村議員は、プーチンが「ウクライナに軍事侵攻しても、日本は最低でも中立・あわよくばロシア支援に回り、自衛隊は動かない」と判断したと云いたいのだろうが、自分としては、世界を相手にすることになる軍事オプションを選択し...田村智子議員の政権批判に思う

  • カープ'2022'考

    今季のカープの展望を占った。(本日に限り選手の呼び捨てにお許しを)オープン戦の戦績は5勝9敗2分で、9位であった。鈴木誠也の穴は短期間で埋められるべきもなく、順当な成績かと思っているが、気になる点は、失点74(最下位)、防御率4.70(最下位)、盗塁2(最下位)という数字である。イチローの名言「足と守備にスランプは無い」に表されるように、打撃や投球はシーズンを通して好調であることは希で、その場合も何とかして出塁できた走者を、足を絡めた攻撃でホームに迎え入れ、鉄壁の守備で1点を守り切るというカープ野球がすっかり影を潜めている。さらにバント攻撃等の多彩な攻撃が無く単調な攻撃に終始していたのは、オープン戦という事情を差し引いても、些か心配である。打撃陣では、ドラ3の中村健人にはひ弱さが感じられ、オープン戦でほぼ全試合...カープ'2022'考

  • 蔓延防止措置解除

    本日、政府の武漢ウイルス蔓延防止措置が解除される。感染者数が横ばい・高止まりしている状況での全面解除については、賛否が分かれるようであるが、感染予防に対する国民の馴れ・閉塞感と税金による休業補償・支援が限界に近付きつつあるという止むを得ない事情によるものと見ている。自分の住所は首都圏の外れ都市で連日200名内外の感染者数が記録されているが、同じような数字が報告されている地方自治体と比較してみた。・当市-累計感染者数:21,763名、昨日感染者数:176名、死者:118名、人口:40万人、面積101㎢、人口密度:3,937人/㎢・宮崎県-累計感染者数:23,000名、昨日感染者数:161名、死者:115名、人口:114万人、面積7,735㎢、人口密度:621人/㎢(宮崎市)両者を眺めると、当然のことながら空気・飛...蔓延防止措置解除

  • 小火器を学ぶ

    自衛隊OBであるが、艦船(機関)特技であるために、銃器については無知に等しいので、来る(かも)機会に備えて小銃を勉強した。勉強は主として小火器の弾丸の大きさについてであり、畳の上の水連にもならないが一応の予備知識として調べてみた。現在小火器の口径については㎜で表記されているが、入隊した昭和30年代にはインチで呼ばれていたし、ハリウッド映画やアメリカ社会では今でもインチで呼称されるのが一般的である。というわけで、主要な銃器の口径についてインチ-㎜換算から始めたので、以下に列記・紹介する(表記は、インチ呼称/弾頭径㎜-主要銃である)・45口径/11.433㎜-GIコルト(2次大戦時の米軍制式拳銃:自衛隊も長期に使用)、コルト45マグナム(ダーティ・ハリーのキャラハン刑事が愛用)・38口径/9.65㎜-スナップ・ノー...小火器を学ぶ

  • ゼレンスキー大統領に観る指導者の資質

    ウクライナのゼレンスキー大統領の存在と情報発信力が、世界を動かしつつある。ゼレンスキー大統領は、コメディアン出身で政治経験の無さを危ぶむ評価が高かったが、亡命政権を樹立して国外から指導することを暗に求めた西側諸国の助言を退けて国内に踏み止まって戦争指揮を続けているが、この現実を見ると、政治家とは何だろうと考えざるを得ない。同大統領はアメリカ議会でリモート演説し、バイデン大統領に対しては「アメリカ大統領は世界のリーダーで、世界のリーダーは平和のリーダーでなければならない」と叱咤し、議員に対しては「パールハーバー」「9.11テロ」を想起しろと迫った。クリントン氏以来の民主党が党是とする「戦略的忍耐」が武力による現状変更を迫る無法者には無力である現実を訴える言葉は、バイデン民主党の重い腰を動かし、武器供与本格化に転舵...ゼレンスキー大統領に観る指導者の資質

  • ウクライナと士気

    ウクライナでは依然として激しい戦闘が続いているが、国民の「自分の国を守るために戦う」という戦意は旺盛で、狂った強国に立ち向かっている。伝えられるところでは、これまで銃器・戦闘とは無縁であったであろう五輪メダリストが、救急救命士が、ミス・ウクライナが、続々と入営若しくは抵抗組織に加わっている。また、直接に銃器を入手できない人々も、対戦車障害物「拒馬」を作成し、土嚢でバリケードを作り、タイヤをパンクさせる「鉄菱」を作り、火炎瓶を準備し、と様々な形で抵抗に参加している。一方、平然と非戦闘員を無差別攻撃するロシア軍について「士気の低下・喪失」と分析する意見がある。日本の一般社会では、一般的に組織構成員の士気を高めるために「給料を上げる」とか「福利厚生を充実させる」との言葉が使われるが、自分では「真の士気とは、正義・大義...ウクライナと士気

  • 非人道兵器とルーブル

    ウクライナでロシアが燃料気化爆弾を使用したことを確認したとイギリスが発表した。既にロシア軍がクラスター爆弾を使用したことは映像で確認されており、燃料気化爆弾まで投入した背景はロシアの手詰まり感・焦燥感の表れとも観られているが、これらの「ハーグ陸戦条約」が禁止する非人道兵器をも平然と使用するロシアの暴虐ぶりは今更ながらに心胆を凍らせるものである。一般的に非人道兵器の使用に際しては「ハーグ条約違反」と一括りにされるし、自分もそのように理解しているが、改めて「ハーグ陸戦条約」を眺めると、1899(明治32)年にオランダのハーグで開かれた第1回万国平和会議において採択された「陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約」を指しているが、それ以後の科学・軍事技術・人道概念の変化によって個々の非人道兵器の使用禁止・制限は、ハーグ陸戦条約の精...非人道兵器とルーブル

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