この作品【青春の門】というタイトルは、他に五木寛之の作品が有名ですが、わが富島健夫に《青春の門》というタイトルの青春小説があった。五木作品は昭和四十六年ですが、富島健夫の《青春の門》は、それより古く昭和四十年の作品である。【青春の門】は「美しい十代」に昭和三十九年(1964年)一月号から翌年三月号まで連載され、昭和四十年、学習研究社から刊行されている。・・・全般に、高校生が憧れる人とのさりげない事象が軽快に描写されて如何にも青春小説といえる作品ではないだろうかと私は感じている。・・・今回は、【青春の門】第七章(2)P-191~P-202の紹介です。ここで紹介するのは、昭和52年9月20日初版発行角川文庫刊行版です。次回は、【青春の門】第七章(3)P-203~P-211を紹介します。【2023年版】TRYO...故郷は遠くにありて・・・忘れかけてた【遠い背景の記憶】原点回帰[189]【青春の門】