気象予報士試験の実技で必要な知識を解説します。独学者にも通学者にもためになります!
前線の描き方、トラフの描き方、エマグラムの読み方、等値線の描き方。知りたいのに参考書で解説されていないことってたくさんありますよね。気象予報士試験の一発合格者が初心者目線で、みなさんの「知りたい」に答えちゃいます。また、気象情報やウィンドプロファイラなど、入手困難な過去情報も掲載していきます。
高層天気図の読み方の基本をまとめます。分量が多いので、実況図(解析図を含む)と予想図に分け、今回は実況図についてです。 試験では高層天気図の実況図が出題されることは多くないので、過去問ばかりに取り組んでいるとあまり目にすることはないでしょう。 実況図を解析することは天気図解析の基本ですので、ぜひ毎日見るように心がけたいものです。 AUPQ35, 78 図の構成 AUPQ35 1枚が2等分され、上半分に300hPa天気図、下半分に500hPa天気図が掲載されています。 図の下に天気図の名称(AUPQ35)と観測日時が記されています。観測日時は「日、時刻(UTC)、月、年」の順です。「011200UTC JAN 2019」だと「1日、1200UTC、1月、2019年」となります。 UTC(協定世界時)に+9時間するとJST(日本標準時)になります..
3回に分けて天気図の見方をまとめてみたいと思います。 1回目は天気図を解析する準備として、天気図の種類や入手法などについてです。 私は山登りをするので、私が天気図を解析する理由は、これからの天気・天候の変化を見るためです。 山に行く直前だけ天気図を見るのではなく、解析を普段から継続することで作業に慣れるだけでなく様々な勘が養われます。 気象は連続して変化していくので、この先の予測資料だけを見るのではなく数日前からの変化を追跡することも大切だと思います。 例えば、一昨日はバイカル湖の南にあったトラフが沿海州に南東進するというプロセスを追跡することで、トラフの盛衰を見ることができます。これでトラフが深まるということが分かれば、低気圧の発達を判断する材料の一つになります。これは日々の天気図の変化を追うことで可能になります。 また、天気を予測することが最..
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