あの手紙はあなたに届いたのだろうか。 手紙に書かれてる偽りの幸せ。 あなたに会いたい。 今でも私はあなたを思い続けてる。 今日はあなたと私の夢を叶える日。 髪を結い赤い紅を引き純白のドレスを身にまとう。 一刻一刻、針が刻む。 待てども待てどもあなたは現れない。 突如鳴り響く...
届いた名もなき手紙を見て以来君を夢に見る。 笑う顔。泣いた顔。 怒った顔。喜んだ顔。 今君は幸せですか? 笑えてますか? 愛する人は出来ましたか? 届かない言葉は弾けて消える。 このまま僕も弾けて消えようか。 明日は君の晴れ舞台。 晴れますようように。 心にもない祝福を口に...
咲き誇る色とりどりの花 日陰で咲いてる花の中 宵闇に混じり 艶やかに 花が散り 蝶は舞う 四肢を震わせ 混じり合う刹那 溺れ 溺れ 溺るる 絡めとり離さないのは蜘蛛か蝶か はたまた…
ある夜空を翔けた鳥がいた。 飛び方を知らない鳥は、地の底へ堕ちていった。 許されない。そう思いながら。 馬鹿だな。とっくに許してたよ。 冷たく横たわる鳥を見て僕は言った。 大事そうに抱えていた、石を持って僕は消えた。 赤、青、黄、緑、紫、白、黒、桃。 色々な花が咲いた。 あ...
ポロッ。 体から落ちた桃色の石を拾った。 いつから落ちだしたのだろう。 私にはわからない。 たしか最初は赤い石だった。真っ赤な石。 雨の降ってた夜のことだった。 道端に落ちた石を見て、綺麗だなんて思った気がする。 次は青い石だった。 とても暑い昼過ぎだった気がする。 気付い...
愛してる。 最初にそう言ってきた人は糸でくくりつけた。 だって逃げようとするから。 愛してる。 次にそう言ってきた人は火あぶりにしてあげた。 だって利用しようとするから。 愛してる。 3番目に言ってきた人は毒を持ってあげた。 体が目当てだったから。 幾度となく繰り返される日...
『壊れた人形は、いらない。』 あなたの言葉が耳に刺さる。 あの日から笑わなくなった。 笑顔を浮かべ、相手の欲しがる言動をするただの人形。 それが私。 何が壊れてるのかも私には分からない。 ただわかるのはあなたがいないこと。 寂しいとか辛いとか 楽しいとか嬉しいとか 腹立たし...
君は笑わない。 笑顔を浮かべてはいるが 笑ってはいない。 いつからそんなことを考えたのだろう。 君を見てると、切なくなる。 せめて、俺の前だけでも笑ってほしい。 いつからか、君は笑うようになった。 だけど、いつも悲しそうにしてる。 あれから月日は流れ君は笑わなくなった。笑顔...
『桃色の花が咲く頃、また会おう。』 約束をしてから幾度となく季節を重ねてきた。 未だ約束は果たせぬまま。 何度も何度も足を運び、あなたを待ち続けた。 来るはずもないあなたを。 あと何度私はこの場所へ足を運べばいいのだろう。 次で最後、次で最後、と毎回考える。 あれからまた幾...
最初に背を向けたのは俺だった。 君といるのが怖くなったんだ。 君が何を考えてるのかわからなかったから… 失ってから気づくこともある。 冷たい君を抱きかかえて呟く。 君を愛せなくてごめん。 君を1人にさせてごめん。 遅くなってごめん。 お願いだから目を開けて。 俺にもう一度笑...
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