kanabunkg.hatenablog.jp 角田山(湯の腰コース)2025梅雨
先日、護摩堂山の登山道を歩いていると、大きな巣箱を発見しました。柴犬の犬小屋みたいな大きさです。どんな鳥がはいるのだろうと思っていると、また、発見!やや、3つ目も見つけてしまいました。気になったので調べてみると……アオバズクやフクロウなどが使用するようです。大きな木が減ってきているので、フクロウ類を保護するために必要なのです。確かに、木の幹の太さより大きい巣箱があれば、太い木が無くても巣を作れますね。大きな巣箱
小さな雪の塊が木の枝から落ち、斜面を転がりながら、地面に積もった雪を巻き込んだものだと思います。斜面が急だと、回転が速いからか、球にならずに円周がだんだん太くなる感じで巻いていくようです。アンモナイトのような形が、自然に簡単に現れるとは、古代の生物の進化と何か関係があるのかしらん?雪がアンモナイトに!
医療業界の本質を描く久坂部羊の第3回日本医療小説大賞受賞作。末期癌で治療方法が尽き、医師から見放された52歳の独身男小仲と、それを告げた中堅医師森川の二人が主人公です。ストーリーは、短いペースで交互しながら各人の動向を追っていきます。小仲は、森川を信じることができず治療方法がないか、大学病院、腫瘍内科、免疫療法クリニックを転々とし、奇跡の生還を果たそうとします。一方、森川は、癌患者との向き合い方に悩み、患者との溝を埋めるにはどうすればいいか悩み続けます。抗がん剤の副作用や、末期癌の症状など、医師ならではのリアリティをもって、残酷なまでに描写されています。また、病院内での医師、看護師とのやり取りなども、こんなこと書いていいの?と思うくらい際どいところまで描き切っていました(いつものことですが)。NHKのドキ...『悪医』久坂部羊(朝日文庫)
足跡。2匹並んで駆けているようです。2足ずつ揃ってますね。指は4本。何の足跡でしょう?(1)キツネさん(2)タヌキさん(3)アナグマさんさて、正解は!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓(2)タヌキさんでした!足跡クイズ
もう2月も終わろうというのに、日本列島は寒波に襲われ真冬の寒さです。その寒気も明日には抜けそうということで、少しの晴れ間にのぼりました。入口から白いですが、踏み跡がしっかりしているので、大丈夫でしょう。中腹を過ぎると雪の白さが増してくるように感じます。踏み跡を外れると埋まりそう。40分くらいで頂上に着きました。真っ白な新潟平野と、弥彦山塊が見えます。その向こうにうっすらと佐渡島も見えましたが、気温が低いので湿度が高く写真ではわかりませんね。護摩堂城の水場跡。水が滴り落ちる絶壁に大きなつららが無数に伸びていました。マンサク(「まず咲く」春一番に咲く花)の木があったので、つぼみを見ると、開きかけています。下に雪が残っていても咲くのがマンサクの花。咲いている花は無いか探すと……おおっ、一つだけ、1、2枚、花弁が...護摩堂山2025雨水
ニュースを見ていたら、ネットカジノで遊んで逮捕される件数が多くなってきて問題視されていることが放送されていました。その国で合法でも、日本国内でアクセスしていれば違法になるそうです。そこで、「ゲームの課金とどこが違うの?」との質問に「金融財産を作れるかどうかの違い」と専門家が回答していました。ここで、新たな疑問です。パチンコやFXとどう違うのだろう?この質問も回答も放送されなかったので、自力で考えるしかありません。パチンコは、出玉を金銭に替えることができますが、ワンクッション置いていますね。誰でも見て見ぬふりをしていますが、わざわざワンクッションを置いているということは、違法性を認識していることです。この辺は、風俗と同じように違法だとわかっていても社会が必要悪として許容している文化なのでしょう。(パチンコ協...ネットカジノは違法!
『記憶屋』の続編ですが、前巻とは独立した話のようです。マイナー都市伝説"記憶屋"を巡るミステリータッチの現代ファンタジー。記憶屋とは、消したい記憶を消してくれると言われる怪人ですが、記憶屋に会った者は、その記憶も消されるため、正体がわからないのです。しかし、SNSの記録などから、どうも自分は記憶を消されたらしいと、感づいてしまう人もいれば、他の人の記憶から自分が消えていて戸惑う人もいるのです。証拠を残さない、記憶を消された人は消されたこと自体も記憶にないのに、噂になってしまいます。その記憶屋を追う新聞記者と、記憶を消された女子高生が、その真相を探っていくお話です。第2部では、女子高生に人気の女子大生モデルが主人公になって、自分が消されたはずの記憶を探っていく物語となっています。女子高生の美少女や女子大生モ...『記憶屋II』織守きょうや(角川ホラー文庫)
本格的な寒気も、これで終わりかなと思いますが、野暮用で新潟県の北のはずれの村上市まで行ってきました。某事務所の中には、マンサクの枝が花瓶に生けてあり、つぼみが膨らんでいました。野山で見るものよりかなり大きく、八重咲なのかな?と思いました。帰りにJAの直売所によると、岩船産コシヒカリが安かったので、購入してきました。10㎏六千円(税込み)。しばらくは、お米の心配はなさそうです。吹雪の中、村上市まで遠征
昨日、3ヵ月に一度の歯科検診に行ってきました。1時間くらいかけて、丁寧に歯ぐきの状態から歯石除去までやってもらえます。ちょっとした虫歯が見つかることもありますが、検診で見つかった程度では30分もかからずサッと治療が終わります。歯石を取るときや、歯ぐきの検査は、多少痛みを感じることがありますが、慣れると痛気持ち良くなり、眠気を覚えるほどです。どの辺の磨き方が疎かになっているか説明を受けられるので、歯磨きもきれいにできるようになります。料金は4000円で、年間12000円ほどかかるのですが、歯の健康のためにはかかせません。次は、5月です。歯科検診に行ってきました。
5年くらい前、新潟県の農政関係の偉い人が、「一本足打法から二刀流へ」と掛け声をかけていました。要は、米だけ農業から野菜なども作る農業へ変えていこうということです。しかし、言葉の意味を考えてみると、意味がわかりません。「一刀流から、二刀流へ」ならわかります。なぜ、一本足打法が出てくるのでしょう。一本足打法は、世界のホームラン王、王貞治の打法です。そして、二刀流は宮本武蔵が有名ですが、時期からして大谷翔平選手のイメージなのでしょう。まあ、ノリで言っているだけで、自分の言っている言葉の内容は二の次なのでしょう。雑談や飲み会の席ならわかりますが、公式のあいさつとかでノリだけ発言をやられると、何も考えていないことが見え見えで、恥ずかしいなあと思っていました。当時、グーグルで検索してみると、新潟県の人だけしかヒットせ...一本足打法から二刀流へ、詩人が語る。
意識が生まれる仕組みを科学的に解明し、意識を持つ機械を作り出せるのか。これを考えるとき、まずは意識とは何か?この定義から入ることになります。この本では、リンゴを見たとき、「あ、リンゴが見えた」と思うこと(クオリア)を意識と定義しています。デジカメでリンゴの写真を撮ったときは、色のドットの散らばりを機械が認識しているだけなので、リンゴだとは思っていませんから、意識ではありません。また、人間は、目に見えていても意識に上がらない視野もあり、視覚は多くの面で脳が作り出したものなのです。これを簡単な錯覚を伴う図なので、読者に体験させながら、実際のものと脳が修正して、わたしたちの意識に上げてくるものは違うと体感させられます。風景の色は、実際にはついていないと言います。電磁波(光)の波長の違いによって違う色に見えるので...『脳の意識機械の意識』渡辺正峰(中公新書)
我が家はオール電化なのですが、災害時の備えに、1台だけ石油ストーブを稼働させています。ガソリンスタンドにポリタンクを持って灯油を買いに行くことになります。ポリタンクが二つあるのですが、取っ手の形が違います。わかりにくいかもしれませんが、一つは取っ手の断面が□です。もう一つの断面は〇です。この二つの持ち心地が、天国と地獄。□型は、角が指に食い込んで痛い。〇型は、まったく痛みを感じません。ほんの少しの加工で、灯油を運ぶ作業の快適さが全然違います。ポリタンクを買うときは、取っ手に注意することが、とっても大事です😝.天国と地獄ポリタンクの持ち手
やなせたかしが亡くなったとき、戦争を知って導いてくれる人が、また一人いなくなったことにショックを受けました。しかし、2025年春からのNHKの連続テレビ小説の「あんぱん」が放送されると知って期待が高まります。どれだけ、やなせたかしの思いに迫れるか期待と不安でいっぱいですが、やってくれるでしょう。やなせたかし作詞のアンパンマーチを聴いたり歌ったりするたびに涙を流してしまうのは、東京の焼け跡に佇む少年の姿を思い起こしてしまうからです。東日本大震災のときも、この歌に元気づけられた人が数多くいたという話にもうなずけます。どんな災難にあっても、アンパンマンマーチは日本人の心に響く復興の歌として残っていくでしょう。あんぱんに期待
第166回芥川賞作家(元自衛官)のデビュー作と芥川賞候補になった2作品が収録されているお得な本。特に表題作の「小隊」が秀逸でした。このときの芥川賞はベストセラーになった『推し、燃ゆ』なのだから、相手が悪かったと思えます。北海道に上陸したロシア軍を迎え撃つ自衛隊の小隊長が主人公。ユニークな点は、三人称一視点でありながら極めて一人称に近い視点で描かれていて、視点は常に主人公の内面にあります。そのため、小隊長である主人公が認識している情報しか知ることができない戦場の緊迫感がみごとでした。避難を拒んでいる住民の安否確認の巡回から、いつ攻めてくるのか分からないロシア軍を待ち受ける陣地のたいくつさから始まり、このまま、だらだら行くのかなと思った頃に、ロシア軍が動き出します。激しい戦闘なのですが、全員が実戦未経験者の自...『小隊』砂川文次(文春文庫)
米価高騰を受けて、政府が備蓄米を放出するそうです。このニュースが出た途端、近所のスーパーでは米が一段階値上がりしました。約40年くらい前に読んだ小説、川西蘭著の『パイレーツによろしく』の中の一節を思い出しました。************「満杯の食物倉庫の前で餓死していく子供の話を聞いたことがありますか?」~中略~「穀物市場の需要と供給が極端にアンバランスになったんですね。貧しい国の話です。飢饉で新規の供給が途絶えたわけです。あるのはストックだけ。するとどうなるかは明白です。価格が上昇する。どんどん上がります。金のある奴はそれでも買う。ストックを握っている人間はごく少量ずつしか売らない。時間の許す範囲で一番高く売れるように穀物を倉庫にしまっておきます。金のない人間は餓死するしかないわけです。まず、体力のない...米価が高いので、パイレーツによろしく!
「アオシマ1/700初春1933」完成しました。公試運転時の姿を再現した変り種キットです。ワシントン軍縮会議によって、英:米:日の戦艦の比率を5:5:3に決められた日本海軍は、来るべき日米海戦時、決戦前の夜戦にて駆逐艦による魚雷攻撃をにてアメリカ戦艦の数を減らすべく高性能駆逐艦を開発しました。特型駆逐艦とよばれるそれは1800tの小さな船体に魚雷発射管9門を備え38ノットの高速を発揮する画期的なものでした。しかし、次のロンドン軍縮会議にて、駆逐艦の比率を英:米:日、10:10:7とされ1500t以上の船にも制限が加えられたのです。その結果を受け、1400tの船体に特型駆逐艦と同等の武器を乗せる「初春型駆逐艦」を産み出すこととなりました。そして、完成したのが本艦です。しかし、どうみても、ギッシリ乗せられた兵...立春だ!初春を作ろう(完)
七十歳の立花隆が、二十歳の東大生達を相手に説教した六時間の記録。七十過ぎて怖いものなしの立花隆が、のっけからスロットル全開で飛ばします。序から、死についてとかダークサイドを知れとか、自分の中の天動説を捨てろとか、パワー全開、容赦なしの語りが続いています。親父の豆知識をマシンガンのごとく浴びせるのは普通の知的オヤジですが、さすが知の巨人、豆どころか広範囲の深い知識がつまった巨大な脳を千切っては投げつけてくるので多連装ロケット砲も真っ青な迫力です。東大生と言っても、圧倒されたことでしょう。あとで、理系の学生は理系の部分を、文系の学生は文系部分をまとめたと言っていますが、戦死者もかなりの数に上ったのではないでしょうか。内容については、広く深く、脳の構造から、欧米の誌の世界まで、様々すぎて読んでもらうしかありませ...『立花隆の最終講義』立花隆(文春新書)
あかねちゃんから、チョコをもらったよ。ふたをあけるよ……あれ?!2つ足りないよ。なんと、あかねちゃんは、食欲に負けて昨日、食べてしまったのでした。おそるべき食欲魔人。バレンタインデーのチョコが足りない
2月13日は、NISAの日だとSBI証券が主張していました。NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、少額なら税金抜きで投資していいよ、という制度です。年間、最大360万円まで、NISA枠を使えて、非課税保有限度額は最大1,800万円となっています。NISA枠を使わないで投資すると、利益の20%強の税金が取られてしまいますが、NISA枠だと税金が取られず利益が全部自分のものになるという美味しい仕組みです。ややこしいことに、積み立て投資枠と成長投資枠があって、積み立て枠は年間120万円まで、成長枠は240万円までとなっています。NISAって何?どうすればいいの?レベルの人は、積み立て投資枠からはじめて、慣れてきたら成長投資枠を活用するとよいでしょう。積み立て投資枠は、国が厳選した比較的値動きが少ない投資信...NISA(ニーサ)の日
amazonプライムで独占配信ということで、実写版映画を観ました。原作は未読、アニメ版は見ています。不良で優等生の主人公が、絵の面白さに目覚めて東京芸術大学を目指すのがストーリーです。なんでもそつなくこなす主人公は、完全にギフテッドですね。映画のところどころに登場する絵画もレベルが高くて手を抜いているところはない印象で、見ごたえがある映画でした。時間的制約から、登場人物の掘り下げが浅いのが残念ですが、ほどよい省略でギリギリ描かれていると思います。映画の出来も主人公のようによくも悪くも器用にまとめられています。映画『ブルーピリオド』
昨年の8月31日、大リーグのドジャースが、ダイヤモンドバックス戦で、大谷、ベッツ、フリーマンの初回の先頭打者から3連続ホームランは記憶に新しいですね。今日、DeNAが中日との練習試合で、渡会、森敬、松尾のドラ1トリオが先頭打者から3人連続ホームランを放ちました。3人とも急激に成長してきて期待される選手ですが、ただでさえ、ソフトバンクの投手陣を打ち砕く打線が、さらに破壊力を増しそうです。マシンガン打線ならぬ、連装ロケット打線になっちゃうか期待です。初回、先頭打者から3人連続ホームラン
アメリカ幕府にトランプ新将軍就任のお祝いに行った、我、日本藩の石破殿は、多額の献金を持参したのでにこやかに迎え入れられた模様です。トランプ将軍は、日本藩を愛していると発言されました。ほんとうでしょうか?トランプ将軍は本音を大声で叫ぶので、そういう面も大いにあるのでしょう。政府を小さくして、軍事費を削り防衛に力を入れ、関税をかけて国内産業を保護します。こうして失業率を下げて、豊かな国を作ろうとする大転換を行おうとしています。つまり、アメリカの日本化を目指しているようなのです。そこで、殿は、多額の投資を米国に提案、それと引き換えに安全保障分野で幕府の軍事力の行使を確約させました。見返りが期待できる経済投資をし、効率の悪い軍事投資は幕府に担ってもらうといううまいやり方ですね。カナダの51番目の州というのも日本の...日本は愛されている(笑)
野生動物が進化の過程で、家畜になる道を選ぶと、大人しくなり角や牙が退化する現象が見られます。これを自己家畜化と言いますが、人間にもその傾向があります。カッとなって攻撃性をむき出しにするような人間は社会で生きていけません。遺伝子レベルを越えて社会レベルでも近年急速に自己家畜化が進んできました。その恩恵として犯罪が少なく安全で長寿な生活環境を手に入れることができましtあ。しかし、家畜人になれない子どもが要支援・要治療が必要な発達障害として急激に増えてきています。一昔前なら、問題にならなかった行動、つまり、黙って座って授業を受けられないだけでも、一般の家畜化された生徒から区別にされてしまいます。子供どころか、大人の発達障害という言葉も使われるようになりましたね。自己家畜化のスピードが速くなってきており、人間の進...『人間はどこまで家畜か』熊代亨(ハヤカワ新書)
小さな駆逐艦だと思って侮っていたら、部品が細かくて苦戦しました。ガイドの穴もない細かい部品がたくさんあって、ほとんど勘が頼りの部分が多すぎます。エッチングパーツを使って工作している人には笑われそうですが。なんとか、マストや機銃以外の取り付けは終わりました。あとは、塗り残しをリタッチをしてマスト等を取り付けることになります。今年の立春は2月3~17日なので、なんとか間に合わせたいところです。立春に初春を作る(2)
新潟市中央区は、県内でも雪が降らない地域なのですが、アメダスを見ると夜に最高63センチ積もっていたのが、圧迫で、昼頃には50センチ程度にまで減っていたようです。一晩で、これだけ降ると、車もうまっちゃいます。つぶれると悪いので掘り出しました。さっぱりしました。ふくらはぎが、軽い肉離れを起こしたみたいで、歩くと痛いです。車を掘り出す。
窓の外が明るい。もう日が昇り始めたのか、と思って時計を見ると午前3時でした。雪明かりの光が窓を明るくしていたのです。雪がしんしんと降る夜は、視界が効かないのに明るい幻想的な夜になることがあります。このときの光の柔らかさは、他では味わえない趣があります。なぜ、こんなに優しい光になるのか?それは影がないからだと気が付きました。光りあるところに影があるとよく言われますが、数少ない例外が無風の雪の夜なのです。こういう夜は、空中に漂う微細な雪の結晶が光を乱反射させ、隅々まで運んでいくのです。雪明かりで目が覚めた
突然の高熱に襲われ、重篤な肺炎を引き起こすインフルエンザに似た未知の病気が発生します。広がるにつれて、マスク無しでは外を歩けなくなり、やがて自主的な外出規制が要請されます……子どもが感染しても回復するか無症状ですが、大人が感染すると重症化し死に至ってしまいます……病院に収容しきれなくなった患者は軽症の者は学校を利用した施設へ収容されることになります……この小説は2007年に発行され、コロナ禍の2020年に復刊されました。著者の川端裕人は、日本テレビ時代に科学技術庁、気象庁の担当記者として活躍しており、その経験を生かした小説『夏のロケット』『雲の王』などでも、先端の科学技術を文系にもわかるように描き切る才能を発揮していました。本書は、感染の元栓を締めるために奮闘するフィールド疫学者(疫学探偵)の活躍をメイン...『エピデミック』川端裕人(集英社文庫)
仏壇に上げてあったワンカップが黄色くなってきたので、料理酒に使うことにしました。少しもったいないですが、賞味期限を遥かに過ぎているのでしかたありません。醤油を足して肉をつけて焼いてみました。ジュウジュウ出来たーっやわらかくて、美味しくいただけました。さすが、麒麟山!越後の銘酒「麒麟山」で焼肉
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という本が話題になっているらしい。自分では、そうではなかったので、読んでいないが、そう感じている人が多いことも事実なのだろう。自分の場合は、本は読めるが、映画やドラマを観られなくなった。まとまった時間があったとしても見る気になれないのだ。本も、15分以上集中して読むことができず、何冊かを同時に読んでいてキリがよいところで別の本に変えて読み進めていく癖がついたようだ。本は数分の隙間時間を活用して読めるので仕事をしていても読書の習慣は途絶えなかったが、読み方はずいぶんと変わったと思う。この原因は、仕事をしていると、その仕事に集中するわけではなく、絶え間なく周りを気にしながら仕事をしているからだろう。電話が鳴るかもしれないし、同僚や上司から話しかけられるかもしれない。いち...なぜ働いていると本が読めなくなるのか
江の島は猫の島。そこに〈半分停〉という食堂がありました。その女主人は、代々、ねこもりサンと呼ばれて、野良猫たちの世話をする役割があったのです。本書は五つの短篇で構成された連作短編集ですが、最初の話で、いきなり、ねこもり一家が夜逃げしてしまいます。二話目で時代はさかのぼり1915年となり、その後、1話ごとに世代が進んでいく構成となっています。なんとなく切ない話が多いですが、時代時代に翻弄されながら猫を見守り、猫に見守られねこもりさんたちは江の島で生きているのでした。そして、100年後、奇跡の復活を果たすねこもりさん。小さな自営業も、ここまでつながれば、お話になるのです。『江の島ねこもり食堂』名取佐和子(ポプラ文庫)
立春に駆逐艦「初春」のプラモデルを作ろうと企画したのが、2022年。それから3年目にやっとやる気になりました。途中まで出来ました。まだ、折れやすい細かい部品を取り付けていません。魚雷満載のダメダメデザインが魅力です。武器をたくさん積み過ぎて、舵を切ると38度も傾斜したというのですから、使い物になりませんね。38度と言えば、スキー場では上級者向け”壁”と言われるレベルです。立春だ!初春を作ろう。
アニメ映画『ベルサイユのばら』が公開されて、あかねちゃんがいっしょに観に行くとうるさいのです。マリー・アントワネットが死刑判決を受け、ショックで一夜にして白髪になったことは有名ですが、この話は、当のフランスでは知られていません。どうも、ベルサイユのばらの池田理代子の創作らしいというテレビ番組を見たことがあります。科学的にも、一晩で白髪になることは考えられないそうです。しかし、この前、ビクトル・ユゴーの『死刑囚最後の日』を読んでいたら、次のような記述がありました。“ああ、私は首が落ちる前に頭の毛が白くなってしまうことだろう!“もしかしたら、これが元ネタかもしれないと思うのでした。マリーアントワネットは、一夜にして白髪になったか?
昭和のミリタリー小僧の間で、もっとも有名な将軍と言えば、砂漠のキツネことロンメル将軍だと思います。第二次世界大戦中、北アフリカ戦線で少数戦力のドイツアフリカ軍団を率い、イギリス軍を蹴散らした将軍です。そして、ヒトラーの暗殺を計画した一人として自殺を強要され最期を迎えました。しかし、彼の生涯は、誇張された英雄譚や、逆に貶めるような書物も多く、現実の姿をつかみにくいことも確かでした。日本でのロンメル研究も古いものの流用や誇張が多く、遅れており、自衛隊のドイツ語の堪能な古参が引退するとともに、その傾向が強くなっていきました。本書では、できるだけ真実に沿ってロンメルの生涯をつかもうと、嘘は嘘、真実は真実、不明なものは不明とハッキリと明記し、その実像にせまります。ロンメルは、陸軍のエリートコースを歩めず、アウトサイ...『「砂漠の狐」ロンメル』大木毅(角川新書)
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引っ越し圧力が、日に日に強くなってきていますので、本格的にはてなブログへ移行しようと思います。最後は、わたしが好きなサン・テグジュペリの言葉から。歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである。旅人はあたかも目的地がなにか意味を持つかのように、峰から峰へと道をたどるが、目的地とはそのようなとき、旅人のいだく幻想にすぎない。また同様に、在るものを受け入れることなしには、進歩前進なるものは存在しない。そして、おまえはつねに、この在るものから出発するのだ。gooブログを始めたのは2005年、丁度、糸魚川市から新潟市へ引っ越したころでした。それから、マンションを購入し、ずっと新潟市に住んでいます。2024年3月に定年退職したこともあり、新潟市に住んでから退職するまでの約20年間を記...gooブログから移行します
すぐに結果がほしい。今の快楽が先の快楽より大切。今の1万円が、10年後の10万円よりほしい。こういう気持ちが先延ばしの原因だったとは、目から鱗でした。人間は、今すぐ得られる快感のために、将来の利益を棒に振り、将来の不利益を甘受するのです。例えば、締め切りまで期間がある仕事を早めに取り掛かるより、友達と遊びに行くことを優先してしまいます。朝一、仕事に取り掛かれば余裕を持てるのに、メールをチェックしてしまいます。そして、締め切りギリギリに仕事に取り掛かり、不満足な仕上がりになってしまうのが常なのです。先延ばしとの戦いは人類の脳の構造上しかたのないことで、原始時代には目の前に生っている果実をすぐに食べなければ他の人や動物に食べられてしまいます。先のことを考えるより、すぐに食べてしまった方が生き残りに有利だったの...『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』ピアーズ・スティール(CEメディアハウス)
今年も半分終わります。半年間の配当金等の集計がでましたのでご報告します。国内資産より370,336円海外資産より278,067円合計648,403円海外資産からの割合が少なくなっているのは、ドル安傾向であることと、為替リスクを抑えるため国内株式・債券への投資に重点を置いていたことによります。年齢とともにリスクを抑える方向へシフトしていきます。ついに、1ヶ月当たり10万円を突破することが出来ました。急激なドル安がなければ、年間を通じ維持できそうです。Gooブログ最後の集計になるときに大台達成は運命的なものを感じます。配当金等結果(2025年1~6月)
田んぼの畔などに良く咲いていますが、河川敷公園でも見かけます。これが咲き始めると、本格的な梅雨の始まりです。右巻きと左巻きは1:1だと言われているようで、遺伝は関係ないようです。実は、巻いていないネジバナを見つけたことがあり、写真を撮ったけどピンボケで、それ以来、探してもみつけられないでいます。ねじれていないネジバナ
SBI-SBI・S・国高配当株式ファンド(年4回決算型)の初分配金が出ました。10,000口当たり62円ということで、意外と少なかったと感じています。1~3月の配当金は1年を通じてもっとも少なくなる傾向が高いことから、今後の増配に期待です。ライバルとなる楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は70円でした。同じところに投資しているのに、この違いはどこから来るのかと言いますと、調整準備金から配当を出しているかいないかです。SBIは出していない、楽天はだしているということです。楽天は、タコ足分配を含んでいるということになります。タコ足の部分には税金がかかりませんので、あまり関係ないように思われますが、NISA枠で買っていると無税の恩恵がなく、しかも、その分を戻そうとして買い増しすると新たにN...SBI-SBI・S・国高配当株式ファンド(年4回決算型)初分配金
公園の紫陽花が見ごろになってきました。咲きかけも味があります。紫陽花の花の色は、土壌のPHによって変わり、赤ならアルカリ性、青なら酸性だそうで、天然のリトマス試験紙みたいおもしろいですね。日本は雨が多く、ほとんどの土壌が酸性に傾きやすいと言われており、何もしなければ赤系統のあじさいは珍しいと考えられます。紫陽花が見ごろ
派手な黄色ですが、それでいて上品に見えるのは、丸く控えめな花弁につつましさが感じられるからでしょうか。都草の都が京を差すのか差さぬのか。戦国の昔、大阪城の周辺にも咲いていて、淀君が愛したので淀君草とも呼ばれているようです。家の隣の公園に咲き始めたと思ったら、草刈部隊に刈られてしまい、また再生して、咲き誇っています。雨上がりにモンキチョウもやってきて蜜を吸ってますね。真上から見ると、円を描くように花が配置されていることがわかります。見れば見るほど、味わい深い花です。淀君が愛したミヤコグサ
雨が上がったので、散歩に出てみるとシジミチョウが花から花へ飛び回っていました。よく見ると、ツバメシジミのようです。ツバメシジミは、後ろ羽にチョッとだけ雫のような突起があります。かわいい😌雨上がりのツバメシジミ
今年もやってくれました。Amazonunlimited3ヵ月無料サービス。Amazonunlimitedとは、電子書籍500万冊を1ヶ月980円で読めるサービスなのですが、Amazonプライムディに合わせて、お試し期間として3ヵ月無料で楽しめます。7月14日までに申し込むと、その日から3ヵ月無料で利用でき、解約しておくと、3ヵ月後にくる最終日に借りていた書籍が端末から削除されるしくみです。毎年、利用させていただいて、その3ヵ月は、紙の本を封印し、Amazonunlimitedのみで読書を楽しんでいます。1ヶ月10冊ペースで30冊が目標です。Amazonunlimited3ヵ月無料期間
第一生命の株主優待である「QOLism(キュオリズム)」アプリを使って、ポイントをためているのですが、前年度は5月末でおしまいで、6月からは新年度となるようです。余ったポイントは無効になってしまい繰り越しができないルールみたいです。1460ポイント貯まりましたので、1400ポイント分をamazonギフト券1400円分に交換しました。上限の2000ポイントまで行けませんでしたが、冬になってから使い始めたので、半年分しか活用していませんし、日本海側の冬の気候では歩数確保がいかんともし難い。今年の上限は2500ポイントだそうで、真面目に健康増進に取り組んでいきたいと思います。「QOLism(キュオリズム)」ポイント更新
定年退職時のあいさつのときに、もしかしたら、「読書に、おすすめ本は何ですか」という質問がでるかもしれないと思い、回答を準備してありました。残念ながら、そのような質問はありませんでしたので、胸の中にしまっていたのですが、市役所から所得税の請求が来て、ふと思い出しました。3冊、おすすめ本を考えていたのですが、何を候補にあげていたのが思い出せず「こりゃ、まずい」と思って、読書記録のフォルダをひっくり返し、なんとか思い出すことに成功しました。Gooブログのサービスも終了するし、もうホトボリも冷めただろうと思ってメモしておきます。『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリング(日経BP社)世界的大ベストセラーで、オバマ大統領が絶賛し、ビルゲイツが出身大学の卒業生の希望者全員に配布したと言う名著。統...退職前に言い残したこと
市役所から市民税の請求がきた~っ!わし、無職なんだけど……去年、一昨年までの給料分の市民税も収めたのですが。よく見ると、昨年の1~3月の給料分の市民税でした。むにゅ~、今年は納めなくて良いと思っていたのにおどろきです。4分割の振込用紙が同封されていましたが、うっかり忘れて滞納だとか言われるのも嫌なので、一括して納めたいところです。でも、利子がもったいないし……こんなことで悩むのもタイパ悪すぎでしょ。それを考えたら、一括じゃな。なに!所得税を納めろだと!
退職して自由時間が増えたので、たくさん見るかなと思ったけど、最後まで見たのは3本だけと、普通とあまり変わりありませんでした。「鬼滅の刃柱稽古編」刀鍛冶の里編が、敵方の鬼の魅力が弱くて中だるみしたことと、稽古編ということで鬼との戦いが無く盛り上がりに欠けるかと心配していたのですが、最後の最後に最高に盛り上げてくれました。しかし、あの終わり方は、鬼滅の刃だから許される鬼畜っぷりで、踊り出したいくらいでしたね。「転生したらスライムだった件3期」ちょっと、安定しすぎていて退屈なシーンが多かったのが残念でした。しかし、夏も続けて放映のようなので、これから盛り上がるかもしれません。もう、まったりテンペストが発展していくのを見ていくだけになるのかしら?「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」特におすす...2024春アニメ
素人は戦略を語り、玄人は兵站を語ると言いますが、陸上自衛隊元陸将が書いた本なので完全な玄人本になります。著者は、兵站を分析する上で、6つのキーを使って語ると主張します。すなわち、「兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する」「内線作戦と外線作戦」「マハンのシーパワーの戦略理論と兵站」「ケネス・ボールディングの『力(戦力)の逓減理論』」「作戦正面の長さ・面積と兵站の関係」「地政学と兵站」です。それに従って、第二次世界大戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、コロナ戦争と語られて行きます。これに従って、本には書いていませんが、ウクライナ戦争を分析してみましょう。「兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する」心臓……ウクライナ(小)、ロシア(大)ですが、ウクライナはNATOやその他の諸国からも補給を...『兵站』福山隆(扶桑社)
昔ながらの古本屋があると知ったので、寺尾駅まで自転車で行ってきました。寺尾駅がある越後線は、新潟砂丘の天辺に沿って走っているので、近くまで行ってから、砂丘を登る必要があります。東京の住んでいた時のことを思い出すなぁ。あのころは、二十歳前後だったから、急坂でも平地と変わらず登れたけど、今だって山登りしているから平地と変わらないのだ。砂丘の路地は、行き止まりなどもたくさんあって、迷路のようでした。駅に着いたが発見できず。駅からの眺めは、かなりの絶景。あった、あった。すぐ脇にありました。真ん前を通って駐輪場へ自転車を止めたけど気が付きませんでした。どうどうとした店構えです。中に入ると、文庫や漫画が中心でビッシリと本が並んでいました。5万冊の品ぞろえと書いてありました。ブックオフなどより、古い本が多く、大手の古本...のせ書店
毎年、恒例になったサービスなので、このときに合わせて、本を読み終えています。1ヶ月10冊読めるので、30冊を無料で読めることになります。漫画も読めますが、わたしは読まないので活字本だけ30冊ですね。さっそく、今日から始めました。とりあえず帚木蓬生の『襲来』をダウンロードしました。あとは、箸休めに『書く瞑想』『仕事選びのアートとサイエンス』という本もダウンロード。絶えず、3冊を読みながら、10月3日まで30冊読みたいです。amazonプライム特権で、KindleUnlimited3ヵ月無料
梅雨時になると、毎年のように読んでしまう作家さん。日本からフランスの川に浮かぶ船を借りて、その中で生活する主人公の男の話?「?」が付いているのは、ストーリーらしきものを感じないから。船の中には、大家が残したレコードや本がたくさんあって、それを読んだり聞いたり、昔、読んだ話を思い出したりしながら、日々を過ごしています。たまに訪れる郵便配達の男や、大家の老人、近くに住んでいるらしい子供などと、とりとめもない会話をしながら、日本の友人から送られてくるファックスなどを交え、燃料が空で動かない船の上で暮らしているだけです。舟が係留されている河岸の方は見えますが、対岸に行くことはないので、川側の船の姿を見たことがないので、住んでいても全体像を把握していないと彼は思います。なんとなく退職後の自分の姿に重なってしまって、...『河岸忘日抄』堀江敏幸(新潮文庫)
売上100万円を超えることができました。かなり本棚も空スペースができてきたように思います。あと1年くらいで、家庭内鉱山も掘りつくしてしうと思うので、ハンドメイドを軌道に乗せないとキャッシュフローとしてあてにできなくなります。ハンドメイドを始めると確定申告をしないといけなくなるのですが、そういう悩みになるくらい売れてからかんがえることにします。メルカリはじめて1年が経ちました。
健康本のアプローチは、「〇〇をすればやせる!」等、改善方法が単純化されているパターンが多いですが、この本は「遺伝的に考えて対処法を考えれば体調は最高になる」という原因の方が単純化されていることがミソです。狩猟時代の生活に適応するように遺伝子がプログラムされているので、生活自体をそこへ近づけようというアプローチになります。とは言え、キャンプをしたり、毛皮を着て町を歩くわけではなく、腸内細菌を整え、食物繊維を摂取したりします。その際、サプリを使用することもOKなのです。現代の都市型生活の中で、狩猟時代にプログラムされた遺伝子に合わせた食生活や運動をどうするかを考えていく内容となります。他の健康本とやることは同じですが、根本の考え方をシンプルにしてくれるのが本書です。そのため、応用が効きやすく、自分で考えていけ...『最高の体調』鈴木祐(クロスメディア・パブリッシング)
定年退職から3ヵ月、ボケっと暮らしております。無職生活の貴重な資金源である株式等からの配当(1~6月分)です。¥建資産より296,259円$建資産より250,631円(1,670.87ドル×150円)合計546,890円年間100万円の配当を見込んでいましたが、目途がたちました。少し多くなってますけど、インフレ分がちゃんと乗っているところが給料とはちがうところです。頭が痛いのが新NISA枠がうめられないことです。一応、積み立て枠だけ、全世界株式を中心につかっています。特定口座から新NISAの生長枠に移したいのだけど、ほとんどの銘柄が大きな含み益を抱えていて、移すと税金がドバッと、とられてしまいます。暴落をじっくり待ちながら、チャンスをうかがっていきます。退職金や、財形など、キャッシュが膨らんでいます。しか...高配当株投資の結果(2024年1~6月)
葉の上をデジタルな動きでチョコチョコと動いていて、まるでハエトリグモのように見えました。クモにしては派手だなと思って、よく見てみると蛾の一種のようです。オオナミモンマダラハマキと言う蛾です。ハエトリグモに擬態しているとのことですが、自分が捕食者であったら、蛾よりハエトリグモの方を食べたい気がします。擬態と言うより、動きで天敵を避けているのかもしれません。しかし、それにしては色と良い、模様と良い、派手で目立っています。チョコチョコ動き回るオオナミモンマダラハマキ
緋色のきのこ。落ちたサクラの枯れ枝から生えていました。不食のキノコだけど、赤色の染め物に使えるそうです。ヒイロタケ
木陰が多く、道のりは長いが、標高差が小さいコースにて森林浴してきました。梅雨に入り、蚊が出てきましたね。駐車場で靴を変えていると、さっそく襲撃されたので、速やかに撃墜しました。今年の初撃墜になります。オオバギボウシの花が見頃です。アジサイも良く咲いています。ムラサキシキブも咲き始めています。ザトウムシにも会いましたが、タカラダニにたかられていました。宝、宝で縁起がいい?キモイけど……佐渡島が近く見えます。梅雨前線の北側なので、それほど気温が上がらず快適でした。田んぼは、水稲の最高分げつ期を迎え、緑が濃いですね。豊作の予感。観られた花オオバギボウシ、ホタルブクロ、トラノオ、トリアシショウマ、アヤメ、ウツボグサ、ムラサキシキブ等クガイソウ(つぼみ)角田山(五ケ峠コース)2024梅雨
「元朝日新聞の名物・名文記者の文章技巧25発」という振れこみの本ですが、そんなに甘い本ではありませんでした。著者は、現在、九州に住み、農業と狩猟をしながら文筆業をしており、訪ねてくる記者を対象に文章塾(酒を飲んで語り合うような)を開いている面白いおじさん(と言っても、同い年だ)です。技術については、同感と思うことがほとんどでしたが、何せ、この著者はプロフェッショナル中のプロなので、熱量が違います。とても、アマチュアのブログ書きの冷めた情熱とは比べ物になりません。はじめは、在り来たりの技術論ですが、だんだん熱くなってきて、生きることは書くことだ調になるところは、手塚治虫の『漫画の描き方』を彷彿とさせます。その辺の文章の書き方のハウツウ本より、熱量がある分、これ一冊で十分な気がします。プロの書き手や、アマチュ...『三行で撃つ』近藤康太郎(CCCメディアハウス)
詩人、写真家の銀色夏生の初めての物語集。様々な物語が載っていますが、自由奔放に書かれたライトな物語という感じがしました。セリフが多いので、すぐ読み終えてしまいます。小説家なら、こう書かないだろうという文章が多々ありましたが、そこが詩人の自由さなのでしょう。新鮮な感覚を学ばせてもらいました。『夕方らせん』銀色夏生(新潮文庫)
5年ぶりに第二期が作成されるそうです。5年前に観て、それから無料で観れるところが無くなったので、ずっと見たくても我慢していたのですが、amazonプライムビデオで見られるようになりました。うれしくて、通しで見てしまいました。一言で言えば、電脳世界でサバイバルゲームをする話です。ソードアートオンラインのサイドストーリーになりますが、メインとの大きな違いは、キャラクターのリアルとアバターのギャップが激しいことですね。主人公のちっこい女の子のリアルの姿は、背が高いことにコンプレックスを持っている女子大生です。ゴリラ女のボスが率いるアマゾネスチームのメンバーのリアルは、新体操部の女子高生たちだったりします。狂った女のピトさんや、その臣下のMさんの正体は、ネタバレになるのでふせますが、かなり笑える展開となりました。...ガンゲイルオンライン(アニメ)第二期
愛や友情、その正体を科学的に明示させるのが本書です。実際の戦争でも壊滅した部隊の最後の生き残りの兵士が、負傷した戦友を助けるため捨て身の戦いを繰り広げる場面があります。彼らに共通するものは何なのでしょうか?このような自己犠牲による利他的行為は、生物学の基礎である利己的な遺伝子と矛盾することなく説明されています。利他的な友情とは、遺伝的に我々にプログラムされた遺伝子の中にあるのです。人間は、親しい友人の中に、もう一人の自分を見出しているのです。それは自己の拡大により、他人を自分の一部と認識しているときにおこる現象です。そのことによって、人は他人に必要とされなけらば生きていけない生物なのです。人は一人では生きられないとありますが、人に助けてもらわないと生きられないという意味の他にも、他人を助けないと生きていけ...『残酷すぎる人間法則』エリック・バーカー(飛鳥新社)
三日月堂シリーズの本編完結巻になります。三日月堂の経営も軌道に乗り始め、新しい段階(本の印刷)に踏み出す時が刻々と近づいていきます。学生時代、文学賞を受賞したことをきっかけに筆を置いた古本屋の店主の前に、学生時代の文芸部の仲間が訪ねてきます。そして、本を作ることになるのですが、店主さんには時間(余命)が限られていたのです。活版印刷で本を刷るには、三日月堂の他の業務を休止するくらいの覚悟がいるのでした。もう一段階、経営業務のステップアップを余儀なくされていく三日月堂と、それを支える人たちの進化が見どころとなります。物を作ること、創作することの静かな熱を感じられる物語も一旦これで終了となります。『活版印刷三日月堂雲の日記帳』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
真っ黒い虫がいたので、写真をグーグルの画像検索を掛けたら、一発でタマムシの一種だと判明しました。角度を変えると色とりどりに変わっていく色彩をタマムシ色と言いますが、このタマムシは、真っ黒です。タマムシにも真っすぐに筋の通ったやつもおるんやなぁ。クロナガタマムシ
梅雨入り前の爽やかな晴れの日、鳥の声に誘われるように里山を歩いてきました。平年なら、梅雨入りしていている時期ですが、今年はまだ先のようです。アジサイは、きれいに咲いています。桑の実も熟し、トラノオ、ムラサキシキブの花も咲き始めています。マタタビの花も散り始め、わたしがネコなら酩酊してしまいそうなくらい香ってました。観音堂まで足を延ばしましたが、新潟平野は、緑一色です。田んぼは、有効分げつ終止期となり、中干しの真っ最中です。ウツボグサの花も咲いていました。他は、アクシバ、トリアシショウマなどが見頃です。途中で、アナグマさんに出会えたのですが、写真を撮る前に藪の中ににげられちゃいました。梅雨入り遅れの乾燥で蚊もいませんでしたが、スズメバチと何回か遭遇しました。今週末には梅雨入りかな?角田山(五倫石~山の神)2024初夏
ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作と...『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)