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  • 【今更乍ら】

    【今更乍ら】保守政治家だと自稱したり、さう看做されたりする政治家がゐる。が、その保守とは何かが語られる事は殆どない。國を守るのが保守政治家だらうと云ふ人が多いに相違ないが、本來、國を守る事に保革の別はない筈である。比較的眞面だつた頃のアメリカなんぞは、リベラリズムの淺薄と云ふ事はあつたにせよ、自國を守る事は自明の在り方であつた。私は政治と云ふのは、日進月歩な社會の在り方に對應する事を求められる營爲であり、それは現象的な扱ひをも必要とする作業に過ぎないと斷ずる。守舊な態度であれば、政治と云ふ營爲、乃至は作業に對應出來ないと云つて差支へない。保守と云ふ在り方があるとすれば、それは政治の領域には存在しない。日本人とは何か、人間とは何か、と云ふ本質的な問ひに於て、存在するのが保守的な生き方、態度と云ふものである。...【今更乍ら】

  • 【#朝ドラ「#おむすび」に於ける當て書】

    【#朝ドラ「#おむすび」に於ける當て書】朝ドラ「おむすび」、本當に素晴らしいし、面白いです。ヒロインである結(演・#橋本環奈さん)を始め、多くの若者達が愛すべき未熟者なのが良くて、それがこの作品の魅力の一つです。その結も少しは矢吹沙智と打ち解ける事が出來て、之また良かつたなあと思ひます。その矢吹沙智と云ふ登場人物は、#根本ノンジさんが、#山本舞香さんに當て書したキャラクターだとXで知り、驚くと共に感心してゐます。根本さん、脚本家としてだけでなく、監督としての才能もあるのでは……?それにしても、朝ドラヒロインと云へば橋本環奈さんだと思つてゐた根本さん、實際にその夢が實現して、然も、ヒロインの後の親友(?)キャラにも當て書が出來るなんて、最高なのでは。【#朝ドラ「#おむすび」に於ける當て書】

  • 【朝ドラ「おむすび」雜感】

    【朝ドラ「おむすび」雜感】中年の男としては、聖人のストーリーが氣になる「おむすび」ですが、その聖人は自分のホームタウンである神戸に歸る事が出來、みづからの理髪師としての仕事も取戻す事が出來ました。未だ/\、その商店街に於て、問題が殘されてゐるのでせうが、然し、「再びの神戸」篇になつて、聖人は生き生きとした樣子です。その聖人と共に仕事をする妻の愛子も、何だか樂しさうな樣子です。中年と云へば、神戸の榮養士を目指す專門學校にて、異色の存在なのが、結と一緒の班になつた元營業マンの森川學。演ずるのは小手伸也さんですが、私はその小手伸也さんと同世代だし、學部は違へども、大學は同じ早稻田大學です。森川と云ふキャラクターにせよ、小手さんと云ふ俳優さんにせよ、非常に氣になる存在です。そして、結の彼氏である翔也ですが、社會人...【朝ドラ「おむすび」雜感】

  • 【朝ドラ「おむすび」は「再びの神戸篇」へ】

    【朝ドラ「おむすび」は「再びの神戸篇」へ】本日の金曜日にて、糸島篇は終了。來週からは「再びの神戸篇」がスタートするやうです。結と兩親は、神戸の商店街へと戻ります。嘗ての商店街にはアーケードが備はり、嘗て、聖人の理髪店と米田家の家があつた場所の建物は、美容室が退去して、今なら居拔きで入れるとの知らせが、嘗ての友人から入り、聖人は久し振りに神戸をたづねて、米田家の親子は神戸に戻る事を決めたのでした。之で聖人は、みづからの家にて、みづからの理髪師と云ふ職をとほして暮らす事が可能となり、みづからを取戻して行くのでせうか。私自身も中年男性ですから、聖人の之からに就いては、頗る氣になります。斯く云ふ私にも、「三度(みたび)の東京篇」がやつて來る事を希つてゐるのです。榮養士を目指す事を決心した結は、神戸の專門學校に通ひ...【朝ドラ「おむすび」は「再びの神戸篇」へ】

  • 【人間は慾望あつての存在】

    【人間は慾望あつての存在】最近のAV女優さんは、サイン會をするし、撮影會もするし、ライヴで歌を歌つたりする。バスツアーとかもあるらしい。ルックスはアイドルより良いひともゐるし、そんな彼女達に憧れる子さへゐると云ふ。時代は随分、變つたな。アジア圏で、最も視聽されてゐる日本國のコンテンツは、もしかしたらAVかも知れない。だからこそ、AVに出て、有名になりたいと思ふ子もゐるやうだ。その良し惡しは兎も角、左記した事柄は、恐らくは事實だらう。人間は慾望あつての存在だし、性慾とは強い衝動だから、AVにせよ、ホストにせよ、それらを求める人達がゐなくなる事はないだらう。人間は戰爭とセックスが大好きだ、と慥か松原正さんは云つてゐるが、樣々な慾望や暴力への衝動が無くなれば、人間は人間ではなくなるだらう。ホテルだつて、殊に外資...【人間は慾望あつての存在】

  • 【日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第二話、雜感】

    【日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第二話、雜感】初囘のレヴューで、端島にせよ、新宿歌舞伎町にせよ、外からは隔絶された環境である事が共通點だと記しましたが、正にその描寫が、第二話にてありましたね。正確な臺詞の引用は出來ませんが、新宿歌舞伎町は、端島とは違ひ、水がとほつてゐない事はないし、陸續きなのに、でも、自分は同じ處をグル/\とまはる許りだ、と云ふ事を玲央は云ひます。そんな玲央は高級キャバクラで働くアイリのまへで云ひます。俺はホストの仕事なんて好きぢやないし、店長もミカエルも苦手だ、でも、アイリさんの事は好きだ、と。賣掛の客が飛んで、店に於ける損失を出して了つた玲央は、最近、店に來ないアイリを圍めとミカエルに云はれて、アイリの店をたづねた訣ですが……。茲で詳述は避けますが、玲央にせよ、アイリにせよ、新宿歌...【日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第二話、雜感】

  • 【寛容とは】

    【寛容とは】E・M・フォースターの「民主主義に萬歳二唱」と云ふ文章があり、今、原文である英文を探せないでゐるのだが、大凡、以下のやうな内容の一節があつたと記憶する。「私は君の意見に贊成しないが、君がみづからの意見を云ふ權利は、命を賭けて保證する」と云ふやうな。私は寛容(リベラル)な在り方とは、上記のやうな生き方を指すものと考へる。が、今日、リベラルだと自稱する日本國や米國の聯中は、どのやうな在り方であらうか。選擧に於て、自分の正義(自分が支持する候補)が敗れゝば、「民主主義は死んだ」だの、「勝者を支持する者達は低學歴」だのと云ひ張る。かう云ふ他者の正義を認めない在り方は、とてもぢやないが寛容とは云へない。成程、人には人の數だけの正義があるのだ。讓れない正義があると云ふ事は、それだけその人が眞劍である事の證...【寛容とは】

  • 【糸島にてみづからを僞物と感ずる二人※追記あり】

    【糸島にてみづからを僞物と感ずる二人※追記あり】斷片的な文章に留まりますが、本日(令和6年11月1日、金曜日)の朝ドラ「おむすび」を觀た時點での感想です。矢張り、神戸から糸島に來て暮らす中で、聖人と歩とは、みづからを僞物だと感じて來たのですね。聖人は永吉から本物の農家ではないと云はれるシーンがありますし、さう云はれる迄もなく、自分の本來とは、神戸で理髪師として暮らす自分だと思ひ續けてゐます。阪神淡路大震災で店と家とが壞れて了つた事は、聖人自身の在り方が壞れて了つた事を象徴してゐるのです。加へて、あれだけ餘所者の自分達家族を受け入れて呉れた神戸の人達に對して、(大震災後)手を差し伸べる事が出來ない自分の無力にも、聖人は長年、苦しんで來た訣です。どうしても他者を放つて置けない「クソ眞面目」な性格が聖人の生き方...【糸島にてみづからを僞物と感ずる二人※追記あり】

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