駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
Amazonの電子書籍で、奇想天外者から発行されていた坂口尚の短篇集が蘇りました。さっそく、『たつまきを売る老人(おとこ)』を購入して読んでみると、もう、昭和のあの時代にタイムトリップしてしまいました。坂口尚は完璧主義者で、作品が再録されるたびに修正を繰り返し、元の原稿の上に紙を貼ったりして修正してしまうので、修正前の雰囲気が好きなファンはうれしいやら悲しいやらで複雑な心境でした。しかし、この『たつまきを売る老人』では、修正前の印刷物から起こしたらしく、当時のままの絵柄で復刊されていて感激です。紙の本のめくった時の曲面で読んでいた絵より、パソコンの平面で見た絵の方が巧みさがストレートに伝わってきて感慨深く新鮮に映りました。このタイミングで見つけてしまうとは、こういう漫画は少ないので、読みたければ自分で描け...電子書籍で蘇る坂口尚短篇集
NHKの朝ドラで、「あんぱん」が始まりました。尊敬する漫画家、やなせたかしがモデルだというので、しっかり見ようと思います。朝ドラは1961年、自分が生まれる前から、放送されていた長寿のドラマ枠です。しかし、物心ついてから、まともに見たことはありませんでした。「おしん」とか「あまちゃん」とか、そういう人気があるドラマがあるとは知っていましたが、時間帯が生活時間と合わないことと、録画してみるには毎日放送があるのでめんどうなことなどから、まったく興味を抱きませんでした。しかし、通勤・通学がなくなったので、その時間、家にいることが可能です。新しい挑戦というのは大げさですが、朝ドラ初体験といきますか。今日、その記念すべき1話を観ましたが、オーソドックスな作り方で無難に収めていました。安心してみることができそうです。...生まれて初めて朝ドラを見るぞ!
カタクリの花の花弁は、後ろに大きく反ることが多いのですが、これは反り過ぎて、お隣同士つながっているように見えます。仲がいいのかしら?仲良しカタクリ
毎日のように1年前に書いた記事を知らせるメールがgooブログから届けられます。今日は、1年前に退職した日でした。30,31日が土日の休みだったので、29日が最終日だったのですね。この1年を振り返ると、思ったより動けなかったかなぁ。第二の人生0歳児だったので、戸惑うことも多かったし、働いていたころの習慣が抜けきらないことも多く、自由を謳歌することが苦手だというこもも分かりました。それでも、1年間で、かなり自由に慣れてきたかなと思っています。ヤングケアラーだったこともあって、学生時代もほとんど自由じゃなかったので、ちょっと手間取った感じです。来年度は、第二の人生の1歳児として、立ち上がることにします。3歳児になるころには、好き勝手に活動できるよう少しずつ進歩していこうと思うのです。定年退職!3月30、31日が...定年退職して1年経ちました。
細かい修正と、細い部品の取り付け、ドライブラシ、金属表現など施しました。あまり変わっていませんが、泥やほこりを加えて完成させます。ドラゴンAFV黎明期のキットとは言え、出来の良さには驚かされます。三号戦車H型(追悼作成)その2
『人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?』門倉貴史(角川oneテーマ21)
裏社会の本だと思ったら税金の本でした。タイトルにある地下ビジネスっぽいところは、一つの例として税金を納めないように進化していく過程が解説されていました。地下だけではなく、医師や大学教授なども、こんな手を使っているなどの解説もあります。現在の税制(所得税の累進課税)の欠点を上げ、それを見直し、支出税制度への移行を提言しているのが、この本の趣旨でした。税金を多く集めるために、増税をするより、税金を捕るすそ野を広げた方が良いということです。トーゴーサン(10:5:3)やクロヨン(9:6:4)と言われるように、業種によって課税所得に差がある現状を是正することが一つ(サラリーマン:自営業者:農業者)。累進課税による生涯所得に対する課税の不平等(スポーツ選手のように一時に高額の所得がある場合、長年にわたり平均的に所得...『人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?』門倉貴史(角川oneテーマ21)
新潟県内夏日続出、上越市では30℃越えの真夏日になった異常高温日、暑くなる前に登りきるため、少し早めに登りました。朝の気温は一桁台だったので、開いている花は少なく下を向いていましたが、降りてくるころには、元気を出していました。カタクリがもうかなり咲いていて、見ごろを迎えています。雪割草アブラチャンマンサクヤマザクラ頂上にも雪は無く、3月中旬にはセ60センチ越えの積雪があったことを考えると一気に春になった感じです。もう少し、早春の雰囲気を楽しみたかったのですが、もう春ですね。雪解け後、一番先に姿を見かけることが多いヒオドシチョウにも会いました。その他の花スミレは咲初め、イカリソウも1輪だけ開花を見つけました。クロモジはまだ蕾。昆虫はビロードツリアブが飛んでいました。角田山(福井ほたるの里コース)2025春
トランプ大統領は、就任以来、精力的に活動していて、世界中が振り回されがちになっています。彼が一番、やり遂げたいことは、アメリカ合衆国内の治安を良くしていくことでしょう。そのために、失業者を減らし、国内産業を活性化し、犯罪率を下げたいのです。それを達成するためなら、インフレで国民が苦しもうと、国際関係がどうなろうと許容範囲なわけです。そのための関税強化、薬物の取り締まり、国際援助の廃棄です。どうして、こうなっているかと言えば、狙撃されたからでしょう。自分が狙撃されない国内環境を作るのが先決なのです。国の犯罪率、特に殺人については、薬物と銃器の規制が大きく影響します。トランプさんの共和党は、銃規制反対の立場ですから、一番肝心の銃規制ができません。そのため、関税やらなにやら他のところをいじるので、効率が悪く混乱...手負いの獣にはご用心
新潟市の春待ち散歩。あんずの花芽が真っ赤になってました。こちらは、サクラ。少しずつ膨らんできています。上越市では開花したとニュースがありました。話は変わって、彼岸にスーパーに行ったらレジに長蛇の列ができていました。お祝いのごちそうを買う人や、墓参りの帰省で一時的に増えた人口の影響でしょう。無人レジに2つの入り口にあるのですが、一つは20人程度の行列、もう1方は、3人くらいでした。どこに違いがあるかと言えば、長い方はキャッシュOK、短い方はキャッシュレスでした。キャッシュレスの方が速く済むとは言え、やはり現金で無人レジを使う人の方が多いのでしょう。政府がポイントを還元したりキャッシュレス化を推進したのは随分と前の話になりましたが意外と効果が薄かったのだなと思いました。春待ち散歩とキャッシュレス化
『記憶屋』は1冊で完結していましたが、『記憶屋2』と『記憶屋3』は2冊で一つのお話になっていました。2と3は200ページ程度の薄い本なので、1冊にしてくれるとわかりやすいと思います。取り合えず2を読んでしまったので、内容をあまり忘れないうちに3を読んだ方が良いでしょう。作者の織守きょうやさんを名前の響きから男性だと思っていましたが、amazonの著者のイラストが女性っぽくて、女性なのかなとも思っていました。『記憶屋3』を読むと、完全に女性の感性だったので、やはり女性のようです。こういう「好き」という感覚はむずがゆいです(笑)。テーマは、優れた特殊能力をどのように使うのが正義かと言ったようなものです。ストーリーは、記憶屋を止めようとする記者の男と、記憶屋と接触したらしい主人公の女子高生が、記憶屋を探して被害...『記憶屋3』織守きょうや(角川ホラー文庫)
黄砂が酷いけれど、今夜から雨らしいので、ちょっと一登り。雪割草で有名な山ですが、ちょっと種を蒔きすぎな感があり、たくさん咲きすぎていてい有難味が無い感じです。フクジュソウ、一輪だけ見つけました。カタクリは、日当たりのよい斜面でやっと咲初めです。早春と言えば、コシノカンアオイですが、今年の雪解けが遅かったので、今頃、お目見えです。ショウジョウバカマは咲初め。ニリンソウは、まだ、一輪だけ咲き始めいている感じです。黄砂で、海は真っ白。野ネズミの子どもかな?ピョンピョン跳ねて逃げますが、なかなか隠れることができないのです。シュンランは、まだ蕾でした。頂上まではいかず、雲行きが怪しくなってきたので合流地点で桜尾根に下山しました。他の花オウレンは、盛り後半ナニワズは、盛り木の花は確認できませんでした。角田山(比の入沢~桜尾根コース)立春
スタッドレスタイヤ→ラジアルタイヤへ交換しました。去年までは通勤があったから、4月になってからの交換でしたが、今年は雪が積もったら乗らなきゃ良いので早めに換えられます。話は変わりますが、大相撲では、大の里が優勝しました。大の里は、新潟県立海洋高校相撲部の出身です。海洋高校の相撲部は、よく登る弥彦山の麓にある弥彦神社の土俵で稽古をしているのを見る機会があります。また、海洋高校には仕事でお世話になったこともあり、愛着がありました。日本海を見渡せる高台にある風光明媚なところに建つロケーションも最高の高校で、通える人は幸せだなと思います。タイヤ交換と大の里優勝。
田舎の片隅にひっそりと存在していた模型店の店主が亡くなったと風の噂で知りました。昔は、タバコ・雑貨屋も兼ねていて、その奥にプラモデルが売られていました。30年以上前になりますが、そこで買ったのがこのキットです。そのとき、店長さんに「三号戦車を買ってくれる人がいるとは感激です」と言われました。当時、戦車模型は下火で、新しいモデルもほとんど発売されていない状態がつづいていたところ、外国の新興メーカーが精力的に発売を開始した時期です。しかし、一部のマニアしか購入せず、片田舎ではその人口もほとんど無かったのでしょう。このキットは、ドラゴンモデルズ社製で、当時、香港の新興メーカー。今でこそ、世界を代表するプラモメーカーとなりましたが、そのころは、まだ駆け出しで、国産と比べると品質もよいものではありませんでした。この...三号戦車H型(追悼作成)その1
彼岸の墓参りに行ってきました。西風が強く、海は荒れ、新潟砂丘は冬作物と春作物の間で裸地状態。強風が吹くと砂嵐になります。日本最大の砂丘だけあって、新潟市~胎内市の海岸部がひどく、黄砂と複合で視界が浅い状況でした。新潟平野の北の端に位置する村上市までくると砂嵐が治まり、強風であるものの春の日差しとなりました。墓の周りではハコベが絨毯のように空き地を覆っています。オオイヌノフグリも混じってます。雪国も春の入り口に来ています。砂嵐の中、村上へ墓参り
暖かくなり、足も軽くなるこの頃、SNSやブログの旅行や学校関係の行事で外出されることも多くなってきます。そういった楽しそうな記事を読むと心が晴れやかになります。旅行の予定をブログなどに書くのはセキュリティー上、危険であることは、半ば常識となっていますので、事後に書く人がほとんどですね。近頃は、闇バイトの強盗や空き巣などが報道されて物騒ではあります。彼らの立場で考えてみると、SNSやブログを読んで、過去の記事から外出パターンを割り出し、空き巣をねらうことも可能かなと思えてきました。年1回、家族で2泊程度の旅行に行っていますが、時期を換えていった方がいいかなぁ。わたしの家に入っても金目のものは、僕が作ったプラモデルくらいしかありませんが、取って行くなら壊さないように慎重に運んでほしいです。春爛漫、旅行へ行こう。
「はじめての現代宇宙論」とありますが、現在約60歳の自分としては、若いころに習ったり本で読んだりした宇宙論とは、スケールが全然違っていて驚くことばかりでした。怪しげな響きを持つ(邪な心を持っているわけではない)ダークマターやダークエネルギーなど、人類がまだ発見していない物質やエネルギーが宇宙に満ちていて、現在、認識されている物質やエネルギーより遥かに多いことに驚かされます。ビックバンにより何もないところから誕生したと習いましたが、さらに細かく分類され、ビックバン宇宙の前段階のインフレーション宇宙の存在と、そこに起きたわずかな揺らぎにより物質が誕生する基礎ができたというのですから驚きです。また、あまりにも人間に都合よくできている宇宙も、無数にある宇宙の一つにすぎず、そこにたまたま人間がいたから、この宇宙は都...『なぜ宇宙は存在するのか』野村泰紀(ブルーバックス)
冬に咲いている照葉樹の赤い花は、みんなツバキだと思っていたのですが、散歩をしていてふと見ると、花弁が散っていることに気が付きました。小さな城下町で育った身としては、ツバキの花は丸ごと落ちるので、斬首を連想させ武士は庭に植えないと聞いたことがあります。この木はツバキではない。サザンカではないだろうか。家について調べてみると、花弁が散るのはサザンカということでした。こんな、当たり前のことでも、知らなかったことを自分の力で発見できるとうれしいものです。桜の蕾は、まだ硬く、見ごろは4月中旬くらいになるかな。これはサザンカ
また、卒論が間に合わない夢を見ました。自分は理系の学問をしていたので、実験データが必要だったのですが、どう考えても時間が足りない状況で困っている状況です。実は、昨年の7月も、同じネタで記事を書いていました。検索してみると同じような夢を見ている人がいて、知恵袋等で相談している人も多くいました。卒業後、10年も経っているのに……、わたしは40過ぎていますが未だに見ます……等々。いやいや、還暦過ぎても見るよ!その解答には、ポジティブに捉えているものが多く、自分もポジティブに解釈しようと思ったわけです。おそらく、今回は、メルカリで品物が3点、梱包が終わったものを天候が悪かったので次の日送りにしたのが心に引っかかっていたのでしょう。期限に余裕があるから問題はないのですが、待っている人にとっては1日でも早く品物を受け...卒論が間に合わない夢を見た
第100回芥川賞作家の徒然なるままに書かれたエッセイ集。氏は、末期肺がん患者を扱う病院勤務で精神的にまいってしまいパニック障害を発症しました。それから、回復していく様子が文面から伝わります。精神病は、健康な人からすると実感がわかない病ですが、医師の目で自分自身を見つめて作家の筆力で表現されているので、なんとなく実感として伝えられた気になります。死を予感させるほどの発作を伴う持病を持つと、いつも発作に怯えることになり、それ自体がストレスになるからです。文章を書くことと、山登りや水泳を通して回復していく様がうかがえ、春の訪れを予感させる構成になっています。また、小説家としての創作中の心理など、南木佳士ファンとして楽しめる内容もあることから、一般向けと言うよりファン向けのエッセイ集だと思います。『冬の水練』南木佳士(文春文庫)
テレビを見ていたら、ぼたもちとおはぎの違いについて解説されていました。けっこう奥が深いものだと思って忘れないように記事にしておきます。1食べる時期ぼたもち……春おはぎ………秋2名前の由来ぼたもち……牡丹の花おはぎ………萩の花花より団子と言いますが、花と団子をミックスしてしまうとは、風流じゃのう。3あんこの種類ぼたもち……こしあんおはぎ………つぶあん秋は小豆が穫れたばかりなので皮が柔らかく粒あんがおいしいそうです。新しい知識を得たことにより、より美味しくいただけるかな。ぼたもちVSおはぎ
早春を彩るキノコです。西洋では、scarletelfcup(スカーレットエルフカップ)と呼ばれ、森の妖精のエルフが、カップにして朝露を飲んでいたと伝えられています。ベニチャワンタケ
――国王ルイ十六世の首を刎ねた男が副タイトル。死刑執行人の家族は、忌み嫌われ、一般人とは結婚できず、まともに物も売ってもらえず、子どもは学校にも通えない虐げられた境遇で生きていました。そんなサンソン家の4代目であるシャルル-アンリの物語です。シャルル-アンリが生きた時代は、斬首からギロチンへ移行していく時代であり、フランス革命や恐怖政治により、色々な事情・場面の処刑があった時代でした。ルイ十六世やマリーアントワネットの首を撥ねたのは彼です。特に国王ルイ十六世は、残虐な処刑を廃止し、出来るだけ苦痛が少ない死刑を望み、ギロチンの導入に寄与しています。ギロチンの刃の斜め構造は彼の発案であったと言います。そんな彼を敬愛していたシャルル-アンリの苦悩は凄まじいものでした。彼を処刑したあと、カトリック禁止の時勢で潜伏...『死刑執行人サンソン』安達正勝(集英社新書)
この前、山に登ったら、ヤマナシの木の下に実が落ちていました。幹の根元だけ雪が溶けて出てきたのでしょう。「やまなし」と言えば、宮沢賢治の小品で、国語の教科書に載っていたものを覚えている人も多いのではないでしょうか?題名が「クラムボン」だと思っている人もいると思います。『花は咲く、修羅のごとく』というアニメを見ているのですが、そこでヒロインが「やまなし」を朗読するシーンがあって思い出しました。そして、子供の頃から、ほおって置いた疑問、「クラムボンって何?」が、再び蘇ってきます。青空文庫でやまなしを読み返し、何だろう?と大人の頭脳で考えてみます。クラムボンの特徴・5月に生息・かぷかぷ笑う・跳ねて笑う・殺されたら死ぬ・なぜ笑ったか、殺されたかは不明・魚やカワセミとは無関係と推測・水底のサワガニから存在を認識できる...やまなしとクラムボン
去年の秋に買っていた会社なのですが、3月の配当金が振り込まれ、びっくり。こんなに振り込まれていいのかと思って、調べてみると、証券会社の予想より5円も高くなっていました。証券会社の予想を上回る配当を出してくれる会社は珍しいし、株価のかなり上がっていたので、なんで、この会社を買ったのだっけ?と調べてみました。株式会社キッツは、総合バルブで国内首位のシェアを誇る機械メーカーです。水道の老朽化や下水道の陥没事故などで、需要が増えていきそうです。買った動機は、グリーン水素事業が将来的に伸びるかなと思ったことを思い出しました。このように株式投資は、配当が上昇するのも、株価が延びるのも偶然の要素が高いですが、財務状況をチャックしておくと、少しでも失敗を回避することができます。貸借対照表はもちろんですが、キャッシュフロー...キッツ(6498)の配当が予想を上回る
午後3時ころまで忘れてました。こりゃたいへんだ!なんとかせねば、恐ろしいことになる!と、慌ててスーパーに(笑)お菓子類は太らせるだけだし、フラワーアレンジメントは最近年をとったようでめんどくさがる。さて、何か良いものがないかと探していると、ありました!じゃーん!淡雪いちごです。1パックだけ、展示するように並べられていました。値段も普通のイチゴより少し高く、希少価値もあって、可愛いピンク色でホワイトデーにピッタリ。あとは、味だが、香りが良いのでたぶん、良いと思う。やばい!ホワイトデーだった!
荒俣宏の翻訳による古典的ファンタジー幻想小説です。図書室の屋根裏の鏡から、月光の力で異世界への扉が開かれます。それは欠けた本の内容なのか不気味で不思議な話が続いていきます。死んでいるように眠っているように死んでいるみたいな人たちが眠る寒くひんやりする部屋からスタートすることになるのですが、そこで眠るように言われた主人公は、当然のように拒否すると元の世界に戻されるのです。しかし、その不気味な世界を探検したくなる主人公は、再度、月光の力を鏡に受け異世界に挑みます。この異世界も、現実の世界とは全然違っていて、理解しがたく、死は生きるためにあり、生きている者が、実はずっと前に死んでいたり、実は死んでいなかったりと、訳が分からない世界なのです。この辺の混沌さを楽しめるかどうかが、この小説を読み切れるかどうかに掛かっ...『リリス』ジョージ・マクドナルド(ちくま文庫)
レンタルビデオ店から、DVDをレンタルして返却を忘れていて、1ヶ月とか半年とか経っていて慌てる夢を何度か見たことがあります。そういう性格だから、利用頻度は低かったし、最近は、もっぱらネット配信を利用するだけでした。近くのレンタル店も閉店となり、昨年の12月から閉店セールをしていました。期間を区切って徐々に安くなるシステムです。12月に覗きに行ったときは、めぼしいものは別ルートでさばいているのでしょう。ほとんどほしい物がありませんでした。そして、今日は、最終日。碌なものが残っていないことは想像できましたが、どんなものが売れ残ったか少し興味があり、野次馬根性で冷やかしに行きました。ほとんど、知らないB級作品ばかりで、酒を飲みながら見れば、それなりに笑えるかなと思えるようなものばかりでした。残り物には福があるか...レンタルビデオの終焉
『だんご三兄弟』という歌が流行ったことがありますが、それを思い出させるようにシロキツネサカヅキモドキの三兄弟を発見しました。一昨年の今頃は、開いていたのですよ。シロキツネノサカヅキモドキは、早春の山で最初に開くキノコです。枯れた野に赤い姿を見つけると、春が来るなと感じます。シロキツネノサカヅキモドキ三兄弟
今日は、4月並の暖かさ。風も穏やかで海も凪いでいます。そんな中、1/700春風の洋上モデルが完成しました。心配していたエネメル溶剤も割れも無く、これから安心してピットロード社の製品を作ることができます。老兵ながら、太平洋戦争を生き残った高速駆逐艦です。低いシルエットながら、波を切るための艦首が大きく、スピードを重視していたかがわかります。春風に吹かれながら「春風」を作る(1)春風に吹かれながら「春風」を作る(2)春風に吹かれながら「春風」を作る(完成)
4月並の気温ということで、春を満喫しようと登ってきました。シロキツネノサカヅキモドキ。早春のキノコですが、まだ開いていませんでした。キツネノカミソリの葉が延びています。キツネノカミソリは8月上旬ころに花盛りになりますが、そのときには茎と花だけになり葉は枯れていますので、葉が見られるのは春になります。イチゲが縮こまって花が開いていません。葉も縮こまっているところが可愛いです。雪割草も咲いていましたが、まだ寒いのか縮こまっています。マンサクの花を期待していたのですが、ほとんど咲いていなくて、よく探すと咲きかけの花が三輪ほど見つけることができました。それまで乾いた道だったのですが、五ヶ峠コースと合流地点あたりから残雪がちらほら。灯台コースとの合流地点から、雪上歩行になりました。頂上は、深い雪です。積雪は60セン...角田山(浦浜コース)2025早春
古町を通ったら、忠犬タマ公が遊ばれていました。木彫りのタマ公。余った木片で作られたと思う芸術的な一品(大工さんがつくったのだろうか)。ダンボール犬。もう一つは木片で作っていたが、頭の部分が足りなかったのかぬいぐるみからの移植!流木で作られた「たまさん」ここまでくると現代アート。忠犬タマ公は、渋谷のハチ公の上位互換犬。新潟県五泉市にて、狩猟中に雪崩に巻き込まれた主人を掘り出して救出した忠犬。しかも、2度も救出した。2回も雪崩に巻き込まれて生き埋めになる主人もすごいが、その主人に仕える忠犬タマ公は、もっとすごいのです。忠犬ハチ公の上位互換「忠犬タマ公」遊ばれる
確定申告書が完成したので税務署までサイクリング(片道6km)。提出するのに3人くらい並んでいて5分もかからず提出し終わったら、部屋の外まで長蛇の列ができていました。外へ出ると、駐車場に車の列ができているじゃないですか。5分程度のタッチの差で、混みようが全然違うとは、恐ろしいところじゃ。何の問題もなく終わったので、帰りに、大衆食堂でカツ丼と生ビールを頂きました。そしたら、知らないおじちゃんが入ってきて、「いつものやつね」と一声。ほんとうにそのセリフを吐く人いるんだ。しかも大衆食堂で。でも、なんか、かっこいいぞ。たくさんメニューがあるなかで、一つのメニューに絞って、飽きずに食べ続けるって、ある意味すごい。来年、ここを通ったら、レバニラ定食を頼もうと思っている自分には、まねできない芸当でした。確定申告終わったら、いつものやつに会った話
若いころは吹雪の中でも自転車に乗ったものですが、年をとると冬の間は閉まったままになります。路面に雪が無くなって日差しも出てきたので、今年の初乗りしてみました。近くのコンビニまで、メルカリの荷物を出しに行っただけですが、早い!寒い!まだ、長距離を乗るのは寒そうです。途中、煙草を吸いながら自転車に乗っているおじいさんとすれ違いました。それをあかね(妻)に話したら、火がボウボウにならないのか不思議がっていました。風に向かって煙草を吸うと、燃焼が激しくなり、煙の量が多くなるような気がするのですが、どうなのでしょう。自転車初乗り
家にあるのは28センチの大型のものだけだったので、小さいの買いました。退職してから、一人分の昼ごはんを作ことが多くなり、四角の玉子焼き器を使っていたのですが、やはり丸いのが欲しくなり思い切って(と言っても1400円ですが)買ってしまいました。早速、使用感を試します。ついでに買ってきた串カツ180円に加え、冷蔵庫の野菜を刻みます。炒めた野菜の上に串を抜いたカツを並べて。溶いた卵にだし汁をたしたのをかけて、ふたをかけて少し蒸焼きにしました。カツ丼、一丁あがり!串カツ180円野菜100円ごはん60円たまご30円電気代10円合計380円くらいかな。小さなフライパンを買いました。
元Denaのエスコバー投手、オイシックス新潟アルビレックスに入団決定!
球速160km/hを超すスピードボールを投げる剛腕のエスコバー選手が新潟アルビレックスにやってくる!プロ野球選手相手に抛る豪速球を見られるとなると、見に行きたい気になる。元Denaのエスコバー投手、オイシックス新潟アルビレックスに入団決定!
昭和四十年代の日本のどこかにあるアカシア商店街を舞台にした奇譚、七篇が収録されています。ささやかな人生を送る人たちが、幽霊なのか妖怪なのか、怪しげなものと出会い、後ろに隠れているもう一つの姿があぶり出されるストーリーになります。どの話にも必ず登場する幸子書房(古本屋)の店主が、良い味を出していて、不可解なことを語るそれぞれの主人公たちの聞き役になっています。七篇とも良い出来で、読んだことがある人と、どの話が好きか、語り合いたくなる本でした。こんなことは、堀江敏幸の『雪沼とその周辺』を読んだ時以来の感覚です。『かたみ歌』朱川湊人(新潮文庫)
部品を全部取り付け終了しました。あとは、エナメルでウォッシングして、色調を整えて完成といきたいところです。しかし、ピットロード社製のモデルで、エナメルを使うとプラが割れ、細かい部品がポロポロとれ、苦労させられたことがありました。大丈夫だろうかと、ネットで検索しましたが、そのような記事が無く取り越し苦労かもしれません。晴れたら、窓を開け春風を入れて換気をしながら、作業をしたいと思います。こうしてみると、無理がない設計の艦影は、美しいです。春風に吹かれながら「春風」を作る(2)
インテージホールディングスから配当金が振り込まれ、ふと考える。
インテージホールディングスから配当金が振り込まれ、「昨年まで、この時期に振り込まれていないのにどういうこと?」と調べてみたら、年1回(9月)に振り込むのを年2回(3月、9月)に分けるようにしたようです。そういえば、第1生命も、年1回から2回に分けると言っていたことを思い出しました。日本の会社は年2回に分けて配当金を出すところがほとんどなので、それに倣ったようです。老後資金として、年金の足しに当てにしている身分としては、ありがたいことです。現在の配当金収入として、月ごとに考えると、3月6月9月12月が多く、特に6月、12月に受け取りが集中していることになります。年金をもらうようになると偶数月が支給月になるので、1月、5月、7月、11月が薄くなるということになりそうです。支給日や支払日を気にしながら生きるよう...インテージホールディングスから配当金が振り込まれ、ふと考える。
もらった長芋が余っていたので、ご飯に入れて炊いてみることにしました。お芋感が感じられる大きさに切りました。ついでに、シイタケとニンジンを入れてみることに。油揚げも忘れてはいけません。ご飯と一緒に炊飯器に入れて、塩、みりん、酒、醬油を適当に入れて、まぜまぜして、通常炊飯をします。美味しく炊けました。炊いている間に、昨日、半額(150円)で買ってきた軟骨つみれを甘辛く炒めてみましたが、これはこれでコリコリして美味しくいただきました。長芋のねっとりと、軟骨のコリコリのハーモニー。長芋が余ったので、長芋ご飯を炊いてみました。
トランプさんを政治家だと思って交渉に臨んだのが一番の失敗だったと思います。あの人と交渉するときは、商人と交渉するつもりでいかないと話がかみ合いません。ウクライナを守ることが、経済的にどのようにアメリカの利益になるか、具体的な数字を使って説明する準備をすることです。アメリカに提供できる利権はどのくらいか、それによって生み出されるアメリカ人の雇用はどのくらいか、ヨーロッパ諸国がアメリカから購入する武器はどのくらいになるかなど、いくらでも材料はあるはずです。余裕がないのはわかりますが、話がかみ合わないのでは話にならないので、商売の話として交渉すると動きがありそうだと思いますし、うまく乗せることができれば進展するでしょう。ゼレンスキー氏の失敗
スタジオジブリの宮崎駿監督が最も尊敬する作家の作品として、徳間書店から復刊されていますが、わたしが読んだのは古本で手に入れた新潮社版になります。冒頭から、中世ヨーロッパの路上に引きずり込んでいく筆力には脱帽です。文化、言語も違う小さな村々が、深い森に点在するヨーロッパ。それは森の海に浮かぶ小島のようでした。森にはオオカミやクマが跋扈する危険な領域でした。やがて、村々を結ぶ細い道が出来、町が発展し、小道が広くなり、多くの人が行きかうようになっていきました。そこから物語が始まります。主人公のヨナは、旅人の従者として生きていている40歳を過ぎるその道のベテランです。多くの国を渡り歩き、何か国語も話すことができます。僧侶にともすることを好んだため、ラテン語も少しわかるようで、教会の受けもよいようでした。従っていた...『路上の人』堀田善衞(徳間書店)
最近、一部の政治家で、「法律上、問題ない」というような発言が目立ってきています。確かに、法律をキチンと守り、生活していくのは大切なことですが、政治家で、行政・立法をつかさどる人が、言って良いことなのでしょうか。特に、その行為が問題になった後、新しい法律を作ったり改正したりしなければならない行為は、たとえ法律上、問題が無くてもやってはいけません。なぜなら、そんな(悪い)ことをする人がいるとは、立法時、考える人がいなかったほど悪いことだからです。殺人を行う人が人類史上、一人としていなければ、殺人罪なんて作る必要は無かったのです。もし、そんな世界があって、「法律上、問題ない」と言って人を殺したとします。そうすると、新しく殺人罪を作らなければならなくなります。いくら、今の法律に引っかからないからと言って、問題を起...法律に引っかからなければ何をやってもいいのか?
2月に『初春』のプラモデルと完成させてから、調子に乗って3月には『春風』を作っています。4月に『桜』を作り、5月は『五月雨』かと思いましたが、五月雨は梅雨の雨のことなので6月にでしょうね。5月は『若葉』かな。とか考えていたら、1年で12隻の駆逐艦を作りたくなりました。旧日本海軍の駆逐艦の名前は、風流で、季節や気象現象、植物などの名前が付けられています。月々に季節に対応した艦名のプラモデルを作っていくと、1年で12隻が完成するはずですし、12隻を並べると壮観かなぁと思います。途中で飽きるかもしれませんし、対応する艦がない月があるかもしれませんが、今年の野望としては面白そうです。12隻の駆逐艦を建造する野望を持ってしまった。
春風が吹いてくると思い出すのが、甘酸っぱい青春の……ではなくて、神風型駆逐艦の2番艦「春風」だったりします。そのころに作りたいので買っていたキットがあるので、今年こそ完成させるぞ!箱には、神風とありますが、艦名デカールにはハルカゼも入っているので、それを貼れば春風になるという優れものです。春風は、旧式ながら太平洋戦争を生き残り、途中、アメリカの潜水艦を撃沈するなど戦果もあげられた運が強い艦なので縁起も良いと思います。春風に吹かれながら「春風」を作る(1)
暖かい春風を感じながら、春本番が目の前のトレーニングに登りました。石油の里から、油田跡をみながら登ります。かなり雪が溶けていましたが、頂上付近はまだ雪が深く、階段が埋まっていました。新潟平野の田んぼの雪はほとんどなくなりましたね。五泉方面はまだ真っ白でした。雪国では久しぶりの青空。気持ちが高ぶります。菩提寺山(石油の里より)2025早春
『月に向かえ! Shoot for the Moon』リチャード・ワイズマン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
~最新心理学が明かす「アポロ計画」を成し遂げた人たちのマインドセット~人類が月に立つアポロ計画を支えた管制官たちは、平均年齢26歳の地味な経歴の人たちであったことに注目し、彼らの心理から、自己啓発へと導く流れになっています。宇宙飛行士こそ、軍のベテラン&エリートであるテストパイロットたちでしたが、彼らに指令を出す管制室の職員たちは、中産階級から選ばれた経験の少ないふつうの人たちでした。彼らは、家で最初に大学に行った田舎育ちの人たちでした。どういう人たちが選ばれ、どのような心理状態でアポロ計画を成功に導いたのか、その過程を丁寧に描くとともに、エクササイズを通して学んでいけるよう工夫されています。その8つのマインドセットは以下のとおり法則1情熱を燃やす法則2イノベーションを生み出す法則3自信から恩恵を得る法則...『月に向かえ!ShootfortheMoon』リチャード・ワイズマン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
マンダムより株主優待の自社製品詰め合わせがとどきました。マンダムは男性化粧品の会社ですが、男性用54%、女性用31%、その他15%の割合ですので、女性でも使える品も入っています。わたしは、この手のものは使わないのですが、妻ちゃんと息子ちゃんが喜んで使ってくれます。株を買った時は、ほぼ底値に近かったらしく、下げ気味の現在でも含み益が乗っていますが、配当利回りは購入価格の3.33%程度と高配当株としてはギリギリのラインです。東南アジア方面の投資がうまくいかず、利益を圧迫していましたが、思い切った改革で改善されました。頼もしい経営陣だと思います。キャッシュフローを見ると、営業利益から、投資、財務へバランスよく出資されています。遊んでいる内部留保金が大きいですが、商品が景気に左右されやすいため、安心感があって良い...マンダムより化粧品セット
梅雨に入りましたが、梅雨前線が南に押し下げられ、初夏の高気圧に覆われて爽やかに晴れました。この前、柿園の農薬散布で登れなかった五倫石から登ります。緑の灌木のトンネルを歩くと、足元には草イチゴ、頭上には桑の実。五倫石コースの魅力は、林業者が作ったような雰囲気にあると思います。急登ですが、荒々しい作りに機能美を感じさせます。福井ほたるの里コースと合流すると、最後の急登となります。ここも、荒々しく、階段状になっていますが、材料が、杉あり、桜あり、楢ありと、そこら辺に転がっている材木を何でも使って組みあがっています。今日のように涼しければ、いつの間にか頂上についていますが、真夏の猛暑日だと、心臓が止まるのではないかと思うくらい苦しい登りです。稲島コースの9合目の観音堂まで足を延ばして新潟平野の様子を見ると、一週間...角田山(五倫石~山の神コース)2025梅雨
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア至る所に不発弾が残る村で暮すラオスカンボジアからの難民が乞食化しているタイ枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナムハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ麻薬と呪術の組み合わせネパールマフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインドなど、各国に別々のテーマで切り込んでいます。障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの...『物乞う仏陀』石井光太(文春文庫)
昨日の散歩道、草むらから頭を出して、じっと動かないカルガモを見つけました。季節からして、巣があるのかしらん?確かめたかったけど、脅かすのも悪いので、そっと立ち去りました。そのうち、親鳥の後をついてあるく雛たちのかわいらしい姿を見ることができるかもしれません。(注:ダジャレの意志はありません)カルガモ発見!
夕方には雨が上がり、涼しい西風に誘われて、散歩に出ると、シモツケの花が咲き始めていました。シモツケの花を見るといつも思うのは、シモツケマルハナバチの幼虫に会いたいです。美しいのだから仕方がありません。シモツケの花が咲き始めました。
新潟市のスーパーでも、備蓄米が売りに出されたとテレビのニュースで見ました。その店には今日、買い物をしたばかりでした。そのときは、何も気が付きませんでしたが、朝早くから行列が出来て整理券を配って即完売だったそうです。ふと、思い立ったのですが、そう言えば「たくわえくん」という政府が備蓄米を売り出していた過去があったなぁ、今はどうなっているの?と。検索してみると、20世紀の話で、平成6年のコメ不足を受けての対策だったようです。今も細々と続いていて、ネット販売もされているようで、値段を見ると、それ相応に高値でした。古古古米は、たくわえくんのネーミングにはならないのね。そう言えば、Facebookの「どうでも良い話」のグループで、「古古古米のおいしそうな名前を考えて」というお題がありました。「ううう米」と投稿した、...たくわえくん
北陸地方が梅雨入り宣言。平年より少し早めですが、影響はないでしょう。さて、備蓄米放出で、すっからかんになった政府の備蓄倉庫ですが、今年の米の作柄が気になるところです。6月10日時点で、作柄を予測できるので、本日発表の水稲の生育状況をもとに占ってみましょう。ちなみに新潟県のコシヒカリのデータを使っています。米の作柄で、もっとも相関が高い値は茎数ですが、6月10日時点の茎数は、やや少ないようです。6月上旬は、水稲の茎数増加にとってもっとも重要な時期で、この10日間は、他の時期の10日間の約2倍の茎数が確保されることになります。その時期の天候と管理の良し悪しで作柄が大きく左右されることになります。つまり、今年の新潟県のコシヒカリの作柄は、よくて平年並程度に落ち着くと考えられます。5月30日の時点で、もう平年より...梅雨入りと今年のコメの作柄(新潟)
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。『さよなら渓谷』吉田修一(新潮文庫)
初夏には、大木から落ちた種が芽吹いて、可愛い姿を見せてくれます。赤子が手を開いたような可愛い双葉。カエデの一種だと思って、周りを見渡しても、それらしい木を見つけることができず、あとで画像検索をしてみたら、シナノキであることが判明しました。双葉上の子葉は、普通の葉と全然違う形をしているのですね。シナノキの芽生え
アオスジアゲハは、美しく俊敏な飛行を魅せてくれる蝶ですが、その素早さから、一生、虫取りアミでとらえることは不可能と子供の頃に思ってました。そのアオスジアゲハが地面に落ちて歩いています。強風か、突然の雨で、ダメージを受けたのか、少し鱗粉がはがれています。先日、角田山で見つけたウスバシロチョウ。この蝶はおっとりした性格で、手でも捉えることができるほど優雅に飛びます。子供の頃は、手で捕まえてました。飛び方が変だなと思っていたら、翅が破れています。今年の初夏は、天候が荒れ気味で、変化が大きく、蝶たちにとっては苛酷な気象だったのではないでしょうか。アオスジアゲハ
カツオを食べたいなぁと思って歩いていると、カツオゾウムシに会いました。赤さび色の粉が全身についていて、羽化したばかりの個体のようです。粉は、取れていき黒い体表が現れてくるとカツオブシみたいに見えるのでしょう。ということで、カツオのタタキを買って食べました。カツオゾウムシ
~最短で結果を出す科学的トレーニング~スロージョギングを推奨する本です。スロージョギングとは、歩く程度のスピードでニコニコしながら走れる程度の強度で走ることです。それを生活に取り入れていくことで、果てはフルマラソンを完走し、シロートでも3時間を切ることが可能だと言うのです。フルマラソンには興味がありませんが、読んでいて目から鱗の事実がいくつかありました。わたしは山歩きが趣味なのですが、スロージョギングは山の下りに似ているし、そのときにダイエットに効果がある食事の仕方などです。この本を読みながら、スロージョギングを実際にしてみましたが、はじめは上手くいかず、何回か読みなおし理解を深めると、うまくできるようになりました。そのとき気が付いたのですが、これは山を歩くときに行っているマタギ歩きと同じだということです...『ランニングする前に読む本』田中宏暁(ブルーバックス)
野暮用で、ふるさとの新潟県村上市に行ってきました。「村上新聞社」が6月3日で業務を停止し破産申告を申請したようです。村上市は、新潟県北部に位置する人口6万人の小さな市(面積は新潟県で1位)で、関川村を含む岩船郡が対象エリアになっていました。週刊で、発行部数が1000部程度に落ち込んでいたとのこと。3300万円の負債で破産と言うことでした。地元の人の話だと、村上新聞社から独立して立ち上げた「サンデーいわふね」とライバル関係にあり、競争に敗れたようです。「サンデーいわふね」も同じ大きさの週刊新聞で、対象エリアも同じ。ほぼ同じ内容の記事だということでした。どこが違うかと言えば、村上新聞:モノクロ画面にこだわり紙面はモノクロいわふね:紙面は全面カラーもう、これで勝負あった感がありますが、それに加え、村上新聞:ホー...村上新聞倒産
-現代戦争をどう終わらせるかーほとんどの戦争は内戦であり、国家対国家の戦争は数の面ではめずらしいものです。世界中の内戦の実態と、和平への取り組みの失敗と成功の事例をもとに、内戦の構造や和平成功・失敗の原因を探っていきます。最終的に国連は何ができるか、そして日本は何ができるかを提示しています。まず、第一に和平交渉に必要な条件は、包摂性の確保です。包摂性とは、多様な思想、民族、組織の代表を漏れなく集めて行うことだけではなく、それら全体が国家の復興に携わり、役割が与えられることが必要だと説きます。アフガニスタンの和平はタリバンを締め出したことから、再度、内戦に逆戻りしてしまいました。そして、タリバンを入れた和平交渉により平和へ向かっていくことができたのです。また、周辺国と、グローバル国も本気で和平を後押ししない...『内戦と和平』東大作(中公新書)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ
この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン
ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ
南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)