駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
今年の夏は、焼きそばにハマってしまいました。紅ショウガをかけて、ビールといっしょに食べると、侘しくて豪華と複雑な悦楽を得られるのです。安くてうまいのは、スーパーから3食98円の焼きそばを買ってきて調理する方法で、肉を+すると良い感じになります。メン33円肉100円野菜30円紅ショウガ50円計213円くらい手間★★★味☆☆☆☆簡易なのはカップ焼きそば+キャベツやニラの切れ端メン130円野菜30円紅ショウガ50円計220円くらい手間★★味☆☆☆値段は同じ程度だが、味は肉入りの方がよく、手間はカップが楽。気分次第だね。焼きそば+紅ショウガ
タキロンシーアイ(4215)を伊藤忠商事関連会社がTOB(株式公開買付け)を行い上場廃止になるというとこなので、売りました。1株当たり870円の買い取り価格なので、870円で指値したら、やっぱり売れず、869円で売ることにしました。300株処理したので、そのまま持っていてるのに比べ300円のマイナスになりますが、早く現金化できることと、郵便局で現金化する手間、特定口座から出てしまうことから確定申告をする手間がかかることを考えると300円は妥当かな。77,448円(税引後)のキャピタルゲインが臨時収入となりました。処理した分、年間5260円(税引)の分配金が減るので、良い会社を探して買っておきたいところです。タキロンシーアイのTOBを処理
他の動物の脳と人間のそれの大きな違いは前頭葉の発達の具合です。言うまでもなく、人間の前頭葉は、他の動物に比べ大きく発達しています。しかし、人間は、前頭葉を使わなくても社会的生活を普通にやっていけるのです。前頭葉は、変化に対応できるように発達しているため、環境などが大きく変化したとき活発に働き危機を乗り越えるための働きをします。つまり、現状維持、日々の変わらない生活の繰り返し、思考停止に陥っていると、知らず知らずのうちに「前頭葉バカ」になってしまいます。このように前頭葉を使わない暮らしをつづけている人が日本人には9割いると言うのです。前頭葉を使っている人でも、油断をすると前頭葉を使わない生活に入ってしまいますし、危機感があれば前頭葉バカも治ってしまうこともあります。それだけ、日本は平和で治安もよいことになり...『前頭葉バカ社会』和田秀樹(アチーブメント出版)
家の窓のところに止ってました。美しい黄緑色の羽を持っています。調べると幼虫がヤナギを食べるとありました。新潟市は柳都とも呼ばれヤナギがシンボルです。ヤナギが周辺に多く生えているので、ここまで飛んできたのでしょう。そう考えるとヤナギの葉に近い色をしています。アカマエアオリンガ
お米が不足していると報道されていましたが、米どころ新潟に住んでいるためか、スーパーには、新米が出る前の安売りの米が積み上げられていました。流通が狂っているのかな、と思っていましたが、盆過ぎくらいからスーパーの米の棚に空きが見えるようになってきました。うちもそうですが、東京などに住む親戚等にお米を送ったりしています。お米を送ろうと、手続きをしたら、おまけに3合分のお米をもらいました。不足してきたと言っても、深刻ではないし、新米の刈り取りもはじまりましたので、もうすぐコメ不足も解消に向かうでしょう。南西トラフ地震などの注意喚起により、家に米を蓄えておくことが増えたと言われており、防災面では必要な動きだったのだと思います。あとは、近づく台風の被害が少ないことをいのります。9月になれば早生の新米、9月下旬にはコシ...令和の米騒動
『地図にない町』フィリップ・K・ディック(グーテンベルク21)
ブラッドベリ風のSFファンタジー短篇集。おかしな機械を発明したり、超能力者たちが全面戦争を止めようとがんばったり、パラレルワールドが混じることになり、都市計画が廃止されて作られなかった町が侵食してきたり、1950年代の未来に対する期待と不安、そしてノスタルジーが混じり合う、今となっては古典のようなSFです。米ソ冷戦時代の話は、子供のころ、よく触れていたので、読んでいるだけで、昔の感覚を思い出してきます。夏休みにピッタリ。『地図にない町』フィリップ・K・ディック(グーテンベルク21)
兵庫県庁がたいへんなことになっているらしい。遠く離れているので実害はないのですが、あまりにひどい知事のやり方に職員が限界を迎えたため告発が起こり、それを握りつぶそうとする知事との間で争われています。先日、百条委員会が開催され、アンケートに答えた職員が6名が聴取されました。そのあと、文春砲(音声データ)が放たれ、副知事が、自殺した告発職員を恫喝し、誰から聞いたか問い詰め、答えられないことにより、単なる噂話であると断定し、その職員を処分したことが明らかになりました。知事は適正な調査だったと答弁していましたが、それが真っ赤な嘘だったことがばれたのです。先日の百条委員会は、その階には議員以外立ち入り禁止のプライバシー保護を行いましたが、百条委員会には、自殺した職員のパソコンを押収し、プライベートの情報も一緒に開示...兵庫県がんばれ
3ヵ月毎の歯科検診に行ってきました。洗面所が暑くて、雑な手入れになっていたので、心配していたのですが、前回と変わりなしでした。重点的に手入れをするところも明確になったので、次は、今回より良くなるように頑張って磨きたいと思います。歯科検診
英雄伝は軍事に関係するものがほとんどでしょう。この本は幕末に生きた勘定奉行川路聖謨の文官の生き様を描いて言います。文官とて、人生をかけて戦っていることには変わり有りません。一歩間違えば、植民地となり果てる日本の現状に、ロシアやアメリカとの交渉を一歩も引かずやりとげる丹力とはどこからでてくるのか。頭脳と機転と体力もさることながら、人への尊敬や感謝、激論を交わしながら駆け引きをする相手との友情など、複雑な人間関係を受け止め流す力が求められるのです。自分との闘い、真の謙虚さとは何か、教えられる書となります。吉村昭は、武人より文官、外科医より内科医に焦点を当てた作品が多くあります。地味で時間はかかりますが、普通の人には、こちらの方が役立つのではないでしょうか。『落日の宴勘定奉行川路聖謨』吉村昭(講談社文庫)
さて、今年も食しました!「生ビール」(夏)×「鍋焼きうどん」(冬)このコラボが実現できる食堂を発見すると、うれしくなってやってしまいます。今回は、新潟市の白山駅前の食堂池田屋さんです。ファミリー食堂とありますが、大衆食堂×喫茶店の雰囲気で、店のテレビでは高校野球の中継が流れていました。昭和の香りがするお店です。夏×冬、最強コラボ
ネットの投資界隈では、行ってはいけない禁断の場所である大手証券会社の窓口に行ってきました。どんなポンコツ商品を紹介してもらえるか楽しみだったのですが、そんなことは全く無く、至極全うに現在の状況から提案までされていました。担当者が変わったということで、相談ついでに顔を見に行ったのですが、40歳くらいの中堅社員(女性)でした。はじめは、自己開示を十分にしてきて(心理学で親密になる近道なので、そういう教育を受けていると思われる)、ちゃんと勉強しているなと感心し、中堅の証券会社員としての信頼もできると思いました。為替の動きとか、経済の動きとか、そういう初歩的なことは適当に飛ばしてもらって、個別の案件を相談しました。提案されたことは次のとおり×個別株(80社くらい所持)の値動きを時期別にお知らせして銘柄の入れ替えな...野村証券の窓口で、老後資金運用の相談をしてみた。
たくさんの版画が展示されており、ボリューム感と、情報量の多さに疲れました。色彩配置の引き出しの多さ、白黒の作品でも構成が多様で、こんな配置をよく頭の中で作れるなぁと才能に圧倒されました。AIにシャガール風の絵を描いてもらいました。色彩の配置が、ごちゃごちゃしすぎて、主題がない作品になっています。もっと、詳しく説明して描いてもらいましょうゴッホが混じってきたぞ。なんとなく現代アートっぽくなってきた。色彩を整理してもらったら、良い感じ。ゴチャゴチャしすぎなので、シンプルにお願いします。なんか、ピカソの晩年の作品のような雰囲気になってきました。うーん、岡本太郎とかいろいろ混ざってきてしまった。かなり笑えちゃったのでAIをいじめるのは、これくらいにしておきます。新津美術館にシャガール展を観に行きました。
邦訳のない短篇の中から選ばれた10編。レイ・ブラッドベリの科学と幻想が入り混じった独特の雰囲気が良く出ています。ジャンルも多彩で、飽きの来ない短篇集となっていました。『十月の旅人』レイ・ブラッドベリ(グーテンベルク21)
ポツポツと咲くオレンジの花が可愛らしい。ヤブガラシとは、藪の雑草に絡まり、枯らしてしまうからと言われています。また、ビンボウカズラとは、庭の手入れも出来ないくらい貧乏な家の庭にはびこっていることからきた名前のようです。ヤブガラシの実を見た覚えがないので調べてみると、関東以北は三倍体のため実がつかないそうです。栄養生殖のみで、こんなに蔓延るのですからすごい生命力です。ヤブガラシ(ビンボウカズラ)
厄介な雑草であるワルナスビが生えていました。ワルナスビは、駆除が難しく、実がプチトマトに似ていて有毒であるため、嫌われる雑草です。よく見ると、ナスの害虫であるニジュウヤホシテントウが付いていました。ワルナスビを枯らすほど食べてくれれば、害虫から益虫に変われるかもしれません。ワルナスビとニジュウヤホシテントウ
クリエイティブな活動や仕事をするにはどうするかの教科書。ただし、レベルが低い(初心者向け)なので、ある程度、クリエイティブな活動をしている人が読んでも物足りないと思います。もっとも、自分の場合は、模倣をいいかげんにした我流なので、仕上がりは三流レベルになることは確かです。そういう意味では、謙虚になって、初心者と同じように模倣をしっかりやってから、創造へ移るのもよいと思えました。『模倣と創造』佐宗邦威(PHP研究所)
日本では、終戦記念日が8月15日にされていますが、アメリカでは9月2日が対日戦勝記念日、ロシア、中国では、9月3日が対日戦勝記念日になっているようです。まだ、戦闘は継続していて、始めた戦争はそう簡単には終わらなかったようです。わたしが、50歳になったとき、一番最初に思ったのは、戦争に行かなくてよかったと言うことでした。さすがに50歳を過ぎたら戦場へは出られないでしょう。そして、60歳を迎え、このまま、戦争を知らずに一生を終えられれば、人生勝ち組かなと思います。終戦記念日を敗戦記念日として、反省をしようという志を持った人たちもいるようです。それは、それで、尊いことだと思いますが、庶民目線から見ると終戦記念日の方がしっくりします。なぜなら、戦争中、戦勝国民も敗戦国民も、「早く戦争が終わらないかなぁ」と思ってい...終戦記念日
8月3日に墓掃除に行ったとき、2匹目のセミが羽化していたお地蔵様の帽子に、8月13日に墓参りをしたときには、抜け殻が3つになっていました。人徳があるお地蔵様なのでしょうか。夏を見守るお地蔵様
ハーブとして人気のミントですが、その増殖力が話題になっていました。庭に捨てたら大増殖したとか、ご近所トラブルで、種を捨ててやったら、庭がミントで覆われたとか。いい匂いなのですがね。ミントが雑草化
20年くらい前に、セイタカアワダチソウについているグンバイムシを見つけたら教えてくれと頼まれていたのだけど、今朝、散歩をしていたら見つけてしまいました。古い話なので、調べてみたら、新潟県では2015年に発生が確認されているようです。2000年に日本に入ってきた新しい害虫ですが、生育が旺盛であっという間に広がったみたいです。アワダチソウグンバイ
幻想小説・ラテンアメリカ文学の巨匠、ボルヘスの処女短篇集『伝奇集』と、それにつづく『エル・アレフ』の合本です。生涯を通して、掌編ばかり書き続けたボルヘスの傑作掌編集となります。幻想文学だけあって、難解でかつ壮大、量子力学の本を読んでいるような気分になりました。全体を通して、何が面白いのか理解しにくく、エッセイのような書評のような、それでいて、作者は小説だというものも多く収録されています。また、作者みずから、どうでもいい作品とか、読まなくて良い作品とか書いていて、読む気力を崩すような表現もあり、わたしの感覚としては理解できないところも多くありました。その中で、有名な「バベル図書館」や「不死の人」などは、幻想文学の傑作と言える出来なので、そのあたりだけ抑えておくのも手です。『伝奇集/エル・アレフ』ボルヘス(グーテンベルク21)
有機栽培のコーヒー1000ml×12本が届きました。この夏のアイスコーヒーに不自由はしないでしょう。オリックスの株主優待カタログギフトは、これで廃止になるそうです。豪華だっただけに残念。配当金を頑張ってもらいましょう。今週の株式相場は荒れに荒れましたが、日経平均が最終的には、新NISA開始のあたりに落ち着きました。日本株の実力ってこのくらい?というところでしょうか。日銀が少し利上げをすると言っただけで、こんなに荒れると日銀も動きにくいでしょうね。AIによる自動売買もかなりあるでしょうから、動くとなると容赦なくすばやく機械的に売買しちゃうのかな。オリックスより株主優待
春アニメを今更ながら見ました。岐阜のPRを兼ねたアニメだということで、織田信長が天下を取り、岐阜が首都になったパラレルワールドから、この世界にやってきた姫とお付きの女騎士の話です。姫様は、帝王の器なのか、小学校転入一日目で、4人のボーイフレンドと3人の家臣をつくってしまうとか滅茶苦茶しています。女騎士の方の転職(ジョブチェンジ)も面白く、ホームレス→探偵助手→ホームレス→キャバ嬢→ホームレス→転売ヤーの買い物係→新興宗教の商品開発アドバイザー→バンドのギター弾き→ホームレスとか、こちらも無茶苦茶やってます。岐阜市周辺の名所などの紹介もありますが、近くに住んでいたら行っても良いかな程度のところばかり(淡水魚水族館や競馬場など)なので、ショボいのです。まあ、なかなかカオスなアニメですが、社会勉強になるような、...アニメ「変人のサラダボール」
『世界は「関係」でできている』カルロ・ロヴェッリ(NHK出版)
前作、『時間は存在しない』につづく量子力学最先端の本です。前作より哲学的でわかりづらく感じましたが、もはや、物理学は哲学を補完するための学問であるということが分かりました。天才物理学者と言われる著者ですが、哲学や文学の素養も十分で、古今東西のそれらを引用しながら、量子物理学を解説してくれます。観察する者とされる者、つまり二つのものがあり、それによってすべては存在することになるというのです。一つのものとして存在することはない。色即是空であるというのが量子力学。例えば、時速5キロで歩いている人は、地面との関係で時速5kmであるけど、地球の自転を考えれば秒速400mくらいで移動しています。さらに太陽の周りを秒速20kmで回っていて、銀河の中心から見れば……というように、速度も見る者が違えばすべて違って見えてきま...『世界は「関係」でできている』カルロ・ロヴェッリ(NHK出版)
最高気温28.7度と、猛暑が和らいだ日でしたが、関屋浜の浜茶屋で飲んできました。生ビールと焼きそば、冷やしキュウリ、豆アジ唐揚げ等で、潮風を感じながら、まったりしてきました。このくらいの気温が快適ですね。海は人も疎ら。最近は、海水浴よりプールの方が人気だと言うことです。浜茶屋で1杯
特製焼肉味噌漬けです。暑い夏を乗り切るには豚肉が一番!ニュースで、株が大きく値を下げたと報じられていました。たった2日で新NISA開始前の水準まで急降下ですね。新NISAをきっかけに投資を始めた人は驚いたのではないでしょうか。金利上げ→円高→株安の流れがトレンドとなることは、予想できたはずなので、想定内の下げのはずです。慌てず騒がず、連れ安してくる優良企業の株をゲットしておきたいところです。日本管財より株主優待が届きました。
一言で言うと傾聴の物語。四十七歳で大手電機メーカーを退職した主人公が、不動産屋に就職し、取り壊される予定の骸骨ビルの住人を立ち退かせるために派遣されてきます。戦前からある骸骨ビルは、一時的に進駐軍に利用されていましたが、そのあとは戦地から戻ってきた阿部轍正のものになり、そこに迷い込んできた戦災孤児たちを育てることとなりました。今(平成6年)、ビルに住んでいるのは、成人して独り立ちした孤児たちと、阿部とともに孤児たちを育てた茂木という男です。オーナーである阿部は、死んでしまっていますが、孤児の一人である女性が性的虐待を受けていたと訴えたため、世間に叩かれ非業であったと言います。茂木と他の孤児たちは、阿部の無実を晴らすため、骸骨ビルに残っているのでした。主人公は、ビルの住人や周辺の人たちの信頼を得ながら、一人...『骸骨ビルの庭』宮本輝(講談社文庫)
朝、4時に出発して、村上市まで墓掃除に行ってきました。いつもセミの抜け殻だらけになっていお地蔵様にセミが留まってました。アブラゼミですね。海岸に行ったら、ウンラン(海蘭)が咲いていました。いろいろ見ることができて早起きは三文の得です。早朝から墓掃除
昨日、某氏と、浜茶屋で、焼きそばを食べながらビールを飲みたいみたいな話をしたら、焼きそば+ビールをやりたくなったので、昼食をそれにしました。スーパーから、3食入り98円の焼きそばと100g98円の豚肉を買ってきて、タマネギ、キャベツ、ピーマンを一緒に炒めました。おいしそうに出来ましたが、これだけでは芸がないので紅ショウガ大盛りにしてみました。ドーン!いやー、うまかった!焼きそばとビール
八月にずれ込むとは、めずらしいです。あと6日で立秋ですよ。やっと梅雨明け
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駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
マンダムより株主優待の自社製品詰め合わせがとどきました。マンダムは男性化粧品の会社ですが、男性用54%、女性用31%、その他15%の割合ですので、女性でも使える品も入っています。わたしは、この手のものは使わないのですが、妻ちゃんと息子ちゃんが喜んで使ってくれます。株を買った時は、ほぼ底値に近かったらしく、下げ気味の現在でも含み益が乗っていますが、配当利回りは購入価格の3.33%程度と高配当株としてはギリギリのラインです。東南アジア方面の投資がうまくいかず、利益を圧迫していましたが、思い切った改革で改善されました。頼もしい経営陣だと思います。キャッシュフローを見ると、営業利益から、投資、財務へバランスよく出資されています。遊んでいる内部留保金が大きいですが、商品が景気に左右されやすいため、安心感があって良い...マンダムより化粧品セット
梅雨に入りましたが、梅雨前線が南に押し下げられ、初夏の高気圧に覆われて爽やかに晴れました。この前、柿園の農薬散布で登れなかった五倫石から登ります。緑の灌木のトンネルを歩くと、足元には草イチゴ、頭上には桑の実。五倫石コースの魅力は、林業者が作ったような雰囲気にあると思います。急登ですが、荒々しい作りに機能美を感じさせます。福井ほたるの里コースと合流すると、最後の急登となります。ここも、荒々しく、階段状になっていますが、材料が、杉あり、桜あり、楢ありと、そこら辺に転がっている材木を何でも使って組みあがっています。今日のように涼しければ、いつの間にか頂上についていますが、真夏の猛暑日だと、心臓が止まるのではないかと思うくらい苦しい登りです。稲島コースの9合目の観音堂まで足を延ばして新潟平野の様子を見ると、一週間...角田山(五倫石~山の神コース)2025梅雨
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア至る所に不発弾が残る村で暮すラオスカンボジアからの難民が乞食化しているタイ枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナムハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ麻薬と呪術の組み合わせネパールマフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインドなど、各国に別々のテーマで切り込んでいます。障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの...『物乞う仏陀』石井光太(文春文庫)
昨日の散歩道、草むらから頭を出して、じっと動かないカルガモを見つけました。季節からして、巣があるのかしらん?確かめたかったけど、脅かすのも悪いので、そっと立ち去りました。そのうち、親鳥の後をついてあるく雛たちのかわいらしい姿を見ることができるかもしれません。(注:ダジャレの意志はありません)カルガモ発見!
夕方には雨が上がり、涼しい西風に誘われて、散歩に出ると、シモツケの花が咲き始めていました。シモツケの花を見るといつも思うのは、シモツケマルハナバチの幼虫に会いたいです。美しいのだから仕方がありません。シモツケの花が咲き始めました。
新潟市のスーパーでも、備蓄米が売りに出されたとテレビのニュースで見ました。その店には今日、買い物をしたばかりでした。そのときは、何も気が付きませんでしたが、朝早くから行列が出来て整理券を配って即完売だったそうです。ふと、思い立ったのですが、そう言えば「たくわえくん」という政府が備蓄米を売り出していた過去があったなぁ、今はどうなっているの?と。検索してみると、20世紀の話で、平成6年のコメ不足を受けての対策だったようです。今も細々と続いていて、ネット販売もされているようで、値段を見ると、それ相応に高値でした。古古古米は、たくわえくんのネーミングにはならないのね。そう言えば、Facebookの「どうでも良い話」のグループで、「古古古米のおいしそうな名前を考えて」というお題がありました。「ううう米」と投稿した、...たくわえくん
北陸地方が梅雨入り宣言。平年より少し早めですが、影響はないでしょう。さて、備蓄米放出で、すっからかんになった政府の備蓄倉庫ですが、今年の米の作柄が気になるところです。6月10日時点で、作柄を予測できるので、本日発表の水稲の生育状況をもとに占ってみましょう。ちなみに新潟県のコシヒカリのデータを使っています。米の作柄で、もっとも相関が高い値は茎数ですが、6月10日時点の茎数は、やや少ないようです。6月上旬は、水稲の茎数増加にとってもっとも重要な時期で、この10日間は、他の時期の10日間の約2倍の茎数が確保されることになります。その時期の天候と管理の良し悪しで作柄が大きく左右されることになります。つまり、今年の新潟県のコシヒカリの作柄は、よくて平年並程度に落ち着くと考えられます。5月30日の時点で、もう平年より...梅雨入りと今年のコメの作柄(新潟)
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。『さよなら渓谷』吉田修一(新潮文庫)
初夏には、大木から落ちた種が芽吹いて、可愛い姿を見せてくれます。赤子が手を開いたような可愛い双葉。カエデの一種だと思って、周りを見渡しても、それらしい木を見つけることができず、あとで画像検索をしてみたら、シナノキであることが判明しました。双葉上の子葉は、普通の葉と全然違う形をしているのですね。シナノキの芽生え
アオスジアゲハは、美しく俊敏な飛行を魅せてくれる蝶ですが、その素早さから、一生、虫取りアミでとらえることは不可能と子供の頃に思ってました。そのアオスジアゲハが地面に落ちて歩いています。強風か、突然の雨で、ダメージを受けたのか、少し鱗粉がはがれています。先日、角田山で見つけたウスバシロチョウ。この蝶はおっとりした性格で、手でも捉えることができるほど優雅に飛びます。子供の頃は、手で捕まえてました。飛び方が変だなと思っていたら、翅が破れています。今年の初夏は、天候が荒れ気味で、変化が大きく、蝶たちにとっては苛酷な気象だったのではないでしょうか。アオスジアゲハ
カツオを食べたいなぁと思って歩いていると、カツオゾウムシに会いました。赤さび色の粉が全身についていて、羽化したばかりの個体のようです。粉は、取れていき黒い体表が現れてくるとカツオブシみたいに見えるのでしょう。ということで、カツオのタタキを買って食べました。カツオゾウムシ
~最短で結果を出す科学的トレーニング~スロージョギングを推奨する本です。スロージョギングとは、歩く程度のスピードでニコニコしながら走れる程度の強度で走ることです。それを生活に取り入れていくことで、果てはフルマラソンを完走し、シロートでも3時間を切ることが可能だと言うのです。フルマラソンには興味がありませんが、読んでいて目から鱗の事実がいくつかありました。わたしは山歩きが趣味なのですが、スロージョギングは山の下りに似ているし、そのときにダイエットに効果がある食事の仕方などです。この本を読みながら、スロージョギングを実際にしてみましたが、はじめは上手くいかず、何回か読みなおし理解を深めると、うまくできるようになりました。そのとき気が付いたのですが、これは山を歩くときに行っているマタギ歩きと同じだということです...『ランニングする前に読む本』田中宏暁(ブルーバックス)
野暮用で、ふるさとの新潟県村上市に行ってきました。「村上新聞社」が6月3日で業務を停止し破産申告を申請したようです。村上市は、新潟県北部に位置する人口6万人の小さな市(面積は新潟県で1位)で、関川村を含む岩船郡が対象エリアになっていました。週刊で、発行部数が1000部程度に落ち込んでいたとのこと。3300万円の負債で破産と言うことでした。地元の人の話だと、村上新聞社から独立して立ち上げた「サンデーいわふね」とライバル関係にあり、競争に敗れたようです。「サンデーいわふね」も同じ大きさの週刊新聞で、対象エリアも同じ。ほぼ同じ内容の記事だということでした。どこが違うかと言えば、村上新聞:モノクロ画面にこだわり紙面はモノクロいわふね:紙面は全面カラーもう、これで勝負あった感がありますが、それに加え、村上新聞:ホー...村上新聞倒産
-現代戦争をどう終わらせるかーほとんどの戦争は内戦であり、国家対国家の戦争は数の面ではめずらしいものです。世界中の内戦の実態と、和平への取り組みの失敗と成功の事例をもとに、内戦の構造や和平成功・失敗の原因を探っていきます。最終的に国連は何ができるか、そして日本は何ができるかを提示しています。まず、第一に和平交渉に必要な条件は、包摂性の確保です。包摂性とは、多様な思想、民族、組織の代表を漏れなく集めて行うことだけではなく、それら全体が国家の復興に携わり、役割が与えられることが必要だと説きます。アフガニスタンの和平はタリバンを締め出したことから、再度、内戦に逆戻りしてしまいました。そして、タリバンを入れた和平交渉により平和へ向かっていくことができたのです。また、周辺国と、グローバル国も本気で和平を後押ししない...『内戦と和平』東大作(中公新書)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ
この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン
ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ
南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)