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2017/07/18

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  • 面倒を見やすいボケの盆栽

    スーパーの外にある園芸コーナーで可愛いいボケの盆栽をみつけた。15、6年前まで母屋の前栽の片隅にピンクの花を咲かせるボケがぼくのお気に入りだった。残念ながら今はない。今日手に入れたボケの盆栽は赤い花を咲かせるらしい。長寿祝いなどという広告がはりつけてあった。最近は使う言葉に注意しなければならないけれど、ボケの花の”ボケ”は老人ボケや認知症と結びつく。話はあちこちに飛ぶようで気がひけるが、60年も前に僕がアメリカ留学中に世話になった家の奥さんが晩年認知症を患って2年ほど後に他界された。同じことを何度も何度も聞くタイプの痴呆であった。それでも不思議なことで40年ぶりに家族を訪問したときに僕たち夫婦のことは名前はもちろんなんでも覚えているのだ。まわりの息子娘達はただただ驚くばかりだった。さて本題の盆栽だが最近は...面倒を見やすいボケの盆栽

  • 動きを奪われた時に学ぶこと

    近畿地方の北部では大雪で各地の道路で交通が麻痺、トラックなどの車両の立ち往生が報じられている。「立ち往生」とは途中で止まったまま動きがとれなくなる状況を言う。つまり身動きが取れないことを言う。車の立ち往生で一番困るのは食べ物の取得、そして何よりトイレだという。長時間狭い車の中で閉じ込められて用を足せない状況でのトイレ問題は想像に難くない。人生にはいろんな痛みを伴う事件が起こる。雪の中での立往生ほど自分の意思とは異なる状況に閉じ込められた時の苦痛をうまく表現できるものはないのではと思うことがある。英語にpainful(ペインフル)と言う単語があって痛みを伴う、骨が折れる、困難な、悲惨な、退屈な、などの意味を持つ。まさに立ち往生の状況の中での苦痛を表現している単語である。さらにもう一つ英語の単語にstuck(...動きを奪われた時に学ぶこと

  • 「成功」の邪魔をするものは「失敗」への恐れ

    膝が痛くてびっこを引きながら近くのコンビニに入店。英字新聞を取り扱っている唯一のコンビニである。何かの事件や注目の出来事などがあった時の限定で英字新聞を購入する。理由はどのような単語や表現が使われているかをチェックするのが目的だ(今回は月面探査機スリムの記事)。カウンターの向こうの女の子が僕の顔を見ながら「この新聞読みはるんですか。すごいですね」と言いながらレジをうった。「そう、まあね」と僕。白髪の、足をびっこを引きながら入店した見るからにみすぼらしい老人と英字新聞がミスマッチ、そんな雰囲気が感じ取れた。(2024年の現代でもやっぱり英字新聞を読む人は”すごい”のか)話を本題に戻すとして、日本の探査機の着陸技術はかなり世界に自慢できるものであるらしい。今回も見事ピンポイント着陸技術を実証したと言う。何せ先...「成功」の邪魔をするものは「失敗」への恐れ

  • 記憶の中で廃屋は生きる

    毎年のように新年と共にアメリカの友人から’声かけメール’が送られてくる。別に深い意味はない。新年の挨拶と彼の家族の写真や自分の趣味で撮った写真などを送ってきてくれるのである。写真はかつての留学時の郷愁を呼び起こしてくれる。今回はそのうちの一枚、廃屋の写真がかつて自分がいたころの見覚えのある建物の写真で、窓枠が朽ちて外れそうになっている。窓ガラスも何枚かが割れてカケラだけが虚しく残っている。どんなものでも古くなる。永久に続くものは多分この世には存在しないのだろう。僕は使われなくなった橋、道路や線路、廃屋など、見捨てられた物を見るとあの芭蕉の俳句、「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」が何故か頭をよぎる。この句が伝えるものは、”つわもの共が生きた時代の夢や野心が戦いに敗れることで儚く消えて、戦いの後には夏草だけ...記憶の中で廃屋は生きる

  • 老齢、前を見れば今日が一番若い時

    子供達の登校時間をできる限り避けて家の周りの溝や道路のゴミを拾ったりの清掃をするのが僕の朝の日課である。いろんな人が通り過ぎてお互い声を掛け合ったりすることもずいぶん楽しいものだ。時々我が家の前を乳母車を押しながら通るおばあさんと出会う。自分の歩行を補助する目的だけで乳母車を押しているのではない。彼女の乳母車の中にはマルチーズの老犬が毛布に包まれて暖かそうに首を出して周りをキョロキョロと見物しながらの散歩(?)なのだ。やや腰の曲がったおばあさんはそれでも自分の歩行訓練と犬の散歩を兼ねている、と幸せそうに話す。「今日は私の誕生日でんねん。今日から先、考えたら多分今日は私が一番元気なときですよってな」と言った。「それはそれはおめでとうございます」という僕の声かけが聞こえたのかどうかは定かでない。それでも自分の...老齢、前を見れば今日が一番若い時

  • 「もののあはれ」とはなんだろう

    先日の真夜中、トイレに立ってから突然眠れなくなって枕元の携帯のラジオをつけてみた。眠れない時は小さい音でNHKの「ラジオ深夜便」をつけるのが僕の眠りに戻るための方法である。(眠れなければ起きればいいなどという人もいるが僕はベットから出ると本当に起きてしまう)そんなことはどうでもいいのだが、耳にしたのは「もののあはれ」を題材にした古典文学関係の研究者(?)だろうか、失礼だが名前も覚えていないお二人の対談だ(後日内容をもう少し詳しく調べてみよう)。なにせ真夜中の自分の脳と心の葛藤中、ほとんど覚えていないのだが、小野小町だの源氏物語などに出てくる「あはれ」という言葉についてのお話であった。深夜に眠れず悶々としていること自体が本当に“あはれ”を感じさせるのだが、この単語は本当に厄介で一言で説明ができない言葉なのだ...「もののあはれ」とはなんだろう

  • 「成人の日」目覚め:大人も不完全な存在

    昔、僕が成人となった頃は「成人の日」は1月15日と決まっていた。休日のその日を中心に1月の予定を立てていたのを覚えている。近頃は年によって「成人の日」が変わることには違和感を覚えてしまう。おまけに18歳の成人などと言われると、僕の時代を思い出して18歳はまだ子供という意識が頭から抜けきらない。今でも18歳の成人は大学受験に、または就職に西走奔走、お酒も飲めない成人などありえない、などという意見も頻繁に耳にする。自治体によっては成人式は20歳の人を中心に催されるとも聞く。最近の成人式にはお酒を飲んで式場で暴れるような新成人はいなくなたのだろうか、新聞でもその種の記事を目にすることがなくなってきたように思う。大人としての責任を学ぶこと、少なくとも身につけようと努力すること、という成人することの意味に目覚めたか...「成人の日」目覚め:大人も不完全な存在

  • 「経験」イコール「失敗」という図式

    年始から石川県の地震関係を中心に気が滅入るような報道が新聞はじめテレビに続く。二日には羽田空港滑走路上での飛行機同士の追突事故。一方は民間の航空機、もう一方は海上保安庁の飛行機だ。海保の機は石川への支援物資を届けようとしていたという。民間機JALの乗客乗員はなんとか全員無事脱出、しかし海保の方は機長以外の5人が死亡という大事故だ。この種の事故は原因や責任の所在が問われることとなるけれど、この点に関してはまだ捜査の段階だ。(どこかの国の政治家よろしく「お答え(?)は控えさせていただきます」…)ということで事故に関することは後の捜査に任せるとして、僕の脳裏を行き交うものは「人間は大なり小なりミスを犯す動物だ」という言葉である。つまり、「完璧な人間は存在しない」という意味だ。人生の大半を教育現場で過ごしてきた僕...「経験」イコール「失敗」という図式

  • 明日の太陽に「希望」と名付ける

    あけましておめでとうございます。新年にあたり皆さんのご多幸をお祈りいたします…新年を迎えてこの年に対する期待などを話して明けた元旦、期待や喜びで過ごした午前中が嘘のように午後4時すぎには暗転、石川県の大地震がテレビで伝えられた。と、同時に僕の住む大阪でも嫌な揺れを感じた。天井からぶら下がっている照明が大きく揺れ始めて床が滑るような気分が悪くなるような揺れである。繰り返す大小の揺れが1分近くは続いたのではないだろうか。日が明けて今日2日、新聞の休日に情報を求めてテレビをつけるとやはりNHKが被害状況を伝えている。倒壊した家屋と瓦の散乱、形を留めたまま横倒しになっているビル、昨夜から燃え続けている輪島の火災、大地の隆起で波打ってズタズタに亀裂が走っている道路、そして津波、惨状が目に飛び込んでくる。元旦の地震、...明日の太陽に「希望」と名付ける

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