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2017/06/08

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  • 足柄 洒水の滝から鳥手山、鷹落場、清水越 (2024.2.24)

    久々の関東降雪後の晴天予報を利用して、足慣らし(いつまで続くのやら。。。)のバスを使わない低山周回コースに行ってきた。予報は確かに晴天だった。厚木辺りまでは確かに雲一つない好天に見えたが、新松田駅に近づくと、雲がどんどん湧き上がってきて、富士山すら望めなくなっていた。▼松田町ではちょうど桜まつりの期間だった。松田駅ホームから満開の桜並木を臨む。朝8時だったが背後の山は霧氷で真っ白!御殿場線で2つめの山北駅で下車し、朝食を食べて「洒水(しゃすい)の滝」の道標に沿って歩きはじめる(9:00頃)。▼山北駅の西側にはSLが綺麗に静態展示されていた。▼酒匂川を渡り、西面の山を見上げると真っ白。▼洒水の滝入口の看板を見て右折すると遊歩道が整備されており、多くの花々が迎えてくれた。▼正直、あまり期待していなかった滝だっ...足柄洒水の滝から鳥手山、鷹落場、清水越(2024.2.24)

  • 相模川水系 大鹿川 ズミ沢(2023.6.25)

    2020年6月、道証地蔵近くの橋から3人で入渓したが、その時は大滝のヌメリが甚だしく敗退した。その時以来、いつか再挑戦の時を待っていた。今回、その時のメンバの一人と偶然行けることになり、梅雨時期の中、すっきりしない予報であったが、何とか懸案を突破し、念願を叶えることができた。この日、遡行者は他に見当たらず、静かな沢登りであった(並行する登山道には滝子山に向かう登山者でそれなりに賑わっていた)。いつものように、笹子駅に7時過ぎに着き、ここに来たら私の「ほぼお約束」になっている5個入り笹子餅500円を買い求め、滝子山の道標に沿って山中に入っていく。▼最近よく来る道証地蔵(8:10)▼今回は沢下部は割愛し、沢左岸から右岸に渡る登山道の橋から遡行を開始。▼入渓してすぐの滝に右から取り付いたが、水量が多く、またまだ...相模川水系大鹿川ズミ沢(2023.6.25)

  • 酒匂川水系 中川川 モロクボ沢(2023.6.17)

    偶然訪れた貴重な梅雨の中休みの週末。これを逃す手は無い。あれこれ検討した結果、2019年の台風19号以来、長らく通行止めになっていた白石峠に向かう林道が開通した(2023年6月より北面の神ノ川林道も開通したらしくこちらも喜ばしい)ので、久々に西丹沢を訪れることにして、モロクボ沢(たぶん4回目?)から未踏の越場ノ沢に入って善六のタワに突き上げることにし、最後に本棚、下棚の見学を組み込むことにした。西丹沢行きの朝1番バスにJR谷峨駅から乗り込む。好天の土曜なので混雑を予想していたが、意外に乗客は少なく座席は半分強埋まったに過ぎない。皆、車で行くのかな。▼久しぶりの「自然教室」(昔からのこの緑色の屋根を見るとビジターセンタと言うよりもこう呼びたくなる)。当然駐車場は満車(その下の箒沢周辺も)で、周辺は人でごった...酒匂川水系中川川モロクボ沢(2023.6.17)

  • 【番外】山梨 犬目~太田峠~梁川駅(2023.6.4)

    先日、お気楽な中央線沿線の低山を一般ルートでのんびり歩こうと計画して行ったところ、最後になって一般道とは名ばかりのバリエーションルート並みの荒れたトレイルに遭遇した。そこで今回、「番外編」としてその顛末を簡単にまとめ、同ルートを歩かれる方への注意喚起としたい。この日の行程(計画):猿橋駅------(bus)--------浅川------浅川峠------扇山------不動滝------犬目-----大田------大田峠------梁川駅※結果としては、大田までは順調に行程をこなしたが、その後、地図には無い綱之上御前山へのトレイル(明瞭な踏み跡、赤テープあり)に導かれてしまった。それに気が付いた後、再び大田付近に戻って、大田峠への道を探し、無事、梁川駅に至った。▼今回の「彷徨概念図」扇山は若い頃に友...【番外】山梨犬目~太田峠~梁川駅(2023.6.4)

  • 多摩川水系 北秋川 シンナソー (2023.5.6)

    今年の初沢である。私にとっては、2016年以来の同じ5月の遡行である。朝7:40に武蔵五日市駅を出たバスは、払沢の滝入口を過ぎると乗客は疎らになり、終点の藤倉で降りたのは我々3名のみであった。バスを降りて十字路を西に進むと、以前、空き家(?)と思われた民家の玄関には食堂を思わせる看板が立てかけられていた。以前はその空き家(?)に降りる階段を使わせてもらって河原に降りていたが、「私有地に付き立入禁止」の看板もあったため、少し道を遡った先のガードレールの隙間から河原に降りていく踏み跡を発見。かなり急で滑りやすい場所であったが、一部、補助ロープが付けられていて何とか無事、シンナソー出合の河原に降り立つことができた。▼降り立った河原の対岸にあるシンナソー出合出合にある小滝を越えていくと、取水用と思われる黒いホース...多摩川水系北秋川シンナソー(2023.5.6)

  • 奥秩父 瑞牆山東尾根から小川山

    折角のGWなのでどこか手頃な山に行こうと考えていたところ、相棒が瑞牆山にまだ行ったことが無いという。私は若い頃から何度もあり、また百名山特有の人の多さに抵抗を感じ、最近はとんとご無沙汰であったが、バリエーション尾根を組み合わせて、山頂での展望が良くないと聞いていたことからなかなか行く機会が無かった小川山にも足を延ばしてみることにした。本来であれば、前夜発日帰りで踏破できそうな行程ではあるが、余裕を持たせて、初日は富士見平までの移動で幕営、翌日早朝から行動を開始することにした。朝のんびり家を出て、韮崎駅11:00発のみずがき山荘前行きのバスに乗り込む。朝一番のバスは、4、5台出たそうだが、中途半端なこの時間では10数名の1台のみで出発した。途中、「ハイジの村」とフラワーセンタ施設の停留所を経由しながら、増冨...奥秩父瑞牆山東尾根から小川山

  • 山梨 浜立山南西尾根から滝子山

    中央本線の初狩駅付近から見上げる滝子山が好きで、これまで登路を変えながら何度も登った山である(私にしては何度も登る山は珍しい)。今回も運動不足解消を兼ねて、これまで行ったことのなかった浜立山の南西側に伸びる尾根を使って滝子山に登ってみた。朝7時過ぎ、笹子駅に降り立つ。GW直前のせいか車内は比較的閑散。それでも笹子駅には10数名の登山客が下車。▼笹子駅に降りたらお約束の笹子餅を早速買い求める(5個入り500円)。店の看板がいつのまにか赤色に代わっていた。▼国道20号線、林道を辿り、懐かしい道証地蔵の分岐に到着沢に降りて、橋で左岸に渡る。山行記には、浜立山南西尾根は2つめの鉄塔の先と有ったので、注意して進む。2つめの鉄塔を過ぎてすぐのところ(右側)に丸太を横にして整備された感じの作業道が分岐する。すぐ先には赤...山梨浜立山南西尾根から滝子山

  • 丹沢 沖ノ源次郎沢(2023.1.3)

    若い頃にはよく行った東丹沢であるが、ヒルが増えてからはさっぱり行かなくなった(特に沢)。今回、久しぶりのクライミング練習を兼ねて、涸沢の沖ノ源次郎沢を選んだ。早朝、バスで久々の大倉に降り立つ。寒い朝であったが、臨時便のバスが出るほど登山者が多かった。例によって長い長い戸沢林道を進む。途中、新茅ノ沢(新しい看板が立てられていた)を覗き込んだ後、戸沢の駐車場にて一息を入れる。▼戸沢の駐車場。大倉尾根の東面には朝日。懐かしい戸沢山荘の前を通り、本谷を小さな橋で渡り、簡易舗装の右岸の道を登っていく。源次郎沢の堰堤を越え、本谷と源次郎沢を隔てる小尾根を行く。▼昔よく使った書策新道は廃道扱いになっていてロープで道が遮られていた(ロープの存在が旧登山道である証しになっていた)。廃道になった書策新道であるが、意外に道形は...丹沢沖ノ源次郎沢(2023.1.3)

  • 相模湖北岸 吉野矢ノ音(やのね)南尾根 (2022.11.6)

    夏風邪をこじらせてしまい、長く気管支の調子が悪かった。そんなこともあり、体重はいつの間にか増え、脚の筋肉もだいぶ落ちてしまった。このままでは極めてまずいので、駅から歩いて取り付ける短めのコースとしてここを選んだ。一説には、武田氏と北条氏の戦での激しい矢の音がその由来とか。今回は、南尾根から取り付いたが、詳細地図等と現地の様子が少々異なっている箇所があった。▼相模湖駅に降り立ったのは何年ぶりだろう。綺麗な駅になったが、駅前は閑散となった感じ。駅のすぐ南側を東西に走る旧甲州街道に沿って西進する。▼与瀬神社入口の鳥居が大きい。境内へは中央道を跨ぐ橋を進んだ先にあるようだ。▼中央線の線路沿いの古い住宅街を進む。▼道は右に曲がり、中央道の高架橋をくぐって、国道20号線に降りる。この後、国道の湾曲した先から沢の左岸に...相模湖北岸吉野矢ノ音(やのね)南尾根(2022.11.6)

  • 富士川水系 笛吹川 久渡沢 ナメラ沢(2022.8.15)

    今年の旧盆休みは本来、岩手県方面へ温泉旅行を予定していたが、現地で続く降雨のため残念ながら中止。関東地方周辺が8月15日以降、酷暑が戻ってくるとの予報を受け、急遽、水と戯れるべく、穏やかな沢歩きを企画した。雁坂トンネルの山梨県側料金所駐車場に朝6:30に到着。駐車しているのは数台程度と寂しい限り。そそくさと用意して、雁坂峠へと向かう舗装林道を進む。▼沓切沢橋にあった注意書きに従い、雁坂峠への登山道を進み、その橋を見下ろす。この時点では遡行後の下山路を明確に1つに決めていなかったが、結局この後、背景に見える青笹尾根を下ることになる。▼程なく、ナメラ沢への道標に出くわす。▼登山道から道標の指す方向を見下ろす(見える沢は峠沢)峠沢のほとりで身支度を整えて入渓。すぐ下流の右岸からナメラ沢が合流し、スイッチバックの...富士川水系笛吹川久渡沢ナメラ沢(2022.8.15)

  • 道志 鋸刃尾根から御正体山(2022.4.23)

    これまで周辺の山々から御正体山の巨大な山体を眺めることが度々あったが、なぜかこれまで訪れることなく今日に至ってしまった。道志山塊と言うと何となく「地味な藪山」というイメージがあったためかもしれない。今回、詳細地図により「鋸刃尾根」との俗称で呼ばれるハガケ山から御正体山に至る稜線を辿ってみることにした。▼朝8時過ぎに都留市駅に降り立つ。ホントはもっと朝早く来たかったが朝のバスがこれしかないので致し方ない。土日しか走らない朝1番の道坂隧道行きのバスであったが意外にも多くの登山者で席が埋まっていた。バスは都留市の市街地を抜け、山中に入っていく。細野バス停で降りたのは3人のみで、他の方々は今倉山方面にでも向かったのだろうか。細野集落を登っていくと、辺りは丁寧に整備された花壇や新緑が美しい風景が広がっていた。▼細野集落か...道志鋸刃尾根から御正体山(2022.4.23)

  • 丹沢 金毘羅尾根から大山(2022.2.26)

    今回も2月に降った残雪歩きを堪能するための半日ハイクを楽しんだ。秦野駅からヤビツ峠行のバスは日によって運休することもあったが、この日は無事運行。朝7:20発の第1便の出発時にはコンビニの先まで伸びる大行列になっていた。乗り切れなかった方にすぐに続行便が出るのかなと思ったが、後でヤビツ峠にしばらくバスが来なかったことから、第2便まで待ったものと思われた。蓑毛からは、多くのロードバイクやランナーをかわしながらバスは走り、8:00頃に懐かしのヤビツ峠に到着した。▼公衆トイレは工事中。代わりに臨時トイレがいくつかあったが使えたのは2基のみ。ここから札掛方面への短絡路を(ホント久々に)辿るが、北面の谷沿いということもあってか、かなりの残雪が残っていた。樹の枝に多くの赤リボンが下がっており、何度かの渡渉(流れはほとんど無か...丹沢金毘羅尾根から大山(2022.2.26)

  • 西丹沢 塩沢から不老山(2022.2.13)

    この冬、2度目の関東地方の降雪直後の3連休。雪山気分を味わおうと西丹沢の入口にあって、なぜかこれまで訪れる機会の無かった不老山に行くことにした。計画に当たっては登路に変化を持たせ、河内川右岸に流れ込む塩沢を経て尾根に取り付くことにした。▼朝7時半過ぎの谷峨駅。ここから宮前入口バス停までの短区間にバス利用。西丹沢行きのバス混雑が心配だったが意外に空いていた。▼バス停を降りるとすぐに新東名高速の工事現場に出くわした。これから右奥の谷沿いを進む。▼その前にちょっとだけ工事現場入口を覗かせてもらう。インクラインと呼ばれる、工事資材等を山腹に建設中の橋脚部に持ち上げるための斜行エレベータ。道路本体以外のこうした関連設備の規模が大きくびっくり。▼橋で河内川を渡って塩沢左岸に伸びる舗装路を進む。対岸には今後、山北スマートIC...西丹沢塩沢から不老山(2022.2.13)

  • 高尾 景信山東尾根~城山北東尾根(2022.2.6)

    コロナ最盛期ということもあり、近場の半日コースを検討し、高尾山塊の馬蹄形ハイキングを楽しんだ。高尾駅北口8:12発小仏行きのバスに乗る。バス停に並ぶ乗客はそれほど多くは無いが、西東京バスの好意であろう2台に分乗して立ち客がほぼいない状態での出発となった。途中の大下バス停で降り、道を戻って木下沢梅林方面への道に入る。中央道の高架下辺りが梅林だが、陽の当たるほんの一部の樹木が早くも紅く色づいていたのには少し驚いた。この辺りは、小仏トンネル上り線増設工事のため各種資材の集積場となっていてフェンスに囲われており、目指す東尾根への取り付きが困難な状況になっていた。工事現場の右端に扉があり南京錠はあったものの施錠されていないのに気が付いた。但しその扉には「土地所有者および工事関係者以外立ち入り禁止」とあり、扉を開けて進むの...高尾景信山東尾根~城山北東尾根(2022.2.6)

  • 丹沢 丸萱尾根~鍋割山~後沢中間尾根(2022.1.9)

    一昨日、関東南部の平野部でも久しぶりの積雪を観測した。これなら雪山の雰囲気を少しは感じられるのではないかとの期待を秘めつつ、東丹沢に向かった。渋沢駅に朝7時過ぎに降り立つ。小田急線の車内はこの季節にしては登山者の数が多く見られ、考えることはやはり皆さん同じなんだな。。。数週間前に長い西山林道を下ったばかりだったので、今回は少々奮発して、県民の森駐車場のゲート前までタクシーを使った(2,700円)。▼駐車場はほぼいっぱい。駐車場前のゲートをくぐり、舗装林道を進み、勘七橋を渡ってすぐの小道を登って、銅像の後ろに出る。ここのベンチを使ってのんびり朝食を摂る。二俣、本沢に架かる橋を渡って少し行ったところの広くなった辺りが丸萱尾根の取り付きだが、辺りには赤テープ類がほとんどない。▼取り付きの小広場尾根に向かってやや右手の...丹沢丸萱尾根~鍋割山~後沢中間尾根(2022.1.9)

  • 丹沢 弁天御髪尾根、梅ノ木尾根(2021.12.19)

    相変わらず、腰の調子が悪い。だからと言って、家でじっとしているのは良くないので、今回、ピークハントに拘らず、近場でアクセスの良さそうなルートを選び、初晴れの一日を過ごした。本厚木駅から少し離れた厚木バスセンターから数少ない広沢寺温泉行きに乗り込む。大した乗客はいないのかなと予想していたが、予想に反して、途中の停留所から乗ったり降りたりが多い。バスは県立リハビリセンタや七沢温泉に立ち寄って、途中、鐘ケ岳の登山口を経由する迂回路を通って、広沢寺駐車場前でバスを降りた(自由乗降区間)。舗装林道を足早に進んでいくが、日影のせいか非常に寒い。▼途中、弁天岩を横目に過ぎる。岩肌が冷たくて大変そうな感じ。▼すぐ先にナメ滝が現われ、その横に弁天様が祀られていた。▼随分歩いたなと感じた頃、ゲートが現われ、そのすぐ左側から抜ける。...丹沢弁天御髪尾根、梅ノ木尾根(2021.12.19)

  • 山梨 栃穴御前山~鶴島御前山(2021.11.21)

    中央線の上野原駅付近に数多くの御前山と言う山が地図上にあるのを以前から興味があった。以前、そのうちの四方津御前山に向かい、変化に富んだ山旅を楽しむことができた。今回、四方津駅から東進し、栃穴御前山から鶴島御前山を縦走し、上野原駅に降りる半日登山を試みることにした。▼朝7:30頃、四方津駅を出発。駅舎はもうすぐ新装になるようだ。駅から国道20号線を東進し、交番の所から右に折れる。ここで舗装路を道なりに行ってしまったが、中央線に直行するように急降下する舗装路に行くのが正しい。▼桂川の向こうに、目指す山々(左から、栃穴御前山、鶴島御前山、その隣峰)▼桂川を渡る。向こうに栃穴御前山▼桂川の南岸の集落を過ぎると、北方には四方津御前山が見えた。屋根型をした堂々とした山容だ。この後、舗装車道は谷に向かって落ちるに様に伸び、再...山梨栃穴御前山~鶴島御前山(2021.11.21)

  • 山梨 倉岳山北西尾根から高畑山北尾根

    コロナ禍も落ち着き始め、気候も涼しくなったので久々に低山のバリエーションルートに行くことにした。早朝の高尾駅から鳥沢駅へ向かう。明らかにこれまでの週末よりも車内が混んでいる。利用した電車は松本行き普通だったが、鳥沢駅まででもほとんど降りる人が居ない。皆さん、いったいどこまで行かれたのでしょうか?▼朝7:30頃の鳥沢駅。降り立ったのは扇山を訪れた20年以上前以来で、綺麗な駅舎の無人駅。背後に倉岳山のシルエット。鳥沢駅を出てすぐに右に折れ、旧甲州街道の下鳥沢宿である国道20号線を東進し、途中、道標に従って中央線を地下道でくぐり、桂川の段丘を降りて南岸に渡る。▼振り返ると、扇山のどっしりとした山容。▼途中から「ため池工事」の看板が増えてきた。車両通行止めのゲートには登山者向けの扉が右端に付いていた。▼楽しみにしていた...山梨倉岳山北西尾根から高畑山北尾根

  • 多摩川水系 南秋川 小坂志川 湯場ノ沢(2021.5.29)

    2週連続の沢である。例年だと足慣らしとして軍太刀沢を選ぶことが多かったが、今回はその傍の湯場ノ沢を選んでみた。噂に違わぬ、変化に富んだ好渓であった。▼武蔵五日市駅7:10のバスで笹平下車。バスは2台で立ち客が出ない程度の収容を配意して下さる西東京バスに感謝。笹平バス停の左脇から伸びる舗装林道で南秋川を渡り、清らかな小坂志川を左に見ながら進む。途中、民家や真言宗のお寺などがあったのは意外であった。▼林道の車止め▼途中、臼杵山への一般道が分岐していたが、橋が無くなっていて通行できない模様。最近よく入山地点を間違えることが多いので、今回、地形図の林道道形をよく確認しながら進む。バス停から30分ほどで湯場ノ沢が右側から流れ込む地点に出た。付近の草むらにはトタン板の残骸が散乱(隠れていて分かりにくい)。▼湯場ノ沢に掛かる...多摩川水系南秋川小坂志川湯場ノ沢(2021.5.29)

  • 多摩川水系 南浅川 小下沢(2021.5.23)

    梅雨入り宣言はまだ無いが、ぐずついた毎日が続いている。今日の予報は久々に好天を示していたが、朝のうちは雲が厚く、天気が心配されたが、次第に青空が覗くようになり、格好の沢日和となった。今回は今年の初沢で、初心者を連れているため「沢歩き」的要素の多い沢を選んだ。高尾駅北口を朝7時に出発した。バスで向かうことも考えたが、小仏行きのバスの混雑が予想されたため、往路は歩くことにした(実際、陣馬高原下行きのバスは3台分の乗客を運んでいた)。道は旧甲州街道を歩いて行くのだが、バスに乗っていては気が付かない風景をいろいろ楽しむことができた。▼小仏関跡▼圏央道の八王子JCTの下をくぐる。途中、旧甲州街道と分かれ、木下沢梅林方面を目指す。▼中央道の小仏トンネル上り線増設に向けた工事が行われていた。▼小下沢林道の入口。このすぐ脇の階...多摩川水系南浅川小下沢(2021.5.23)

  • 南大菩薩 大蔵沢から大蔵高丸(2021.4.24)

    「沢」にカテゴライズしたが、今回遡行した大蔵沢は登攀的要素はほとんどない穏やかな明るい沢であった。25,000分の1地形図にもトレイル表示があるように、昔の踏み跡が所々残っている箇所があったが、まあ「滝の無い河原歩き中心の沢登りで、眺めの良い大蔵高丸を目指した山旅」との位置づけで企画した山行である。朝8時過ぎ、JR甲斐大和駅は相変わらず多くのハイカーでごった返していた。結局、マイクロバスは3台ほど出たようで、我々は10分足らずの天目トンネル入口で中途下車させてもらう(300円)。▼天目山トンネル。右の米背負峠の道標に沿って、大蔵沢沿いの林道を進む。この後、通行止めの車両ゲート、曲がっていて暗い、やや長いトンネルを越え、大蔵沢橋との表示ある橋を越えて、舗装林道を進む(というか、進んでしまった)。後から考えても、「...南大菩薩大蔵沢から大蔵高丸(2021.4.24)

  • 奥多摩 越沢アルペンコース~大塚山~境界尾根(2021.3.27)

    3月最後の週末のうち、土曜だけは天気が良いようだ。バスなどを使わずに駅から取り付け、半日程度の短ルートを検討した結果、昔何度か行った越沢(こいさわ)バットレス見学を組み込むことにした。朝7時過ぎに鳩ノ巣駅に降り立つ。多摩川を渡り、色とりどりの花が目立つ民家の間を通過し、右に分かれる舗装林道を見送って山道を直進すると東屋の脇を通過。そのすぐ先で右側の崖に付けられた小径を辿り、いったん舗装林道に出る。林道を少し進むと再び左側に降りる道が分かれるので、そこを進む。▼「ガーデンキャンプ場」の看板をくぐって沢方向へ下る。▼所々、「私有地進入禁止」の看板があるのでそこを避け、「バットレス」の看板に従って進む。程なく、越沢の左岸に出るので、左岸を遡上する形で河原を少し歩く。▼ゴルジュ状に谷が狭まり、鎖に導かれるように進む。前...奥多摩越沢アルペンコース~大塚山~境界尾根(2021.3.27)

  • 山梨 四方津御前山(2021.3.7)

    折角の週末だが天気予報が良くない。体力回復のため、感染に留意しながら山に行くことにした(早朝発&バス利用を回避した半日登山)。▼朝7時の中央線四方津駅。意外なことにこの駅に降りた記憶がなく初めての利用と思われる。▼駅のすぐ脇では橋上駅舎工事が行われており、風情ある現駅舎はもう見収めかもしれない。▼四方津駅と言えばこの長大エスカレータ。一度利用したいと思っていた。いつも中央線の車窓から眺めていた時は「丘の斜面に横たわる長大エスカレータの格納屋根」と思って見ていたが、実際にはエスカレータの他に斜行エレベータが2基設置されていた。「コロナ禍のためエスカレータの運用停止」との張り紙があり、斜行エスカレータ(長かった!)を利用したが換気を考えると停止措置を採るのが逆なような気もした。▼山上にあったコモア四方津の街路図。不...山梨四方津御前山(2021.3.7)

  • 丹沢 宝尾根から大山三峰山(2021.2.21)

    自粛要請下ではあるが、運動不足が限界まで達しており、県内移動、人跡疎らなルート選定を行ない、春を思わせる佳日の中、東丹沢のバリエーションルートを楽しむことができた。今回選んだのは、未踏の大山三峰山を目指し、その東側にいくつかあるバリエーションルートの中で、やせ尾根が特徴とされる宝尾根を登路に採ることにした。丹沢の中でも標高の低いエリアであったが、林相の美しさと変化に富んだ、ややスリリングなトレイルが新鮮であった。▼本厚木駅からの1番バスで朝7:30に煤ケ谷に降り立つ。春の晴天の週末にしては空いていた宮ケ瀬行きバス(座席定員に満たない程度の混み具合)を煤ケ谷で降りたのは6名程度。皆、物見峠方面に向かったようだ。我々は谷太郎川に沿って不動尻方面へ遡る。風情のある公衆トイレや堰堤を落ちる清流の音を愛でながらペースよく...丹沢宝尾根から大山三峰山(2021.2.21)

  • 丹沢 三ノ塔 ヨモギ尾根 (2020.11.23)

    最近は、引越などの準備に週末を費やすことが多く、山旅もままならない。午前中はどうにか晴れるとの予報の下、以前から行って見たかった丹沢表尾根北面のバリエーションルートを訪れ、晩秋の風景を堪能した。朝6時頃、秦野駅に降り立つが、タクシーの姿が見当たらない。ようやく1台を見つけ、札掛までタクシーを奮発する。途中、駐車場が既に満車の菜の花台、ヤビツ峠を経て、隘路だが舗装路をどんどん下り、数十年ぶりの札掛に降り立つ(7,400円)。▼昨年の台風以来、札掛以北の林道は歩行者を含め、通行止め。早く復旧してほしいものだ。札掛橋のたもとで地図と地形を見比べるが、よく分からないまま、橋を渡ってすぐの階段を上る(上ってしまった)。すぐに札掛に有ったという分校跡を眺めた後、植林帯にジグザグに付けられた作業道を進む。すると程なくして、立...丹沢三ノ塔ヨモギ尾根(2020.11.23)

  • 酒匂川水系 世附川 土沢三ノ沢 (2020.8.15)

    酷暑に辟易とした日々。しかし在宅勤務続きで筋力も落ちている。こんな日は、癒し系のナメ中心とした沢登りが最適と考え、この沢を選んだ。車が無いので、小田急ロマンスカー(時節柄か極めて空いていて好都合だった)で駿河小山駅へ向かい、タクシーを奮発して明神峠を起終点にして旧盆の一日を楽しんだ。通常の山行にしてはやや遅めの朝8:00にJR御殿場線の駿河小山駅に降り立つ。登山客はおらず、ゴルフ場に向かうマイクロバス利用の人が多かった。予め予約したタクシーに乗り込み、明神峠に向かう。3,000円強の料金だったが、小山町の施策(?)のアンケートに答えると割引適用があり、ラッキーだった。▼明神峠の北側は神奈川県だが、ゲートで閉ざされており、左側の隙間から越境した。曲がりくねった林道(舗装と非舗装が交互に)を進むと、「壹の沢橋」との...酒匂川水系世附川土沢三ノ沢(2020.8.15)

  • 奥多摩 海沢探勝路~大岳山~鍋割山~城山 (2020.8.2)

    やっと梅雨明けした。例年であれば、この時期に長期山行を予定し、そのための準備山行を続けるなどしているはずが、今年はそれもままならない。少し走っただけで息切れするほど衰えてしまった体力(特に筋力)を鍛えるべく、近場でバス利用の無い、一般道以外の区間を含むルートを設定してトレーニング山行とした。▼いつもより相当遅い時刻に白丸駅に到着(8:10)▼多摩川本流を右岸に渡り、遊歩道へ。川面には何隻かのボートが。▼相変わらず長いアプローチを経て、海沢園地に到着。豪雨の影響か、土砂の堆積跡あり。▼長雨の影響か水量の多かった三段の滝▼ラフティングが行なわれていたネジレの滝(流心に向け、懸垂下降で降下中)この後、大滝方面を示す道標に従って山腹を登り、小尾根に出る。▼小尾根にあった道標には「悪路」との表記▼小尾根の反対側を下り、大...奥多摩海沢探勝路~大岳山~鍋割山~城山(2020.8.2)

  • 山梨 相模川水系 大鹿川 ズミ沢(2020.6.21)

    「県間移動自粛」という名の縛りに何となく従い、「解除」が発令され、それにも何となく従って、2月に訪れたばかりの滝子山西面を流れるズミ沢を今年の初沢に選んだ。まずは諸々の束縛から解き放たれた気分をのんびりと味わいたく、そして気分次第で沢の傍を辿る登山道へのエスケープが容易な沢というのが今回の選定理由だ。今回も電車のみの利用でバス利用の不要なプランとした。▼7:35に笹子駅に到着。▼駅前の巨大な笹子隧道記念碑(甲府から移設されたもの。桂太郎筆)を見学▼ついでに駅前の笹子餅を購入。迷ったが、5個入り500円の方を選ぶ。遡行直前に食したが、突き立ての餅が柔らかでいつもながらの美味。国道20号線を東に進み、中央本線、中央道を越えて、山道に入る。途中、南稜に向かう寂尚庵の分岐を経て舗装林道を進む。ここを辿るのは久しぶりだが...山梨相模川水系大鹿川ズミ沢(2020.6.21)

  • 北高尾 太鼓曲輪尾根~八王子城址(2020/6.7)

    次週には梅雨入りになるかもしれないとの予報。今夜から未明にかけて雷雨とのことだったが、翌日(6/7)は晴れるとのこと。急いで各種資料を調べ、山域の探索を行なった。今回も当然「都内縛り」。先週は青梅線沿線だったので、それ以外で良さげな所がないか検討した。結果、歴史探訪を兼ねて、八王子城址周辺のバリエーションルートにした。標高500mにも満たない低山に初夏に向かうのは躊躇したが、未明の雨と早朝からの行動開始で暑さを何とか凌ぐことができた。▼朝6:00の高尾駅。この駅を降りるのも久しぶりだが、今回、バスも避けて登山口まで歩くことにした。高尾駅北口を出て、北上し、バス路線に沿ってうねうねと坂を登っていくと、駅から10分ほどした経っていないのに、鬱蒼とした深い森が広がる。道の左には森林総合研究所、右には陵墓エリアのようだ...北高尾太鼓曲輪尾根~八王子城址(2020/6.7)

  • 奥多摩 日ノ出山北尾根(2020.5.30)

    ようやく警戒宣言が解除された。長いトンネルだった様に思うが、またいつトンネルに再突入するか分からない。今、自身の責任で考え付く最善の策で久々の登山を敢行することにした。【今回の策】・「都民による、都民のための、都内の山行」・人の少ない時間帯、ルートの選択・バスは使わない。・ハイカーと行き交うときは、口をタオル等で覆う。数日前より、条件に合う山域を検討し、また運動不足でだいぶ筋力が落ちていることから、御嶽駅より、日ノ出山北尾根を登り、高峰まで一般道を縦走し、御嶽駅へ直接降りる尾根道、という周回コースを設定した。▼朝の御嶽駅。ハイカーは居ることは居たが、通常の土曜朝に比べれば僅少。▼多摩川を渡る。釣り人がポツポツ。▼武蔵御岳神社参道入口の大鳥居。行き交う車も少ない。▼10分くらい歩いて、北尾根の取り付き。前半は急登...奥多摩日ノ出山北尾根(2020.5.30)

  • 山梨 滝子山東稜(2020.2.23)

    右足首の故障は解消したが、心身の調子の悪さは相変わらず。花粉症の症状も出ているが、脚の筋肉をそろそろ回復させたいといけない。そんな想いから思い切って日帰り山行の準備を進めた。今回は、中央本線からも3つのピークがよく見える滝子山。これまで南稜は何度か行ったが、東稜というバリエーションコースがあることを知った。東側からのメイン登山口である藤沢ルートより相当遠回りだ。高尾発6:15の電車で初狩を目指す。今日の予報は晴れのはずだが、上野原辺りまでは非常な濃霧で車窓が全く見えない。大月が近づくにつれ、ようやく青空が広がってきた。時節柄か好天なのに電車の乗客が少ないように見えた。花粉症のため、何度かくしゃみをせざるを得なかったが、パーカーで口元を覆うなどして注意した。▼初狩駅から見た滝子山(7:00)。久しぶりに訪れたら無...山梨滝子山東稜(2020.2.23)

  • 南魚沼 金城山(2019.11.2)

    今年の10月の週末は雨天が多く、ほとんど山行が出来なかった。昨年の11月3連休は越後三山縦走を試みるもまさかの降雪で八海山のみに縮小せざるを得なかった。今年、再挑戦を考えていたが、昨今の体調不良等を考慮して大幅変更し、同じ南魚沼地方の金城山に日帰りで登り、六日町で宿泊。翌朝に越後湯沢に移動し、飯士山の鋸尾根に臨むプランとした。いずれの山も標高は低いものの、峩々とした山容が気になっていた山だ。この際、2ついっぺんに片付けてしまおうと考えた。結果としては、飯士山には行かず、金城山のみで終わった。辿ったルートは一応、一般ルートで、バリエーションの範疇外とも思ったが、意外にも道が悪く難儀した。昨年辿った、八海山の屏風道に匹敵すると感じたので、執筆することにした。朝1番の上越新幹線で越後湯沢を経由して、六日町駅に降り立つ...南魚沼金城山(2019.11.2)

  • 相模川水系 葛野川 釜入沢(2019.10.5)

    本当は、6月15日に行くつもりであった沢だが、その後、3、4回も順延の憂き目にあい、10月にようやく実現にこぎつけた因縁の沢である。中央道を大月ICで降り、大月市街に戻って、岩殿山の東を回って、葛野川に沿った国道139号を遡る。深城(ふかしろ)ダムの駐車場を使わせてもらって、スタート(8:50)。▼国道を少し戻り、2つ目の橋の袂の階段を進む。右下の釜入沢は深く切れ込んでいて谷が深い。階段を上がると踏み跡が2つに分かれるが、沢に並行した水平道の方を進む。▼残置された長い長いロープを使って河床を目指す。足元が不安定で、川近くは特に崩れやすく、ある意味、今回の核心部だった。▼二俣が2つあり、間違えやすいが何れも左俣を行けばよい。▼メインの3段の滝。一見厳しそうだが、順層の安定した岩棚から滝が構成されているため、意外と...相模川水系葛野川釜入沢(2019.10.5)

  • 妙義 星穴岳 昭和45年2月の遭難について

    妙義の妙義湖(中木湖)の上流、星穴沢橋付近に慰霊碑がある。これまで行く度に手を合わせるようにしてきた。周囲は掃除がされていることもあり、供花の跡も見られることがあった。この遭難があったのは、昭和45年(1970年)2月。相当古いこともあって、その詳細についてサイトや雑誌等で語られることも多くはなく、いくつかの疑問を持ちながら時が過ぎていた。この度、地元紙の上毛新聞の当時の記事を探索したので、この遭難について概略を整理したい。(注)本件は、昭和45年2月13日(金)、14日(土)の上毛新聞の社会面(第7面)をもとにしている。同年2月末日までの同紙記事をサーベイしたが、続報は見当たらなかった。同年3月以降、続報記事があるかもしれないが、その情報については未反映であることを明記しておく。(1)遭難した女子高生2名(二...妙義星穴岳昭和45年2月の遭難について

  • 奥多摩 海沢川(2019.8.17)

    酷暑が続いている。こんな状態で本当に来年、国際大会を安全に終えられるのか心配になってきた。こんな日は、水量多めの沢に行って、「体を芯から冷やしたい」そんな気持ちになった。当初、「泳ぎ系」の水根谷沢に行く案もあったが、今回まだ行ったことのない海沢川に行くことにした。▼初めて降りた青梅線白丸駅(7:34)。長い階段を下りて青梅街道に出るが、階段下周辺には駅を表す看板などが見当たらず、地元民向けの駅という感じ。一方、駅の改札とは反対側には最新のトイレが完備。▼青梅街道を少し登り、多摩川本流を渡り、右岸の遊歩道経由で海沢を目指す。この後、海沢を目指すが、多摩川右岸にできた城山トンネル周辺の開発の影響か、地図との対応が付かないことが多く、少々右往左往した。とりあえずキャンプ施設「アメリカ村」の看板を頼りに、舗装林道を進む...奥多摩海沢川(2019.8.17)

  • 南ア 日向八丁尾根、鋸岳(2019.8.9-11)

    昔、初めて甲斐駒から鋸岳に縦走したとき、六合石室を早朝に出発してしばらくして尾根の山梨県側に伸びる踏み跡を進んだところ道を失いかけたことがあった。磁針で方向を見定め、しばらく藪をこいだところ、ひょっこり登山道に出たことがあった。これが八丁尾根の烏帽子岳から三ツ頭の稜線との出会いであった。日向山から続く日向八丁尾根は「風雪のビヴァーク」にも出てくる(冬の記録だが)ので、以前から知ってはいた。それが最近、有志による整備が進んだとのことが今回行くきっかけになった。実際、「山と高原地図」が今年改訂されたが、従来、登山道の表記の無かった大岩山から西の部分に赤い破線が加わるようになった。今回、計画を立てるにあたって留意したのは持参する水の量で有った。昨今の下界の猛暑を考慮すると2,500m前後とは言え、それなりに暑いだろう...南ア日向八丁尾根、鋸岳(2019.8.9-11)

  • 西丹沢 中川川 大滝沢 マスキ嵐沢(2019.8.3)

    梅雨のため、長い間、ぐずついた週末が続いていたがようやく盛夏を感じられる週末が来た。当初、体力回復のために尾根歩き縦走を考えていたが、猛暑で士気がグラつきかけたところへ、「沢行きませんか?」のお誘い。ちょっと逡巡したが、結局、「犬が尻尾を振るように」沢歩きに転進した。「沢が久しぶり」という仲間もいたので、以前、遡行したことがあるが、下山で大いに迷ったマスキ嵐沢に再遡行し、今度は権現山の南尾根を下って、駐車位置に戻ってくるルートにした。新松田駅を7:30に待ち合わせて、国道246号へ。やはり週末とあって所々渋滞にはまる。清水橋の分岐を折れて西丹沢への道を進む。大滝橋を左に折れ、ゲートを抜けて荒れた林道を進む。以前来たときは、普通のレンタカーで何とか奥まで行けたが、その後、だいぶ道が荒れたようだ。今回は車高の高い4...西丹沢中川川大滝沢マスキ嵐沢(2019.8.3)

  • 南秋川 熊倉沢右俣(右沢遡行、左沢下降)(2019.6.1)

    大型連休の最終日にひいた風邪が長引いており、未だに体調が良くない。5月は盛夏とも思えるほど暑い日が続いており、例年なら早々に「今年の初沢」に行っているところだが、今年は6月になってしまった。これまで沢シーズンの最初の慣らしとして、軍刀利沢によく行っていたが、今回はその隣の熊倉沢右俣に初めて行ってみた。武蔵五日市駅7:10の数馬行きバスに乗り込む。爽やかな薄曇りの朝で山歩きに最適な日であったが、奥多摩駅を出るバスに比べてだいぶ空いているように感じで、立ち客はいなかった。(余談)帰りのバスで気づいたのだが、西東京バスの後部座席の壁面のあちこちにスマホ充電用のコンセントがあるのを初めて見た。最近、バスも進化してるんだなあ。。。▼久しぶりに降り立った南郷バス停。他に降りた客は居なかった。▼落合橋を右に分かれる林道を進む...南秋川熊倉沢右俣(右沢遡行、左沢下降)(2019.6.1)

  • 同好の士へ

    はじめまして。本ブログにアクセス頂き、有難うございます。私たちは、一般道以外のバリエーション(アルパインクライミング、沢、藪、雪など)を中心とした山行を志向しています。こんな山行に興味のある方がいましたら、情報交換しませんか。【連絡先メールアドレス】vari.djnあっとgmail.com(「あっと」部分をアットマークに置換してください)【現メンバーの概要】・中高年の会社員(主に、土日祝やすみ)・東京多摩、神奈川東部方面在住・バリエーションコースの初級から中級を目指し、年間を通じて切磋中同好の士へ

  • 谷川連峰 仙ノ倉山 北尾根(中退)(2019.5.4-5)

    超大型連休の後半の過ごし方をあれこれ考えたが、車の無い私にとってアクセスのよい山域で従来から「行きたい候補」に挙げていた仙ノ倉山北尾根にトライすることにした。ほとんどの山行記は3月のものが多く、一抹の不安は有ったが、旧岳人誌に5月中旬の記録が唯一あったこと、谷川連峰の天気予報がとても安定していたことから、急遽、単独で挑戦してみることにした。朝1番の上越新幹線と上越線を乗り継いで、土樽駅に降り立つ。若かりし頃、初めて個人で購入したテントを担いで、蓬峠から下りてきて以来だ。待合室で入山前の準備をしていたお父さんに声をかけると茂倉尾根から谷川岳に向かうとのこと。▼途中の上牧駅から見た谷川岳。この時点では雪の量もそこそこ有ると安心していた。▼土樽駅の背後はちょっと盛りを過ぎたソメイヨシノここから長い林道歩き。除雪はされ...谷川連峰仙ノ倉山北尾根(中退)(2019.5.4-5)

  • 八ヶ岳 権現岳、西岳(2019.4.28-29)

    相変わらず調子が出ない。体重を毎日量っているのだが、1kgくらい平気で上下する。一生に一度と思われるこの10連休も予報も思わしくないようで、さらに最近の山行では、或る程度の重荷を背負っての登降(特に登り)で一昨年には無かったような疲れを感じることが多く、本格的な山行を同好の志に求めるのも憚られる。そんな状態で、出発の前日まであれこれ逡巡していたが、連休初日の悪天はスルーして、その翌日から八ヶ岳に行くことにした。天女山からの権現岳は昔、厳冬期にトライしたものの吹雪に阻まれ、前三ツ頭の少し先でビバークしたことがある因縁のルート。昨年末に企画したもののまた中止になった。そんなこんなで、現地での調子を見て、良ければ権現岳から赤岳方面への縦走、悪ければ権現岳のみとする心づもりで計画書を提出した。早朝の中央本線を乗り継ぎ、...八ヶ岳権現岳、西岳(2019.4.28-29)

  • 西上州 大山、焼山、宗四郎山、赤岩峠

    超大型連休を前にした好天の週末の一日を久々の西上州で過ごすことにした。以前、2月に下降しようとして途中で引き返した大山北尾根を辿ってみたいと思ったのと、人跡稀な上武国境尾根の中でも最も静かと思われる倉門山と赤岩峠の間をつなげてみたいとの想いもあった。当初は2台の車を用意し、それぞれ天丸橋と赤岩橋に配置しようと考えていたが、メンバーの一人が急遽不参加。ルートの変更も頭をよぎったが、陽も長い時期でもあるし、赤岩橋から天丸橋まで車を回収に車道を延々歩く覚悟で臨んだ(後で思いもかけない天恵を得ることになる)。▼天丸橋から出発(7:30)。後方に見える堰堤のすぐ上を右岸に渡る。▼天丸沢の対岸に赤テープが見えた。▼枝沢の右岸を中心に辿り、雑木林の急登を経て、小尾根に上がる。この後、藪に覆われたいくつかの支尾根を時計回りにト...西上州大山、焼山、宗四郎山、赤岩峠

  • 丹沢 大山北尾根(2019.2.24)

    やや太りすぎた体を脂肪燃焼モードにするためのリハビリ山行。2月に入って3週連続して週末に計画していたが、タイミングが合わず順延ばかり。そろそろスギ花粉が本格化してきており、最後のチャンスとばかり、好天に恵まれたこの日に単独で決行することにした。当初は複数人で秦野駅からのタクシーを奮発し札掛まで行こうと思っていたが、単独ということで計画を練り直し、大山の東側の煤ケ谷から物見峠を越えて取り付くことにした。大山北尾根を辿ってみての感想は以下の通り。・とにかく静かな山行を楽しめた。北尾根で会ったのは下ってきた2人のみ。大山山頂の大混雑との落差が大きかった。・林相が変化に富んでおり、丹沢の真ん中に残った「自然」を感じることができた。・北面からの表尾根、さらに丹沢山から三ツ峰の稜線が城壁のように取り囲むように見えた。・踏み...丹沢大山北尾根(2019.2.24)

  • 奥秩父 二子山西岳「上級者コース」(2019.1.14)

    最近、何だか調子が振るわない。昨年末は八ヶ岳権現岳周辺を企画したが、当初予定していた12/29が荒天で順延した後、好天の日が続いていたのに、何となく「山への覇気」がみなぎってこず、平成最後の正月休みは山行無し。歳のせいか、冬の寒さがいつになく堪える(元々、冬は大好きなのだが)。原因は分からないが皮膚炎のような症状もある(ストレス?)。こんな状況で、この3連休も無為に過ごしてしまうところだったが、冬晴れに恵まれた連休最終日の1日を以前から行ってみたいと思っていた、二子山西岳の「上級者コース」に行ってみることにした。自宅最寄駅の1番電車から何度も乗り継いで、西武秩父駅7:00発のバスで小鹿野町へ向かう。さらに、バスを乗り換えて、埼玉県最奥の集落である坂本に着いたのが8:15頃。▼坂本集落から見た二子山。とても寒いが...奥秩父二子山西岳「上級者コース」(2019.1.14)

  • 南ア 鋸歯 小無間山 大無間山(2018.11.23-24)

    峩々たる、ギザギザした稜線が大好きな小生としては、南ア深南部の地図上に堂々と「鋸歯」とあるのは以前から知っていたが、なかなか訪れる機会に恵まれなかった。また、若かりし頃(高校くらい?)の「アルパインガイド」の最終項にはこの山域が載っており、探検的要素を備えた秘境の趣のあるガイド文を何度も読み返し、いつか行ってみたいと思っていたが、平成の最後になってしまった。今回、山行を終えての感想は以下の通り;・田代集落上の諏訪神社から1泊した小無間小屋を経て小無間山までの標高差は相当なもので、しかも少々凝った夕食造りのための食材、水を担ぎ上げたため荷もやや重かったが、往路の登りでは、道の付け方が良かったか、(息が上がった箇所もあったが)意外とスムーズに高度を上げることができた。大無間山までのピストンだったが、復路の小無間山か...南ア鋸歯小無間山大無間山(2018.11.23-24)

  • 越後 八海山 屏風道(2018.11.2-3)

    本当は「晩秋の越後三山縦走」のはずだった。今年は紅葉も遅れ気味という話だったし、先週の現地ライブカメラの映像も紅葉を期待させる画像だった。つい数日前、東北地方の山々で初冠雪というニュースを耳にしたことがあったが気にも留めなかった。朝一番の上越新幹線を越後湯沢で降り(駅背後の山は紅葉真っ盛りであった)、上越線に乗り換え、塩沢付近に来て車窓を見てびっくり。巻機山が真っ白ではないか。程なく、中ノ岳が見えてきたが、こちらも同様。八海山も上部の方に白いものが見えた。この時点で、冬装備の無い私はほとんど三山縦走を諦め、標高の低い八海山だけなら何とかなるかと、予定通り、屏風道登山口を目指すことにした。▼朝8:30頃、上越線五日町駅から予約していたタクシーに乗り込む(3,120円)。麓は朝霧に包まれていた。▼屏風道登山口(新開...越後八海山屏風道(2018.11.2-3)

  • 妙義 相馬岳(2018.10.21)

    10月20日は午後から雷雨であったが、その翌日は日本全国「秋晴れ保証」の山行日和とのことで、急遽、日帰り山行に行くことを決めた。候補はいくつかあったが、そのうちにトライしたいと考えている「妙義相馬岳北稜」の下見を兼ねて、その際の下山路および入山地点の確認を行いながら、妙義山域で珍しく手を付けていなかった「女坂を登って表妙義の主稜線に出て、相馬岳のピークを踏み、少し戻って、国民宿舎跡に下る」周回ルートを採った。ルート全体の感想は以下の通り;・女坂、裏相馬岳から国民宿舎跡への下りの何れも、所々にテープ(黄色が多い)や道標はあるものの、道がかなり荒れており、分岐で注意しないと、有らぬ踏み跡に導かれることが多かった。・裏相馬岳からの下りはやせ尾根中心であったが、かなり複雑な経路を辿ることになるため、(長い相馬岳北稜を終...妙義相馬岳(2018.10.21)

  • 南ア 白峰南嶺(農鳥岳~笹山)(2018.9.17-19)

    9月に入り、ひと頃の猛暑は少なくなったが、週末は雨の日が多く、計画はしたものの順延に次ぐ順延。今年は旧盆時期から夏休みをずらしていたが、直前まで予報が安定しなかった。このため、エリアを分散して4つの計画を予め用意し、直前の予報に則して山域を最終決定することにした。果たして、山梨県早川町が3日間、降水確率10~20%と安定していたため、久しぶりの南アに行くことにした。元々は、南ア白峰南嶺北部を転付峠まで南下し、新倉へ下山する予定であったが、1泊目の大門沢小屋で、「転付峠から下山はできない。山体が数百メートルに渡って道ごと落下している。大規模な損傷なので、町の財政を考えると、来年も復旧は難しいのではないか」との話があった。事前の調査不足を悔やみつつ、帰宅後、早川町のサイトを見たところ、台風20号のため、通行止めにな...南ア白峰南嶺(農鳥岳~笹山)(2018.9.17-19)

  • 西丹沢 世附川 山伏沢(下降)、樅ノ木沢(遡行)(2018.8.18)

    昨年遡行した山伏沢のナメの美しさと水流の清冽さが忘れられず、その周辺のナメ中心の沢と組み合わせることにした。例によって、山伏トンネルの脇道奥に車を残し、山伏峠を越えて、甲相国境尾根を東進する。▼水ノ木分岐の小ピークから南下する枝尾根を下る。▼藪をかき分け、鞍部に有った赤リボン辺りから沢に降りる。▼足元の不安定な斜面を降り、V字谷に降りるとすぐに水流が現れた。▼人の手によって造形されたかのような順層のナメ山伏沢から金山沢に入り、左岸にあるはずの林道入口を見落とし、水流に沿って下り続ける。初めて見る石積みの堰堤を越えて進むと、コンクリートの堰堤に出てしまった。ここでようやく左岸の林道のことを思い出し、左側の崖斜面を強引に登ったら、あっけなく林道に出て、そこから程なく樅ノ木沢橋に到着した。▼樅ノ木沢橋から樅ノ木沢の流...西丹沢世附川山伏沢(下降)、樅ノ木沢(遡行)(2018.8.18)

  • 奥多摩 日原川 倉沢谷 塩地谷(2018.8.4)

    2年前、この谷を遡行した際、途中、分岐を誤って、棒杭谷を辿ってしまい、一杯水よりもだいぶ東方に突き上げてしまった。今回は、足慣らしを兼ねて、前回の誤りを正すべく、一杯水に突き上げるルートを目指した。前回と同様、奥多摩駅7:27の東日原行バスに乗り、途中の倉沢で降りる。盛夏のせいか、バスは1台で立ち客が少しいる程度。やはり奥多摩は春秋中心で、皆、アルプスに行ってるのかな。倉沢谷を右下に見ながら林道を進む。林道の周辺のあちこちから湧水が流れており、また倉沢谷も水量が多かった。魚留橋が近づいてきた辺りで、倉沢谷は大量の流木で埋め尽くされており、先日の台風の影響かもしれないと感じた。▼地蔵橋手前のこの位置から踏み跡を辿り、沢に降りる。辺りは緑が繁茂していた。▼地蔵谷を分け、塩地谷に入って最初の滝。今日は水量がとんでもな...奥多摩日原川倉沢谷塩地谷(2018.8.4)

  • 山梨 日川 曲り沢(2018.6.30)

    身内の不幸など、今年は私事でいろいろあって、なかなか山に行くことがなく、6月末になってようやく、「今年1回目」の山行に至った。朝8:30に大月駅で待ち合わせて、車で国道20号線を進み、笹子トンネルを越えて、曲り沢出合の舗装林道を進む。舗装が途切れるあたりの路側に駐車。奥に伸びる林道を進むと、大きな堰堤が見えてきた。▼林道終点の先に大型の堰堤この辺り、沢は2分しており、堰堤は右俣の先にそびえていた。一方、水量が多く本流と思われるのが、左俣の方だ(上の写真に見えるコンクリートの橋は左俣を渡るもの)。この段階で、地形図との対応関係が既に怪しくなっており、ここが地形図に示された「曲り沢の出合と曲り沢峠に向かう一般道の分岐かどうか」で議論になり、結局、水量の多い左俣に向かうことになった。左俣の左岸には道らしきものが続いて...山梨日川曲り沢(2018.6.30)

  • 谷川連峰 天神平(2017.12.16)

    この週末の土曜日の予報はあまり芳しいものではなかったが、急遽好天に転じ、快晴無風の素晴らしい空の下、本格的な冬山シーズンに向けた「雪慣れ」の機会を設けた。。土曜日未明の2:00頃、ロープウェイ駐車場に到着し、テントを張って就寝。駐車場の開放は1Fのみで、最初は空きスペースがほとんどだったが、夜中に次々、車が到着。明け方に我々のそばに到着したと思われる男女パーティの意味のない喧騒に睡眠を遮られ(大迷惑!)ながらも、朝7時に起床。朝食を摂った後、8:30の始発便にて天神平に向かう。乗客はスキー系はあまりおらず、そのほとんどが登山系で、2,3割がボード系といったところか。。▼ロープウェイを降りて正面の斜面。積雪は1mほど。▼背後を振り返ると、白毛門方面▼未圧雪の右ゲレンデに何本かのトレースが見えたので、それに沿って少...谷川連峰天神平(2017.12.16)

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