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粗茶淡飯 https://blog.goo.ne.jp/fengyi

中国茶、台湾茶、日本茶の産地情報中心の内容です。 執筆・徳田志保。

中国茶から日本の釜炒り茶、和紅茶まで幅広く書いています。

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2016/09/11

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  • 久しぶりの遠出

    ステイホームと言われて、ずっと在宅でしたがようやく解放(…はずでしたが今後はどうなるのか!?)今回は、(熊本県)みなまた和紅茶実行委員会主催の研修会に講師として参加しました。熊本県水俣市、芦北町のメンバーを中心に、鹿児島県、宮崎県、茨城県から駆けつけてくれたメンバーも合流して賑やかな研修会となりました。次回は9月だそうです。また宜しくお願い致します!久しぶりの遠出

  • マスクカバー

    今や東京在住者にとって生活する上で必須アイテムになったマスク。どうやら今夏は暑い中でマスク着用となりそう。想像するだけで暑い…。とはいえ、身につけるものの1つになっていることに変わりはないので、いっそ洋服と同じようにコーディネートしようと思いました。最近は試しにオンラインでいくつか購入。汕頭刺繍のもの。カバーなので、このように不織布のマスクを入れます。こちらは京藍染とか…(詳細不明)琉球絣。裏はシルクです。こんな風に今、夏物のマスクカバーを収集中。どうせなら楽しみたいですよね。私自身もこれらの手づくりマスクに触発され、手持ちの布を使って作ってみようかなぁと思っています。そんなこんなで、マスクカバーはまだまだ増えそうです。マスクカバー

  • 本日もテイスティング

    送られてきた日本国内の荒茶をチェックしています。今年は日本国内多くの産地、特に有名産地、大きな産地が減収、減益のようです。ここ数年は、日本のお茶生産者は減益の連続…かなり以前から、こういう日が来ると言われていたのに、結果として有効な手を打てなかったのが悔やまれます…。本日もテイスティング

  • 2020年産国産紅茶の初テイスティング

    私が関わる国産紅茶の中でも、昨年特に良い成果が得られた、茨城県古河市の吉田茶園さんの、いずみの1stFlashや、実生のやぶきた(共に荒茶)のサンプルが送られてきました。今年初めて国産紅茶の新茶のテイスティングとなりました。去年の反省点が、きちんと修正されていました。さすが!あるロットはトップノートが東洋蘭、ミドルノートがマンゴー、最後の方で南国のトロピカルな何かが何層にも折り重なったような、瑞々しく甘美な香りを感じられました。国産の茶品種でも出来るものですね。吉田茶園の紅茶は、これから熟成→仕上げ→熟成…etcという作業を経て、秋の涼しくなる頃に販売となります。(予約は既に受付ているようです。https://www.yoshida-chaen.com/)秋が楽しみです。2020年産国産紅茶の初テイスティング

  • 30cm四方の心豊かな世界

    先日ひょんなことから、中国の汕頭(スワトウ)刺繍を手に入れました。その中で周囲から人気のあるの2枚を…ブルーがとても綺麗で、白い葡萄や青い大小様々なお花がとても上品に感じます。裏から見るとわかるのですが、布に丸い穴を開けたところをかがってあるのも凄いです。次はこれ↓お花の刺繍方法が全部違っていて、多彩です。約30cmの一枚布の中にこれだけ豊かなバリエーションの花の刺繍。今日は思わず2時間位、じっと眺めてしまいました。汕頭(スワトウ)のハンカチ刺繍は80年代から2000年位まではかなり盛んに作られていて、中国のお土産として、または日本の百貨店での取り扱いもあったようですが、最近は減退の一途のようで、前ほど見なくなっています。また改めて詳細を書きますが、イタリア人宣教師達が技術を伝え、東洋の美と融合して生まれたこの...30cm四方の心豊かな世界

  • アジュラック

    画像はオンラインで見つけたインド西部のブロックプリント「アジュラック」をラリーキルトに仕立て上げたもの。インド人の素朴な手仕事って、日本人を遥かに超越したところと、信じられないくらい無頓着なところ、両極端さが共存していて、それが独特な魅力になっているように感じます。アジュラックは、パキスタンが起源らしいのですが、私はインドのグジャラート州カッチのものが好みです。このアジュラックの文様はイスラム文化に影響を受けているという話を聞いたことがあります。詳細はわかりませんが、茶器類との相性も良く、かつては苗族の刺繍と同じく、茶席に時々登場させたものでした。この騒動が収束したら、これを使って屋内外でティータイムを…と思っています。アジュラック

  • お茶を知る方法の1つ

    アプローチは様々ですが、例えばテイスティング。例えば、お茶を炒ると言っても…画像のように、色々な流儀や道具があります。どの機械にも(手作業をする人間も含む)長所欠点は必ずありますし、求める先にある物事は同じでも産地の様々な環境、背景や事情で方法論が違ってくるのです。「拿茶説話」ー先ずはお茶を見よう。業界内の人間同士は、何はなくとも先ずは結果(お茶)そのものを見ます。出されたお茶から、各工程を思い描き、その時に起きた問題点を読み解くそれがシングルオリジンのテイスティングに求められることとなります。この世界はとにかく客観性が重視され、ある種の嗜好性や抽象的な表現は入り込めません。よって中途半端な実力でテイスティングをするとすぐバレてしまいます。この手のテイスティングが出来るようになるには???ただ只管練習して経験を...お茶を知る方法の1つ

  • 苗族刺繍ピースのリメイク

    10年以上使っている苗族の刺繍ピースをリメイクしたポーチ。ポーチの端の黒い布は傷んでしまいましたが、刺繍そのものはまだまだ元気です。この刺繍は貴州省黔東南苗族侗族自治区台江県一帯に居住する「革一」と呼ばれるグループのものです。ポーチには、この刺繍ピースと似たものを使用しています。中心に打籽绣、両端に叠绣などの技術が詰まっています。革一の刺繍は日本人コレクターにも人気があるそうです。私も好きで、いくつか所持しています。これも同じ頃にリメイクしたものです。最近までずっと貴州省の苗族のものかと思っていたら、どうやら雲南省のどこかの少数民族のもののようで…。大きいピースはこんな感じです。ポーチのより新しいものですが、雰囲気は伝わるのではないかと思います。2つ目のポーチは…コロナウィルス肺炎対策で消毒液、除菌ウエットティ...苗族刺繍ピースのリメイク

  • ベツレヘムパールボタン

    先日某番組で見かけて一目惚れ。たまたまある所で見つけて、私の手元へやってきました。ベツレヘムパールボタンと呼ばれる白蝶貝をハンドメイドで彫ったものなのだそうです。直径4.5cm。厚さ5㎜…この手仕事が醸し出すあまりの美しさにビックリ。これはアザミの花でしょうか。ベツレヘムパールには星アザミをモチーフにしたものが多いような気がするのですが、これもアザミの1種なような気がします。実際この地域ではアザミの蜂蜜が特産品になっているという話も。この地の人達にとって、アザミはごく日常の花でもあり、宗教や政治の争いの中で平和を願う、祈りに寄り添うような存在なでもあるのかもしれないなぁと、この美しい手仕事を眺めながら思ったのでした。ベツレヘムパールボタン

  • 元気が出るもの…

    民族独自の文字を持たない人達が自己表現をしたもの…それが中国苗族の刺繍です。殷代には中原あたりにいたと言われていますが異民族(漢民族等)に追われて、最終的に今いる中国西南部に流れ着いたそうです。苗族と言っても幾つものグループがあり、グループや居住地によって刺繍の傾向も違います。とても濃ゆいキャラクターを持つ刺繍達ですが、そこにはこの刺繍をした人達の祈りや願いが込められている気がします。こういうものを手に取ると、なんだか自然と元気が出てくるので不思議です。元気が出るもの…

  • プーアル青餅

    今晩はご飯だけ炊いて、近所の中華料理屋さんのテイクアウトをおかずにしたのですが、お店で食べるのとは違い何だか胃もたれが…。そこで2002年のプーアル青餅を取り出し、少し濃い目にいれてゴクゴクゴク…家人も美味しいと機嫌よく飲んでいました。すっかり気を良くした私。「こういう時にはサッパリしてピッタリなお茶よね!」と声を掛けて家人を見ると…「うん!スッキリするね!」って言いながらポテチをバリバリバリ…(゚д゚)!呆気に取られて何も言えなかった…。プーアル青餅

  • 誰だ〜@鳳凰単叢

    今、乌岽村のお茶、鳳凰単叢は後半戦に入っています。そろそろ輋門の茶摘みかなぁというところで、茶園をチェックして周っていた友人がこれを発見!見てください、折れてる…(怒)怒りも込み上げますが…なんだか悲しいですね。誰だ〜@鳳凰単叢

  • 引きこもり…

    去年から少し古いカップ&ソーサーを1客ずつ集めています。自分や身内と、紅茶や東方美人を愉しむ時はほとんど180〜220ccの陶磁器の茶壺(ポット)とカップ&ソーサーの組み合わせです。心掛けていることは「お茶が美味しく入るかどうか」と「清潔感があって、眺めていて飽きないか否か」です。古色という言葉のマジックにかけられないよう、かと言って、表面的な雰囲気に乗せられないよう…を考えると、上記の2つを心掛けておくと後悔は少ないような…。いずれにせよ、そうして集めたカップ&ソーサー達…引きこもっている時には、私にピッタリなアイテムです。引きこもり…

  • 春雪

    浙江省、江蘇省、安徽省の境界線に近い山の茶園では積雪があったそうです。(あちらの友人が画像を送ってくれました。)今日の天気予報では最高気温が16度まで上がり、地熱も十分なことから、夕方までには雪も溶け、最悪の事態は免れることができそうです。地元の人達も「こんなのは初めてだ…」と驚きを隠せないとか。春雪

  • 自己紹介

    今更ながらですが…徳田志保90年代に北京・上海にて6年の滞在歴があり、その時に培った中国語、生活経験を活かし中国茶・台湾茶の産地を巡る。その中で特に数種の中国紅茶と、鳳凰単叢(烏龍茶)の産地と縁があり、生産時期に工場に滞在、製造を学ぶ。近年は日本国内の国産紅茶のブーム合わせて、国内生産者へ紅茶の製造指導、海外視察の引率等行なっている。生産者達との関わりも、関東から九州まで各地に広がっており、数年間の指導で日本茶アワード(日本茶準大賞等)、ジャパンティーフェスティバルプレミアムティーコンテスト、尾張旭紅茶フェスティバル国産グランプリなどに多数入賞し、成果を上げている。自己紹介

  • お茶摘みさん動き出す。

    浙江省や江蘇省で茶工場を経営する友人達、コロナウィルスの影響でお茶摘みさんが移動できず人手が工面できないのではとハラハラしていましたが、どうやら何とかなりそうです。良かった良かった♪お茶摘みさん動き出す。

  • お茶摘みさん

    昨今の中国は人の移動が制限されているため、今年はどこの茶園もお茶摘みさんが集められないのではないかと心配する声が…。確かに現状だと…地域によってはちょっと、いえ、かなり心配です。お茶摘みさん

  • 遊んでみる…

    誰か毎朝、目覚めたばかりの私のベッドまでこうしてお茶を持ってきてくれないかしら。今朝試しに東方美人の冬茶をいれてみましたが美味しく美しく…ご機嫌な朝のひと時となりました。遊んでみる…

  • 到着…

    箱から出したばかり。しばらく遊べるかな。(^◇^;)到着…

  • 20年のお付き合い

    20年前に初めて購入した宜興紫砂壺。よく理解もできていないまま購入した作家物ですが、この作家さんとファミリーとは今も仲良くしていただいています。この茶壺と人とは、20年のお付き合いということですね。当時のことを忘れないよう、宜興紅茶をいれる時のみ使っています。数年前にこの紫砂壺と宜興へ里帰りしましたが、とても綺麗に育っていると喜んでいただきました。(里帰りは珍しいらしい…)20年のお付き合い

  • 明けましておめでとうございます。

    我が家は例年通り、年末年始は自宅で…。6日は台北で画像のお料理達を食べることになっています。楽しみ♪明けましておめでとうございます。

  • そのうち…が命取り

    中国や日本の茶産地ばかりにいた頃、お茶会の類に全くご縁がなくなり、それも少し寂しいので、落ち着く日を夢見て少しずつ茶器を集めていました。そのうちこの茶器達を存分に使って集う機会を設けよう…と。ここ1、2年少し落ち着いてきて、集めてきたもの達を改めて調べてビックリ!!当時これらを購入するのも、一主婦にはそれなりの出費だったのに、これらが今、ケタが違うくらい高騰している…(涙)とても気軽に使える額では…。とはいえ、最近は危険を冒して、生徒さんに使ってもらう機会を設けるようにはしています。割れたら…と思うとドキドキですが、大切なことを生徒さんに伝えるには時には必要…仕方がないですね。先日は数百円のものから、数万円まで、様々な茶杯を使って茶器による茶湯の違いを比較する授業を行いました。生徒さん皆の驚愕の表情がとても印象...そのうち…が命取り

  • 時々講師…

    最近は所謂お茶関連の組織で講師を引き受けることが出てきました。画像は石川県金沢市にて。テイスティング(拝見・審評・評審)とは何か?お茶を美味しくいれるための行為ではありません。が、この抽出液や茶殻、立ち上がる香りを総合的に判断できるようになると、今目の前にあるお茶が、経てきた時を、まるで時計の針を巻き戻すかのように垣間見ることが出来ます。潮汕地域でよく食される橄欖や橄欖菜。桃胶,皂角米,白木耳、龍眼、ナツメをさっぱり甘く煮たデザート。それに山地酪農の牛乳を…。金沢のクラスの生徒さん達は職への関心も高いので、極力お茶の産地の人達が習慣的に食べているものや、最近中国や台湾で話題になっている食材をお出ししています。時々講師…

  • ここ数年…

    「日本の中国茶業界で話を聞かなくなったけれど、何をしていたの?」と聞かれた時は、最近は、私の実名も記載されている、以下のリンク先を読んでもらってます。https://www.yoshida-chaen.com/%E5%B9%BB%E3%81%AE%E5%93%81%E7%A8%AE-%E3%81%84%E3%81%9A%E3%81%BF-%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-1/このような友人達が国内に何人かいるので、中国へ通いながらも、上記のようなことを同時に数軒してました。また少しずつ、こちらを読んでくださる皆さんにお話しして行きたいです。ここ数年…

  • 中国の製茶機械メーカーへ

    日本の茶生産者さん達の要望を受け、中国の製茶機械メーカーを調査してきました。今の世の中、微信(WeChat)のお陰で先方とも事前に綿密なやりとりができました。そして現地へ…足を踏み入れてビックリ。中国国内はもちろん、東南アジア、西アジア、アフリカへも輸出しているワールドワイドな会社なのに、工場はDIY感たっぷり…ここの機械は製品を国内大手やその他へ卸すこともあるようです。ブランド名を変えて日本へも行っています。中国の製茶機械メーカーへ

  • 何年ぶり?

    流石にこれではいけませんね。ここ数年、私が何をしていたか(もちろんお茶のこと。)明日から少しずつ書いていきます。何年ぶり?

  • 静岡市での講演

    (海野寛之さん撮影)日本茶インストラクター協会静岡市支部の総会が4月7日にあり、その後の講演のお仕事をさせていただきました。テーマは和紅茶について。普段は生産者に話をさせていただく機会はある私ですが、今回は業界関係者、生産者、消費者etc色々な方が参加されていたので、普段とは少し勝手が違ったものの、皆さんとても熱心に聴いてくださり、質問も沢山出て、和紅茶に対する関心が意外と高いのを感じました。私もとてもやり甲斐を感じましたし、楽しかったです。和紅茶も少しずつ、日本茶のカテゴリーの1つとして、立ち位置を得つつあるように感じます。私の立ち位置で、皆さんに何が伝えられるのか…を知る良い機会を頂きました。この経験を基に更に磨きをかけていきます。この度お世話になりました関係者の皆様、ありがとうございました。静岡市での講演

  • そろそろ…

    今年も1番茶の季節がすぐそこまで来ています。中国では既に始まっているところもありますが、江浙一帯の緑茶の名産地は気温も順調に推移しているようで、今月中旬辺りから極早生の茶摘みが始まるようです。例年通りまたコストの話になりますが現在中国大陸のお茶摘みさんの賃金は2通りです。1つは日給制、そしてもう1つは摘んだ重量で換算する出し方です。数年前からは後者が増えています。(1斤500g)私の友人のところを見てみると、前者を選択しているところは賃金がこの10年で3倍以上上がってます。聞いた範囲では今年は沿海部の名産地は日給130元前後が多いようです。後者を選択した友人のところは、相場(1斤あたりの価格)を3日ごとに調整するのだそうです。清明節前の、特に収穫し始めの頃は市場価格は高く付加価値が高いものの、収穫量もまだ少ない...そろそろ…

  • 中国茶から見えたものー鳳凰単叢

    さて、予告通り「中国茶を学んで見えたもの」を書きます。お茶への視点を、広く浅くから1点を深く…に切り替えるきっかけとなったのは、広東省の鳳凰単叢と、その生産者との出会いでした。当時30代に入ったばかりの私は、先ずは1つの現場を掘り下げて、お茶に対する強固な骨格を作り上げ、また時期が来たら視野を広げて肉づけしよう…と考えました。とにかく当初は分からないことだらけだし、特に日本では第三者に理解されにくいことばかりだったので、一定期間の我慢を強いられましたが、この時期の我慢と努力は、確実に結果となって表れていると、今は感じます。この時の経験から、栽培や製造のことはもちろん、自分が1つのお茶とその産地に立った時に、どれだけ多角的に物事を見られるかが大事で、後々に違いが出ることを教えられました。具体例は色々あるのですが、...中国茶から見えたものー鳳凰単叢

  • すっかりご無沙汰

    サボりにサボったこのBlog…。最近の私、何があっただろう…と考えると、いっばいあり過ぎて…(^_^;)ここ数年、中国茶の製造現場に特化してきた私が、日本国内のお茶だけでなく、他国のお茶とも接触を始めたことで、そこに垣根はないということ、どのお茶も、流儀は違えど見ているもの、そしてその先にあるものは同じであるということが確認できたことで、私とお茶の距離感や立ち位置が明らかに変わり始めたことは確かだと思います。そこで、このBlogをまた始めるにあたって次回は、「中国茶を勉強して良かったことは?」を書いてみようと思います。すっかりご無沙汰

  • 鳳凰単叢の価格動向

    Facebookの方は毎日いじっていますが、こちらは、かな〜りサボってしまいました。さて、久しぶりに鳳凰単叢のお話です。今回はシビアな内容…。良質なお茶を出すことで有名なウードン村産の茶価は2000年以降どんどん高騰して行き、北京オリンピック以降はウードン村住民の生活も一見してわかるほど裕福になって行きました。そして数年後、村民の中には近隣の大庵村の土地の、数十年の所有権を購入する人達が出だしました。新たな投資です。ウードン村は、ウードン山の北〜北東の斜面に位置していて、大庵村はその裏手になります。その辺りは元々は森林で、木を伐採して運び出していたようですが、ほぼ伐採をし尽くしたとのことで、かなりの面積の土地の所有権が売りに出たようでした。彼らはそれを開墾し、茶畑にしたわけです。↑当時はこんな感じ↑今大庵村では...鳳凰単叢の価格動向

  • 昭和の音!?

    九州山間部の標高の高い茶産地の工場も動いてますよ〜。昨晩から阿蘇の畠中製茶さんに入りました。ここは昭和30年代からある古い茶工場です。今も古い機械が現役で動いていて、工場内に響く音も、昨今のものとはかなり違います。当地のお茶の収穫はまだ先で、今は近隣の大分県竹田市辺りから委託加工の茶葉がどんどん持ち込まれます。皆さん自家用にされているようで、昔から畑の周りに植えてあったものだとか。そのせいか在来種がとても多く見ているだけで面白いです。昭和の音!?

  • 頭を柔らかくして考えよう…

    ウードン山の鳳凰単叢はなぜ他の産地のように畝仕立てにしないのか?では鳳凰単叢以外のお茶も含めてこの様な老木全てに、老木のお茶として巷で言われているような高値をつける価値が本当にあるのか?こんな画像を見ると、その答えを導き出すためのヒントになるのではないでしょうか。頭を柔らかくして考えよう…

  • 食べたもの

    江蘇省宜興市では、お茶が1週間から10日遅れていることもあり、季節の食べ物も例年あるものがなかったりしてましたが、今回初めて食べたのがこれ↓昔から農家で作られている「笋黄豆」という保存食です。タケノコや大豆、落花生などをお醤油や香辛料などを使い、各家庭の味付けで煮て、天日干しして…を何度か繰り返して作るそうです。何度もこの地に来ていますが、これを口にしたのは初めてでした。最近は市内はもちろん、農村でも作る人が少ないとか。少しピリ辛で、とても美味しいのですが、これはお茶よりもお酒や白粥向きかなぁと思います。(^_^;)食べたもの

  • 自然が相手

    中国では二十四節季の清明節の前に摘まれたお茶を「明前茶」と呼びます。中国の緑茶は明前茶が高級品とされ、愛好家に人気があります。この時期のお茶は単価も高いため、お茶業界の人達は作る方も売る方も必死です。が、そこは自然が相手の商売。私がいる産地、2017年の春、江蘇省宜興市とその周辺は今年はなかなか難しい年となっています。2017年春、最初の工場に入って目にしたのは早生の新芽…こんな調子で生育が良くないものがチラホラ…。去年1ヶ月降り続き、洪水まで引き起こした長雨、その後の酷い干ばつが茶樹に与えた影響は相当なものだったらしく、例年なら今の時期はこんな感じ↓なのですが今年は…↓しかも枝をかき分けてみると…パッと見ただけでも相当なダメージを受けたことがわかります。今年は4割位減産だそうです。このダメージから復活するまで...自然が相手

  • 現地到着

    羽田国際空港は出国する人で大賑わい。出国審査を終えるまでにかなりの時間がかかってしまいました。今年は色々とイレギュラーなことがあり、いつもは上海に到着したら1〜2日は滞在し、あれこれ用事をこなしてから別の地へ向かうのですが、今回は空港からそのまま虹橋火车站へ直行し、江蘇省宜興市へ。これがまた…(^_^;)空港から地下鉄の駅まで重い荷物を引きづりながら歩くこと15分、地下鉄で2駅、駅に入場するまで3回の荷物検査…とにかく面倒臭い!!!しかもこの時期、中国は清明節の休暇となり、高速道路は酷い交通渋滞。高速鉄道もどの便も全て満席。(本当にどこへ行くにも、座席が全く確保出来ない状態のようでした。)仕方なく私は…チケットの右にある通り「无座二等座」つまり、二等席車両の、立ち席…。そこで、スーツケースを横にして、ここに座る...現地到着

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