ものごとの受け取り方は人それぞれで、どんなに誠意や熱意を込めて伝えても、あるいは、何の気なしに話しても、正確に、間違いのないようにと伝えても、ある人は意図とは真反対に受け取り、ある人はその言葉に人生の糧を見出し、また別の人はゴミとして捨て、ある人には心をえぐる凶器になったりします。同じ言葉がこれほどまでに受け取る人によって違ったものになるのは、受け取る側の内面の要因によります。人それぞれ、持って生まれたものや育ってきた環境、経験してきたものは誰一人として同じということはないので、同じ場所で同じことを体験していても、それらはその人たちの中で、全く違った別の体験になるのです。だから、どう頑張ってもすべての人に好かれることはないし、すべての人に嫌われることもないのです。そういう世界に生きていて、どう自分を表現す...受け取ることと伝えること