【徹底解説】映画『コンスタンティン(2005年)』の魅力と深読み考察!後半ネタバレあり
「超常現象 × ダークヒーロー」が交差する刺激的な世界観を味わおう2005年に公開された映画『コンスタンティン』は、DCコミックスの人気作品「ヘルブレイザー(Hellblazer)」を原作とするダークヒーロー映画です。キアヌ・リーブスが主演
【映像制作】ベトナム・ダナンでの映画ロケハン・ロケ準備徹底ガイド
はじめまして。映画制作のプロダクションプロデューサーとして、これまでさまざまな国でのロケを手掛けてきました。海外ロケは魅力が多い一方、事前準備や異文化対応など、プロダクション側がカバーすべき項目も膨大です。今回は、ベトナム中部に位置する都市
【映画】インディペンデント映画制作者がスター・ウォーズの「失敗」から学べること
はじめに映画史上、ここまで大規模に世界中のファンを獲得し、同時に議論を巻き起こしてきた作品は多くありません。その代表格のひとつが『スター・ウォーズ』シリーズです。1977年にジョージ・ルーカスが生み出した第一作『スター・ウォーズ エピソード
【映像制作】監督が作品にとってもっとも大切なファクター10選
映画は総合芸術と呼ばれ、脚本、撮影、美術、照明、編集、音響、演技など、数多くの要素が組み合わさって完成する作品です。しかし、たとえ同じ脚本・同じスタッフ・同じ撮影環境であっても、監督が変わるだけで作品の質や方向性がガラッと変わることがよくあ
【第1章:壮大なプロジェクトを“粒度”で捉える】まず押さえておきたいのは、『新たなる希望』という巨額予算(当時としては十分大きな額)の大作映画においてさえ、その黎明期は“インディペンデント”に近しい状況だった、ということです。実際、ジョージ
【映画】『スター・ウォーズ 新たなる希望』の制作過程をヒーローズジャーニーで語る
スター・ウォーズ エピソード4『新たなる希望』(以下、『新たなる希望』)は、ジョージ・ルーカス(George Lucas)の独創的なビジョンによって生み出されたSF映画の金字塔といえます。その制作過程は当初から困難の連続でしたが、最終的には
【映像制作】VLOGで観光地をレポートするときのポイント:DJI OSMO Pocket 3 & ピンマイク編
はじめに近年、VLOG(ビデオ・ブログ)は多くの人々が日常的に楽しんでいるコンテンツのひとつとなっています。特に旅先での体験を映像と音声を通じて共有することは、視聴者に対して臨場感を与え、魅力的な旅のストーリーを生み出す絶好の方法です。今回
【映像制作】ショート動画の作り方の考え方 〜 TikTok・Instagramリール・YouTubeショート共通の戦略と運用 〜
近年、ショート動画の人気が爆発的に高まっており、多くのクリエイターや企業がTikTok、Instagramリール、YouTubeショートなどを活用し始めています。わずか数十秒、あるいは1分にも満たない短尺の動画であっても、その拡散力やインパ
【映画】『ロスト・キング 500年越しの運命』(2022)監督:スティーヴン・フリアーズ
「失われた心を取り戻す旅」――映画『ロスト・キング 500年越しの運命』を観終わったとき、私がまず思い浮かべたのは、この一文でした。どこかで取りこぼしてしまった“何か”を、懸命に探し求める人間の姿は、私たちの胸にどうしてこんなにも響くのでし
【映像制作】小さな劇場での舞台撮影:確実に記録を残すための徹底ガイド
はじめに小規模な劇場で行われる小演劇は、大規模な商業演劇や映画とは異なり、俳優と観客の距離が近く、その場限りの熱量や緊張感が魅力です。その一方で、広報や記録のためにきちんと撮影を行うことが難しい場合も少なくありません。設備が限られている小さ
【ゲーム】徹底考察:30年の時を経て――『ときめきメモリアル』
いまから振り返ること30年前の1994年。ゲーム史の中でも特筆される一つの大きなエポックが訪れた。コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)からリリースされた『ときめきメモリアル』は、当時としては異色ともいえる学園恋愛シミュレーション
【ゲーム】徹底考察:日本のゲーム文化における『ドラゴンクエスト』誕生の背景
【はじめに:ドラゴンクエストとは何か?】日本の家庭用RPGの代表的存在として、1986年にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された『ドラゴンクエスト』。ゲームデザインは堀井雄二、音楽はすぎやまこういち、キャラクターデザインは鳥山
【映画】考察『故障 Jestem REN』(2019) 監督:ピョートル・リチコ
『故障 Jestem REN』「人間とは何か」「アイデンティティとはどこから生まれるのか」。映画『故障 Jestem REN』(2019)を観終わった後、私がまず感じたのは、こうした根本的な問いに対する混乱と不安、そして同時に妙な親近感でし
【映画】継がれる映画を制作するために 人類の英知である神話とシンボリズムについての概論
映画の脚本を書くうえで神話やシンボリズムを効果的に活用することは、物語に普遍性と深みを与え、観客の心に強い印象を残すうえで非常に重要です。古代から人々の精神や世界観に多大な影響を及ぼしてきた神話の構造や象徴表現は、現代のフィクション作品にも
【映像制作】DJI Pocket 3 レビュー:映画制作に活かせる小型カメラの実力とは?
DJI Pocket 3映画制作をしていると、「今すぐ撮りたい」 と思う瞬間が多々ある。ドキュメンタリーの撮影でも、プロモーション動画でも、「この瞬間を逃したくない」と思う場面に遭遇する。しかし、大掛かりなカメラセットを用意するのは時間と労
【映像制作】縦型ショートドラマ制作のコツ:テレビディレクターが固定観念を乗り越えるために
縦動画、特にショートドラマというフォーマットは、ここ数年で急速に注目を集めています。TikTokをはじめとしたSNSプラットフォームの台頭によって、スマホでの視聴が当たり前になり、もはや多くの人にとって、縦型の画面レイアウトに触れる機会は日
【映画】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの押さえておきたい小ネタ(トリビア)50
【はじめに】1985年に第1作が公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future) は、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督によるSFコメディの金字塔です。マイケル・J・フォックスが
はじめに1957年に公開され、デヴィッド・リーン監督によって世に送り出された戦争映画の金字塔、『戦場にかける橋(The Bridge on the River Kwai)』。第二次世界大戦下の日本軍捕虜収容所での実話をもとにしたピエール・ブ
【映画】脚本作りにおける「失敗しがちな設定や構成」とその回避策
はじめに、本記事では「映画脚本でよくある失敗」について、具体的な事例とともに掘り下げていきます。脚本段階での失敗は後工程に大きな影響を与え、作品の品質を左右するため、その兆候を早期に察知し修正することが極めて重要です。ここでは、よく陥りがち
はじめに近年、テレビをつけると全国ネットの情報番組やバラエティー、旅番組などで熱海を目にする機会が増えたと感じる方は多いのではないでしょうか。静岡県東部に位置する熱海市は、古くから温泉地として有名でありながら、バブル崩壊後の観光不振や大型施
【映画】幻の超大作ミュージカル映画『失われた地平線』(1973年)
はじめに1973年にアメリカで公開されたミュージカル映画『失われた地平線』(原題: Lost Horizon)は、作家ジェームズ・ヒルトン(James Hilton)の同名小説と、1937年の同作を映画化したフランク・キャプラ監督作品のリメ
脚本開発に迷ったときのヒント:8つ導入:なぜ「ルール」が必要なのか?脚本を書くのは楽しい反面、ときには悩みの連続です。「どうすればキャラクターに観客が感情移入してくれるのか?」「物語をもっと面白くするには?」といった疑問にぶつかるのは当然の
【映画】考察『お早よう』(監督:小津安二郎)テレビ黎明期の家族模様
テレビが騒がしい今だからこそみたい映画『お早よう』。テレビが、日本のお茶の間に現れたらどうなる?小津安二郎が描く楽しい映画をご紹介します。1. はじめに:作品概要と本考察の視座映画『お早よう』(英題:Good Morning)は、1959年
【映画】脚本考察『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年公開、監督:ロバート・ゼメキス)
1. 作品概要と世界観の設定1.1 映画の基本情報と公開当時のインパクト『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)は、1985年にスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ロバート・ゼメキスが監督、ボブ・
【映画】「ゴーストワールド」が世界中の人に支持される魅力 ――社会性・時代性・ジェンダー的文脈から多角的に読み解く
はじめに2001年に公開された映画「ゴーストワールド (Ghost World)」は、ダニエル・クロウズ(Daniel Clowes)の同名グラフィックノベルを原作とし、テリー・ツワイゴフ(Terry Zwigoff)が監督を務めました。主
【第3回】徹底考察:社会性と時代性、そして普遍性──なぜ「セブン」は色あせないのか
1. はじめにこれまでの2回にわたって、「セブン」の世界観や監督デヴィッド・フィンチャーの作家性、登場人物と宗教的モチーフの深い関係性について探ってきました。最終回となる今回は、この映画が作られた時代背景と社会的な文脈を踏まえながら、なぜ今
【第2回】徹底考察:登場人物と宗教的モチーフの深掘り──「セブン」に見る人間の闇
1. はじめに映画「セブン」は、主軸となる二人の刑事、そして犯人であるジョン・ドウとの攻防によってストーリーが展開していきます。しかし、その構造は単純な「善 vs. 悪」ではなく、それぞれが内面に抱える欲望や挫折感、そして社会に対する観方が
【第1回】徹底考察:映画「セブン」の世界観と監督デヴィッド・フィンチャーの作家性
1. はじめに映画「セブン」は、1995年に公開されて以降、「衝撃のラスト」「陰鬱でいて緊迫感のあるムード」「究極のサイコスリラー」という評判とともに、多くの観客を魅了してきました。なぜこれほどまでに強烈な印象を残し、今日まで語り継がれてい
【徹底解説】2万文字:ローランド・エメリッヒ監督と「スターゲイト」
【1. ローランド・エメリッヒ監督と「スターゲイト」の概要】1-1. ローランド・エメリッヒという監督の位置づけローランド・エメリッヒ(Roland Emmerich)は、ドイツ出身の映画監督であり、1990年代以降のハリウッド大作映画を語
はじめに:映像製作・映画製作の魅力と概要映像や映画というものは、私たちの日常を彩る娯楽のひとつでありながら、実は多くの人にとって「見る側」で終わっていることがほとんどです。しかし、スマートフォンやパソコンで映像を撮り、編集することが身近にな
【完全版】auの家族プランから楽天モバイルへ!スムーズに乗り換える方法
はじめに「家族でスマホのキャリアを乗り換えたいけど、手続きが面倒そう…」そんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか?本記事では、auの家族プランから楽天モバイルへ乗り換える方法を 初心者でも分かりやすいように まとめました!「手続きが分
【映画】考察『死霊館』(2013)監督 : ジェームズ・ワン
映画『死霊館』(The Conjuring)は、ホラー映画の歴史において重要な位置を占める作品です。本考察では、物語構造、演出手法、テーマ、映画史における位置づけ、さらにはヒーローズジャーニーとの比較を通じて、映画製作者の視点から俯瞰的な考
【保存版】映像制作フリーランスの理想的な1日ルーティンと1年間の過ごし方
~仕事の効率とクリエイティビティを高める心構えと実践~1. はじめに:映像制作フリーランスにおける“理想の1日”とは?映像制作のフリーランスという働き方は、自由度が高い反面、自分自身をマネジメントする能力が求められます。企業勤めのように定め
【映画】映画の聖地ハリウッドの山の上にあるハリウッドサインについて
1.はじめに映画ファンのみならず、世界中の人々にとってハリウッドのイメージを代表するもののひとつが、あの丘の上にそびえ立つ「HOLLYWOOD」のサインです。白い巨大な文字が山肌に並ぶ光景はあまりにも有名で、観光写真やハリウッドを舞台にした
【映画】考察『哭声/コクソン』(2016) 監督:ナ・ホンジン
韓国映画『哭声/コクソン』(2016)は、その公開当時から異様なまでの不気味さと奥深い寓意を含む作品として大きな話題を呼びました。タイトルに含まれる「哭(こく)」という字は、そのまま「泣き叫ぶ」「嘆き悲しむ」という意味を持ちますが、実際に作
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