さて、予告通り「中国茶を学んで見えたもの」を書きます。お茶への視点を、広く浅くから1点を深く…に切り替えるきっかけとなったのは、広東省の鳳凰単叢と、その生産者との出会いでした。当時30代に入ったばかりの私は、先ずは1つの現場を掘り下げて、お茶に対する強固な骨格を作り上げ、また時期が来たら視野を広げて肉づけしよう…と考えました。とにかく当初は分からないことだらけだし、特に日本では第三者に理解されにくいことばかりだったので、一定期間の我慢を強いられましたが、この時期の我慢と努力は、確実に結果となって表れていると、今は感じます。この時の経験から、栽培や製造のことはもちろん、自分が1つのお茶とその産地に立った時に、どれだけ多角的に物事を見られるかが大事で、後々に違いが出ることを教えられました。具体例は色々あるのですが、...中国茶から見えたものー鳳凰単叢
サボりにサボったこのBlog…。最近の私、何があっただろう…と考えると、いっばいあり過ぎて…(^_^;)ここ数年、中国茶の製造現場に特化してきた私が、日本国内のお茶だけでなく、他国のお茶とも接触を始めたことで、そこに垣根はないということ、どのお茶も、流儀は違えど見ているもの、そしてその先にあるものは同じであるということが確認できたことで、私とお茶の距離感や立ち位置が明らかに変わり始めたことは確かだと思います。そこで、このBlogをまた始めるにあたって次回は、「中国茶を勉強して良かったことは?」を書いてみようと思います。すっかりご無沙汰
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