中国茶から見えたものー鳳凰単叢
さて、予告通り「中国茶を学んで見えたもの」を書きます。お茶への視点を、広く浅くから1点を深く…に切り替えるきっかけとなったのは、広東省の鳳凰単叢と、その生産者との出会いでした。当時30代に入ったばかりの私は、先ずは1つの現場を掘り下げて、お茶に対する強固な骨格を作り上げ、また時期が来たら視野を広げて肉づけしよう…と考えました。とにかく当初は分からないことだらけだし、特に日本では第三者に理解されにくいことばかりだったので、一定期間の我慢を強いられましたが、この時期の我慢と努力は、確実に結果となって表れていると、今は感じます。この時の経験から、栽培や製造のことはもちろん、自分が1つのお茶とその産地に立った時に、どれだけ多角的に物事を見られるかが大事で、後々に違いが出ることを教えられました。具体例は色々あるのですが、...中国茶から見えたものー鳳凰単叢
2017/11/30 22:39