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ままちゃんのアメリカ https://blog.goo.ne.jp/rell248

家族の歴史、家族、アメリカ社会についての日々雑記と写真

在米が半生以上・主婦・大学院勤務・二人の娘・三人の息子・孫5人・夫はアリゾナ出身同い年・17歳から始めた系図調査、欧米中心の系図調査ではプロになるべく準備中。

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2017/07/25

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  • しばしの別れ その2

    実家近くに住む娘たちやホスピスと葬儀社に知らせると、深夜の我が家に集まった。やがて葬儀社が遺体を引き取りやてくる間に、スエーデンの次男一家、マサチューセッツ州の三男一家に連絡したが、二人ともついこないだカリフォルニアへ父親の見舞いに来ていたばかりだった。私は葬儀の予定が決まるまで急いでくることはないと言い、また本人たちも変わり果てた姿を目に焼き付けるよりも最後に話しのできた顔を覚えていたい、と希望した。同様に末娘は5月に次男を出産したばかり、4歳の長男もいることで深夜に疲れている娘に、もう話せない父親に会わせるのは酷だと思い、明日でも子供たちといらっしゃいと告げた。末娘も数時間前土曜日の晩に、「また明日くるわね」と父親に話していたのだった。下3人の子供たちは、痩せ衰えた父親の姿に涙していたのを私は知ってい...しばしの別れその2

  • しばしの別れ #1

    planetnatural.com/Forget-Me-Not夫の介護に専念したく、大学をついに引退した私は、週3日ホスピス看護師の訪問に助けられつつ、この7ヶ月余、つきっきりで毎日本当に楽しく過ごせた。5月に私自身の癌が見つかり、除去手術をしたが、その回復は早かった。一言も苦痛を訴えず、常に思いやりに溢れた夫の介護・看病は、決して辛いことはなく、むしろ今まで大切に私や子供たちを支えてくれてきたことの恩返しができる嬉しささえ感じていた。自身の健康問題があっても、滞りなく介護を行えたことは幸いであった。夫は最後の数時間荒い呼吸をして、その晩寝ずに私は夫のそばにいたが、その荒い息が静かになった途端に彼の霊がこの世を旅立ったとわかり、その両頬を触り、胸に耳をあてて、すぐ時間を見た。7月16日午前12時23分。す...しばしの別れ#1

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